下に置いてあるエサ入れからつまみ食いしたい長門。
普通に飛び降りればいいだけなのだが、どういうわけだかそれは思いつかないらしい。
……やっぱり頭が良くないな、この鳥……。
気温が下がってきたので、バードテントにこもるようになったセノーテ。
大変分かりやすい。
中綿入りのふかふかフリースだもんね、内側。
外側は止まり木代わりにしている時にフンするから汚れてるけど。
なんだかセノーテは、他の鳥より体温が高い気がする。
大型だからなのか、もしかするとマメやホオミドリに比べて羽毛が薄くて体温が外に逃げやすいのかもしれない。
確かに、長門に比べると手にくっついて来た時のもふもふ度が足りない気がする。
まあ、人間と同じ環境で冬越しできると調べたら書いてあったし、それほど保温に気を遣う必要はないと思うけれど、もしかすると部分的にもあったかくできる物を用意しておいた方がいいのかな。
床でゴソゴソ何かを囓る長門が気になって仕方ないセノーテ。
これでセノーテは長門に興味を持ってしまったらしい。
カゴから出すとすぐに長門のカゴに行こうとする。幸いにと言うか、これまで自分より大きな鳥を見たことがなかった長門は、セノーテが来るとさっさと離れた所に逃げていってしまうので、今のところは衝突は起こっていないが、何しろ殺傷能力が高い鳥同士だから何があるか分からないし、さらには長門のカゴの上にカゴを置いているひすいが、こちらは例によって闘志満々で寄っていく。
なんでマメルリハってそうなんだろう……。
なので、セノーテが行こうとする度に、手でブロックしたりお気に入りの囓り枝に乗せたりして阻んでいるのだが、それが気に入らないセノーテは意地になって噛んでくる。
折角噛まない鳥を買ったのに、このままだと噛み癖がついてしまいそうで困っている。
東京都美術館の「永遠の都ローマ」展に行ってきた。
高さ1.8メートルのコンスタンスティヌス帝の大頭部。
確かキリスト教を公認した皇帝で、だからキリスト教基準の世界史では「大帝」って事になってるんだっけ。
ローマのカピトリーノ美術館の収蔵物の展示会。
カピトリーノ美術館は、ローマの始まりの7つの丘のひとつ、カピトリーノの丘に建てられた世界最古の美術館。
ローマを中心にイタリア美術を収集していて、今回も古代ローマをメインに中世絵画なんかが展示されている。
東京都美術館だからそこそこだろうと思っていたけれど、あの有名な狼から乳をもらうロムルスとレムスの銅像(複製)とか、各皇帝の彫像とか、いろいろあって楽しかった。
個人的に、イノシシを襲うヒョウの彫像がすごかった。絵はがきが欲しかったけれど、欲しいのに限ってないといういつものパターン。
中世以降の絵画美術は、知らない人ばっかりで良く分からなかったけど。
トラヤヌス帝の記念柱に描かれているレリーフの一部の複製。
実物は高さ34メートル、直径3.7メートルの大理石製。表面にびっしりとこんな感じのレリーフが施してある。
地震国日本ではまず現代まで残らないスケールの建築物だな……。
ローマには確か20年ぐらい前にツアーで行ったんだけど、全く何も覚えてないんだよね。
その時はミラノ、ベネツィア、パドヴァ、フィレンツェ、ヴァチカン、ローマに行って、他の場所はどこに行って何を食べたかまで覚えてるんだけれど、最後のローマだけは街を歩いていたら立哨中の警官がマシンガンを持っていてびっくりした事と、イタリア語が分からなくて立ち入り禁止の市庁舎の敷地に踏み込んで追い出された事、古代ローマの建物を再利用した礼拝堂(名前忘れた)に行ったら、イタリア陸軍の兵士がなぜかは分からないけど大勢いてパイプ椅子を並べていた事しか記憶にない。
また行きたいけど、鳥どももいるし無理かな。