横須賀に5日からインド海軍の艦隊が入港していて、そのうち2隻が一般公開されるので、午前中半休を取って行ってきた。
だって見たかったんだもんインド海軍。
公開は10時からだが、11時過ぎの電車に乗らないと半休ではなく全休にしなくてはならなくなるので、実質見れるのは1時間弱。
果たして見きれるのかどうか。


左:補給艦『シャクティ』。日本で言う『ときわ』や『とわだ』にあたる。
右:右側が駆逐艦『ラナ』、左側がフリゲート『シヴァリク』。手前に大勢たむろっているのはこれから観光バスで日本観光に出かける乗員の皆さん。
……ん? なんかフリゲートのほうが大きく見える……。

連番で並んでいた海自。
海自の艦のほうが色が少し濃い。これは黒潮の色に合わせているため。

入り口に飾ってあったんだけどなんて言う物なのか分からない。

『シヴァリク』の甲板。隣の『ラナ』と全然構造が違うのがすごい。
ちなみに『シヴァリク』は2010年に就役したピカピカの新鋭艦だが、中に結構木がたくさん使ってあるのが意外だった。
でも、木を使うと格調高い感じになるのは確かなんだよね。
ちなみに、艦橋まで見せてくれたのだが、艦内は写真不可だった。
そして、立ち入り禁止の場所も何も書いていないので、しょっちゅう行ってはいけない(らしい)場所に踏み込んでは。インド海軍の中の人に「エクスキューズミ-」と呼び戻される羽目になった。

『シヴァリク』の甲板から補給艦『シャクティ』。
なんか艦橋の幅が異様に広い。というか前のほうにある構造物なんだろう。なんかの管制塔?

こうやって銃を持った完全武装の兵が普通に立っているところが、やっぱり外国艦艇。
自衛隊じゃ絶対こういうことできないもんね。

『シヴァリク』の砲塔。四角い……。
あと『シヴァリク』は全体的にすごく座高が低い。ステルス性を重視してるのかな?

多分ミサイル発射装置だと思う。
インド海軍の艦は旧ソ連の系統らしくて、ぱっと見ではなんだか分からない物も結構ある。
ほら、人間様兵器オタクじゃないし。


左:『ラナ』の艦橋の後ろのあたり。
右:もう何なのかさっぱり分かりません。

『シヴァリク』の後甲板。クッキーと水を配っていたが、お年寄りが集まっちゃってちっとも動かないのであきらめた。
ちなみに海自の中の人も結構見に来ていた。のはいいのだが、艦内を行列して進んでいるとき、すれ違いでこの人たちは必ず一般人に先を譲るので、うっかり後ろについてしまうと少々困るのだった。
追い越して強引に突破もできないし。

やっぱり良く分からないものがついている『ラナ』の後ろのほう。ミサイルランチャーかしらこれ。
で『シュヴァリク』を降りると、この時点で10時45分。果たして『シャクティ』は見れるのか。

『シャクティ』前甲板。これも2011年就役のピカピカの艦。
日本の補給艦に比べるとかなりシンプルな感じ。
奥にあるのは艦橋ではなくなんかの管制室。何か聞きたかったのだが時間がなくてあきらめた。
でこの後、倉庫通路を通って一応艦橋までのぼった。
やっぱり『シャクティ』の艦橋の広さは異常。広すぎて軍艦らしからぬ閑散とした印象になっていた。
久々のアメリカ以外の外国艦艇だったので、じっくり見たかったんだけど、とにかく時間がなかったのが残念だった。
平日の午前中だから大丈夫だろうと思っていたら、何というか、いわゆる「定年退職した団塊の皆さん」的な人が結構押し寄せて来ていて、思いの外身動き取れない感じだったし。
背負う
門前のパム
最近長門に「お姉ちゃん」と教えているのだが、これがなかなかうまくいかない。
どうやら長門は「ながと」というのが人を呼ぶときの言葉だと思い込んでしまったようで、人間様が「お姉ちゃん」と言うとわざわざ「ながと」と訂正して返してくる。
それはそれで賢いと思うが、人間様の意図を全く理解していないあたりがやっぱり鳥。
(ちなみになぜお姉ちゃんなのかというと、実家にちゃんと「お母さん」がいるからというだけ)
そんなこんなで不毛なやりとりをしばらく繰り返していたのだが、ふと気付くとパムの方がカゴの中で「おねえちゃん、おねえちゃん、おねえちゃん」と人間様を見ながらさえずるようになっていた。

しかしお前も良く覚えるね。
でもニューラライザーはほしい
「メン・イン・ブラック3」を見てきた。

横須賀での飲み会のついでに。
映画館の座席の勾配が緩すぎて、前の席のおっさんの頭が常に視界に入ってる状態だったけど。
うーん、今回はちょっと微妙な感じ? いや、最低限のツボはちゃんと押さえてるし、面白いには面白いんだけど……それ以上のものがないというか。
タイムトラベルとJの過去にまつわる話にこだわったせいで、中途半端になっている感じ。
そもそも「黒人が高級な服を着高級車に乗っていると即盗んだと疑われる」ような時代に黒人のJを飛ばすことに、無理があるんじゃないかと思った。
当時同様の差別を演出していたら物語が成り立たなくなるので、製作側はそのへんについてはほぼ完全に無視することで対応しているのだが、結果としてやってることは“現代のKとJ”と全く変わらなくなってしまい、別にタイムトラベル持ってくる必要ないんじゃないか? という感じになってしまう。
Jの過去にしても、やりたかったというのは分かるのだが、やりたいあまりに無理矢理押し込んだ感が強くて、感動より状況の不自然さがどうしても目につく羽目になってるし。
でも、KとJを始めキャラクターたちはいい味出していたし、中でもグリフィンの存在感は良かった。何より全てがお約束の安心感は半端ない。
ちなみに多分そうだろうと思っていたら、やっぱりレディー・ガガも異星人だった。
隠れる!
ビデオカードが乱調です
男の子のすりすり
髪を巡る攻防
長門が髪の毛にもぐりたがるので困っている。
人間様の髪は、顎の少し下あたりまでの長さのショートボブなのだが、長門にとっては非常にこれが魅惑的らしい。
肩に来るとすぐ、髪の毛にもぐっていってしまう。
そして首筋にぴったりと身体をすり寄せながら、もそもそ、もそもそと髪の中を移動していく。
多分、長門にとっては甘えながらの楽しい遊びなのだろうが、この季節、首筋の開いたTシャツの時にこれをやられると、体温の高い羽毛の塊が首にひっついて暑苦しいわくすぐったいわ、爪で肌がひっかかれてミミズばれになるわでろくなことがない。
恐らく、髪を短くしておけばやらなくなると思うのだが、何となく自分の負けを認めるようでいやなので、とりあえずはもぐってこようとする度に手でブロックしては追い払っている。
千歳からこんにちは
千歳に移動して、第7師団創立57周年記念行事公開予行を見た後、空自の千歳基地を見学して帰ってきた。
第7師団は、日本で唯一、普通科(歩兵)連隊ひとつに戦車連隊4つと、歩兵ではなく戦車をメインに編成されている師団。
戦車以外にも砲車とか装甲車とか、持っている車両の数は全部で400両にもなるそうな。
さすがに400両全部は出てこないにしても、数百両が観閲パレードしたり模擬戦闘したりすることになるらしい。

天気予報では晴れのち雨とのことだったのだが、どう見ても雨なんか降りそうにないこのピーカンっぷり。
気温もぐんぐん上昇し、長袖の迷彩服に手袋、ブーツ、ヘルメットの中の人の中には、熱中症で倒れちゃう人もいた。
ちなみに隣が新千歳空港なので、上空には脚を出した着陸寸前の飛行機が結構飛んでくる。


左:国旗入場。
右:司令の閲兵。

議員の挨拶。でも予行なので例によって胸に札を下げたニセモノの人が「挨拶始め……終わり」とやるだけ。

というわけで演説はすっとばして観閲準備に入った。

オートバイの偵察部隊を先頭に、観閲のために退場にかかる。


車両が通るたびに段々土埃がひどくなっていく。


左:空自のF-15がお祝いに来てくれた。
右:土埃と排ガスでもはや煙幕状態。幸い風向きが良かったからいいようなものの、下手をすれば頭からこれをかぶる羽目になるところだった。


でもこのまま観閲をやったら大変なことになる予感がするのか、観閲準備の間、大規模な水まき部隊が出動してきた。
科学防護車とか給水車とか、とにかく「水をまけるような機能」を持っている車が総動員されている。
地面泥沼状態。
というわけで、地面もほどよくべしゃべしゃになったところで観閲開始。
撮っているうちに何が何だか分からなくなったので、とりあえず写真を羅列。











観閲が終わると今度は模擬戦闘展示になる。
設定としては、敵に陣地を占領された!→空から偵察→地上から偵察→陣地奪還の戦闘→一旦追い払うが敵が逆撃→徹底的に追いつめて終了という感じ。

その前にまた水まき。
まいてる間音楽隊が演奏してくれる。
木立の奥では車両が模擬戦闘の準備中。

そして上空をのんびり飛ぶANA。

水まきの一方、「敵」役の車両が土煙を上げて陣地を占領中。

そして上空を行事に関係なく横切る空自のC-1。


状況開始。
左:敵機JALを警戒する偵察ヘリ(嘘)。
右:超低空から敵の様子を偵察する。



偵察ヘリの援護を受けながら、今度はバイクの偵察部隊を載せたヘリが着陸。
ところで彼らはなぜ常に跳ぶのか。

バイクを盾代わりに状況を報告する地上偵察部隊。


左:ジャンプ台を片付ける隊員の奥から、偵察隊の連絡を受けて戦車部隊がやってくる。
右:砲撃しつつ敵陣地に突入しようとするが……。


左:地雷を踏んで戦車が動けなくなったため、レッカー車が出動。
右:戦車の回収を支援するため、後方から自走砲たちが一斉射撃で牽制する。

そして、地雷原を回避するための架橋をするべく、華麗なドリフトで架橋車が登場。
土煙を上げて全力疾走する架橋車なんて初めて見た。


左:敵がヘリを投入してきたため、自走対空機関砲で応戦。
右:その奥で黙々と橋を作る架橋車。


左:偵察ヘリに守られながらレッカー車に引かれて後退する戦車。
右:橋だけ残して去っていく架橋車。


左:懸念の戦車回収が終わったので、一気に突撃をかける戦車部隊。実はこの前に地雷処理車が地雷処理を済ませているのだが撮り損ねた。
右:でも巻き上がる土埃のために、何がどうなっているのかさっぱり分からない。

一旦追い払った敵がやや奥で再度攻撃を始めたので、強行突入する歩兵が輸送車からヘリに乗り換える。


左:前の戦車の土煙を浴びまくる後続の戦車。前見えてるんだろうか?
右:歩兵を降ろした輸送車がフレアを散布。

フレアをバックに砲撃しながら突入していく戦車。

全く見えないけど、今度こそ敵を完全に追い払うのに成功した模様。
これで模擬戦闘は終了。
やっている事は総火演と大体同じだが、戦車の牽引とか架橋とか、総火演では見れないようなものが面白かった。
そしてこの後は千歳基地に移動。基地でご飯を食べてF-15と救難隊と政府専用機を見学することになる。

格納庫のF-15。
コックピットに座らせてもらった。

いつも仲良し救難コンビ。
今日も一緒に並んでいた。

そして、新千歳空港内にある政府専用機の格納庫へ。

……が、専用機は野田という、日本の代表者のつもりでいる人が、島サミットとかいうのに出たがって乗っていってしまったので格納庫だけの見学。
B747が2機いっぺんに入る巨大さ。

古くなった椅子をこの間新しいのに変えたので、古いのを展示してあった。

貴賓室のソファ。
天皇陛下も座ったのかも。

実物はなかったけど模型はあった。
これで全部の日程は終了。
そのまま新千歳空港に移動して返って来た。

また来るかは分からないけど、面白かったよ北海道。
札幌からこんにちは
*すみません、寝落ちするため明日アップします。
復活しました。
この日はいろいろ体験搭乗。
まずはUH-1で旭川駐屯地から札幌の真駒内駐屯地まで移動する。

旭川駐屯地のヘリポート。
今回飛ぶのは5機。

これが乗ってく機。
チヌークみたいに横座りの座席ではなくて、操縦席の後ろに普通に乗客用シートがある感じ。
とはいえ軍用なので、限りなく丈夫な簡易イスって感じのものなんだけど。


左:ヘリポートから隣の飛行場にタキシング。車輪がないので超低空飛行でゆるゆる移動している。
右:5機一斉に離陸。といってもポジション上、窓からは2機しか見えない。
UH-1だと旭川から真駒内まで約1時間。
安全運転でかなりゆっくり飛ぶそうだが、それでも地上を車で行くよりずっと早い。

旭川上空。

カムイコタンを越えていく。
そんなに高さはないんだけど、なんか、こっちで見る森林より木の間隔がまばらな気がするな。


左:日本一長い直線の国道だって。
右:閉鎖された競馬場が雪捨て場になっている。こういう雪捨て場が河原とかところどころにあって、まだ雪が結構残っていたりする。


途中出会った偵察ヘリOH-1。
なんかいろんな意味ですごくシュールな写真が撮れてしまった気がする。

突起部から何か発射して札幌を守りそうな札幌ドーム。

真駒内基地着。
実は完全にヘリ酔いしてたのはここだけの話。

真駒内基地も春まっさかりな感じ。

真駒内基地は元々軍事施設だったわけではなくて、戦前種畜場だった場所を敗戦時に米軍が接収し、基地にしたもの。
なので、昔米軍基地だった事のなごりがあちこちに残っている。
これは種畜場の牛舎とサイロを米軍が改築して宿舎にしていたもの。数年前までは陸自でも事務所か何かで使っていたらしい。
歴史的にかなり面白いものらしいんだけど、ヘリ酔いでそれどころではなかった。

でも食堂でご飯を食べる時には復活した。
今まで食べた陸自の食事の中ではトップクラスのおいしさ。特に根菜のお汁が気に入った。
これで300円ちょっとというのもすごい。

午後からはこの90式戦車と96式装輪装甲車を体験。
90式は相変わらず乗り心地は最悪だった。砲手席にも入れてもらったけど、やっぱり身動きすらままならない広さだし。
装輪装甲車は兵員輸送用の装甲自動車。人を乗せるのが専門で、キャタピラではなくちゃんとゴムタイヤを使っているため、戦車と比べると天国みたいな乗り心地。
つくづく、ゴムタイヤを考えた人は偉大だと思う。
この後、3月に入隊した女性自衛艦候補生の訓練を見学してから(見られていると分かると照れるのがカワイイ)北部方面隊総監部に移動(今度はバス)。総監の講話を聞いてこの日は終わり。
とりあえず、ヘリは1時間乗るもんじゃないということが分かった。
○おまけ

カモフラージュメイク落としもヒアルロン酸配合の時代らしい。






