寒の水浴び


 ブロッサム、通称ちびころの水浴びはいつも水入れ。
 丁度身体にジャストフィットサイズな一方、頭を入れる余地がないのでお風呂みたいになっている。
 この状態でばさばさ、ぶるぶるやっているのだが、やっぱり物足りないらしく、無理矢理頭をつっこんで浴びようとして、でんぐり返って外に転げ出したりとかたまにしている。

 そして隣のカゴではやっぱりこんなことになっている。
 一体何なのお前……。

早く食わせろ

 とにかく食に対する執着が強いくらま。
 エサ入れのエサを換えていると、待ちきれずに飛び出してきて(カゴの戸を開けっ放しにしているので)膝の上によじのぼり、この騒ぎ。

「ごはんー!」

「ごはんー!」
 まあ、カゴの戸を閉めておけばいいだけの話なんだけどね。

無重力の映画見てきた

「ゼロ・グラビティ」を見てきた。
「日本よ、これがハリウッドだ」って感じ。
 実は、宇宙でのトラブルの話を作るのは、それほど難しくない。「デブリ」「宇宙漂流」「酸素不足」「真空暴露」を適当に組み合わせていけばできあがってしまう。実際、この映画も、サンドラ・ブロック演じる宇宙飛行士ライアン・ストーンが、次から次へとこれらのトラブルに見舞われる話だった。
 ただ、話は簡単に作れても、それを映像にするのは容易ではない。「誰も見たことのない世界」なら、制作側が勝手に決めて「こういうものだ」とするのが可能だが、今の時代、宇宙の映像やシャトル、ISSの風景などは一般人も普通にテレビで見られたりするから、嘘は描けない。
 その点、この映画は文句なしに及第点。セットやCGはもちろん、人や物の動きに至るまで、きちんと作り込んである。驚いたのは、無重力でのアクションにNASAの微少重力実験機(Vomit Comet)を全く使っていなかったこと。確かに、あの機体でできる無重力状態は数十秒程度なのに、なんでこんな長い映像が撮れるんだろうとは思っていたのだが、実は全部特殊なワイヤーフレームだったらしい。Vomit Cometを使わなくてもここまでできちゃうとなると、この後の宇宙映画は苦しくなるね。
 もっとも、真空暴露された死体、これは明らかに変だった。真空暴露死体なんてこれまで誰も見たことがないんだから、それこそ「誰も見たことのない世界」でどうにでもできるといえばできるのだが、少なくとも、どういう死に方をするかというのはある程度推測されているわけだし、どうせやるならそれに添ったものにしてほしかったとは思う。とんでもなく恐い物にはなるだろうけど。
 あと、唯一のお色気シーンを狙ったのか知らないが、サンドラ・ブロックが気密服を脱いだらいきなりタンクトップとショートパンツだったのはどうなのか。冷却装置つきのアンダーウェア着るんじゃなかったっけ?
 登場人物は事実上ライアン・ストーンのサンドラ・ブロックと、ミッションコマンダーのマット・コワルスキー役のジョージ・クルーニーのふたり。しかも半ばからはライアンひとりになってしまう上に舞台は狭い司令船の中とかステーションの中とかそんなのばっかりで推移する。この状況で観客をダレさせず引っ張っていくブロックの演技力はすごい。クルーニー演じるコワルスキーはどちらかというとステレオタイプのベテラン指揮官だが、彼の堅実な安定感がなくなった後、ライアンの不安定さがいっそう強調されて効果抜群という感じ。
 あと、この脚本を書いた人は、レイ・ブラッドベリの「万華鏡」を読んでると思った。
 残念なのは、最後を派手に飾りたいと思ったのか、ラストをどう考えても不自然な大気圏突入にもっていってしまったこと。ステーションが落下するのが確実なら、搭乗員は地上に被害を及ぼさないよう、大気圏内で可能な限り燃え尽きる軌道を設定するはずで、それと同じ軌道で突入して無事に地上にたどり着けるわけがない。この流れなら、無理して突入させなくても、そのままステーション内で救助を待ち、迎えのシャトルに救助されるという展開で観客は充分納得したと思う。

謹賀新年

 あけましておめでとうございます。
 皆様にとって2014年が良い年となりますように。

 ぎっくちゃんはいなくなったけど、今年はくらまが一緒に新年。

 お前はそのお腹をなんとかしようね。

 カメラを向けるとそっぽを向いて伸びを始める女。

 ……チャンドラがピンぼけした上に左下に残念な物が写り込んでいる。

「こんなみんなですが、今年もよろしくお願いします」

大晦日の恐竜

 窓ガラスとお風呂場とトイレと換気扇を掃除したので満足して「ウォーキングwithダイナソー」を見に行った。
 和室の障子張りといろいろ片付けが残っているんだけど、これはもう年明けでいいや。
 で、この映画。
 最新技術を使って精密に再現された恐竜でディズニーをやると、とってもグロテスクなのが分かった。
 へし折られた肉食恐竜ゴルゴサウルス(ゴルゴ13と名前的な関係は多分ない)の歯の化石を、獲物である草食恐竜から逆襲の頭突きを受けたためと推測し、その経緯を獲物であったパキリノサウルスの子供の成長物語と絡めて描くという、素材だけならとても面白そうな映画だったのだが……いかんせん映像以外が駄目すぎる。
 映像は素晴らしいんですよ。巨大な数百頭の恐竜が旅をする図とか、現代とは違うスケールの世界が存在したことを感じさせてくれるし、パキリノサウルスの子供は恐竜なのにあどけなくてかわいいし。
 あと、ほれぼれしたのが、動くたびに青いウロコがきらきらと輝くゴルゴサウルス。恐竜ってきれいだなあと思った。
 ただ、これほどいい映像を、構成と脚本が完全に駄目にしている。現代パートの化石好きのおじさんと学生とか、いきなりアレクソルニス(鳥類の一種)に変わるカラスとか意味不明だし、パキリノサウルスがボーイ・ミーツ・ガールなラブストーリーを展開するとか、リーダーになったお兄ちゃんがいきなり頭の悪い専制君主になりだすとかこれも意味が分からない。
 恐らく子供向けということでこうしたのだろうが、だからといってディズニーみたいにとことん徹底しているわけではないので、逆に稚拙さだけが目立つ結果になっている。
 さらに最悪なのが日本語版のアテレコ。男性の声がどれも似ているので区別しにくいし、台詞回しも台本も陳腐でできの悪いコントみたいになっていてとにかくうざい。
 こんなのを延々聞かされるならひたすら恐竜の吠え声とうなり声だけで進んだほうがよっぽどましだし、イライラするので途中から脳内変換して恐竜のうなり声に変えていた。
 EテレでやっていたBBCの「プラネットダイナソー」がとても面白かったので、同じBBCが作っているこの映画も期待していたのだが、はっきり言って損した感じ。
 とまあかなりがっかりしたのだが、気を取り直してカレンダーを買ってきた。

 部屋が複数あるとたくさんカレンダーが飾れていい。
 ひとつテイストがかなり違うのがあるけど、気にしない。
 鳥カレンダーふたつは違う会社からで、多分描いた人も違うのだが、なぜか両方ともにマメルリハがいる。
 マメルリハってそんなにメジャーなインコなのか?
 まあ色数少ないから描きやすそうだけど。
 ちなみに、オピニオンリーダーなんかやっていると、自衛隊からもカレンダーがやってくるわけで……。

 海自から。
 これは10枚来た。

 同じく海自から。これは横須賀地方隊オリジナルバージョン。
 多分呉とか他の地方隊でもオリジナルがあるんだと思う。
 こっちは50枚送られてきた。
 どっちも職場で配ったら好評だったのだが、さすがに50枚はさばけなかった。
 というか50枚もどーしろというのだ。

 一方こっちは単価が高いので1部だけだった海自の卓上カレンダー。

 陸自から。東部方面隊オリジナルか陸自共通なのかは不明。
 ……どうしよう。うち床の間ないしな……。
 というわけで、今年1年どうもありがとうございました。
 来年もまたよろしくお願いします。