うっかりサボテンに手をぶつけたら指先に棘が刺さって抜けなくなった。

去年伊豆シャボテン公園で買った奴。
放置していたら段々痛くなってきたので抜こうとしているのだが、指に埋もれるような状態になってしまっていて、毛抜きや針ではどうにもならない。
これは病院に行くしかないのか。
サボテンの棘が抜けないとか結構恥ずかしいんだけど。

鈴で遊んでいるブロッサム、通称ちびころなのだが、なんだろうこの謎の軟体生物感。
待ってー
結構な速さで追ってくる。
寝転んでいたのを起き上がってもこのとおり。
もう何度かやっているので、床に降ろされた時点で分かっちゃうらしく、人間様が動くと間髪入れずに走り出すのがなんというか。
でも途中で一瞬飽きている。
謎の合図
入間でC-1見てきた
というわけで入間航空祭に行ってきた。
先週の観閲式、昨日の『ずいりゅう』、今日の入間と、はからずも1週間で3自衛隊を連投してしまった。
何の自慢にもならないけど。

入間基地にある中部航空方面隊司令部のエンブレム……だと思う。
今回はオピニオンの関係で入間基地からの招待。
手荷物検査までは一般客と一緒に並ぶんだけど、その後は招待用受付から会場に入ることになる。
でも招待者用の閲覧席はエプロンの隅っこも隅っこ、お世辞にも見やすいとは言えないので、今年は一般客と一緒に押し合いへし合いでいいやとメイン会場にとことこ行ったら……。

……あれ?
実はこの時、まだ一般客は入場開始前だった。
おかげで航空再当日の空のエプロンという世にも珍しい物を見てしまった。

この通り写真も撮り放題。
でもこうやってフリーダムしていられるのも少しの間で、入場開始時間が近づくと、一般客に不公平にならないよう席取り禁止の上、エプロンの後ろのほうに行かされてしまう。

そして押し寄せる入間名物開門ダッシュ。
実は今回、写真を撮らないことにした。
似たような場所から似たようなプログラムを撮る以上、同じような写真しか撮れないし、そういえば撮るばっかりで見て楽しむということをあんまりやってないような気がしたので。
でもC-1は好きなのでやっぱり撮っちゃうんだけど。

C-1のサイズは縦横ほぼ30メートル。重さ25トン以上。
こんなのがゴーとか言いながら続けて5機離陸していくのだからテンションが上がる。

でも実は次にやるのは救難展示。でかくて取り回しに時間がかかるので早めに出ちゃうのだ。
下には出待ちをしているUH-60。

UH-60とU-125A。いつもの仲良し救難コンビ。



そしてC-1の展示飛行。
今回はU-4との異機種編隊もやった。

空挺団降下。

着陸。
んー、でもなんか微妙に物足りない感じ?
C-1に限らず、今年はなんだか全体的に展示が間延びしている上に、無難なものを淡々とこなしているだけの印象がある。
すごーい! と感嘆するようなものがないのだ。
せっかく最前列に座れたことでもあるし、とりあえず我慢して見ていたが、飽きてきたので午前のプログラムが終了した時に立ってしまった。
後ろに座ったガキがそわそわバタバタ落ち着きがなくて、何度言っても動く度にボコボコ人のお尻を蹴ってくるので、着ていたコートの危機を感じたせいもあるんだけども。

そんなわけで、なにやら踊りの準備をしていたのだがこれは見ていない。
で、午後のブルーインパルス開始までの間、会場をうろついて時間を潰すことにした。

全然展示区画じゃないんだけど、C-1と機械の集団。

燃料補給車。

陸自でいうところの野外炊具2号みたいなものらしい。

ちびっ子向けの救命胴衣やヘルメット体験の所でちびっ子たちに服を着せてた謎の黒い人。

空自仕様のチヌーク。
自衛隊員は2人以上で歩く時、自然に歩調が揃ってしまうという噂は本当らしい。
で、午後のブルーインパルスは見ることに徹した。なので写真はなし。
普通、6機でやる展示が5機になっていて違和感を感じたのだが、聞いた話では、前日の訓練で2機がバードストライクを起こしたとのこと。そのせいで4番機なしの展示になっていたらしい。
おかげでハートに矢が刺さる図で有名な「バーティカル・キュービット」に矢がないという珍しいことになっていた。
しかも、途中でブルーの展示のために設けられている一般航空機の進入制限エリアに飛行機が入り込んだとかでプログラムが中断。結局その飛行機が出て行かなかったらしくてそのまま中止になってしまった。
よく分からないけど、普通そういうのって航空管制から指示される物なんじゃないの?
管制の言うこと聞かないで入ってきたってこと?
まあそんな感じでかなりグダグダに終わった航空祭だったが、なんとブルーの帰投のおまけがついた。
帰投待ちの人がいつまでも居残ったりして混雑するのを避けるためか、大抵の場合、ブルーは航空祭の翌日に松島基地に帰投する。
だが今日は航空祭が終わった直後に帰っていった。

1-3番機は帰投もきれいに揃って離陸。

そして5番機は離陸直後に急上昇して左旋回、6番機は超低空から離陸するとスモークを吐きながらぐるぐるロール。
なんてサービス精神の旺盛な人たち……。
うーん、ブルーの中止を置いても、なんかぱっとしないプログラムだったなあ。
慣れちゃって物足りなくなったということなんだろうか?
○おまけ
いつもオピニオンの面倒を見てくれる陸自の広報担当の人。
今日も連絡等のために航空祭に来ていると思ったのでメールをしたら「27日から大島の災害派遣に来ています。1週間椅子で寝ています」という返信が来た。
うわあ……ご苦労様です……。
○おまけ2

受付の時に記念品でもらったもの。
タオルかと思ったら結構厚めの真四角の布だった。
入間所属の飛行機が乱舞するというシュールな絵の割にはそこそこオシャレっぽいデザインになっているのだが、何に使う物か分からない。
風呂敷でいいのかな?
スターリングエンジン見てきた
『ずいりゅう』を見てきた。
3月にやってきたばかりのしっぽがXの潜水艦。
これは特にオピニオンとかは関係なくて、もともと何かの式典のついでとかで見学が組まれていたのに欠員が出たからと、中の人の関係者に誘ってもらったもの。

中はカメラ付き携帯すら持って入れない程厳重な写真禁止なので、外観だけ。
右側が『ずいりゅう』。
左は確かおやしお型とか言ってたけど、よく分からない。
こうやって見るとずいぶん形が違うな。

甲板に刺さっていた艦名板。
これまで潜水艦ははるしお型、おやしお型と2種類見てきたけど(というか、日本で現在運用してるのはこの2種とそうりゅう型だけだけど)、また一段と艦内が狭くなった感じ。
そうりゅう型は普通のディーゼルエンジン以外にスターリング機関という新型の推進機関を積んでいて、本来ならこれまでの潜水艦より10メートルぐらい長くなる所を、艦内の配置をいろいろやりくりした結果、2メートルの長さアップでおさめたんだって。
でもその結果、ベッドが壁の配管すれすれの所に設置されててどう出入りするのか謎だったり、トイレやシャワーがすごい変な隙間みたいな所にあったり、調理室がちょっと背の高い人だと天井つっかえたりとか、結構大変なことになっている。
……ここまで無理をして通常型の性能を高めるぐらいなら、いっそ原潜作っちゃった方がいいんじゃないかと正直思った。
秋の記念日
毎年恒例の横須賀基地自衛隊記念日行事。
いつもは基地でやるんだけど、今回は田戸台分庁舎(旧横須賀鎮守府長官官舎)が100周年とかで、記念銘板の設置も兼ねてそっちでの開催になった。
田戸台ってほぼ山のてっぺんで、どの最寄り駅からも延々坂を上っていくことになるから、結構大変なんだよね……。
眺めはとてもいいんだけども。

交通整理をする緑のおじさんと自衛官というシュールな光景。

開始が15:40からなので、そろそろ風景も夕方の気配。

そういえば、観桜会で桜の季節(しかも咲いてないことも多い)にしか来たことがないけど、緑もいいな。

式典では最近CDデビューした三宅3曹の生歌もあった。

そして横須賀音楽隊のミニコンサート。

舟盛りがあまりきれいに食い尽くされてたんで撮ってみた。
ちなみに今回は『はしだて』の調理チームお手製ではなくて仕出しとのこと。どうりで少々メニューが単調だと思った。

最後は生「蛍の光」で追い出された。
まあ、いつものとおりといえばいつものとおりなんだけど、料理は『はしだて』のほうが良かった気がする。
写真お断り
瀬戸際外交
さかさ寝くらま
人間様の勤務先は高層ビルの上の方の階にあるのだが、どうやらこのビル、陸自のヘリの航路上にあるらしくて、日に何回かUH-1(たまーにチヌーク)がバタバタとローター音をさせながら窓の外遠くを横切っていくのが見える。
多分駐屯地間の連絡便なんだろうと思うが、いつもは多くても3回ぐらいしか通らないこの陸自ヘリが、ここ2~3週間はやたらと通行量が増えていて、先週あたりは1時間に1回とか、結構半端ない感じでローター音が聞こえていた。
が、観閲式が終わった今日、気付けば1回もローター音が聞こえてこない。
……なんか、すごくわかりやすく大仕事が終わった感じ?

とうとうぶら下がったまま居眠りするようになったくらま。
どうしてその体勢で眠れるのかと思ったのだが、考えてみたら電車の中で立ったまま寝る人と基本は同じなのかもしれない。
自衛隊の行進と総理見てきた
朝霞の陸自演習場でやってた観閲式に行ってきた。
やってることは3年前と同じだし(もっとも今回は本番なので本物の総理が来たけど)、写真は撮らずに見るのに専念しようと思ったのだが、うっかりカメラを持っていったためにやっぱり撮ってしまった。
朝は8時15分ごろ和光市駅についたら、送迎バスの列はもう100メートルぐらいになっていてびびった。招待者しか来れないはずなのになにこれ。
中の人も「今回はすごい席が埋まるのが早いです」と言っていた。
あとなぜか母国語が中国語の、そのへんを歩いてるような女の子がグループでいたのが謎。

4000人の自衛官がずらりと並ぶこの風景。
ちなみに場所はまたしても観閲台を正面から見る位置。
端っこなので横からの出入りは見れるが、最上段ではないので舞台裏のカオスは撮れない。


左:観閲部隊指揮官の第1師団長
右:執行者の朝霞駐屯地司令

儀仗隊の栄誉礼を受ける安倍総理(真ん中)。

総理を探せ状態。

巡閲中。逆光なのですごくまぶしそうな総理。

そんな遙か彼方まで巡閲しに行くんだ……。

訓示がやたら長い総理。
話が長い人間は大抵無能と決まってるんだが。


ここで部隊は一旦観閲行進のために退場。
左:高等工科学校生徒。一般で言う高校生。
右:普通科部隊。首元のスカーフって、艶感からすると絹かポリエステルじゃないかと思うんだ。

奥のほうでは車両部隊が退場中。なんかすごいことになってる。

そして音楽隊を先頭に行進開始。制服の対比がキレイ。
本当はこの前に空挺降下のアトラクションがあるはずだったのだが、風が強くて中止になった。

総理の前で敬礼。これは防大生。


左:看護学校生か防衛医科大生かどっちか。医療関係なので女性が多い。
右:高等工科学校。


左:普通科部隊。ちなみに観閲台の前にずらりと並んでいる旗は、観閲台にいる陸海空各幕僚長とか偉い人たちの将旗。
右:脳筋とか言われながらもやっぱりかっこいい空挺団。


海自旗を先頭に海自部隊が入ってくる。


左:海自旗にそれぞれの旗が敬礼。
右:音楽隊の指揮者も指揮をやめて敬礼している。実際に見たのはこの時だけだったけど、陸自旗空自旗が通った時もやってたらしい。

そして彼方まで続く行列……。


左:空自部隊
右:指揮者も海自が通る時は海自に、空自が通る時は空自の人に交代している。意外と芸が細かい。



陸海空女性部隊。
華やかでかっこいいけど、なぜわざわざ男性とわけるのかがいまいち解せない。
看護学生とか男女一緒に行進してるのに。

そしてここから陸海空航空機の観閲飛行。まずやってくるのは指揮官機。
こういう風に近づいてくる時は狙われてる時だから、逃げるしかないんですって前に中の人が言ってた。


しかし後は角度が悪いし送電線が邪魔するしでろくな写真が撮れていない。





とりあえず後は並べておきますね。
そして空が終わると地上部隊の観閲。
とりあえずこれも並べておきますね。
















これで観閲式は終わり。
もう1回儀仗隊が総理に栄誉礼をした後、総理は退場。
後で聞いたらこの後大島に行ったんだって?
そして観閲式が終わった後はアトラクションタイム。
まずは高等工科学校生徒のドリルパフォーマンス。

出待ちの待機中、孫が出ているらしいおばあちゃんが近づいて一生懸命探してたけど見つからなくて、おじいちゃんに「あそこにいるだろが、自分の孫もわかんねのか」とか教えられてたのがちょっと微笑ましかった。
今回は動画を撮ってみたので、見たい人は「続きを見る」から見てください。
途中で空気読めない夫婦が乱入してくるけど。
ていうかこの夫婦、他に空いてる席はいくらでもあるのにわざわざ人の前を通って座ったくせに、パフォーマンスを見もせずにうつむいてスマホ、おまけに10分ぐらいしたら飽きたのか帰ってしまった。
邪魔するしないはお互い様だから目くじらたてるべきじゃないんだけど、こういうのは正直腹が立つ。

米陸軍音楽隊の演奏。
……細かい論評は置いておくけど、とりあえず自衛隊の音楽隊のレベルはすごく高いって事が分かった、うん。

自衛隊太鼓。風が強くてのぼりを支えてる人が結構必死だったのがはらはらした。
あと太鼓が時々風で動いてっちゃったりしてたりとか。

自衛隊太鼓と音楽隊の共演。
ヘリが入ったのは偶然。
で、パフォーマンスが終わった後は各種装備展示を見て帰ってきた。
車両も10台以上、小火器や設備関係もあったりと規模がかなり大きいので面白いんだよね。

米陸軍の上陸用水陸両用車。
なんか日本のとずいぶん印象が違うな……。

正面顔もかわいくないし……。

そして自衛隊と違って使用感丸出しのまま展示するのがアメリカ流。
置いてある背嚢は25キロだって……。

水を濾過する機械。タンクの側から撮ったのでなにやら分からん感じになってるが、機械そのものは奥のトラックに積んである。
濾過能力が強力すぎてほぼ純水に近い状態まできれいにできてしまうので、水としてはむしろおいしくなくなっちゃってるらしい。

後光がさしてる架橋車

展示物じゃないけど戦車牽引車。
割と普通にあちこち駐まってた。

警備隊(自衛隊内の警察)の車。
基地モニターとかオピニオンリーダーとかの立場で見せてもらうのは大抵予行なので、見ている割には本番を知らなかったりするんだけど、やっぱり本番は予行とは違うなあ。
○おまけ
パンフレットが余ったのか、帰りのゲートで駅前のチラシ配りみたいな勢いで配布しまくってた。
かわしそこねて5冊ももらってしまった。

道聞いただけで2冊もくれるとか、そんな感じ。




