名古屋空祭りとそれ以外

 そんなわけで航空宇宙展2日目。
 セントレアでブルーインパルスが来るとなったら混むだろうと思っていたら、案の定……。

 うぎゃー。
 この時点で会場内に4,000人だって。

 1時間ほど並んで入場。中は思ったほど混んでいなかった。
 航空祭が頭にあるからそう思うだけかもしれないけど。



 とりあえず展示機をいろいろ撮ってみた。

 空港なのでその隣では飛行機が離着陸している。

 自衛隊機はやっぱり人気。

 左:機体の汚れが使われてる感満載のC-1。
 右:鳥取の部隊なのでマークは因幡の白ウサギ。

 豚が飛行服着て乗ってそうだ。
 もう少し待っていればブルーインパルス他の航空展示が始まるんだけど、なんかもういいやという気分になったので出てしまった。

 だって外ではこんなに並んでるんだよ?
 ぶっちゃけ昨日のほうが面白かったな……とちょっとがっかりしながら名古屋まで戻ってきたのだが、この時点でまだ13時。
 でも帰りの新幹線は17時過ぎ。JR東海のツアーなので変更もできない。
 しょうがないので名古屋港まで南極観測船『ふじ』を見に行くことにする。

 まだ小さい頃、現役だった『ふじ』の一般公開に行ったことがあった(歳がばれる)。
 当時はまだ「南極観測船」と普通に言っていたから今もついそう言っちゃうけど、正しくはこれも「砕氷艦」。
 最初は『ふじ』だけで帰ろうと思ったが、なんとなく隣の水族館も見ていくことにした。
 市立のくせに入場料2,000円てなんなの。

 左:入るといきなりイルカの大水槽。こっちに向かって泳いでくるイルカ。
 右:良く見ると眼をつぶっている。やばいなんか面白くなってきた。

 こっちはこの春子供を産んだベルーガ。
 上のイルカもそうだけど、なんでこの人たちは常に腹を上にして泳ぐのか。

 生体だけでなく、こんな標本も展示されている。

 解説をする飼育員のお兄さんの後ろからそっと覗いている何か。

 とにかくお兄さんのそばから離れない甘ったれっぷり。

 左:エイの子供。多分手の平よりひとまわり大きいぐらい。
 右:でも裏側はやっぱりエイだった(当たり前)。

 鰯の大水槽。

 左:断末魔っぽいけどこれが普通なオオカミウオ。
 右:どこにでもいるなこれ……。

 アカウミガメの手の平サイズの赤ちゃん。
 エサをもらえると思うのか、必死な顔で寄ってくるのがかわいい。

 書き割り背景の効果か、ここのペンギンは絵になる気がする。

 左:首なし。
 右:しっぽ。
 なんか意外と楽しかった。
 混んでる館内で平気でベビーカーごりごり押し回す親なんとかしてほしいとは思ったけど。

 で、次は『ふじ』。

 左:調理室。広くてパン焼きガマやもやし製造器まであったりするけど、異常にリアルなマネキンがちょっと恐い。
 右:士官室。

 左:先任海曹室。このゲーム何?
 右:一般乗員の寝床。ちなみに場所はエンジンルームの真上。これ見ると、乗員の待遇って改善されたなあと思う。

 左:当時のスノーモービル。『しらせ』のかっこいいのと比べると隔世の感がある。
 右:ボコボコっぷりが実際に使われてた感満載の雪上車。

 左:ヘリもいた。「海上自衛隊」のペイントもそのまま置かれている。
 右;艦橋。個々の機材は古いけど、基本的な構造は今の艦と全く変わっていない。

 全体的に『しらせ』より作りに余裕があるような気がするけど、展示用に改装してあるからそう思ったのかな。
 でも、家もそうだけど、艦も住む人がいなくなると、いくらきれいに掃除や補修をしていても荒れるのが寂しい。

名古屋空祭り

 名古屋のポートメッセとセントレアで開かれている「国際航空宇宙展」に来ている。
 これは4年に1度、航空宇宙関係の企業や団体が、小はプラグひとつから、大はヘリまるっと1機までセールスする見本市みたいな物で、そもそもは業界関係者向けの催しなのだが、12~14日の3日間はパブリックデーとして一般にも開放してくれる。
 2008年に横浜でやった時に行ってとても面白かったので、また行こうと開催を待っていた次第。
 ……実は日程が丁度観艦式とぶつかっちゃってどうしようかと思ってたのだが、幸か不幸か行けたのが8日だったので、いそいそこっちに来たのだった。

 まず今日はポートメッセなごや会場。
 こんな感じでまさに展示会という雰囲気。
 なにしろふたつの会場がそれぞれ名古屋駅をはさんで反対方向に電車で30分とか、およそひとつのイベントとは思えない位置関係にあるので、1日でどっちか片方しか行けない。
 でもよく考えたら、実機展示がメインでおまけにブルーインパルスなんかまで来ちゃうセントレア会場は絶対混むので、そっちを今日見ておけば良かったような気もする。

 ボーイングのブース。
 ここに限らず海外の企業は、ブースがでかい割には展示内容がとりあえず模型飾っておきました感漂う感じのところが多い。
 ビジュアル的にはわかりやすいので写真ネタとしてはいいだけど、日本の企業ブースの全力投球っぷりと比べると見劣りするのは確か。

左:バブル期の斜め上に浮かれた感じ満載のデザインの航空機が、現実的かつ無難なデザインに落ち着くまでの変遷。財団法人日本航空機開発協会のブース。
右:海上自衛隊が使うために作られたUS-2は現在軍用機扱いなので、海外に輸出ができない。ただ、滑走路がなくても数百メートルの水面さえあれば運用できるという、非常に使いどころの多い機体ではあるので、こうやって民間に転用して海外輸出もできるようにしたいという動きが出ている。

「テイルローターもメインローターと一緒につけちゃえば、1軸になって機体がもっと安定するんじゃね?」というありそうでなかった発想のヘリ。
 使い道はこれから考えるらしい。

 先週見たな……。

 三菱重工。
 手前はH2-B。奥のケースはわかりにくいけどこの間大気圏突入した「こうのとり」。

 容器をX軸、Y軸、Z軸で絶え間なく動かし続け、重力の方向を一定化させないことで、結果として無重力と同じ状態を作るという装置。
 培養なんかに使われて、一定の効果も上げているそうな。
 実はこのイベントの真骨頂は、こういう小さな技術が非常に面白いという部分にある。
 ぶっちゃけた話、飛行機の模型とか数分も見ていれば飽きるが、こういうのは中の人をつかまえて話を聞いているだけでごはん3杯はいける。
 向こうもパブリックデーは素人が来ると分かっているので、わかりやすく丁寧に説明してくれるし。
 

 こういうのを展示してどこから商談がくるのか不思議なロッキード・マーチン。

 世界の商用ロケット。

 こんなのも展示されていた。
 明治に日本で初めて飛んだ飛行機のレプリカ。

 現物は日本に1基、世界にも2基しか残っていない太平洋戦争中に日本海軍が開発してたターボジェットエンジン。
 会場が広い上に小さなブースが多くて、意外と最後は疲れてしまった。 
 知らない技術のことを知るのってすごい楽しい。

 工業地帯が夕日に映えてとてもきれいだった。
○おまけ

 ここはこういうのとは無縁の世界だと思っていたのに……。

船祭り予行

 観艦式予行の帰りに飲んだら、帰ってそのまま寝てしまいました……。
 そういうわけで1日遅れのアップになります。
 というわけで観艦式予行1回目。
 総火演と同じで予行、特に1回目などとなればできが良くないに決まっているのだが、さてどんなもんだろうか。

 今回乗る『くらま』は、本番では総理を始め、副大臣、防衛大臣、陸海空幕僚長等々、お偉方が乗り込んで観閲を行う役目を負っている。
 なので特別にこんなお出迎え準備があったりする。
 もちろん一般人は別の乗艦口からしか乗れない。

 観閲艦という特性上、『くらま』の出港はいちばん後になる。
 暇をもてあます見学者を尻目に、軍艦マーチを演奏しながら次々と出港していく皆さん。

 左:一方、『くらま』では、偉い人乗艦のリハーサルをやっていた。ただしここで乗ってくるのは副大臣までで、総理は後からヘリで着艦することになる。
 右:偉い人。確か自衛艦隊司令官だったかしら。

 隣の船越からは『えんしゅう』が出てきた。
 標的機飾ってるんだ……。

 左:5インチ速射砲の稼働実演。
 右:例によって胸に札をぶら下げた偽者偉い人の皆さん。なんだかすごく楽しそうだ。
 ところで、今回の『くらま』はとても制約が多い。
 偉い人が乗ってくると言っては立ち入りを規制され、偉い人が艦内を通ると言っては通路の通行を制限され、お手洗いに行くにも不自由する始末だった。
 自衛隊的には総理は最高指揮官であり、相応の敬意と待遇で接するのは分かるし、警備上の理由もあるのだろうが、有権者側からしてみれば、こっちこそ総理やその他国会議員から頭を下げて通路を譲られるべきだとちょっと思ったのはここだけの話。

 実はこの前の写真までがS100、ここからD7000(たまにS100のも混じっている)なのだが、露出調整に失敗してかなり強い修正をかける羽目になったので、色などが不揃いになっている。
 これは第1海堡……かな?


 左:後ろから『ちはや』と『あすか』が追いかけてきた。
 右:前を見ればやっぱり灰色の艦が思い思いに航行している。

 バナナの船だ!

 左:浦賀水道を出て隊列を整え始めた護衛艦たち。ただし『くらま』は総理が乗ったヘリを着艦させるために離れていく(艦が風上を向いていないとヘリや飛行機は離着艦できないため)。
 右:総理ヘリ。

 遠くでは隊列を整えて『くらま』を待つ観閲部隊。

 総理を乗艦させた(つもりの)『くらま』も加わろうとした時、LPGタンカーがひょっこり姿を見せたかと思うとそのまま観閲部隊の中に進んできたので、合流は中断。
 多分かわすタイミングを間違えて、右にも左にも逃げられないまま来ちゃったんだろうけど、観艦式に備えて一般船は規制されてるはずなのに、どうしたんだ。
 というか毎回隊列組む最中に中に入り込んじゃううっかりさんが出るな。

『ひゅうが』に問答無用で観閲されてるタンカー。かなり気まずい。

『ちょうかい』と『てんりゅう』に両側から観閲されてるタンカー。相当気まずい。

 タンカーが去ったので気を取り直して『くらま』が合流。

 受閲部隊が遠くからゆっくりと近付いて来た。
 毎回この時間がいちばんわくわくする。
 観閲は解説が面倒くさいので、写真を並べるだけにします。











 観閲終了。ちなみに特別参加の米、オーストラリア、シンガポール海軍艦は予行には出ない。まあそんなことだろうとは思っていたけど。
 また、毎年巡視艇を参加させている海保は、今年は尖閣対応のため参加せず。
 この後、観閲部隊は各種訓練展示に備えて180度大回頭をする。

 良く分かる大回頭。
 この時『くらま』はまたヘリを着艦させるために隊列から離れていた。

 左:ここから訓練展示。まずは礼砲。
 右:続いて新作、3艦による一斉方向転換。展示の花形であるボフォース発射が搭載艦の引退でなくなってしまったので苦肉の展示なのだろうが、見栄えはいまいち。

 潜水艦のドルフィン。
「どこから出てくるのか分からない」という皆様のお困りの声に応えたのか、今回は潜望鏡を上げて位置を示しながら出てくる親切仕様だったが、予行のせいかほんのちょっと頭を出しただけでごまかされてしまった。

『いせ』のヘリ離艦展示。奥は『ひゅうが』。

 左:そして地味さではトップクラスの補給展示。
 右:ちゃんと給油ホースを渡しながら航行している。

 LCAC。

 左:華麗に撮るタイミングを逃したミサイル艇のフレアー発射。
 右:これも撮るタイミングを間違えたP3Cの対潜爆弾投下。

 P3Cのフレアー

 US-2の超低空飛行。本当は着水までやる予定だったのだが、海面が荒れているのでぎりぎりまで降下しただけだった。
 ちなみに書き忘れていたが、この日はものすごく風が強くて波しぶきをかぶるわ油断すると物を飛ばされるわ、いろいろ大変なことになっていた。
 これて展示も全て終わり。
 んーなんだろう、予行のせいか全体的にいまいち気合いが入っていないような感じがして少々消化不良の気がある。
 特に潜水艦のドルフィン。

 総理退艦のためにまた風上に向けてスピードを上げる『くらま』。
 一方、他の艦艇は総理が去るまでそのまま待機。その後、ばらばらになってそれぞれの港を目指す。

 でも浦賀水道に入ったら結局また列になっていた。
 浦賀水道は管制が厳しいので、大型艦船はどうしてもこういう風に航行することになるらしい。

 水中翼船だ!

 横須賀港に入って入港準備。

 タグで岸壁に押されている最中、『ひゅうが』が悠々と入ってきた。
 こうやってみると改めてでかいなこの艦……。
 というわけで、今回の船祭り週間はこれで終わり。
 また3年後……この分だと本当にチケット手に入るか分からないけど……。
○おまけ

 降りる時におみやげをくれた。
 左から『くらま』のペーパークラフト、観艦式特製の袋、クリアファイル、シール、海自のパンフ。

今年も船祭り

 今日から観艦式週間。
 艦艇の一般公開や観艦式予行や満艦飾や電飾やいろいろやっている。
 で、一般公開に行ってきた。
 今回の一般公開は、横須賀基地、横浜の大桟橋と新港だけで、行くのが大変な横須賀新港と田浦の船越基地がないのがちょっとありがたい。
 これなら1日で回れるもんね。

 左:『いせ』となんかすごい群がっているカモメ。風が強くて海が荒れていたので、魚の群れが逃げ込みでもしたんだろうか?
 右:手前の尾びれがX型の潜水艦が、呉からきた『けんりゅう』。

 海自創設60周年のお祝いで特別参加のオーストラリア海軍『シドニー』がもう入港していた。
 予行は来ないと思っていたのでちょっとびっくり。
 これ以外にも米軍から『シャイロー』、シンガポール海軍から『Persistence』が参加するんだって。

 左:シンボルマークはやっぱりカンガルーらしい。
 右:風が強いので満艦飾と国旗がきれいに見える正面顔。

『いせ』。でも艦番号以外は『ひゅうが』と同じなので、あまりお値打ち感がないのも事実。
 ちょっと思ったんだけど、『いせ』の艦内神社にお参りすればお伊勢参りをしたことになるんだろうか?
 エンブレムに伊勢神宮のマークを使うぐらい、伊勢神宮が全面バックアップしてる艦だし。

 他にもたくさんいる。

『いせ』の甲板。
 まあここはさらりと流していいや。

 左:次に乗った『いなづま』の甲板から。手前が『いなづま』、次が『ゆうだち』、『あたご』。
 右:『いなづま』のなんかのカバー。クオリティは微妙だけどかわいい。

 左:『いなづま』の艦橋から。
 右:呉の艦なので、こういう情報も必要なのだな……。

 左が31歳、海自で2番目に古い艦、右が0歳、最新鋭の艦。
 なんか横須賀で結構堪能してしまったので、もういいかとも思ったのだが、まだ乗ったことがない『くにさき』を横浜の大桟橋で公開しているので、こっちも見に行くことにした。
 が……。

 こういうことになるのを忘れていた……。

 まあそれでも30分ぐらいで『くにさき』に乗れた。
 乗るといきなり艦の横っ腹が開いていて非常に開放感抜群な感じになっている。

 しかも、後ろのLCAC出入り口から『ひゅうが』の正面顔がすごいスケールで見えている。

『くにさき』の甲板は前部が一段低くなっている。
 多分錨の関係じゃないかなと思うんだけど。

 なんか水上バイクが集団で群がってきて、格納庫横の開口部から待機していた中の人に写真をねだっていた。
 何年か前の仙台の訓練展示の時にも思ったけど、この人たちって、どこにでも蠅みたいに群がってくるよね。

 例によって陸自の車両展示中。

 架橋車大好き。

 格納庫内のLCACと、その向こうに見える『ひゅうが』の大顔面。
 ここでは『ひゅうが』も公開してたけど、こっちは土曜日に体験航海したばかりなのでスルーした。
 で、ここまで来たら横浜新港の『ちはや』と『やまゆき』も見ようかという気になったので、歩いて行くことにする。

 海保の『しきしま』の向こうに『ちはや』がのぞいている。
 『しきしま』は原発用の核物質運搬船の護衛のために、海保で唯一海自と同じ戦闘艦仕様で作られた巡視船なんだけど、国が原子力を全面的にやめたらどうするんだろう。
 通常の巡視船任務にはオーバースペックだろうし。

 つくづくでかいなこいつら……と思う1枚。

『やまゆき』と『ちはや』。
『ちはや』は過去2回連続で乗っていて結構気に入っていたので、今回は乗れなかったのが残念。

『やまゆき』の上からさかんに手を振る謎のかぶりもの。
 中の人に聞いたら、シンガポールに行った時にシャレで作ったマーライオンだって。

『やまゆき』の前部。

『ちはや』の無人探査艇。JAMSTECで使っているのと同じじゃないかと思ったら、やっぱり基本的には同じ物らしい。
 結構時間があると思っていたのだが、結局最後は駆け足気味になってしまった。
○おまけ

 実に気持ちが良さそうだ。

違い

 チャンドラと新入りの違い。

 チャンドラ。

 新入り。
 鼻が赤いのは、いつもの通り出して、遊んでと暴れていてぶつけて内出血したから。
 新入りはチャンドラより全体的に白っぽい。
 お腹なんかほぼ白だし、背中も表面の羽だけ薄いグレーで、内側は白。
 
 そういえば、新入りは今日病院でそのう検査と糞便検査をしてもらった。
 結果、そのうにちょっと球菌が多いけど、他の鳥どもに感染する心配のある菌はいないという結果。
 我が家の場合、1羽が感染するとすぐに他に広まりかねないので、面倒くさいけどこういう検査は必須にしている。
 あのときちゃんとしておけばよかったで後悔したくないから。
 ちなみに、病院でも出してほしいと大暴れして先生を失笑させていたのは恥ずかしいのでここだけの話。
 でも鳥病院が遠いのが難点なんだよな。

横浜までひゅうがで

『ひゅうが』の体験航海に行ってきた。
 実際には、14日の観艦式のために横須賀から横浜まで回航されるのに便乗しただけだけど。
 それにしても横須賀から大桟橋まで2時間半て時間かけすぎ。一体どんなコースで行くつもりなのか。

 横須賀の海はクラゲに満ち満ちていた。
 白いの全部クラゲ。

 8日に観艦式の第1回予行があるのだが、その割には閑散とした横須賀基地。
 手前が『ひゅうが』。奥が『くらま』。
 ちなみに今回の観艦式、かろうじて8日の予行にこの『くらま』で行けることになった。
 いつもなら本番、しかも乗艦券は2枚とかもらえていたのに、今回はこれが精一杯。
 噂では関係者用の乗艦券がほとんどないということだが、キャパシティそのものは前回と変わっていないはずで、一体どこに消えているんだろう?

 左:出航前に軽くレクチャー。
 右:その後、いつもの通りエレベータで甲板へ。

 左:そして米軍基地の横を通って出港。さてこの中に何隻艦艇がいるでしょう?
 右:『ブルーリッジ』の正面顔。あんまり撮れないので珍しい。

 左:港から出てみたら、結構艦艇が泊まってる。どうやら『ひゅうが』の出港を待って入るらしい。
 右:そしてやっぱり『ひゅうが』の出待ちをしていた『いせ』。生いせ初めて見た。

 左:『うみぎり』。
 右:『ひゅうが』が出港したのを見て横須賀港に向かう『いせ』。

 すれ違う『うみぎり』と『いせ』。

 左:このやぐらは待機中の多分海洋観測艦『わかさ』じゃないかと……。
 右:やっぱり待機中の『あさぎり』。
 で、この『ひゅうが』、本気で横浜まで2時間半かけるつもりらしく、とてつもないのろのろ運転をやっている。
 どのぐらいのろのろ運転かというと、動いているのに艦首が波を切る航跡が全くでないぐらいののろのろ運転。
 間がもたないので艦内を回ってみるが、こっちも操縦室ぐらいしか見どころがない。

 左:ダメージコントロール席。他の艦と変わんないな。
 右:丁度「小火災発生」という訓練をやっていた。

 あまりに飽きたので、何か作業をしていたコンテナタンカーを写してみる。

 ふと気付くと補給艦『ましゅう』が併走していた。
 多分木更津に行くんだと思う。

 小型タンカーとすれ違う『ましゅう』。
 実は『ましゅう』は3キロほど離れた所にいるんだけど、それでもこのスケール感。

 バウが見える程船首が持ち上がった状態で走ってる船がいた。
 大丈夫か? どうしてそうなった?

 で、やっとベイブリッジが近付いてきたと思ったら、今度はこの巨大コンテナタンカーの出港待ちのため停止する羽目になった。

 左:西日に炙られながら待つこと数十分、やっとコンテナタンカーがすれ違っていく。
 右:華麗なドリフトで去っていくタンカー。日本の海運を支えてくれてありがとう。
 でも願わくば、もう少し機敏に出港してくれるとありがたいんだけど。

 ベイブリッジ。
『ひゅうが』を見た船がみんな端っこによけている。

 左:やっとベイブリッジをくぐり……。
 右:大桟橋へ。『くにさき』がすでに泊まっていた。

 氷川丸とマリンタワー。
 座高の高い船からじゃないと撮れないアングル。

 ランドマークタワーを遠くに見ながら、もやい取りのために待機する乗員。
 真ん中の背の低い人は女性。
 で、無事入港。
 何というか、こんなに退屈な体験航海は初めてだった。

 左:並んでいる『くにさき』と『ひゅうが』。形は似ててもできることは全然違うから、良い子のみんなはこれを見て「空母が2隻」とか言わないように。
 右:『くにさき』は陸自の車積んでた。

 おもむろにクレーン車で何か降ろし始めた『ひゅうが』。なんだろうこれ……。
○おまけ

 艦内でもらったうちわ。
 このセンスはどうしたもんか……。
○おまけ2
「続きを読む」から、ベイブリッジをくぐる『ひゅうが』の動画が見れます。

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4日目

 そういえばそろそろ名前考えないと。

 普通にしてるとこんな感じのぽやぽやな鳥なのだが……。
 ちょっと角度失敗した。

「出してー!」
 ……困った奴だな。