カラスなぜ鳴くの

 通りを歩いていたらカラスがいた。

 多分ハシブトガラス。
 120センチぐらいの高さの信号用の電気設備? の上で何をするでもなくカアカア鳴いている。
 日の当たる側から見ると、青や緑に羽毛が光ってとてもきれいなのだが、近寄ったら猛禽みたいな顔でこっちを見た。

 人間様を意識してるらしくて、しばらく下を向いて瞬膜でまばたきしながらくちばしをカチカチ鳴らしたりしていたが、そのうちまた鳴き始めた。
 喉もふもふ。
 ところでこのカラスは真っ昼間から通りで何をしていたのだろう?
 通行人を眺めていたのだろうか?

入間を新しく楽しむ

 入間航空祭に行ってきた。
 入間もそろそろ長いし、プログラムも大体同じような感じだしなので、今年は楽な路線で行くことにした。
 というわけで、入場後はカメラ戦士たちの場所取りに背を向け、まずは地上展示へ。

 空自仕様チヌーク。
「なんで陸自と色が違うんですか」って中の人に聞いたら「多分飛行場にいることが多いからだと思います」という答えだったんだけど、それ適当に言ってますね?

 全く展示物ではないが面白かったので撮った空自仕様のクレーン車と消防車。

 左:見物人と比較すると大きさが分かるC1。
 右:C1っていっつもこのへん汚れてるけど、汚れやすいのかな……。

 こうやって見ると別の飛行機みたいなC130。

 貨物室にコンテナ式の医療ユニットを積んでた。
 これひとつで病院の診察室と同じことができるらしい。「詳しくは中に医官の人がいて説明してくれますよ」と言われたけど、ものすごい行列になってたのであきらめた。

 正面顔のマヌケさとそれ以外の角度のかっこよさの落差が壮絶なF2。

 T400。練習機だって。

 U4。連絡機というふんわりした分類の飛行機。

 日本初の国産機YS11。

 丁度上を飛んでた。

 海自のSH60K。中の人がなにやら集まってごじょごじょやってたけど、なんだろう?

 P3C。さすがにP1は来ていなかった。
 このほかにも陸自のヘリとかが置いてあったんだけど、このへんは滑走路に沿った立ち入り禁止区域で、カメラ戦士たちがびっしり陣取っているので良く見えない。
 じゃあ今度は売店をのぞいてみようかな。
 警備犬訓練展示も見たいけど、かなり歩くし。

 というわけでエプロンを離れて売店エリアへ。
 売ってるものはまあ若干グレードの高い縁日メニューといった感じ。あと自衛隊グッズ。
 とりあえず牛カルビ串焼き500円と牛すじカレー500円を勢いで食べたが、まずい。
 でもなんか楽しい。

 そして建物の向こうにちらりと見えるT4の飛行展示。
 やばいなんかもうこれで満足してきた。

 んでまたふらふらとエプロンに戻ったら、丁度飛行展示に備えて離陸するC1がいた。

 ちょっとコンビニ行ってくる×4。

 C1が上空で準備している間、箱を振り回すチヌーク。
 よく見ると「祝空自60周年」と書いてあった。
 他にもいつもの救難展示があったけどブラブラしてて撮るの忘れた。

 で、大好きなC1の展示が始まるので本腰を据えて撮影準備。
 ちなみにこの時点でエプロンはこんな感じ。ぎゅう詰めになって殺気立っているのは前の方の10列ぐらいで、後はむしろピクニック気分でまったりしている。
 去年まであの殺気立ったほうにいたのか……。

 C1来た!
 後列に1機だけU4が混じっている。

 背中に太陽を受けて旋回するC1。
 とにかくでかくてずんぐりしていて重量感があるくせに妙に動きが機敏なので、飛んでいるだけで半端ない迫力がある。

 よし構図も大きさも完璧! と思ったら後ろが切れてた……。

 こんなことする輸送機乗りたくないなあ……。

 そしてやっぱり汚れている。

 ただ1機の異機種U4も頑張っていた。通り過ぎるだけだけど。

 ブルーインパルスと同じ技、コンバットローリングピッチを平然とこなす輸送機。
 多分こういうことをやってるから変態機動とか言われるんだと思う。

 大空を乱舞する輸送機。
 なお、恒例の空挺降下は強風のため中止。
 よく見ると、低速で飛行する時機体が左右にふらついていたので、上空は相当気流が悪かったんだと思う。
 で、この後1時間のお昼ご飯タイムを挟んでブルーインパルス。
 もうこれは並べておけばいいよね。





 なんか楽しかった。ていうか本来こういう楽しみ方をするものなんじゃないか。目からウロコが落ちたぞ。
 来年もこれでいこう。

それはそれ、これはこれ

 人間様の手にはベタベタするビビだが、なぜかティッシュへの当たりは非常に強い。

 外に出すと大体手の周囲をうろついている。
 そして指をくちばしでさわさわしたり爪の先で頭を掻いてもらったりしている。
 

 しかしティッシュを握ってみせるとこの勢い。
 まさにちぎっては投げちぎっては投げ。

「おりゃ!」
 でも手とティッシュはちゃんと見分けているらしくて、間違って手を噛むとかの誤爆はしないのは偉い。

日本海軍の歴史ツアー

 横須賀の「日米親善ベース歴史ツアー」に母親と妹を連れて行ってきた。
 米軍基地(地元民はベースという)内の歴史的構造物を巡るツアーで、主催は横須賀市。一般公募で150人定員のところ今回は1600人応募があったらしい。
 歴史巡りというと一見優雅だが、実施時間は4時間半、全行程徒歩で休憩は食事時間の60分のみという、実は割とハードなツアーだったりする。

 集合はJR横須賀駅。ヴェルニー公園を通って米軍基地正面に向かう。
 自衛隊記念日なので全艦満艦飾。

 ヴェルニー公園の衛門跡から潜水艦が正面に見える。
 この衛門の近くにはヒマラヤスギが植わっている。
「米軍が進駐記念に植えた物です」というガイドの説明を聞いた妹が「米軍進駐って太平洋戦争とペリーとどっち?」とかこの間の戦争は応仁の乱みたいな事言い出していたが、黒船は開国に来たのであって進駐ではないぞ妹よ。

 なお、ヴェルニー公園は軍事面だけではなくバラや木々の美しさも見どころであることを念のために書いておきます。
 そんなこんなで米軍基地まで来たところで、いきなり雨が降り始めた。
 しかもあっという間に本降りになり、ほとんどツアーが終わるまで降り続いたので、半端なくテンションが下がる。
 なのでここからはあんまり写真もない。

 小栗上野介のドライドック1号。
 大きなドックの真ん中に小さな交通艇がちょこんと鎮座していてかなりおかしかったのだが、ドック内の艦艇は撮影禁止。
 交通艇といえども艦艇には違いないので、謹んで隠させていただきます。

 2号ドッグ。陸側ではなく海とドックを隔てる門の上から撮ったもの。
 普段こんなとこ入れないのでちょっとテンション上がった。

 通りすがりに写した『ブルーリッジ』の尻。
 で、この後信濃ドックを見たのだが、ここでは『フィッツジェラルド』が補修整備の真っ最中。
 イージス駆逐艦がドライドックで足場組みまくってあちこちおっぴろげて補修してる姿なんてそんなの撮ったらダメに決まってるので、写真はなし。
 そして信濃ドックから三笠公園が見えるフードコートでご飯を食べる。沖縄で時々食べてたA&Wがあったのでベーコン&ダブルバーガーセット7ドルを頼んだら、バーガーは普通だったがポテトが日本のLサイズより大量で驚愕した。揚げたての熱々でおいしかったけど。
 一応日本円も使えるのだがおつりはドルでしか出ない。でもクレジットカードが使えた。

 司令部庁舎(旧日本海軍鎮守府艦船部)の玄関ホールには、日本海軍、米海軍を通じた司令官の写真や艦艇のスケッチ、米軍のこまごましたものなどが展示してある。
 ここ見るの初めて。

 これも司令部庁舎(旧日本海軍鎮守府司令部)。
 うーん、雨さえ降らなかったら面白かったかも。
 あと、ガイドの人が、スペックをメインにした説明をするのだが、数字的な事を羅列されても良く分からないので、例えばエピソードをからめるとか今ある何かと比較するとか、そういった切り口から話した方がいいんじゃないかと思った。

山の上で海の創立記念

 横須賀基地の海自創立62周年記念行事に行ってきた。
 空自は陸海自より2年設立が遅かったのを初めて知った。

 今年も会場は田戸台の分庁舎。
 行事では自衛隊の活動に貢献した一般の皆さん(人員募集に協力したとか退職自衛官の再雇用を頑張ったとかそんな感じ)への感謝状贈呈が行われるのだが、田戸台は庁舎が狭いので、該当しない大半の招待者は中で何が行われているかも分からないまま庭で延々立ちんぼのまま待ち続けることになる。
 しかもパーティ料理は仕出しだった。
『はしだて』謹製の料理の時は、海自のメンツにかけた全力料理が出るのでおいしいのだが、仕出し屋にはそんなメンツなどないので素人も分かるレベルで味が落ちる。
 招待者が少ない分、陸自の創立記念行事よりは豪華なのだが……。

 パーティは夕暮れ時。山の上にある田戸台庁舎からは海沿いの町の明かりがきれいに見える。
 ここを宿舎にしていた歴代の鎮守府長官もこの明かりを眺めていたのだろうか……と思ったが、良く考えたらあのへんは田舎な上に最近埋め立てられた場所なので、鎮守府長官の時代はほぼ真っ暗闇なのだった。

 音楽隊の演奏会。
 由佳莉ちゃんに続く2代目ボーカリストの歌唱つき。
 田戸台分庁舎は桜の季節以外は一般公開していないので、この時期、しかもこの時間帯の景色が見られるのはかなり貴重なのだが、とりあえず料理をなんとかして欲しいとは思った。

女の子だから


「ちょっと奥様、お聞きになりまして?」みたいなポーズをしているくらま。
 なにそれ。
 そういえばくらまはメスなので、無精卵の産卵には気をつけなくてはならない。
 なのでうっかり発情させないよう、手の上にいる時も背中やお尻は触らないように気をつけているし、襟元や袖の中とか狭くて暗い場所にも入れないようにしている。
 もっとも、鳥が卵を産もうという気になるのは、そこが安全で安心できる環境だかららしいので、現在毎日のようにいずもにちょっかいを出されている状況では、あんまり心配しなくてもいいかなとちょっと思ったりもしている。

思わぬ弱点

 インコどもが鳥カゴの金網を三次元に歩き回っているのをいつも見ているいずも。
 どうやら自分も同じ事ができると思っているらしく、最近よく金網に貼りついてとまっている。

 パムの藁オモチャで遊びたくて貼りついている。
 ところが、跳ねて移動するのに特化した文鳥の脚は、インコのように歩いて金網を伝っていくということができない。
 しかも、文鳥の脚は跳躍力は強いが握力は弱いので、一旦とまると落ちないようにしがみついているだけで精一杯。

 そして逆襲のチャンスとばかりにくらまに狙われる。
 結局脚を噛まれて逃げ出した。

 弱点が露呈したのが悔しかったのか、しばらくにらみ合いをしていた。

見慣れぬ我が家

 長門のカゴを新調した。

 前のカゴよりひとまわり大きい。
 元々人間様の居住スペースの関係上、長門のカゴは他の鳥どもにくらべると体格比でだいぶ小さかったんだけど、引っ越して家が広くなったんだからカゴも広くしてやって構わないということについ最近気付いた。

 オモチャやレイアウトは前のカゴと同じにしたが、広くなると止まり木にとまったままバードテントに寄りかかりにくくなるのがちょっと難点。
 まあこれは様子を見て固定するとかしてやろう。

 長門が外で遊んでいる間に取り替えたら、さすがに気付いたらしくてこんな顔で眺めている。

 でもやっぱり頭が悪いので、ヒマワリで釣ったら入った。

 さすがに入ると自分のカゴじゃないのは分かるようで、こんな格好になったまま降りてこない。
 でも目つきからすると、単に隣のブロッサム、通称ちびころを見つめているだけにも見えるので、本当にびびっているのかどうか分からない。

ボール片手に

 長門はなぜ何かを持ってくつろぎたがるのか。

 キャットボールを片手にバードテントに寄りかかる長門。
 時々ボールを振ってみたりしている。
 もうちょっと重い布ダンベルを同じように持っている時もある。
 多分長門なりに何か満足できるものがあるんだろうけど、それが何か人間様には分からない。