この距離なら自信を持って飛べるらしいくらま。
それほどうろうろせずに狙いをつけて飛んでくる。
ちなみに手までの距離は10センチ。
しかもテーブルとかのつるつるした面だとふんばりがきかないので、マットレスの上限定。
ふーんて感じ
うれしいおみやげ
朝霞納涼祭
Shall we dance, again?
最近、カゴから良く出るようになってきたブロッサム、通称ちびころと、久々にダンスをしてみた。
さすがに往年のキレはなくなっている。
しかもよく見ると今のほうが明らかにデブ。
……ちょっとダイエットしようか。
ご縁の国の大雨
すみません、寝落ちしてしまうため明日書きます。
復活しました。
出雲旅行も最終日。
飛行機が夕方なので、午前中に須佐神社に行こうと思ったのだが……。

雨でーす(前にもやったなこれ)。
しかも待ってたらやむかもというレベルじゃない本格的な降り。
どうしようかと思ったが、他に行けるところもないので決行することにした。

須佐神社までは出雲駅からバスで出雲大社とは反対側、山に向かって40分。
さらにバスを降りた後タクシーで5分ほどかかる。
なので大抵の人は車でくるとのことで、バスに乗ったのは行きも帰りも人間様一人だけだった。
おかげで運転手さんとおしゃべりしたりしてとても楽しかった。
須佐神社は、スサノオノミコトが「ここいい所だから俺ここに自分の名前つけて墓にするわ」と言った場所で、由緒正しいスサノオノミコトの終焉の地とされている。
念のために書いておくと、縁結びとは全く関係がない。

本殿。正面は小さくてしょぼ! と思ったら……。

奥がすごく大きかった。

海とつながっていて塩の味がするという井戸。
舐めてみたが、雨水が混じっちゃってたせいか何の味もしなかった。

右に見える大木が樹齢1300年の大杉。
某スピリチュアルな占い師が強力なパワースポットと紹介しちゃったために、樹皮をはがして持ち帰る人が続出、とうとう手が届かないよう柵が作られてしまったんだとか。

巨大な根が1本、地上に露出しているのが結構な迫力。
そしてとりあえずすごいと思う物にはお賽銭を置いていくのが日本人。

神社の隣には川が流れていて、あじさいが集団で咲いている。
神社の近くで生まれ育ったというバスの運転手さんが、昔はそのへんの子供の遊び場だったというぐらい集落のど真ん中にあるのだが、緑が深くていい神社だった。
これでとりあえず予定は全部終了。あとは帰るだけなのだが、これが思いがけず大変だった。
大雨のため、到着予定の全ての飛行機が滑走路を視認できず、降りられなくなっていたのだ。
上空で旋回しながら状態が良くなるのを待っているのだが、中にはあきらめて帰ってしまう機もいたりなんかして、空港の中はみんな気が気でない。
人間様も万一に備え、泊まっていたホテルにもう1泊できるか確認をしたりしていたのだが、1時間ほど遅れてなんとか飛行機は着陸。帰ることができた。
自分たちが乗る機が水しぶきを上げて滑走路に滑り込んできた瞬間、待合室から「来たー!」的などよめきが上がったのが面白かった。


飛行機が雲を抜けてすぽーんと青空の中に飛び出す瞬間は感動するよね。
最初は出雲大社だけの予定だったのだが、ガイドやネットで情報を集めるうちに、あれも行きたい、これも行きたいとなり、さらに乗り放題のパーフェクトチケットの存在なんか知っちゃったせいで、結局かなりあちこち飛んで回る事になってしまった。
とりあえず有名どころだけ行った形なので、今度行く機会があったら古墳とかもゆっくり見たい。
ご縁の国のご縁の神社
というわけで、出雲大社に行ってきた。
なお、今回はあくまで普通の旅行で、どっかの基地に行ったりイベントを見たりとかそんなのでは全くないので、念のため。
……まあ、いい機会だから出雲駐屯地を見学させてもらおうかとちょっと考えたけどね。
土日は見学できないからあきらめたけども。

早起きと努力が嫌いな人間様だが、この暑い中団体客に取り囲まれるのはもっと嫌なので、8時半過ぎに来てしまった。
空は青いし木陰は涼しいしいい風は吹いてるし人はいない。すごく快適。


絵はがきみたいに人がいない。

いいのか悪いのか非常に判断に困るおみくじ。

本殿の裏側。朝で空気が澄んでいるのかクリアな写真が撮れる。

境内のあちこちにこんな風に小さな社があって、お賽銭がとても足りない。
なぜか菅原道真までまつってあったりする。

自然の滝に見えるが人工のものらしい。まつってあるのは大国主命。
で、全部見終わった時点でまだ10時前。
この後松江と八重垣神社と玉造温泉に行くことにしているのだが、まだ早いので島根県立古代出雲歴史博物館に寄ってみた。


あちこちで同じような写真を見かけるが、銅剣の集団と銅鐸の集団。それまでは土器とかばっかりなので割と流し気味に見てたのだが、これで一気にテンション上がった。
銅鐸は1~2ミリの細い線まで鋳型で作ってあるんだって。古代の技術半端ない。
なお、写真については、明確に撮影禁止の表示がされていないものについては、フラッシュをたかなければ撮影していい旨を博物館の人に確認してある。

そんなものをこんな無造作に展示していていいんですか。

古代の偉い人。
なんだか馬がサラブレッドっぽい気がしないでもないが、そこはつっこまないでおこう。
日本の在来馬はポニーだから、見栄えがしないのも確かだし。

「ワレワレハウチュウカラキタ」とでも言い出しそうな土偶。

スペシウム……いえなんでもありません。

同僚にこんな人いる。

緑と鳥居と飛行機雲。
博物館から出たら12時。日差しは強いし熱気がまとわりつく感じになってきた。
人も増えてきたので、カレーに牛乳の黄金コンビでお昼ご飯にした後、松江に向かうことにする。
でもお店の人の話を聞いていると、今日は「すごくからっとしている」らしい。
普段どんだけ湿気強いんですか。

これは乗るやつじゃないけどカラフルなので撮ってみた。
なお、今回、縁結びパーフェクトチケットという、3000円払うと3日間、出雲と松江のJR以外のほぼすべての電車、バスに乗り放題できてしまうというチケットを使っている。
なのでフットワークが軽い軽い。
もっとも、バスはともかく電車は1時間に1本とかなので、首都圏あたりを行動するつもりで調子に乗ると行ったきり戻れないとかいう悲劇に見舞われる恐れもある。
で、松江についたらちょうど八重垣神社行きのバスが出るところだったので、飛び乗ってそのまま来てしまった。
ええそうですよここも縁結びの神社ですよ。
スサノオとクシナダヒメに興味があるからなんですと言ったって、信用してもらえないでしょうねええ。

女子率が異常に高い、というかほぼ女子しかいない八重垣神社。
ここに限らず、出雲ではクシナダヒメがすべて稲田姫という名になっていて、クシナダヒメとは全く言わない。
クシナダヒメは櫛名田比売の他に奇稲田姫とも表記されるので、間違ってはいないのだけど、なんで徹底してクシナダヒメと言わないのかが気になった。
ネットでさくっと検索してみたけど理由はわからない。風土記に書いてあるとかなのかな。
有名な、紙の上に硬貨を乗せて池に沈めるおまじないはやらなかった。
だって結果が悪かったら取り返しがつかないじゃないか。
そしてこの後また松江に戻り、玉造温泉に行こうとしたのだが、玉造温泉駅と温泉街はバスでないと行けない上に(いや30分ほど歩く覚悟があれば歩きでも行けるけど)、駅まで戻るバスが18時40分ぐらいで最終。しかも1時間に1本ペース。
この時点で17時過ぎ。温泉入って散策なんかしてたら絶対に帰れなくなる。
ローカル交通事情の元では、なんとかなるだろうと甘く見ると痛い目に遭うというのを去年の比叡山でいやというほど経験したので、ここは潔くあきらめてホテル近くの温泉ランドで我慢することにした。
うっかり最初の出雲大社で会社用の数で稼ぐお菓子買ってしまったので、その後ずっと持ち歩くことになり結構大変だった。
歩いてる人はみんな全然お土産を持っていないんだけど、みんなどうしてるんだろう?
空港で買ってるのかな?
○おまけ

地面のくぼみにうずくまって涼を取っている鳩……なのだがなんでそんなやばそうな目つきなのか。
ご縁の国
餃子の国の自衛隊
有休取って陸自の宇都宮駐屯地と北宇都宮駐屯地の見学に行ってきた。
このふたつ、名前は一文字しか違わないし距離も車で30分ほどしか離れていないのだが、宇都宮駐屯地は陸上部隊の基地で、北宇都宮駐屯地はヘリコプターの訓練部隊の基地なので、中身は全然違っている。
で、まず最初に行ったのが宇都宮駐屯地。
ブリーフィングを受けた後は資料館見学。
自衛隊や旧軍関連、土地にゆかりのある有名な軍人の史料などを集めて展示してあるアレだが、ここのはかなり規模が大きくて建物も立派。


左:入るといきなり置いてあるニューギニア(だったかな)あたりの品物の数々。
右:ここにいたのは旧陸軍第14師団だが、ガダルカナルでひどい目にあったり、ニューギニアでひどい目にあったり、インパールでひどい目にあったり、ベリリュー島で玉砕したりと、かなり悲惨な部隊が多かった模様。

旧陸軍の各種マニュアル。

一体どんな心得をしろというのか……。

那須塩原にお墓がある関係で、日露戦争の陸軍総司令官だった大山巌の史料がかなり充実している。
これはロシアからもらった勲章。上の双頭の鷲がとてもステキ。アクセになったら絶対買うんだけど。

元帥徽章(だったか?)。これも誰かアクセにデザインしてくれないものか。

意外とでかい人だったんだな……。
で、次は現役の装備の展示。

装甲車。

割とあちこちで見かける高機動車……だが、正面顔がこんなにひらべったいのは知らなかった。

何かというと跳んでる偵察用バイク。
ホンダだったのがいつの間にかカワサキになったらしい。

岩手駐屯地でも見たやつ。

総火演で戦車に並ぶ人気を誇る地雷原処理車。愛称はマインスイーパ。そのまんま。
全国に数台しかないのでかなりレアらしい。ちなみに今年の総火演に出るのはまさにこの車両だって。

そして隊員食堂で食べたお昼ご飯はやっぱり餃子だった。
で、昼ご飯の後は北宇都宮駐屯地に移動。
ここはヘリパイロットを希望し、選抜された隊員にヘリコプター操縦の初等教育を行う場所になる。なので「戦車も火砲もありません! あるのはヘリコプターだけです」とブリーフィング資料で強調してた。
ちなみに、見学に来たちびっこたちのお礼の手紙で「宇都宮の航空自衛隊」とかちょっと切ないことを書かれてることもあるらしい。

教育課程の説明。
とりあえずとっても大変なことは分かる。

格納庫で実機も見せてもらった。
説明を受けたのは右に見えるUH-60だったのだが、夢中になりすぎて写真を撮り忘れた。

卵みたいなシルエットがかわいいOH-6D。
ヘリの訓練をする人が最初に乗るいわゆる「赤とんぼ」的な機体。耐用年数が来ているので今後は使われなくなるらしい。

飛んでる姿もこんなにかわいい。


で、OH-6Dのかわりに練習機になるのがTH-480B。アメリカ製で、米軍の練習機用に開発されたものをメーカーから購入した。
購入や塗装の背景にはいろいろ大人の事情があるらしいが、軍用とはとても思えないスタイリッシュ加減なのは確か。
正面顔はハエっぽいけど。

全部で20機購入予定らしい。
編隊組んで飛んだらきれいだろうな。
で、最後に行ったのはこちらも資料館。
宇都宮駐屯地と違い、戦前からあった基地ではないので(戦前は富士工業、今の富士重工の施設だった)あまり充実していないが、それでも少年飛行兵関係の資料を展示したりと頑張っている。



中でも白眉はこれ。
リンクトレーナーという、空気圧を利用したフライトシミュレータなのだが、昭和9年にアメリカで開発されたものを昭和45年に導入し、なんと平成24年まで使っていたとのこと。
シミュレーション用の電算処理装置に使われているのは真空管というから絶句するしかない。
全く性質の違うふたつの駐屯地を一度に見れて面白かった。
起きたのが朝5時だったので、眠くていまいちぴりっとしなかったのが残念だけど。
○おまけ

宇都宮駐屯地にノッツェの出張サービスが来ていた。
国防男子との結婚を夢見る女子はノッツェに登録すればいいと思うよ。








