海からお山へ

 今日は比叡山に泊まっていますが、ネット環境がロビーで無線LANが通じるだけというまさかの状態のため、明日アップします。
 いろいろとお山なめてた。
 帰宅しました。
 そんなわけで、舞鶴地方隊の展示訓練に行ってきた。

『すずなみ』と隣の埠頭にいた『日本丸』のツーショット。
 なんで『日本丸』がここにいたのかは不明。

 着いたのが8時15分頃で、乗艦開始は9時からなのにもうこんなに並んでいる。
 しかもみんな関西弁。京都弁じゃなくて関西弁。

 しかも出港は9時半。
 乗ったはいいが暇なので風景写真などを撮ってみる。
 舞鶴って呉にちょっと似てる感じ?

 ぶらぶらしてたらようやく出港時間になったので、もやいの回収。
 艦首には国旗が掲げられているが、実はこれは停泊している間だけで、航海が始まると降ろしてしまう。

 よく見ると、隊員が降ろす準備をして「出港用意!」の号令を待っている。

 そして号令が出た瞬間、一瞬で降ろす。
 入港の時は逆で「入港用意!」の号令がかかると一瞬で上げる。
 よく分からないけど、航海中、艦の先っぽでなんかひらひらしてると邪魔とか、そんな実際的な理由があるんじゃないかな。

 艦首を陸側に向けて停泊していた『すずなみ』は、出航後にタグに押してもらって方向転換をする必要がある。
 今回はものすごく近いところで見れた。

 どのぐらい近いかというと、ブリッジの中で操舵してるのを写せちゃうぐらい。
 タグのブリッジの中なんてまず見る機会がないからかなりテンション上がった。

『日本丸』をバックに、仕事を終えて去っていくタグ。
 さて、これから若狭湾の展示訓練海域まで3時間の航海である。
 今回、PEN miniに75-300mmのズームレンズをつけてみたのだが、望遠すぎて距離が近かったり広角だったりの写真がまるで撮れなかった。
 なので、一緒に持って行ったS100に適宜切り替えて撮っている。
 しかも、PEN miniはお利口さんすぎて、オートにしておいたら、曇りの日に日本の海の色に似た護衛艦の色をどう撮るか悩んでしまったらしく、妙に青ころびした写真ばかりが量産されてしまった。
 そんなわけで、かなり写真によって色や写りがばらついている。

 ……京都府のクレーン?

 艦の上はこのとおりのまったり感。
 これでも512名だか乗っているらしい。

 そして、湾内だというのに航行中の船が全くいないことに驚愕する。
 東京湾だとありとあらゆる種類の船がそこらじゅうをうろうろしているのに。

  ……SH-60JだかKだかが飛んできたので、『すずなみ』の速射砲を入れて撮ろうと思ったら、タイミングを間違えて大変シュールな写真ができあがった。

 そのうちやっと他の艦が見えてきた。これは『みょうこう』と『まきなみ』。
 予定地点まで1列になって航行していくのは横須賀と同じだけど……。

 突然、こちらの3隻と交差するようにして他の艦の列が現れたので驚いた。
 まだ展示が始まるには1時間もあるのに。

 そして『みょうこう』と『まきなみ』が突然90度以上も方向転換。『すずなみ』もそれに続く。

 気付けば向かい側に現れた艦も、こちらに艦首を向けて一斉に回頭している。
 ……どうやら、展示に向けて1列になるよう、隊列を整えようとしているらしい。
 やたらと複雑だけど、これもアピールの一環なのかな?

 そして、列が整ったところで、今度こそ本当に展示訓練が開始。

 先頭の『あしがら』に威儀を正す乗員。

 ……と思ったら、そのさらに前をさりげなく通り過ぎてく潜望鏡があった。
 なにこれ。

 左:『あしがら』
 右:『きりさめ』。艦番号が電話番号案内。


 上左:他用途支援艦『ひうち』
 上右:掃海艇『のとじま』
 下:補給艦『ましゅう』

 こちらの前を通り過ぎた後、すぐに方向転換して斜めに去っていく。

 艦艇が終わると次は航空展示。
 毎度おなじみ(といっても実は関東では観艦式の時以外は見れない)US-2。
 隣で写真撮ってた人が20回ぐらい「辛坊さんを助けた奴」と仲間に繰り返し言い続けてたのが笑ったが、世間ではそんな覚えかたされてるのか……。

 そしてUS-1の離水。
 海面にぷかぷか浮いてると思ったら、おもむろにプロペラを回して滑走ならぬ滑水を始め、そのままゆるゆると上がっていく。

 潜水艦の浮上。全く分からん。
 書き忘れていたが、今回『すずなみ』の位置は列の最後尾なので、あらゆる意味で展示がとても見にくい。

 これもおなじみの救難展示。
 ヘリとボートを囲むようにして、艦艇が次々と恒例の大回頭を行っていく。

 回頭中。

『すずなみ』が回頭の頂点に来た時の風景。

 回頭完了。

 次はミサイル艇の高速航行展示。

 あっという間に護衛艦たちを抜き去っていくミサイル艇。

 ……と思ったら、先頭の艦の前を横切って戻ってきた。
 航行中の正面顔って新しいな。

 そしてまた通り過ぎて……。

 今度は後ろをぐるっと回って戻ってくると、IRフレア発射。
 だから遠すぎて分からんてばよ。

 派手なミサイル艇の後は、地味に『ひうち』が放水展示。
 よく見ると消防服を着た乗員が手動で放水していた。

 ラストは高速機動艇の航行。
 最近これあちこちで見るけど、はやってるのかな?
 これで展示はおしまい。
 位置が悪かったせいもあるのかもしれないけど、全体的に間延びしてる上に見にくいものが多くて、ちょっとだれた。

 隊列を崩しておうちに帰る艦たち。
 中でも『すずなみ』は西舞鶴で他の艦より遠いせいか、ものすごいスピードで他の艦を次々と追い越していく。

 それでも港につくまで2時間半ほど。
 その間、展示されているヘリコプターを見たり……。

 士官室の足ふきマットを写真に撮ったり……。

 相変わらずの大海原感を楽しんだりしていた。

 そして入港。
 お疲れ様でした。
 さて、せっかく京都に来たので、今回は比叡山延暦寺の宿坊に泊まることにした。
 比叡山まではいくつかコースがあるが、選んだのはケーブルカーとロープウェイで比叡山山頂に行き、そこにあるバスターミナルからタクシーを使おうというもの。
 ターミナルに着くのが19時頃になるのでバスはもう終わっているが、この時期、山頂のレストランが夜景展望イベントなどをやっているので、客待ちタクシーの1台や2台はいるだろうと考えたのだが、これが甘かった。
 ケーブルカーの改札で、バスターミナルのあたりは有料道路なので、わざわざ客待ちするタクシーはおらず、しかも携帯は圏外になるので呼ぶこともできないと教えられ、宿坊に連絡してタクシーを呼んでもらったほうがいいと勧められて慌てて電話。平謝りしながらタクシーを呼んでもらうよう頼んだところ、宿坊のほうで、本来やらない車の迎えを出してくれるという。
 完全にこちらの事前確認不足なので、タクシーがだめなら最悪歩くつもりでいたのだが、歩くにしても街灯もない道路なので無理とのことで、結局ロープウェイの駅まで迎えに来てもらうことになった。
 この後も、買って10分でケーブルカーの切符をなくし、他の乗客を待たせて迷惑をかけたりとか、突然なんでこんなに頭が悪くなった? と思うぐらい不手際の連続で、なんだかかなり凹んだ。

 でもロープウェイからの夜景はきれいだった。

祭りの前日

 というわけで、明日の展示訓練に備えて舞鶴入り。

 そうなんだ。
 帰りに買っていこうかな。
 泊まりがけでやってくるような物好きは人間様ぐらいだろうと思っていたら、ホテルで海自のどこかの航空隊の部隊帽をかぶって海外旅行にでも行けそうなぐらいの大きさのトランクを転がす(多分中身はカメラとレンズ)気合い入った人たちに出会った。

ヒマワリの罠


「ひまわり~♪」
 一旦外に出ると、長門はなかなかカゴの中に戻ってくれない。
 手に乗せようにも、この鳥は人間様の手は乗るものではなく寝転がるものだと思っているし、ならばと追い立てて入れようとすると怒って噛みついてくる。
 長門が人間様の言うことをきかないのは今に始まったことではないが、他はともかくカゴの出入りについては言うことを聞いてくれないと困るので、大好物のヒマワリで釣るという、大抵の場合成功する方法でしつけることにした。
 長門が見ている前でヒマワリの容器を開けて種を何粒か取り出し、カゴの中のエサ入れに入れると、どんな所からでも長門はいそいそと戻ってきてカゴの中に入り、ヒマワリを食べ始める。
 たまにもっと遊んでいたくて葛藤していることがあるが、そんな時には別途1粒ヒマワリをつまんで目の前に出してやると、あっさり釣られて入ってくる。
 そんなことを繰り返しているうちにすっかり習慣になったらしく、最近は別になにもしてないのに、ひとしきり遊ぶと自分からカゴの入り口に戻っていき、中をのぞき込んでは「入るけどヒマワリは?」という顔をして振り返ったりする。
 時々、のぞきこむことすらせずにとことこカゴに入っていき、扉を閉められた後でヒマワリがないのに気付いて愕然としている。
 ヒマワリの嗜好性おそるべしだが、エサ入れの中のを食べ尽くすとまた出たがるので、役に立ってるのか立ってないのか、いまいち微妙なところではある。
 しかもよく考えたらダイエット中だし。

順番待ち


 なんか目つきがかなりやばいが、人間様がかまってくれるのをじっと待っているだけ。
 でも、カゴの扉を開けても絶対に出てこない。
 聞き分けがいいのか悪いのかよく分からないな、この鳥も。

夕方の航海

 晴海から横須賀まで『やまゆき』に乗ってきた。
 あ、もちろん選挙もちゃんと行ったよ。

 前回は入港してくるところから見れたんだけど、今回は晴海についた時にはもういた。

 出港前なのにすでに難民船状態になっているヘリ甲板。
 皆さん暑くないんだろうか……。

 タグに岸壁からひっぺがしてもらって、出港。

 出港してからもしばらくは追ってくる。
 この全力感が好き。
 

 出港は16時半なので、そろそろ日が傾きかけている。
 余談だが人間様はレインボーブリッジとベイブリッジの区別がいまだにつかない。
 さらに最近はゲートブリッジなんてものまでできたので、ますます困っている。

 レインボーブリッジ(調べた)を抜けて横須賀へ。

 青空に良く映える赤白のガントリークレーン。

 羽田下。

 今回のミサイルは猫耳をつけられていた。
 かわいいのか禍々しいのかよく分からない。

 しばらく艦内をうろうろしていて出てきたら増速していて艦尾がこんなになっていた。
 これはお尻が低い『やまゆき』ならではの風景。

 横須賀沖でどこかから帰ってきた作業艇(多分)と遭遇。向こうの乗員が甲板に並んで礼をするのに、『やまゆき』もラッパで答礼していた。

 米軍は、ジョージこそいないが結構入っている。
 左側のでかいのは調べたら米海軍の補給艦で『USNS Rappahannock』だそうだが、なんて発音するんだこれ。

 夕日をうけてみんなほのかにピンク色。
 そんな中を『やまゆき』は接岸。

 接岸作業を終えて帰っていくタグ。
 ありがとー。

 夕暮れ直後の『やまゆき』。

 暗くなっていく中『ちはや』にも明かりがついた。

『やまゆき』とお尻合わせに泊まっている『てるづき』。
 今日は風が涼しかったし、日もそれほど強くなかったしで快適な航海だった。
 やっぱり、港は夕暮れ時がいちばんいいなあ。
○おまけ

 それ、むしろ入りづらいと思います。

ちっちゃくて軽くてフラッシュ付きで

 前にニコニコ超会議2に10式見に行った時、ニコンのV1にフラッシュがついてなくてえらい苦労をしたので、フラッシュがついてるミラーレス一眼を買ってみた。

 オリンパスPEN mini E-PM2 ダブルズームキット。
 ……うん、わざわざ外付けフラッシュしかないの選ばなくても、普通に内蔵フラッシュつきのミラーレス一眼があるって知ってるけどさ。
 舞鶴に持って行くつもりだったからとりあえず小さいのが欲しかったんだ。

 人間様が持ってるカメラで最小のキヤノンS100と比べてもこんな感じ。

 V1がとても大きく見える。

 こんなでかいのを普通に持ち歩いていたんだ、と驚愕のD7000。
 でも、ミラーレスはAFがもっさりもっさりしていて、特に動きのある物を撮る時にいらつくので、本当はD7000を使いたいんだよね。
 一眼レフ並みにちゃきちゃきピントの合うミラーレスってできないものか。
 というわけで、恒例の鳥どもでテスト撮影。



 最後の長門以外、全部410-150mmの望遠レンズで最大望遠にして撮影。
 このカメラには、一旦AFでピント合わせをした後、MFで微調整ができるというモードがあるので、それを使ってみた。
 でも液晶モニタでこれやるのって結構厳しい。ていうか液晶モニタ、彩度が高すぎて色おかしいんだけど。
 ちょっとくすみ気味だけど、現物の色がそこそこ正確に再現されてる感じ。
 淡いブルーグレーという色が災いしてどんなカメラでもうまく撮れないチャンドラは、バックの白い壁との対比にやっぱりカメラが悩んで彩度がものすごく低く写ったので、補正した。
 うーん、MFが簡単な分、V1より使い勝手はいいようにも思うけど、本格的に使ってみたらどうなのかな。

もうすぐ1周年

 あれっ?
 そういえばくらま、お前来月誕生日じゃない?

「そんなのおぼえてない……」
 マメルリハは一人餌になるまでに1ヶ月ちょっとかかるので、9月末に一人餌になったばかりで我が家に来たくらまは8月末あたりの生まれということになる。
 思えば1月あたりには半年も生きられないんじゃないか、生き延びても後遺症に悩まされるんじゃないかと気が気じゃなかったが、今では生まれてこのかた病気なんてしたことがないかのような暴れっぷり。
 多分本人も完全に忘れてるんじゃないかな。鳥だし。
 そういえば、くらまにはきょうだいがいたらしい。
 くらまを買った直後あたりに、ブリーダーさんのブログで、くらまと一緒に育ったと思われる黒目だけどくらまによく似た羽色のマメルリハの写真が載っていた。
 きょうだいならこの鳥もメガバクテリアに感染していた可能性が高いのだが、無事冬を越せたのだろうかと、もう手の届かない立場ながらたまに考えたりもしたりする。

ダブルブルーファロー

 同じブルーファローでも似ているようで似てないチャンドラとくらま。

 チャンドラはパイドなので、普通のブルーファローに比べたら色は薄いのだが、くらまのほうはさらに薄い。
 羽毛の質も実は全然違っていて、いかにも鳥の羽っぽいしっかりした質感のチャンドラに対してくらまはふわふわの猫っ毛。

 そしてやっぱり仲は悪い。
 もっとも、とことん攻撃的なのはチャンドラで、くらまはお兄ちゃんがちょっと気になる模様。
 多分この2羽には血縁関係はないので、つがいにすることは可能だが、それはそれでなんかいろいろ大変な気がするのでとりあえず別々に手乗りにしておこうと思う。