軽食中

 自分たちがエサ入れからまき散らしたエサを自分たちでついばんでいる2羽。
 なぜかこういう時だけは仲が良い。

 関係ないけど左端に見えるのは、人間様がスリッパ代わりに履いているわら草履。
 微笑ましい光景だが、2羽ともこうやってつまみ食いでお腹をいっぱいにしてしまので、いつまでたってもカゴに戻ってくれない。

こうやって掴んで

 なぜかいちいち足で羽を掴まないと翼の繕いができない長門。

 お手入れ、お手入れ。
 どんだけ不器用なのかと思うが、よく考えたら普通の鳥は自分で自分の翼を掴むなどしないので、逆にものすごく器用なのかもしれない。
 どちらにしろ、あまり意味がないというのだけは確実だが。

ひとりの時間


 ひとりたたずんで何やらたくらんでいるいずも。
 五十鈴が相変わらず避けまくっているので、最近はひとりでいることも多い。
 まあこの鳥の場合、人間様が相手をしなくても、そのへんの物を勝手にオモチャにして遊んでいるので、特に問題はない。
 むしろ心配なのは、人間様がかまってやらないと途端にやることがなくなっちゃって、人間様が呼ぶのをひたすら待っているらしい五十鈴のほう。
 うーん、ちょっと甘やかしすぎたかな?

ロナルドの飛び入り見てきた

 観艦式に行ってきましたが、眠くて書けないため、明日アップします。
 復活しました。
 というわけで、なぜか2度目の観艦式に来ている。
 いや、直前になってチケットがあるという話になったのだ。
 どうも、ぎりぎりまで貯めておいたあげく、結局余って期日直前にあわててあちこちに出すというパターンが割とあるらしい。
 というかそれだけあるなら最初から一般にもっと枚数を回すべきだと思うのだが。

 今回乗ったのは『あぶくま』。船越基地からの出発。
 朝4時半に起きたら鳥どもはみんなぼんやりしていた。

 実はこの3日前の夜、通販でニコンのCOOLPIX P9000を衝動買いしていた。
 広角24ミリから望遠が2000ミリ、月面が撮れてコンデジのくせにミラーレス一眼(PEN miniだけど)より大きいという化け物みたいなカメラ。今回これを使って撮っている。
 いや、なんかこう、もうちょっと広角と望遠の幅が広いレンズないかなあと思って見ていたらつい購入ボタンを押してしまったのだ。
 夜に通販サイトを見てはいけないという典型。
 ただ、結論から言うと、このカメラは船の上で使うのには向かない。
 理由は簡単で、望遠にすればするほど、船の揺れで狙いを定められなくなってしまうのだ。
 そんなわけで、今回は何を写したのか分からない写真を量産することになる。
 

 出航後、早くも難民船と化している『あぶくま』。


上左:観艦式のお手伝いに出港してきた海保。そういえば今回も海保は余裕がなくて参加していない。
上右:久里浜フェリーとその後ろの艦隊。
下:そんな艦隊の横を颯爽と追い抜いていくミサイル艇。
 さすがに超望遠なだけあって、数百メートル離れた物がすぐ近くにあるみたいに撮れる。
 面白くてなんだかんだ撮りまくっていると、観閲部隊が列を整え始めた。
 

 追い越したり追い越されたり。 

 大きく離れていった『くらま』に総理ヘリが着艦。安倍総理が降りていく。
 多分2000メートルぐらいは離れていると思うのだが、ここまで撮れた……が、ちょっと艦が揺れるとすぐ視野からはずれて行方不明になってしまうので、かなり大変。

 その間にも着々と隊列を整えている艦隊。

 そして随伴しながら不用意に民間船などが近づかないよう目を光らせる海保。
 このあたりからうねりが大きくなってきて、甲板の高さまで波が来そうになってる。

 観閲部隊が見えてきた!
 位置が違うのは、今回乗っている『あぶくま』の位置が12日の『ちはや』と違うため。
 と思ったら、ここで突然『ロナルド・レーガン』が受閲されに姿を現した。
 プログラムにも全くない完全な飛び入り。
 朝出てくるとき横須賀港にいないと思ったら、こういう事だったのか。というかどんなサプライズですかこれ。

『あきづき』に先導されながら、少し離れた場所をしずしずと進んでいく『ロナルド・レーガン』。
『あきづき』は観艦式に出ないはずだったので、このために急遽わざわざ出航してきたらしい。

 一体何人ならんでいるのかと思うほどの登舷礼の列。しかも後ろには航空機がびっしり並んでいる。

『あきづき』と共に去っていくレーガン。
 来日後すぐの一般公開といい、観艦式への飛び入りといい、なんか今回気持ち悪いぐらい米軍は日本のご機嫌取りをしてきている。
 さらに、今回受閲に参加している『チャンセラーズビル』には、第3艦隊司令官のノラ・タイソン中将がわざわざ座乗してたりするし(大体このレベルだと司令は大佐クラス)。
 一体どうしたんだ。

 とまあそんな感じでレーガンに気を取られていたら観艦式が始まった。

 この際だから『くらま』の安倍総理を狙ったみた。距離は約1000メートル。
 大気が不安定であまりクリアじゃないけど、多分矢印がそうじゃないかな。

 うねりが大きくて赤い喫水線をチラ見せしながら走る『いずも』。

 親ガモと小ガモ(掃海母艦と掃海艇)。


 例によって陸自の車両を乗せている『おおすみ』と、登舷礼をしなれていない感じで並ぶ陸自の人。

 波しぶきと煙をまき散らしながら走ってくるLCAC。

 LCACのすぐうしろでまともにそれを食らっていて気の毒なミサイル艇。

 外国艦艇来た。
 こればかりは本番でないと見られない。

 オーストラリア『スチュアート』。

 フランス『ヴァンデミエール』。
 8年くらい前に見たぞこの艦。

 インド『SAHYADRI』。なんて発音するのか分からない。
 後ろに軍楽隊ときれいなヘリを乗せていた。

 韓国『テジョヨン』。

 アメリカ『マスティン』『チャンセラーズビル』。
 航空機の観閲はかなり適当。
 というか、次の大回頭と訓練展示に備えて甲板の反対側に移動してしまったので、位置的に悪かった。



 ここで観閲は終了し、大回頭に入る。



 このころになるとかなりうねりが大きくなり、迫力のある写真が撮れるようになった。
 ……が、『あぶくま』もやっぱり揺れているので、撮るのに夢中になっていると結構危ない。


 訓練展示。
 赤い矢印はたまたま写った対潜爆弾。




 ブルーインパルスは12日より演目が3つ多かった。
 さくらの後にダイヤモンド隊形と背面、レインフォール(違うかも)が追加。
 でもよく考えると、動いている艦艇の上で長時間演技をやり続けるってかなり難しいんじゃないだろうか?
 地上みたいに目標があるわけでなし、自分たちだけでなく艦艇の移動も計算に入れて演技しなくちゃならないし。
 ということで本番はおしまい。
 総理の長くてつまんない話を聞いた後、港に帰ることなる。
 ところで、観艦式が終わったのは14時半だが、『あぶくま』が入港するのは17時。
 この2時間半の間を埋めるべく、艦内でいろんな企画をやっていた。

 恒例、速射砲の動作展示。

 恒例、ファッションショー。
 このほかにもCIWSの動作展示や、紐の結び方やをやっていた。
 大きい艦ではないので音楽隊も乗せられないし、『ちはや』とかみたいに珍しいものがあるわけでもないので、手作りで楽しんでもらおうと頑張っているのが見えた。

 そんなこんなで夕日の頃に横須賀に帰港。

 ふと見ると、半ケツで横浜港に向かう『おおすみ』が遠くに見えた。後ろは風の塔。
 もうどのぐらい離れているんだか分からない。

 ひとあし先に仲良く入港していた『うらが』と『ぶんご』の姉妹艦。

 後ろから入ってくるのは『てんりゅう』と『とね』。

 すでに日の入りも近い。
 艦尾では旗降ろしの準備。

 そして入港。
 お疲れ様でした。
○おまけ

『あぶくま』の艦内図「あぶくまっぷ」。
 ネーミングが秀逸。

黒い竜見てきた

 中の人の知人がそうりゅう型潜水艦を見せてくれるというので、行ってきた。

 そういえば今日も一般公開だった。自分がもう先週行っちゃったもんだからすっかり忘れていた。

 しかし、実は観艦式に参加予定のオーストラリアとフランスとインドと韓国の艦も公開していた事を後から聞いて愕然とする。
 なんてこったい! 韓国の艦なんて、このご時世だからこの機会を逃したらいつ見れるか分からないじゃないか。韓国ははっきり言って好きではないが、それと艦への興味は別だ。

 ……まあ、知らなかったものはしょうがないので、気を取り直して潜水艦を見ることにする。
 今回見たのは真ん中の『こくりゅう』。今年の春にできたばかりのピカピカの艦。
 ちなみに手前は『うずしお』、一番向こうが『ずいりゅう』。
 ちなみに潜水艦は機密性が高いので、中に入る時はカメラの類いはスマホや携帯も含めて全部預けることになる。
 そして潜水艦があるの米軍基地の中、しかも修理ドックとかがある場所なので(イージス駆逐艦がドライドックで艦首のソナードーム丸出しにして修理してたりする)勝手に写真は撮れない。
 というわけで写真はこれだけ。
 中はおととし見た『ずいりゅう』と同じ構造。スターリングエンジンを積んでいるので空間が圧迫されてとにかくきつきつ。
 そういえば初めて知ったんだけど、最近は聴音ソナー、耳で聞くだけじゃなくて、魚群探知機みたいにソナーがとらえたものを画面に表示できるようになってるんだって。
 確かに、魚群探知機が実用化できてるんだから、それと同じことを潜水艦のソナーでできない事はないな。
 原理は全然違うけど、映画の「ローレライ」でやってた「目を持つ潜水艦」て現実になってたんだ。

頭ごしごし


 巣で頭をごしごししている五十鈴。
 自分でむしってささくれにしておいてあるので、掻き心地良さそう。
 インコではおなじみのこの仕草だけど、そういえば、文鳥がこんな風に頭を物にこすりつけるのって、五十鈴以外で見たことがない気がする。

こっちこっち

 ご機嫌なのはいいが、出たり引っ込んだりめまぐるしい。

 モグラ叩きかお前は。

 フィニッシュ!
 パムはマメ四兄弟の中では一番頭が良くて神経質なのだけど、頭が良いのと奇行が好きなのとはまた別の話らしい。

ちはやでコンタクト壊してきた

 観艦式第1回事前公開に行ってきた。

 乗ったのは『ちはや』。
 土曜日に一般公開で見に行ったやつ。
 実は『ちはや』には観艦式でずいぶんお世話になっていて、乗るのはもう3回目ぐらい。

 出航は8時半ごろ。隣の『くろべ』が先に出る。
停泊している時だけ掲げる国旗を、「出航よーい!」の声と同時に引き下ろす女性隊員。

 後から追いつくからねー。

 そして『ちはや』でも出航準備。ウィンチでロープを巻き上げている。
 大抵の護衛艦はこのあたりは手作業なので、かなり珍しい。

 タグに引かれたり押されたりして出航。

 あたりで警戒していた処分隊ボートが『ちはや』を追走し始める。港を出たあたりまでついてきた。

 ベイブリッジくぐるよ-。

 天気はいいのだが、横浜港から東京湾に出ると結構かすんでいる。
 霞の中を行く護衛艦とかタンカーとか。

 でも、浦賀水道を出たあたりでクリアになり始めた。
 天気も良いし、これはいい観艦式日和になるかも。

 と思ったが、風もやたらと強くなってきた。
 おまけにうねりが出てきて、写真を撮るといつも以上に斜めになってる有様。

 航行しながら少しずつ隊列を整えにかかる。

 そして向こうから受閲部隊が見えてきた。

 ……と思ったらいきなり『ちはや』の位置がずれる。
 何? 風が激しくて合わせられなかったの?

 とりあえず元に戻って観閲開始。








 少々荒れ気味なので、LCACが煽られてとっても大変そうだった。
 最後の2枚は米軍のP-8Aポセイドンと、MV-22オスプレイ。
 ここで目が乾燥したらしくて、カメラに当てていた左目からコンタクトが落ち、拾おうとしているうちに割ってしまった。
 まあ左目は予備があるからいいけど、2万円したんだよねこのコンタクト……。

 観閲が終わると、例の大回頭。

 方向が変わると富士山が見えた。

 回頭中の頂点から見ると、こんな感じ。
 回頭を終えると今度は訓練展示。
 まずは『しまかぜ』の礼砲。

 煙が輪っか。
 いつもは3発ぐらいしか撃たないのだが、今回は5発も6発も撃っていた。

『きりさめ』『さみだれ』『おおなみ』の機動展示。
 あまりに地味なので富士山を入れてみた。

『ずいりゅう』と『こくりゅう』の急速浮上。

 相変わらず大変そうなLCAC。

 なんかゴジラが上陸狙ってる図みたいな写真になった。

 ミサイル艇の高速機動とフレア発射。
 ここでも、いつもは1発しかやらないのに3発同時発射の大盤振る舞い。

 そして疾走してくるミサイル艇。

 P3Cと対潜弾発射。これも5~6発やったか。
 水中で爆発する度に、艦にちゃんと音が伝わってくるのが面白かった。

 フレア。60発も投下するのでいつまでたっても終わらない。
 そして最後はブルーインパルス。



 メニューは隊形を変えての航過飛行3種に360度の円を描くF15とかが良くやるやつ、さくら、ハートの5種。
 1~2度航過で終わりかと思ってたらかなり長い間の展示で、しかも、どうもこの時間を作るために輸送艦の給油とか、US-2の離着水とか、いくつかの展示が削られた感じもある。
 海自最大の晴れ舞台に話題をさらわれかねない空自のブルーを呼んだだけでもすごいのに、そこまで時間をかけた展示をやらせるとは思わなかった。
 これで展示はおしまい。
 後はそれぞれの港に帰るだけ。

 波が高い上に高速航行を始めたので、甲板で波しぶきをかぶって濡れる人が続出してた。

 途中、観音崎から21発の礼砲。
 これも初めて見た。

 第一海堡の横を通り過ぎる艦隊。

 やや遠い横浜新港に帰る『ちはや』に先を譲って下がっていく『いずも』。
 ブルーのために展示が削られていたけど、やった物については全部前回比2~3倍ぐらいにボリュームがアップしていて、意外性が結構あった。
 ただ、パンフがA4ペラを4つ折りに大幅ボリュームダウンしていてがっかりした。京急にラッピング走らせるぐらいなら、こっちに予算使えばいいのに。
 ラッピングは期間が終わったら消えるが、こういうパンフとかは長い間参加者の手元に残るものなんだし、贅沢しても罰は当たらないと思う。
 いや、この方が持ち運びしやすくていいんだけどさ。

身に余る道具

 人間様が捨てそこねて床に落ちていた粟穂の茎を拾い、ブロッサム、通称ちびころのカゴの上でご機嫌のいずも。
 いずもは紙だとかこういうクズを拾って持ち歩くのが本当に好き。

 でもインコみたいにくちばしと舌でくわえた物を自由自在に動かせるわけではないので、遊び方は結構不器用。

 一生懸命頑張ってるのだが、遊んでるんだかもてあましてるんだか分からない感じになってきている。

 落とした。
 昔いたちびっこ文鳥も、同じように紙やらゴミやらくわえてきては遊んでいたので、文鳥は一般的にこういう物が好きなのかと思っていたが、五十鈴は全く遊ばない。
 個体個体の趣味嗜好って事なのかな?

艦曜日

 すみません、一般公開に行ってきましたが、寝てしまうので改めてアップします。
 復活しました。
 観艦式が18日なので、今日からその前座のフリートウィーク。
 1週間に渡って艦艇一般公開やらコンサートやらいろいろ行事があるのだが、とりあえず一般公開に行ってきた。
 一般公開をやっているのは、横須賀の総監部と横浜の大桟橋埠頭、新港埠頭、木更津の3ヶ所。
 木更津は遠くて無理なので、横須賀と横浜に行ってきた。
 10時開始で横須賀についたのは10時半ぐらい。
 公開されているのは『きりしま』『むらさめ』『あたご』『てるづき』。
 手荷物検査のからみで若干の行列はあったが、まあスムーズに入れたので、これなら1時間もあれば見れるだろうと予想(その時は)。

 今回は『おおすみ』などの輸送艦の公開がないので、陸自の車両は地上で展示。

 そして吉倉桟橋には、満艦飾のおめでたい感じで並んでいる艦。
 そういえば、最近の公開は総監部の隣の逸見桟橋でばっかりだったから、こっちへ来るのは久しぶり。

 うん、意外とすいてそうだ(とこの時は思った)。

 ところが、艦に乗るあたりで行列にひっかかった。
 乗る時だけでなく、乗ってからも延々並んでいる。どうやら目刺しで停泊している『きりしま』『むらさめ』『あたご』の3艦全部の見学コース全てが行列になっているらしい。
 例によって艦橋経由コースが混んでいるのかと思ったが、今回艦橋を見せているのは『むらさめ』だけだし、『むらさめ』で艦橋コースを避けて先行した人も、また『あたご』で行列する羽目になっている。
 見てると、通路や階段が細くて人がたまってしまったり、退艦コースの途中にパンフにスタンプを押すコーナーがあって、並ぶ人が間違えてたりとか、そういう細々した要因が重なって、この大渋滞になっている模様。
『むらさめ』以外の公開場所は、例によって上甲板だけなので、結局、3つの艦の甲板を延々行列しながら歩いてきただけに終わった。

『きりしま』の艦橋と砲塔。

 なんか、柴崎コウが名付け親の訓練用人形らしいですよ。

『むらさめ』の艦橋と砲塔。

 そして3艦に渡って延々と並ぶ人、人、人……。
 こんなの初めて見た。

 正面から撮ると艦橋が砲塔で完全に隠れてしまうので、斜めから撮らざるを得なかった『あたご』。

 米軍基地にはこないだやってきた『ロナルド・レーガン』がいる。
 ジョージより少し艦橋が大きいのかな?

 溺者救助待機をしている水中処分隊の人たち。
 ご苦労様です。海に落ちてもすぐに助けてもらえると思うので安心していられます。

『きりしま』になんだか外国の旗を掲げていると思ったら、昨日、観艦式に参加するためにオーストラリアの艦が来たので、『きりしま』がホストシップになっているそうな。

 次に隣の桟橋の『てるづき』を見る。
『てるづき』は2年前、おニューで横須賀に配備された時に見に行っているのだが、あの時ピカピカだった艦内も、ずいぶん使い込まれた感が出てきている。
 これで展示は終わりだが、今回は吉倉の桟橋全体が開放されていて、公開してない艦も近くに行って眺めることができる。
 件のオーストラリアの艦が端っこのほうに泊まっていたので、そこまで行ってみた。

 公開されていない3隻。左から『くらま』『おおなみ』『いかづち』。
『くらま』は今年も総理のお召し艦。しかし中の人もまさか自分たちの艦の名がマメルリハについているとは思うまい。

 隅っこにやっぱりおめでたい感じで泊まっていた特務艇『はしだて』と多用途支援艦『えんしゅう』。
 なんかどちらもぼんやりした種名だが、ぶっちゃけ『はしだて』は迎賓艦、『えんしゅう』は小さいけど力持ちなので、訓練の支援とか動けなくなった艦を引っ張ったりとか、そういういろいろ縁の下の力持ちをやる艦。

 これはオーストラリアの艦『スチュアート』。謎のタータンチェックの艦名がオシャレ。
 中の人はイケメンが多かった。

 フリゲートなのであまり大きくない。というかこんな小さな艦で赤道越えてはるばる日本まで来るとかすごい。

 こっちは『くらま』。かっこいいなあ背負い式砲塔。
 でも観艦式参加は今回が最後だって。まだ見ていない人はじっくり見てくるといいよ!

 これで横須賀はひととおり見終わったので、ヴェルニー公園からダイエーに抜けて、お昼を食べたら横浜に向かうことにする。
 ヴェルニー公園は秋のバラが見頃だった。艦艇に興味がなければバラを見るといいと思うよ。
 というわけで横浜に到着。
 ここでは、大桟橋で『いずも』、新港埠頭で潜水艦救難艦『ちはや』と訓練支援艦『くろべ』を公開しているが、絶対大混雑しているに決まってる『いずも』はもう見ないことにして、『ちはや』と『くろべ』へ行く。

『ちはや』。この艦も何度か見てるけど、いつ見ても大きい。

 RSV。沈没した潜水艦の救助用潜水艇なんだけど、何も知らない人からは『しんかい6500』と間違えられていた。
 でも実際、作ったところは同じなんじゃないかな。こういう技術持ってる所は限られてるし。

 むきになって砲塔ばかり撮っている気がしてきた。

 そしてやっぱり行列。ここは『くろべ』の後甲板。もうなんかどうでもいいや。
 上の方についてる窓のある場所は、標的の発射を管制する場所(だと思う)。
『くろべ』は訓練支援艦なので、他の艦と違ってそんな設備ももっている。ちなみに多用途支援艦と違うのは、「多用途」ではなく艦艇の訓練のサポートに特化しているところ。

 そしてこれが標的。「チャカ」という冗談みたいな名前。

 親子みたいな正面顔。
 当初の予定ではこれで帰るつもりだったのだが、『ちはや』でばったり出くわした友人が、隣の海保基地の一般公開をやっていると言うので、くっついて行ってみることにする。

「HAHAHA!」とか笑ってそうなマネキン。
 なんか何年か前にも撮ったような気がするなこれ。

 海上に流出した重油とかを乳化させる薬剤を散布する装置。使用時には長いアームをつけて、ヘリから吊して広い範囲に撒くらしい。
「農薬散布みたいなもんですか?」と聞いたら「仕組みとしては同じですね」だって。

 散布装置に夢中になっていたら、ヘリがやってきてしばらく低空で停止した後、ものすごい勢いで去っていった。
 なんでも今日は体験航海もやっていて、その時海難救助の展示をしたヘリがご挨拶に来たものらしい。

『しきしま』。核燃料運搬船の護衛につくので、内部は極秘の謎の船。
 こんな近くで見たの初めて。

 芋虫みたいでかわいい救命ボート。
 地味だけど、あまり見たことないものばかりで結構楽しかった。
 そういえば、会場に、開いたノートパソコンを器具で支えていろんなものをくっつけた、眼鏡に鼻マスクの明らかに異様な雰囲気の人がいて、海保の人からも少なからぬ警戒の目を向けられてたけど、聞いたら前にどこかの法要でドローン落としたり、どこぞでドローン飛ばして警察につかまったりしてニュースになってたあのニコ生主とのこと。
 こういうの実況してもお金になるんだろうか?

 ふと大桟橋を見たら、くじらのせなかと一体化して超巨大空母みたいになってる『いずも』がいた。
 そして帰りはまたシーバスで横浜駅まで。

『いずも』の尻が見えてる。
 

 これは『ちはや』と『くろべ』の尻。

 今回は『いずも』に大桟橋を譲って瑞穂埠頭に停泊している輸送艦『ときわ』(左)と補給艦『ましゅう』(右)。
 輸送艦の一般公開は毎回楽しみなので、公開しないのはちょっと残念。
 せっかく横浜に行くんだし、また買い物でもしようかと思ってたんだけど、気付いたら最初から最後まで船三昧になっていた。
 横浜はフリートウィーク以外にもいろいろイベントやってたので、一般公開の後はそっちに寄っても楽しいと思う。
○おまけ

『ちはや』のSRVにこんな表示があった。
 言いたいことは分かるけどその表記でいいのか。