水浴びと覗き


 とっても暑いのでブロッサム、通称ちびころが水浴びを始めた。
 といっても冷房入ってるんだけど、まあ温度設定29度だからね。

 そしてブロッサム、通称ちびころの水浴びを眺めるのが大好きな長門はこんなんなっている。
 夢中なあまり白目と頭の毛が出ちゃってるが大丈夫か。
 というかこれ、人間に置き換えたら、おばあちゃんの水浴びを白目剥いて覗く若い男って図になっていろいろとやばい気がする。

マメルリハの謎の世界

 時々、マメルリハという鳥が分からなくなることがある。

 ホモに迫られて目が泳いでるマッチョと、全然関係ないのになぜか参戦してるつもりになってる遠くの奴。
 セキセイもしょっちゅう他の鳥に寄っていくんだけど、彼らはもともと群れを作るフレンドリーなタイプだからで、従って寄っていくのは一緒に遊びたいからとか、自分が楽しいからとか、そんな感じのことが多い。
 でもマメルリハは基本他人を認めないという性格で、ヒナの頃から一緒に飼っていたとかいうのでもない限り、他の鳥を仲間として見ることはない。なので「お友達を構いにいく」という発想もない。
 つまりビビの場合、本気でパムに迫っているのである。
 本気でパムを自分の妻にしたいと思っているのである。
 ……分からない。

いずもん

 というわけで『いずも』の進水式に行ってきた。
 今回は写真撮れた。

 進水式前。
 まだこの時点では名前は不明という建前なので第2405艦と呼ばれている。
 でももうみんな知ってるけどね。 

『ひゅうが』や『いせ』も大きいと思ったけど、さらにでかい。
 なんでも全長248メートルらしい。『ひゅうが』は197メートルなので当社比1.5倍。さらに263メートルあった『大和』より大きい。
 さすがに東京タワーと同じ長さのジョージには負けるけど。

 見物人みっしり。
 この人たち、きれいなチケット持ってたけど、あれどこで手に入るんだろ?

 ちなみに造船所の人はみんなこういうポロシャツを着ている。
 ほしい、これすごくほしい。

 まずは命名。
 紅白幕は巻き上がるか下に落ちると思ってたので、これにはちょっと意表をつかれた。

 そして進水。
 といってももうすでに水の中にいるので、くす玉やら紙テープやらが乱舞する中10メートルほど後ろに下がるだけ。
 まわりの声入りまくり。

 後ろでは花火や風船も飛んじゃうよ。

 そしてこのあとは祝賀会。
 何しろ海自最大の護衛艦の進水ともなると、会場も体育館レベルが必要。
 これでも結構人口密度が高くなってる。

 ごはん。

 記念のお酒。
 中身は普通の吟醸酒。おいしかった。

 ゲストその1、副防衛相。

 ゲストその2、ゲル。
『いせ』『ひゅうが』と来たら次は『ふそう』か『やましろ』になると思っていたが(日本海軍で最後に知られた戦艦は『扶桑』『山城』『伊勢』『日向』に『長門』『陸奥』を加えた6隻)、この命名は意外だった。でも『ふそう』『やましろ』にはちょっと違和感を感じていたので、こっちのほうがいい名前だと思う。
『いずも』が就役するのは1年半から2年後。その頃は見れる立場にいるのかどうか。
 そして、中の人の話によれば、『いずも』の寿命は40年。丁度今年生まれた子供が大きくなって幹部として自衛隊に入り、『いずも』の艦長になるぐらいの頃に、自衛艦旗を返納して生涯を終えるのだという。
 2年後の事が分からないのだから40年先のことなんて分かるわけがないが、『いずも』が寿命を無事に全うできる40年になることを祈りたい。

ばれてる名前

 明日は海自の最新鋭護衛艦22DDHの進水式なのだが、防衛省がうっかりさんをした結果、式まで厳重に伏せられているはずの『いずも』という艦名が流出してしまった。
 しかも、『いせ』や掃海艇『えのしま』の時と同じように、進水式の時の撮影は不可という可能性が高い。
 なのでなんだか微妙にわくわく感に乏しい。
 しかし『ひゅうが』『いせ』と来て次が『いずも』って、ヘリ空母は神社シリーズになるんだろうか?
 多分艦内神社は出雲大社からの分社だろうから、就役したらここにお参りすれば……(以下略)。

?すくみ

 迷惑そうに眼をそらすブロッサム、通称ちびころを上からじっと見つめる長門と、その長門を横から睨みつけるぎくちゃん。

 これって三すくみ……じゃないな。
 何すくみになるんだろう?

ヘリ乗ってきた

 会社の同僚と一緒に朝霞駐屯地のヘリ体験搭乗に行ってきた。
 木曜日あたりから風邪をひいてて頭が痛いんだけど。

 今回乗ったのはUH-1。
 CH-47チヌークのほうが自衛隊っぽいんだけど、こっちのほうが見てのとおり窓が大きくて視界が広いし、横座りシートじゃなくて楽なので、個人的には体験搭乗するのはこちらのほうがおすすめ。

 バックの工事現場感がアレだけど、とりあえずいってらっしゃーい。
 今回の体験搭乗は朝霞駐屯地の演習場でやっているのだが、10月の観閲式の会場になるため、整備で結構あちこち掘り返してるのだった。
 ちなみにやってるのは自衛隊員じゃなくて、普通の業者さん。

 多分下に見えるのは荒川じゃないかな。リクとかニノとかいるところ。
 地理苦手だから自信ないけど。
 曇ってたけど結構視程は良くて、遠くまで見えた。

長期換羽

 インコは他の鳥より換羽の期間が長いらしいが、長門の場合、4月の胸毛復活からすでに3ヶ月、いまだに換羽が続いている。
 どうやら全身がいっぺんに代わるのではなく場所ごとに抜けていくようで、胸→背中→しっぽときて、現在最盛期なのは後頭部。

 写真だと普通に見えるが、羽をめくるとハゲた中にみっしりと筆毛が林立していてかなりボロっちい。
 これ、終わる頃には秋になっちゃってるんじゃないだろうか。

まだおいていかないで!

 すっかり元気になっていても、やっぱり人間様から離れるのは嫌なくらま。

 飼い鳥、特に手乗りは野生のものに比べて精神が子供のままというけど、生後1年になろうかというのにまだ“保護者”にひっついていないと駄目というのはどうなんだろう。
 お前もう大人なんだから、そろそろ自立しないと駄目だよ。

落ちるぎっく


「なにー?」
 ぎっくちゃんは相変わらず、時々止まり木から落ちている。
 朝や日中は普通で、夜になると発生している。
 見ていると、足腰の問題ではなく、めまいか何かでふらついてしまうという感じがするので、もしかすると脳か神経に異常があるのかもしれない。
 そういえばヒューストンも10歳ぐらいを過ぎてから、似たような神経症っぽい症状が出るようになっていたな。あれも結局原因不明のまま死んでしまったけど、インコにはそういう病気って多いんだろうか?
 病院へ連れていきたいところだが、季節が季節なので逆に負担になりそうで踏み切れない。

お山巡り

 すみません、27日分を書くので力尽きたので、明日改めてアップします。
 そんなわけで、28日。
 宿坊に泊まるといいのは、境内の中にあるので、拝観時間関係なく中をうろつけるということ。
 もっとも、延暦寺ぐらい広大で自然たっぷりの寺だと、下手な時間にうろつくと逆に危険だったり、お堂そのものが閉まってて見れなかったりするんだけど。
 そんなわけで、6時半に宿泊者だけが参加できる朝行(お坊さんがお堂で朝のお経をあげるのを見て説話を聞いて、仏様に焼香したりする)に出て朝ご飯を食べたらすぐに散策を始めるつもりだったのだが、ご飯の後うっかりうたた寝してしまい、出発したのは結局9時半頃だった。
 朝の説話で「ここにいらっしゃる皆さんの中には天台宗ではなくて、浄土宗、浄土真宗、日蓮宗、禅宗など、他宗の方も多くいらっしゃると思います。ですが、これらの開祖の方々は皆ここで修行をされた方ですので、全然構いません」と普通に言ってたのが面白かった。
「元祖」の余裕なのかもしれないけど、キリスト教やイスラム教だと、宗派が違うだけで他人どころか敵扱いになっちゃう現実がある中で「あ、その人もともとうち出身ですから、いっすよ」と言えるゆるさがなんで仏教にだけはあるんだろう?
 延暦寺にはざっと150ほどのお堂や塔が散在するらしい。公開されていないものもあったりするから全部を見るのは当然ながら無理だが、せっかく来たのでなるべくたくさん見たいなと思ったので、せっせと歩いて(たまにシャトルバスに乗って)来た。
 でも、見るつもりでいたのに逃した場所も結構ある。
 これを全部焼いてのけた信長すごいな。




 ここはお寺というより、ハイキングとかトレッキングコースとか思ったほうがいいみたい。
 もちろん、有名どころだけさくっと回って終わるのもありだけど、脇道に入ると思いがけないところに小さな祠やお堂があったりするので、そんなのを見るのも楽しい。
 ただ、うっかり修行者用の行者道に踏み込むと変なところに行っちゃう可能性があるのが危険だけど。
 そんなわけで、仏の心を堪能して帰ってきたのだった。