老人の春

 久々のいずも。


 換羽中のつのつの。
 保温用のビニールカバーをかけているので、普段なかなか写真が撮れない。

 最近はめっきり動かなくなって、こうやって巣の中でゴロゴロしつつ、たまに身体をのばしに外に出てきて人間様を眺めるぐらいになってしまった。
 仕草もいかにもよぼよぼしていて老人臭い。
 そのくせ、カゴを開けると突然ぱっと飛び出してきて床に落ちたりしている。
 白内障とかはないし、エサを食べるのも水浴びするのもできているので、当分は大丈夫そうだが、これもっと進んだらどうなるんだろう。

 そして五十鈴にもとうとう老化の兆しが現れてきた。
 やっぱり脚と羽が弱くなるらしくて、飛び方が下手になり、止まり木から良く落ちて自分で怒っている。
 こっちもそろそろカゴのレイアウトを老人使用にリフォームするべきかなあ。

春のドームの蘭の園

 東京ドームシティのプリズムホールでやっている世界らん展2022に行ってきた。


 大量の蘭のディスプレイ。


 こちらは別の蘭園のディスプレイなんだけれど、似たような花を使っているのであまりかわりばえしない。
 合わせているのか、それともコロナとかの関係上、業界的に使える花が限定されてしまっているのか。


 ここからコンテストの入賞花。
 これだけ花をつけさせるのにどのぐらいかかったんだろう……。


 パフィオかわいい。


 リカステ。葉っぱは後ろでまとめてある。
 三方に広がる形が特徴的なんだけれど、これ実は萼で、花は真ん中部分だけらしい。


 家に帰って見直してから、鉢がスズメだった事に気付いてとてもくやしかった。


 パフィオは葉が大きくて花茎がとっても長く伸びるので、我が家の狭いスペースでは育てられないのだが、これならなんとかなりそう。
 でもお高いんだろうな……見たことない品種だし……。


 なんか良く分からないけど圧がすごい。


 ご家庭にありがちなシンビジュームだけど、ここまで本気にするのは結構大変。



 ここまで来るともはや良く分からないな……。


 これなんかホタルブクロみたいになってるし……。


 なぜかサボテンとかの展示コーナーもあった。
 真っ白でふわふわで触ったら気持ちよさそうなのだが、どうやらみんなおんなじ事を考えるらしくて、特にここにお触り禁止令が表示されていた。


 ディスプレイ部門。
 正直な所、花は花だけの美しさを楽しむのが好きなので、こういうのはあまりピンとこない。

 なんだか気のせいか、去年より店舗ブースが少なかったような気がする。
 あと、らん展なのに蘭以外のブースが多くてちょっとがっかりだった。

赤いインコと緑のインコ

 仕事をしていると、視線を感じる事がある。


 何よお前たち。

 長門がかまってほしくてしょうがないでいるのはいつものことだが、フェデフルールは別に人間様と遊ぶのが好きというわけではないので、何を求めて貼り付いているのか良く分からない。
 まあ本人が気が済むなら好きなだけやっていてもらって構わないけど。

白昼の犯行


 母が台の上に置き忘れたフードを盗もうと背伸びする猫。


 一生懸命背伸びをしているが、脚が短くてどうしてもぎりぎりの所で届かない猫。

 大抵どちらかが部屋にいる母と妹がこの時二人ともいなかったので、猫的にはいけると思ったようだが、一方で普段いない人間様がいてしかも一部始終を見ているという事には気付いていないらしい。
 もしかしてこの猫、頭が悪いのかな……。

楽しい写真は撮らせない

 スマホのカメラを向けられてちょっと逃げ腰な2羽。


 警戒しているのでアッサムも普段は閉じている左目を開いている。
 でもひすいほど緊張していないのは、多分見えていなくて状況を把握しきれていないためと思われる。
 よく見ると目の中に白い濁りがあるのが分かる。

 本当は、仲良く1枚の丸めたティッシュをむしり散らしている所を撮りたかったのだが、スマホを向けたらやめて遠ざかっていってしまった。
 悲しい。

邪魔するオモチャ

 乾燥サトウキビのオモチャを勢い余ってエサ入れの上に乗せてしまい、エサが食べられなくなったカラ。


 サトウキビが邪魔をしてエサ入れのそばに行かれない。
 困った。


 少しだけ空いているすき間から、精一杯体を伸ばしてついばもうとしている。

 実はこのサトウキビ、大変軽くてマメルリハでも引きずり落とす程度の事は簡単にできるのだが、なぜかそれはやらずにいつまでも不自由な立場に甘んじている。
 単に思いついていないだけ……?

片っぽの目の病気

 アッサムを病院に連れて行った。


 無邪気に運搬用プラケースから脱出を試みるアッサム。

 実は2月の初め頃から、左目をずっとつぶったままでいるようになった。
 オモチャで遊んでいる時か何かに目を痛めたのかと思いながら様子を見ていたのだが、はれたり痛がったりする様子もない代わりに、いつまでたっても目を開こうとしない。
 何かに注目したり興味を示したりする時はちゃんと開いて両目で見るので、物理的に開けないわけではなさそうだったが、そのうち、目の中に白い濁りが出てきているのに気付いた。
 これは角膜を傷つけて悪化したかと思い、いつもの病院に連れ込んだ次第。
 本当はなるべく早く行きたかったのだが、何しろ予約が取れなくて3月に入ってからになってしまった。

 診てもらったところ、眼球全体が白く濁っている状態ということだった。
 角膜は特に傷ついておらず(むしろ右目が傷ついてた)、水晶体が白く濁るいわゆる白内障でもないらしい。どうしてこうなったのかちょっと不明。
 パム、チャンドラ、くらまと赤目は何羽も飼っているが、こんな風になったのは初めて。
 とりあえず目薬と抗生物質の飲み薬を始めたが、どうもほぼ失明しているっぽい。
 右目が問題ないので、日常生活に支障がないのが幸いではある。

 で、目薬。
 先生からは「とにかく目の上に落として成分が目に触れれば、後は流れちゃってもいいです。目をつぶっていてもまぶたの間からしみこむと思います」と大層アバウトな指導をされてやり始めたが、そもそもこの「目の上に落とす」が難しかった。
 アッサムは握りマメで、人に掴まれる事に抵抗がないタイプなのだが、それでも目薬をさすとなると頭を指で固定して押さえる形になるため、異常を感じるのかもがき始める。
 そうなると何回目薬を落としても目に当たらない。
 終わった後で好物の青米をやったり、頭を掻いてやったりしてご機嫌を取るのだが、それでも早くも手を警戒するようになってきた。
 これは先が思いやられるな。

デブとマッチョの境界線


 サーラル。
 なにその体重……。

 ここ2ヶ月ほど、サーラルは順調に体重が増えていって、とうとうこんなになった。
 こういう時、太っているのかどうか確認するには、胸の中央の胸骨突起を触ってみればいいそうなのだが、素人の悲しさで良く分からない。
 とりあえず、前に飼っていたパムみたいに、骨太で筋肉が発達したマッチョルリハの可能性もあるので、今度の通院の時に相談しよう。
 ただのデブだったら、可哀想だけど食事制限だね。

大接近


 サーラル、写真撮るからちょっと大人しくしててね。


 そうそう、そんな感じ。
 次はちょっと角度変えるからね。


 はいそのまま動か……。

 ……まあ、逃げられるよりはいいんだけどさ。