怒られるかもしれない

 ふと振り返ったら、長門がこんなになってて驚いた。

 なんじゃそりゃ。
 ……ダンベルか! いつの間にそんなにしちゃったんだ!

 目が合った。

 落とした。
 別に怒るわけじゃないんだから、そんな証拠隠滅はからなくてもいいのに……。

関係修復

 いつの間にかまた文鳥どもがベタベタするようになった。

 カメラが嫌なので一生懸命顔をそむけていないふりをしている五十鈴。
 どうやら五十鈴がいずもから逃げ回っていたのは、換羽で神経質になっていたためらしい。
 神経質になった時に近寄られるのが嫌な関係というのもどうかと思うが、まあいずもは気にしてないようだし、問題ないんだろう。

 こら!

朝霞の56周年に行ってきた

 陸自東部方面隊の59周年記念観閲式に行ってきましたが、一度書いたものをうっかり消してしまい力尽きたので、明日また書き直します。
 というわけで気を取り直して。
 陸自の東部方面隊56周年記念行事があったので、朝霞駐屯地まで行ってきた。
 先週は海、今週は陸と忙しいが、入間航空祭は予定があるので行かれない。

 今回の記念行事はミニ観閲式。
 ミニとはいえ、車両150両、航空機20機、人員1400名が参加する大がかりなものだが、それには理由があって、東部方面隊(と朝霞駐屯地)は来年行われる陸自観閲式の運営元になるので、その練習も兼ねている。
 逆に言えば、地方の駐屯地みたいに模擬戦やら屋台やらといった独自の工夫をこらした展示はないので、物足りないといえば物足りない。
 
 ちなみに今回もP900で撮影した。
 それほど望遠は必要ないが、実はP900は広角もpen miniより広いので、部隊が広く並ぶ観閲式でも使えるかと思った次第。
 とはいえ、逆光な上、座っている場所が低くて前の席の人が常に視界に入ってくる状態なので、限られたアングルでしか撮れない。


 隊員入場。
 朝霞駐屯地だけでなく、関東各地の部隊から来ている。

 儀仗隊……といっても203保安中隊ではなくて、東部方面隊が独自に編成した人たち。
 なのでよく見るとちょっと姿勢が悪い。

 東部方面総監の巡閲。

 同じ頃、遠くの空では出待ちのヘリ部隊が旋回していた。

 来賓の防衛大学校校長。スーツなのは民間人だから。
 とにかく話がだらだらと長い。防大生に同情するぐらい長い。
 長いおかげで後のプログラムが押したらしく、最後の車両行進が大変な事になったのだが、それはまた後の話。


 ここで行進のために皆さん一旦退場。

 改めて音楽隊を先頭に観閲行進開始。

 背が高くてスタイルも良くて後ろ姿が超イケメンのドリルメジャー。でも顔は確認しそこねたので知らない。

 そして音楽隊の次は国旗。


 部隊の行進。
 本当はもっといろいろな部隊があったのだが、どの写真も同じアングルでしか撮れないため、並べてみたら間違い探しみたいになっちゃったので割愛した。



 続いて航空部隊の観閲。
 実はP900の性能的には寄ろうと思えばもっと寄って写せるのだが、なにしろズームすればするほどちょっとしたはずみで画面外に出ていって見えなくなるので、あえて遠くから撮っている。

 そしてみんな大好き車両行進。これは偵察部隊。
 どうやらお父さんを見つけたらしい小さな女の子が「パパー! パパー!」と観客席から呼んでいて、時ならぬ微笑ましい空気になっていた。






 そしてひたすら続くカーキ色の車両たち。
 首都直下型部隊の東部方面隊は、比較的いろんな車両をまんべんなく持っているのだが、これが地方になると、例えば戦車部隊を擁する北海道は戦車押しとか、中国と対峙して島嶼防衛を重点化している九州だと地対艦ミサイルと水陸両用部隊押しとか、いろんな独自の特色を出してくる。
 海自とは違って本当に地方ごとの特色が顕著なので、それも見ていて面白いのだ。

 行進のトリを飾るのはやはり戦車。
 ……はいいのだが、この戦車部隊、派手にディーゼルの排気を吹きながら、えらい勢いであっという間に走り抜けて行ってしまったので、多分全然観閲になってない。
 時間が押したんだね……。
 そして最後に高等工科学校のファンシードリル。
 3年生が引退し、今回は1,2年生だけで挑む初めての展示になるというアナウンスを聞いて、会場がなんだか息子や孫や弟を見守る空気になっていた。


 プログラムのレベルもなかなか高くて、頑張っていたと思う。
 そして国旗を降ろし、総監が退場して全て終了。
 一角では装備品展示があったり売店が出ていたりするのだが、人間様は昼食会なので行けなかった。
 こっちの方が見たいのに……。

 いいなあ。

文鳥どもの朝

 朝、起こしても寝床からなかなか出てこないのはいずも。

「…………」

「起きたくないでござる」
 一方の五十鈴は朝っぱらからやる気満々。

「おはよう!」

「かまって!」
 ……文鳥にも寝起きの差ってあるんだろうか?

かみ合わない諍い

 カメラが気になっていまいち威嚇が適当になりがちないずもと、最初から相手にしてないブロッサム、通称ちびころ。

 ブロッサム、通称ちびころは途中から完全に寝る体制に入っているのだが、いずもは気付いていないらしい。

「だってあんな子供相手にしてもしょうがないし……」
 とりあえず、いずもの挑発を完全に見切っているのがすごいと思う。
 くらまなんか何度痛い目に遭っても引っかかり続けてるのに。

やっつけてやる!

 床に寝転がってお気に入りのダンベル(半分破壊)を足で蹴り蹴りしながら遊んでいるところ。

 なんだか変なところから足が出ている……。
 でも声はぎゅーぎゅー文句をたれているので、もしかするとこれは長門的には遊んでいるのではなく戦っているのかもしれない。