大陸移動説

 なんか真夏日になってきたのでパムをプラケースから出してやった。
 ところが、キャリーだけだと軽いので、下に敷いている布を長門がいたずらするとどんどん位置がずれていってしまう。

 ……まあ、毛引きされるよりはいいんだけどさ。

 いくらまっすぐに置き直しても、いつの間にかこんなになっている。

 そしてとうとう直接キャリーを囓り始めた。
 パムは平気な顔をしているが、そのうち床に落とされるのも時間の問題な気がする。

千葉でニコニコ

 というわけで、今日はニコニコ超会議2015。
 早めに起きて開場までには行っているつもりだったのだが、どうやら仙台日帰りで疲れていたらしく寝過ごしてしまい、結局着いたのは昼頃になった。
 そしてこれが大失敗。

 うぎゃ-。
 幕張メッセが人で埋まっている。
 人気のある企画はすでに待ち時間1時間以上。それどころかまず入場から大渋滞している。
 結局、会場をぐるぐる回ることしかできなかった。

 パトランプ男(偽物)がいた。
 他の場所で映画泥棒も見たけど、ペアだったのかどうかは分からない。

 超待ち合わせ場所のライトアップされた恐竜。
 一応3体全部見た。

 自衛隊は空自のパトリオットを展示。もともとトレーラーにつけて移動するものなので、一昨年の10式や去年のアパッチと違って取り回しが楽。
 これ以外に各自衛隊と米陸軍が個別にブースを持っていたが、もうほとんどやる気がなさそうな米陸軍は置いておくとして、3自衛隊がどれも制服試着に小物か壁展示という、どれも似たり寄ったりの内容なのが気になった。
 まあ制服が一番人を呼べるといえば呼べるんだろうけど。
 というか全体的に去年に比べてゆるいというか、手抜き感が若干垣間見えたりもして。
 ちなみに知人の自衛官がたまたま手伝いに来ていたのだが、ニコニコを全く知らない人だったので、会場のカオスっぷりに圧倒されていた。

 ……パトリオットのマスコットだそうです。真ん中。

 本気装備すぎる空挺隊員。背負っている背嚢はわざわざ実装備と同じ重さにしてあった。
 まさかこれすら鍛錬にしてしまっているのだろうか?

 どう見ても斜め上に行った海軍コスプレの人にしか見えないのだが、れっきとした海自の展示担当者。
 これ以外に空自と陸自の中央音楽隊がライブをやってものすごく盛り上がっていた。
 特に陸自の時にはラストに小林幸子が登場、なんかもうよく分からない夢の共演状態で初音ミクの「千本桜」を歌い上げていた。

 なんだかんだであちこちに出現しているので、あんまりプレミアム感もなくなったパトレイバー。

 Pepper神……。
 奥では別のPepper神が参加者の懺悔を聞いていた。なにそれ。

 今回はふたつのホールを使っての開催なのだが、ホール間の通路はいつ通ってもこんな感じ。
 人の流れがうまく計算されているので大混雑まではいかないのだが、それでもたまにのろのろ歩きになったりする。

 これはスズキの人力駆動の自動車メリーゴーランド(回すのは参加者)。
 ニコニコでは企業も訳の分からない事をやっている。訳の分からないことをやればやるほど喜ばれるので無理もないのだが。
 今年は去年よりエンタメ感が強くなっている感じで、企業の出展がすごく増えた一方、JAXAやJAMSTECみたいな研究施設が研究展示で正面から勝負するみたいなものがなくなっていた。
 そういう意味では「なんでもあり」ではなくなってきている印象ではある。
 多分、来年あたりが方向性に関してひとつの節目になりそうな気はしたりもする。

仙台でHONDA

 というわけで仙台空港まで行ってホンダジェット見てきた。

 お土産に帽子とワッペンとパンフもらったよ。

 ここがホンダジェットが置いてある格納庫。16時開始の午後の部。午前だったらここに来るところも見られたらしいが、朝8時とかなので多分当たっていても来れなかったと思う。
 入るまでに3回ぐらい手荷物検査された。

 閉めきった格納庫の中にはエンジンのモックアップ(でも使ってるのは本物の部品だって)とちょっとした舞台セットがあるだけ。
 みんなでエンジンを見ているとおもむろに警備員がエプロンに通じる大扉を開け始める。

 そして扉が開くとホンダジェット登場。
 なにこの演出。

 ホンダジェットのすごいところは、エンジンが胴体ではなく翼についているところなんだそうな。
 こういう小型のジェット機では、翼にエンジンをつけると気流が乱れて安定して飛べないので、胴体にしかつけられないというのが常識だったんだけど、ホンダはなんとしても翼につけたいということでいろいろシミュレーションや解析をして、ここにエンジンを据えれば気流の影響を受けないというポイントを見つけだしたらしい。
 正直なところ、ビジネスジェットをほとんど見たことがないので、このデザインがかっこいいかダサいかはよく分からない。
 でもとりあえず何もかもがピカピカだというのは分かる。多分この辺も気合い入れて磨いてるんだと思う。

 誇らしげなホンダジェットのロゴ。

 見てる人たちはこんな感じ。意外にもマニアっぽい人はあまりいない(いることはいる)。


 ちなみにここは小型機専用のエプロンと滑走路らしくて、ホンダジェット以外にもいろいろ駐まっている。
 隣には航空大学校があるので、そこのヘリも飛んでいる。
 というか複葉機がすごく気になるんだけど。
 

 とまあこんな感じで何もないままぼーっと機体を眺めること1時間、ようやく飛行展示の準備をし始めた。
 これ、客が入るまでに離陸準備を済ませておいて、最初にいきなり飛んでみせて、その後機体展示でも良かったんじゃないか。
 無意味に時間費やしすぎ。
 子供とか完全に飽きてたし。

 パイロットとコパイ登場。陽気なおっさん。

 タキシング開始。
 

 尻。

 尻。

 滑走路に出ていくホンダジェット。
 ところで、1時間ほど前までは、飛行機は開けた側から滑走を開始していたので、離陸がよく見えた。
 ところが、この時には風向きが変わりでもしたのか、滑走開始が反対側の建物の陰からに変更になっていた。
 なんてこったい。

 なのでこんな写真しか撮れない。
 というか、もう少し大きなズームレンズ持ってくれば良かった。
 空港の広さとホンダジェットの小ささなめてた。

 離陸後反転して上空を通過。
 なんというか、軽々と滑るように飛ぶという印象。
 ゴリゴリと力任せに飛ぶんじゃなくて、なめらかにすーっと一直線に飛ぶ感じ。

 車輪を出して超低空を飛んでみせるパフォーマンス。

 そしてどこかにいなくなったと思ったら、ANAが降りてきた。
 これと、この後降りてきたもう1機をかわすために避退していたらしい。

 で、2機が着陸したのでまた何かやるのかと思ったら、そのままホンダジェットも降りてきてしまった。多分15分飛んだかどうか。

 はい戻りましたよー。

 気になってたんだけど、パイロットが結構窮屈そうなんだよね(単にこの人たちがでかいだけという可能性もある)。
 質問してみたら、コックピットのサイズには世界標準というものはなくて、これでちゃんと必要十分なスペースは確保してあるということだったけど、コックピットや座席のサイズって何を基準にしているんだろう?

 そして牽引車が登場したのでどこに持っていくのかと思ったら……。

 そのまんまみんなが見てる前で格納庫に入れて展示した。

 で、最後に開発者とパイロット、コパイがそろってトークショー。
 開発者の人は18年ホンダジェットに関わってきたんだって。すごい人らしくて憧れのまなざしで見ていた人が割といた。
 この後、3人ばかり舞台に上げてクイズをやったんだけど、パイロットが小さい女の子を指名して呼んだら、母親がすかさず妹も行かせてその後から自分もくっついて舞台に上がってニッコニコしていたのがすごい手慣れていたので、このお母さん、普段からこうやって子供をだしにウマーしてるんだなあと思った。

 正面顔。
 燃料タンクは翼の中にあるんだって。こんな薄い翼の中に入れられるってのもすごい。
 翼の付け根のバルジ部分かと思っていた。

 車輪止めもホンダジェットブランド。
 かっこいい、欲しい。
 面白いといえば面白かったけど、本当にホンダジェットをただ見せるだけで、それ以外が何もなかった感じ。
 たとえば技術的な解説とか開発裏話とか、そういうのもあっても良かったんじゃないかとは思った。
 そして家に帰ったら長門の毛引きが再発していた。
 そういえばここのところ、別の部屋のデスクトップパソコンの具合が悪いので、いろいろいじくるためにそっちで過ごしていることが多かったのだが、案の定欲求不満になっちゃったらしい。
 困った奴だな。

気の迷い

 おもしろ半分に応募した。
 今は(略)。

 恐らくこれより倍率が低かったであろう『いずも』一般公開にははずれたのに……。
 仙台空港って仙台駅とは羽田と東京駅ぐらい離れてなかったっけ?
 ホンダが開発した国産ジェット機の見学会が4月25日に仙台であるというので、応募してみたら当たってしまった。
 まあ、他の会場が神戸とか熊本とか岡山とかだから、それに比べれば近いんだけど。
 成田もあるにはあったのだが、記事を見つけた時はまだ応募前で、その後気付いたら応募が終了していた。
 閑話休題。

 降りられない五十鈴。
 それでもエサ入れにはたどりつけるようになったみたいで、エサは良く食べているのだが、水を飲んでいるところを見ていない。
 外で水浴びさせる時にびっくりするぐらいガブガブ水を飲んでいたので、水入れまではまだ行けてないらしい。

五十鈴の新居

 ようやく五十鈴を普通の鳥カゴに移住させた。

 いずもと同じHOEIの手乗り21。中の構成も一緒。
 ……うん、最初は同居させるつもりだったんだけど、なんか一緒にするとケンカするんだもんこの2羽。

 不安げにのびてる五十鈴。

 そしていつもの置き場所に戻したら、早速物見高いのがやってきた。
 ちなみに五十鈴は巣を囓ったりしてずいぶん余裕に見えるが、実は止まり木の高低差が怖くてこの場所から動けない。

解せぬ……

 最近いずもが保温箱の五十鈴のカゴに行くことを覚えてしまった。
 五十鈴にちょっかい出すだけならいいが、どさくさに紛れてまわりの発泡スチロールを囓ったりするので、見つけ次第追い払う事にしている。
 が……。

 文鳥はインコに負けず劣らず執念深いので、一旦気に入ったとなると追い払っても追い払っても行ってしまう。

 あまりしつこいので、五十鈴にはかわいそうだがビニールでブロック。

 そしてやっぱりというか、ビニールがあるのが分からず飛んでいって正面から衝突した。

 なぜ入れないのか理解できず、落ちた場所から首を伸ばして確認しているいずも。

 さらに場所を変えて入れないか試みているいずも。
 30分ぐらい延々これをやっている。
 いい加減あきらめてくれないかな。

うらやましい

 そろそろ急に寒くなることもなくなってきたっぽいのでブロッサム、通称ちびころのカゴカバーとヒーターを外したら、早速熟女ストーカーがやってきた。
 ちなみにパムのヒーターもはずしてプラケースの蓋を取ったら、こちらも早速ホモビビが来ていた。
 なんなのうちの鳥どもは。

 …………。
 ものすごくうらやましそうな顔をして見ているのだが、人間様に掻いてもらっているブロッサム、通称ちびころがうらやましいのか、かまっても彼女に怒られない人間様がうらやましいのかは定かではない。

醜態くらま

 学習できない長門がまたくらまのカゴの上に乗ってしまったので、怒ったくらまが例によって金網を伝って襲いに行った。
 ところが今回は人間様が止めに入る前に長門が反撃し、くらまの足をガブリ。長門にしては良く手加減したらしく、跡すらつかない噛みかただったが、それでもびっくりしたらしいくらまは「キキキキキ!」とけたたましい悲鳴を上げて金網から落下した。
 そしてまともに背中からぼとりとカゴの床に落ちると、そのまま裏返ったカメみたいな格好で足をじたばたさせていた。
 ……もしかしてくらま、ひっくり返ると起きれないの?

「そんなことない!」

垂直移動

 出して欲しくて上に行ったり下に行ったり。

「あのね」

「出して」

「かまって」

「遊んで」
 いつまでやってるか見ていようと思ったが、本当にいつまでもやっているので飽きて放置した。

遠赤外線

 最近寒いせいか、五十鈴はいずものカゴに置いてあるヒーターの下に良くやってくる。



 巣に引っ込んでいくいずもを尻目にほかほかしている五十鈴。
 でもそのうちヒーター表面に貼ってある断熱不織布を囓ったりし始めるので、適当なところで追い払うことにしている。
 いずもの精神衛生上も良くなさそうだし。