やっと皆さんにキャットボールの残骸と戦う長門の姿をお届けできます。
毎日この調子。
しかも夜中までやっている。
対象しているのは特定の残骸だけで、他のキャットボールには見向きもしない。
一体その残骸の何が長門を戦いに駆り立てているのか全く分からない。
横須賀にまた艦艇見学に行ってきた。
一般公開ではないので、何を見るかは現場に行くまで分からない。
何年か前は潜水艦とか米空母とかだったんだけれど、コロナや日本近辺の情勢変化で、潜水艦のような密閉空間に外部の人間は入れないし、空母は日本に戻ってきてないしという事になってしまっている。

岸壁には先週YYフェスタで見た『いずも』がまだ泊まっている。
……あっ(察し)。
やっぱり見学するのは『いずも』だった……。
まあそんなわけで割とまたですか感のある『いずも』だったが、今回は上甲板だけではなくて航空管制室とか医務室とかを、艦長や群司令の説明つきで見れたので面白かった。
いつも思うんだけれど、大艦の艦長とか司令とかになる人って、社交スキルがほんと高くてすごい。
その他にもタグでの港内クルーズ見学とか、総監からのお話とかあったんだけれど、今回は撮った写真をブログやSNSなどには出さないで欲しいと言われている。
平日で普通にあちこちでいろんな機材や装備などを出して隊員の人達が業務をしているので、まあ見えてはいけないものが写り込んでしまう可能性とかを考慮しての事らしい。
前は全く構わなかったのに、やっぱりいろいろと厳しくなってきているなあ。
よこすかYYのりものフェスタに行ってきた。
例によってコロナで3年ぶりの開催。第一線で働くのりものを多数持つ自衛隊も当然参加していて、横須賀基地で一般公開をやっている。
今年は米軍から駆逐艦『ハワード』も出てきている。いよいよこのイベントも国際色豊かになってきた。

9時半開場の所、8時半過ぎに到着したのだが、例によって行列だった。
でもいつもより少ない気がする。

そして行列が長くなる事を恐れたのか、開場が前倒しになって9時頃には中に入れた。
今回見れるのは『ハワード』と潜水艦『うずしお』、あと海保の巡視船『あしたか』。それから写真には入っていない『いずも』になる。
とりあえずまた奥から戦術で『ハワード』に行こう。

いつもより人が少ない気がしたのは気のせいではなかったらしく、各艦艇でも全く行列していない!
一番人気になるであろう『ハワード』すらこんな感じ。

艦の上も比較的余裕がある。
『ハワード』は2021年に横須賀にやってきた新参の駆逐艦。でも就役は2001年で結構古い。
前にここにいた『マッキャンベル』や『ラッセン』と同世代。
ところで砲身に「CHARLES」と書いてあるのはなんだろう。

どうやら前の艦長の名前だったらしい。
こんな所にメッセージが残してあるの初めて見た。

このアレイ・バーク級だけなのか、他のクラスの駆逐艦もなのか知らないけど、すごい前甲板の傾斜が急。
ちょっとした坂道状態。

これは隣の海自の艦。
演習直後なので汚れや錆が目立っている。

今回は艦橋にも入れてくれた。
やっぱり今時の艦に比べると古いなあ。配管のたくってるし。
でもこういう古さの方がちょっと安心する。

楽しかった。さて次は潜水艦だ。
『うずしお』も『ハワード』と同じぐらいの古参艦。潜水艦としては2世代前になるが、まだまだ現役。
こっちも全然並んでないぞ。

そして乗れるのは甲板だけ。なのであっという間に終わってしまう。しかも乗っている間は撮影禁止。
でも潜水艦も久しぶりだからそれだけでも楽しい。

次は巡視船『あしたか』。実は今回これが見たかった。
意外と巡視船を見る機会ってないんだよね。
以前は観閲式目当てに友の会に入っていたんだけれど、全然当たらないからやめちゃったし。

海自でいえばミサイル艇ぐらいの大きさ。乗員は15名。
白くてピカピカに見えるけど、1994年竣工なのでもうかなりのおじいちゃん。
そして海自の艦艇のように鋼鉄(たまにFRP)ではなくて、スピード重視のために軽いアルミでできているので、停泊していてもかなり揺れる。
これ乗員は大変だ……。

喫水が低いので、『あしたか』から見る『いずも』はテーブルみたいになってる。

人んち感のある調理室。炊飯器はこの外にもうひとつ置いてあった。それは男の人中心で15人にこれは足りないよね。
コンロは電気かと思ったら、古い船なのでプロパンガスですと言われた。
プロパンガス!?

ブリッジ。
スピードを出すので全員が座る所もミサイル艇と同じ。

世界の艦橋……じゃなくて海保のブリッジから。
外にはいつの間にか行列ができている。やっぱり船のキャパシティが小さいのと、珍しいからかな。

この『あしたか』は、プロペラふたつとウォータージェットという、やっぱりミサイル艇と同じで海水を吹きだして高速航行するシステムをひとつ持っている。
これがウォータージェットの噴出口。こんなでっぱってるんだ……。

とにかく小さくてコンパクト。そして乗員の皆さんはとってもアットホームで親切。
楽しかった。また友の会入ろうかな。

なお、今回はのりものフェスタなので、陸海空問わず車両もかなり展示されている。

救急車。
写真を撮ってるそばで海保と陸自の人がのんびり世間話していて、ちょっとなごんだ。
どこも募集は大変らしい。
そして『いずも』がガラガラなので見に行くことにする。
なんでこんなにすいているんだろう。『いずも』と米軍と潜水艦と巡視船だよ?
ラインナップ的にはフリートウィークの時にも負けてないんだよ?
分からない……。

久しぶりのエレベーター。
相変わらず、動き出すとどよめきが起こるのが微笑ましい。

甲板をiPhone14 proの広角で撮ってみた。
もっとも『くまの』の時から結構広角は使ってるんだけども。
艦艇だけでなくはたらくくるままで堪能してしまった。
満足したので、ヴェルニー公園の会場も覗きに行こう。

エサをくれるのか追い払おうとしているのか、こちらの動きを見定めようとしているハト。

そしてそこでようやくカメラに気付いたらしくて、固まってしまった。
可哀想なのでここまでにしておこう。

覗いたらこんな感じだった。
それこそイベント用の臨時トイレみたいに多数置けるものではないし、ちょっとニーズが良く分からない。
災害用かな?



特殊車両もいくつか出ていたが、全部が幼児から小学生低学年ぐらいまでのアトラクション用だった。
前は大人が見ても面白い車両や展示がいくつも出ていたのだが、今回は全てこんな調子。完全にお子様(とお子様を撮りたいご両親様)向けイベントと化してしまっている。
コロナの空白でノウハウが変わったり、手配ができなくなったりした部分も多かったりしたんだろうけれど、個人的にはもう基地以外は行くほどの魅力がなくなっちゃった感じかな。

これは大人も乗れたけど、普段から普通に乗ってるものだし……。
というわけで、行列しなかったりがっかりしたりで予定より早く見終わってしまったので、前から行きたかった鎌倉の大河館に寄っていくことにした。

実はこの時までどこでやっているのか知らなかった。八幡宮の境内だったのね。

政子のこの衣装好きだったんだな。打ち掛けの色合いと重ね方が素敵で。
見れて良かった。

梶原景時の弾劾状の署名部分。
筆跡は全部同じ人っぽさが漂うものの、花押まで完全再現しているのがすごい。
こういうの、専門の職とかあるのかな。
いろいろネタ的な意味で面白かった。
展示的には、時代考証とか、歴史をひもとくみたいな限定コンテンツが見られるのがむしろ貴重。そっちをしっかり見た方がいいかも。

折角来たし、八幡宮にもお参りして帰ろう。
階段横のイチョウは大イチョウ(2代目)だけど、実際には公暁が実朝を暗殺した時、このイチョウはまだなかったらしい。