最近、ビビがかじり木の先端をせっせと尖らせているのが気になる。

何食わぬ顔をしているが、形といい鋭さといい、確実に殺傷能力があるレベルに仕上げられている。
一体何に使うつもりなのか……。

……だ、だまされないぞ。
無害を装ってそんなことやってみせてもだまされないんだからな!
どこへやったの?
くらまは最近マウス囓りにはまっている。
少々なら別に構わないが、まだ子供のくらまは加減もなにもなくガリガリやりまくるので、度が過ぎた時は隠すことにしている。
探しながら人間様のほうを見るってことは、隠されたと分かってるのか。
大洗で10式見てきた
茨城県の大洗港は、この連休が被災した大洗港の完全復興記念海開き。
海自の『てんりゅう』と陸自の10式他いろんな車両がやってくると聞いたんで、行ってきた。
とはいっても目的は『てんりゅう』でも10式でもなくて、陸自の装備のくせに作ったのはユニバーサル造船という謎の水陸両用車、94式水際地雷敷設装置の体験試乗。
……だったのだが、体験試乗は明日の14日からだと現地で知った……。
3時間もかけて行ったのに……。

10時過ぎごろ行ったら、『てんりゅう』の入港歓迎式典の真っ最中だった。
『てんりゅう』は確か何年か前に見た記憶がある。
護衛艦その他の射撃訓練用に、標的を発射したりデータを取ったりする艦で、常にオレンジ色の標的を飾っている印象だが、今回もやっぱり飾っていた。
ところでこの大洗、女子高生が戦車に乗って戦車道とかいう武道を極めるアニメ「ガールズ・パンツァー(略称ガルパン)」の舞台らしい。
個人的には戦車といえばエーベルバッハ少佐か「覇者の戦塵」なので、カワイイ女子高生が制服でガチな戦闘メカに搭乗というと、「トップをねらえ!」の亜流の亜流路線? ぐらいの印象しかないのだが、確かに町中あっちを見てもこっちを見ても熊本県のくまモン並みにガルパンキャラが露出してる。
……アニメで町おこしや組織おこしを否定するつもりはないが、なんというか、オタ向けアニメでそれをするのは見ていて結構痛いというのが正直なところではある。
入港歓迎式典でも、町長さんらしき人が乗員に向かって一生懸命ガルパンの聖地を力説してたが、海自の中の人にそれを言っても……という感じだし。

10式と『てんりゅう』の異色コラボ。


いつもの展示装備の皆さん。

10式をここまで運んできたトレーラーの荷台。
何の説明もなくこれだけぽつんと置かれていたので、何だか分からない人も多かったんでは……。
とひととおり見たところでまだ11時。
『てんりゅう』の一般公開は13時からとのことなので、それまで隣の大洗リゾートアウトレットで時間を潰すことにする。
本当は水族館に行きたかったのだが、ちょっと距離があって間に合うように戻ってこれるか微妙だったのであきらめた。

リゾートアウトレットから会場全景を撮ってみた。
明日と明後日は体験試乗とかガルパン声優のトークショーとかいろいろあるので親子連れやオタクの人やらで混みそうだが、今日はそういうものも特にないのでまったりしている。

アウトレットから『てんりゅう』の正面顔。

で、ご飯を食べて店をぶらついて12時半ごろ戻ってきたら、陸自1のイケメン部隊こと特別儀仗隊の中の人と一緒に写真を撮れるコーナーができていた。
でも制服とかが見慣れないせいか、皆さんいまいち反応が薄い。儀仗隊の中の人ちょっぴり暇そう。

一方『てんりゅう』は早くも開始待ちの列ができていた。
この時点ではたいしたことないのだが、この後みるみるうちに行列が伸びてアウトレットの方まではみ出していった。


まるでバッキンガム宮殿の衛兵のようにモデル役を交代する儀仗隊の中の人。
で、そんなのを眺めていたら開始時間になった。

艦橋の上の露天部分にあった何かの操作盤。仰角とか俯角とか書いてあったからなんかの発射装置だと思うけど、なんだろう。

ふと下を見たらとんでもない行列ができている。
どうやらすでに入場制限もしているらしい。

そのせいか比較的艦内はすいていて、艦橋も見れた。

艦橋の窓から。


左側の方がかっこいいんだけど、実は左のは古くて使いにくいので全部右側のに変わる予定なんだとか。

後甲板にいたら大きな汽笛の音が聞こえて、大洗-苫小牧間フェリーの『さんふらわあ』が入ってきた。
ちょっとテンションが上がった。

自力で桟橋のちょっと手前で回頭して、バックして車庫入れする『さんふらわあ』。
いいなー、大きいなー。

『てんりゅう』のお尻と『さんふらわあ』。
94式水際地雷敷設装置に乗れないと知った時はもう帰っちゃおうかとも思ったが、『てんりゅう』に乗るあたりで楽しくなった。
なんかこう、まったりしていていい感じ。
ガルパンオタクが押し寄せる明日明後日はこうはいかないかもしれないけど。
○おまけ

割と上手なだけにシャレにならん感じが……。

ひっそりと隅に駐めてあった儀仗隊用バス。
なんだかやたらとかっこいい。
危険はない
エサ入れの差
くらまを普通のカゴに入れたら、体重が減り始めた。
最初は運動量が増えたせいかと思ったのだが、毎日0.5グラムずつ減っていってあっという間に27グラムになった。そして、よくよく見るとエサがあまり減っていない。
実は、カゴについてきたエサ入れは、食べ散らかし防止のためか、正面からしかエサを食べられないよう周囲がやたらと高くなっていて、金網からぶら下がってさかさに食べるとか食事マナーがフリーダムなくらまはかなり食べにくそうだったのだ。

これ。

で、こういうのに変えてやったのだが……。
これもあまり食べない。
病気になる前は問題なかったのだが、病気で足が若干不自由になってからは、こういう風に食べるところが平たくなっているタイプはがっちり掴めないので嫌らしい。
かといって横にとまるとラインがカーブしていて、これまたうまく食べられない。

で結局、療養中に使っていたのをまた入れてやったら、エサが減るようになり、また体重が増えてきた。
一応、2番目の白いエサ入れもそのまま使っているのだが、療養エサ入れが加わってからはこっちのエサは見向きもしない。
どうやら相当気に入らなかったらしい。
まあ、くらまだからしょうがないか。
熱波襲来
くらま歩き
やっぱりくらまは腰か股関節がおかしいらしい。
普通のマメルリハみたいな止まり木歩きができない。
普通のマメルリハの歩きかた。モデルはビビ。
地上を歩くのと同じように止まり木と身体を平行にしててってってってと歩く。
くらまの歩きかた。
文鳥かセキセイインコみたいに横伝いに歩く。
ちなみに羽がまだらになってるのは、霧吹きで水浴びをさせたから。
底の金網の上を歩く時も良くこけているが、これは単に不器用と注意力散漫というだけだと思う。
舞鶴へのいざない
出来心でやった。
今は反省している。

『すずなみ』かあ。もっと小さなふねが良かったなあ……
じゃなくて。
今年は横須賀地方隊の展示訓練(ミニ観艦式)がないので、つまらないなあと思っていたらたまたま見つけて応募したんだけど……。
4月に行った時に思ったんだけど、舞鶴って行くのすごい大変なんだよね。
最近はこういうのはやたら競争率高いし、まず当たらんだろうと思ってたんだが。
しかもよく見たらナンバリングが1番だった。もしやいちばん最初に当たったのか。
でも、横須賀以外のこの手のイベントって見たことがないので、比較検討する(何をだ)いい機会ではあるかも。
2回も舞鶴行っててなんの観光もしないのも情けないので、天橋立ぐらいは見てくるか。お金ないけど。
くらまの新しいおうち
大地震の訓練
朝霞駐屯地の自衛隊統合防災演習を見てきた。
去年もやってて、産経新聞がガセ記事流したりしてた奴ね。
そういえば、あの件に関しては人間様も産経に問い合わせしたんだけど、とうとう返事来なかったなあ。
それはさておき。
これは毎年統合幕僚監部がやっている大震災を想定したシミュレーション演習。
救助活動の中心になる陸自をメインに、海自、空自も含んだ大規模なもので、去年は首都直下型地震を想定していたが、今年のテーマは今をときめく南海トラフ巨大地震。
演習規模も、去年の関東近辺から東海、中部、九州までを含む地域の自衛隊を動員する形(といってもシミュレータ上でだけだけど)に一気にパワーアップしている。

今回の想定条件。
いろいろと破壊的。
“地震発生”は7/1。その後次々と発生する状況と対応を、実時間単位で5日間、昼夜ぶっ続けでやり続けるという、なかなかハードな演習なのだが、中の人は「屋根のある所で寝られるんですから全然楽です」と言っていた。
……なるほど。

状況の発生は、主にシミュレーション専用のコンピュータを使って行う。
コンピュータが提示する状況に対して、各地から集まった災害派遣部隊役の隊員(実際にその部隊から来て訓練に参加している)が対応を入力すると、その結果と新しい情報をコンピュータが返してくるという、まあ完全にシミュレーションゲーム的な感じ。
なので演習の風景は、迷彩服着た隊員が端末相手に状況を確認したり打ち合わせをしたりとか、延々こんな感じのものが続く。

演習の結果をフィードバックするための会議。
当然だけどすごい真剣。
陸自というと銃持って匍匐前進したり戦車や火砲が火を噴いたりとか、肉体労働っぽいイメージが強いけど、一般に見えないところでこういうインテリジェンスな訓練もがっつりやっているのだった。




