自分には無理です


 先日マンチボールを30個買ったら、ショップの人がおまけにつけてくれたオモチャ。
 ちなみにマンチキンとマンチボールは関係ないとこの間書いたが、その後調べてみたら、どっちのマンチも同じ「むしゃむしゃ食べる」という単語に由来するらしい。
 関係ないどころか大ありだった。
 というわけで、これはくらまにはちょっと大きいから長門にあげようかな。
 久々の新しいオモチャだ。

「いや、こわい……」
 ヘタレにもほどがあるぞ、お前。

くらまのつばさ

 くらまは相変わらず飛べない。
 まあ、カゴから出してもらうと床に落ちているエサ粒や糸くずをつっついて歩き、飽きると人間様の膝によじよじ登ってきて手の上で頭を掻いてもらってうっとりしているなんて鳥として駄目すぎる生活を送っているから当然と言えば当然なのだが、病院の先生にそれを言ったら、先生はくらまの翼を調べて一言。
「肩の関節が固くなってますね。このままだともう飛べないかもしれません」
 ……くらまの場合、元々の翼の変形や、例によってメガバクテリア感染に伴う発育不良などもあるので、必ずしも横着しまくった生活が原因というわけではないのだが、それにしても体重が増えすぎて飛べなくなった挙げ句、鳥として終了宣告されるのはいくらなんでも情けなすぎる。
 よしこれから特訓だ! と思ったら、先生に釘を刺された。
「翼が弱いのに無理に飛ばすと、着地の衝撃で足を痛めたりするので気をつけてください」
 ……そういえばこの鳥、腰にも奇形があったっけ。
 難儀だのう。
 本人はまったく気にしてないみたいだけど。

乗り物祭り

 「よこすかYYのりものフェスタ」に行ってきた。

 ついでに実家にも。
 一昨年まではヴェルニー公園とその隣のJR横須賀保守基地だけでやっていたのだが、去年からは1キロ以上も離れた三笠公園も会場になっている。
 一応無料シャトルバスが出ているとはいえ、結構面倒くさいなと思っていたら、やっぱり面倒くさかった。
(ちなみに去年は行きそびれている)

 とりあえずまずは行列必至の横須賀基地艦艇一般公開。今年は『うらが』と『やまぎり』だった。
 いつもイージス艦でそろそろ飽きられてきただろうから変えようと思ったんだろうか?

『やまぎり』はそこそこすいていたが、それでも艦橋見学コースは30分待ち。
 当然飛ばした。
 これは『やまぎり』の前甲板から『うらが』の後ろ姿。

 101と102の間を引き裂く171。

 かなり使い込んだ感のある公用車。

『ちびしま』はまだ健在だった。相変わらず小さいお友達に大人気。
 この艦ももう結構広報長いよな。

 一方、大行列している『うらが』。
 基地に入って真っ正面に目に入る場所にいる上に、『やまぎり』が小さくて誘導の看板とかもないから、どうしても人の流れがこっちに最初に並んじゃうんだよね。
 完全に誘導の失敗だと思う。

 ベビーカー置き場がちゃんとあるのにベビーカーで列に突入してくる親とか、子供が「行きたくない」と声をからして泣きわめいているのに(なぜそこまで激しく拒否するのかも謎だが)自分が見たくて知らんぷりして並んでる親とか、良く分からん人が出るのもまあ風物詩。
 でもそのうち『うらが』が入場制限を始めて(どうやら艦上で艦橋コースに人が並びすぎて身動きが取れなくなってきたらしい)全然列が進まなくなったので、もういいやという気分になって抜けてきてしまった。
 一昨年は「艦橋を見たい人」と「見なくてもいい人」で並ぶ列が分かれてて、艦橋をあきらめるかわりに短い並び時間で入ってさっさと見るということもできていたのだが、なんでこんなに段取り悪くなってるんだろ?

 で、JR保守基地会場に行ってみる。
 いつもの踏切とかマルチプルタイタンパーとかと並んで、国鉄時代の古くて珍しい物とか、青函連絡船ゆかりの品々とかが展示してあった。

 横須賀駅から見たマルチプルタイタンパーと何か。
 実は右側のは展示車両でもなんでもなかったらしい。

 屋台村と化しているヴェルニー公園を尻目に、シャトルバスで三笠公園会場に向かう。
 横須賀市上下水道局のバイクパフォーマンスがあるので、それを見たいのだ。
 何を言っているのかよく分からないと思うが。


 とりあえず展示車。
 このほかにもバスがあったり日産やトヨタが自社の車を並べたり、グッズショップを開いたりしている。
 しかし入り組んだ会場のあちこちにぽつりぽつりと展示される形になっているので、いまいち盛り上がらない。

 なんか場末感漂う野外コンサートなんかやってるし。
 ちなみにこの人たち、キャンディーズとか昔の歌ばかり歌ってたんだけど、なんだったんだろう?

 で、楽しみにしてた横須賀市上下水道局のバイクパフォーマンス。
 実はこれ、正式名称を災害二輪調査隊と言い、災害で道路が寸断された時にバイクを駆って被害状況などの確認をする特別チームなのだ。
 そういえば、東日本大震災でも真っ先に地上から状況確認に入ったのは、陸自のあのバイクの偵察隊だったらしいし、危険の度合いにもよると思うけど、フットワーク的にバイクでの状況確認というのは有効な手段なのかも。

 障害物を乗り越えたりすることを考えて、採用しているのはオフロードバイクではなくトライアルバイク、さらにエンジンを保護するために防護版をつけている。

 ドラム缶も軽々と越えていく。

 ひとしきりバイクの技を披露した後、おもむろにバイクを降りてホースをひっぱり、後ろの災害時用貯水タンクから簡易水道を作る実演を始めた。
 さすがは水道局だがバイクライダーが水道管作ってる図って、すごいシュール。

 はい、水出ましたー。

 そして再びバイクパフォーマンス。
 ちなみに皆さんこれが専任というわけではなく、他に仕事を持ちつつさらにチームとして訓練をしているそうな。
 これは面白かった。
 ただ、なんというか、全体的に中途半端感が漂っていて微妙な感じ。
 三笠公園にまで会場を広げるより、ヴェルニー周辺でまとめたほうが良かったような気もする。

大量破壊OK

 というわけで、長門のせいでちょっと可哀想なことになってるくらまに、ボールのオモチャをたくさん買ってやった。

 とりあえず30個。
 1日1個壊しても一ヶ月はもつ計算。

 ちなみに正式名称はマンチボール。藤じゃなくてブドウの蔓だった。
 マンチキンとは何の関係もないと思う。多分。

 楽しい?

私が誰より一番


 長門……。
 その胸の右側のスカスカの部分は何?
 また長門が毛引きを始めてしまった。
 前のように胸とお腹全体を一気にむしってしまうのではなく、胸の一部だけを集中して囓っている模様。
 そういえば、ここ最近くらまのほうを長時間出して遊んでやったりしてたなあ。
 めんどくさい鳥だね、お前も。
 しょうがないので、しばらくくらまは(長門の前では)知らんぷりをし、長門のほうを集中的に可愛がってやることにしたのだが、そうるすと事情を理解できないくらまが一生懸命遊んで遊んでと言ってくるのが、それはそれで切ない。

こわがりパム


 日中はだいぶ暑くなったが、まだまだ風は涼しいので、窓を開けてミニタワーファンをつけておけばクーラーなしでも充分過ごせる。
 とはいえ、今までの1Kのアパートで使っていたのでは若干(というかかなり)パワーが足りないため、新しいのを購入した。

 ところが、なぜかパムがこれをやたらと怖がるのだ。
 部屋の中を移動させるたびにおびえて大暴れし、こんなんなって隠れている。
 ……隠れているつもりらしい。
 一体何がそんなに怖いのか。

からまるくらま


 なんかえらい絡まってるみたいだけど。
 相変わらずくらまは藤製のちっちゃなボールが大好き。
 最近は破壊のスピードも増していて、1日もしないうちに完全分解、なおもくわえてはあっちこっち引きずり回して遊んでいる。
 でも自分の身体より長くてこんがらかった物を引きずり回しているので、そのうち自分が絡まってじたばたしている。

 そんなとこまで持ってきちゃったんだ……。
 なんだか器用なのか不器用なのか分からん鳥だなあ。

武山で2周年

 横須賀の武山駐屯地に、東部方面混成団2周年記念式典行事を見に行ってきた。
 武山駐屯地そのものは昔からあるけど、東部方面混成団という単位が編成されたのが2年前なので、今年で2周年ということ。
 混成団というのは、いくつかの性質の違う部隊が集まってひとつの単位になっている集団のことで、この混成団は教育隊と即応予備自衛官を主体とする普通科部隊が一緒になっている。

 今回は来賓として招待された人に誘ってもらったのだが、部隊の真正面の来賓席に座らされた。
 おかげで非常に近い位置で見れるのだが身動きが取れない。

 団長の巡閲。
 この後団長のお言葉とか来賓のお言葉とか紹介とか、祝電とかが続く。

 で式典は終了。観閲行進のために一旦退場する隊員の皆さん。

 その間にいつもの水まき。

 そして音楽隊が登場して観閲開始。
 とりあえず部隊とかよく分からなくなったので写真を並べてみる。





 主な部隊が教育隊のため、行進する女の子の人数がとっても多い。
 あと、後ろの白い建物は海自の教育隊の宿舎。
 武山駐屯地には陸海の教育隊と、空自の高射砲隊が同居している。
 特に柵とかもないので、時々海自の人が展示を眺めてたりする。
 観閲が終わると、やっぱり武山にある高等工科学校の生徒と教育隊のパフォーマンス。
 高等工科学校というのは、陸自付属の高校みたいなもので、実際に卒業すると高卒資格になるらしい。

 高等工科学校のドリルパフォーマンス。結構レベルが高い。
 この黒い制服かっこいいわ。

 教育隊の女性は隊歌を合唱。


 教育隊の男性は自衛隊体操。
 怒濤のようにやってきて体操して、怒濤のように去っていく。よく分かんないけどえらい迫力。

 そして次は市ヶ谷の儀仗隊の特別展示。
 といってもいつものドリルパフォーマンスではなく、アメリカの国賓が来たという想定で儀仗のシミュレーション展示をする。
 ドリルパフォーマンスじゃなかったのは、高等工科学校の展示とかぶるからだと思う。

 右側の人がアメリカ大統領役。

 栄誉礼をしながら両国の国家吹奏。
 実際に会場全員で起立してアメリカ国家と君が代を演奏する本格仕様。

 巡閲。

 最後にもう1回栄誉礼をして終了。
 早くも次の自衛隊太鼓が待機している。

 隊員と高等工科学校の生徒による合同演奏。
 最後の展示は模擬戦闘。
 富士学校より狭いんだけど、ちゃんと戦車も出てくるらしい。

 ヘリ来た!
 近すぎてズームの倍率上げるとはみ出てしまう。

 偵察隊をロープで下ろす。

 次に来るのはおなじみ偵察用バイク。
 でも今日は飛ばなかった。

 敵陣地の手前の茨線まで行ったところで、攻撃されて損傷(という設定)。偵察員は支援のために一緒に来ていた装甲車で脱出する。

 ちなみにこれが敵陣地。

 いつもの迫撃砲来た!
 

 他にも火砲がぞろぞろ。

 しかも空砲だけど実際に撃つ。

 そしてちゃんと着弾のパフォーマンスもある。

 ひとしきり砲戦をしたところで10式が突っ込んでくる。
 相変わらず戦車のくせに気持ち悪いぐらいキビキビした動きだが、さすがにスラロームはしていない。

 敵側の74式と壮絶な撃ちあいを始めた10式その他。
 なにこの迫力……。

 敵戦車撃破。

 すかさず突撃する10式。
 芝生かわいそう。

 さらに続いて突撃した装甲車から歩兵が出て敵陣地を制圧。

 完了したところで展示終了。
 武山の記念行事は初めてだったけど、面白かった。
 特に教育隊と高等工科学校生徒のがんばってる感がすごく微笑ましい。
 これは他ではあまり見れないな。

これはおいしくないので

 鳥どもにキャベツをやる時、いつも一番外側の緑色の部分をやることにしている。
 葉緑素が多いほうが栄養にもなるかなーなどという安易な考えからなのだが、そうすると、たまに内側の白い葉をやった時にすごく不満そうな顔をされたりする。

 特にブロッサム、通称ちびころは露骨に食べ残す。
 やっぱり日が当たっている所のほうがおいしいのだろうか?