夏に出てきた恐いもの

 水浴び用(兼洋蘭への水やり用)の霧吹きが壊れてしまったので、新しいのを買ってきた。


 ザ・ダイソー。

 ところが、見慣れない物を怖がる我が家の鳥どもにとって、この色は刺激が強すぎたらしい。
 人間様がこれを持つ度に揃ってパニックを起こし、吹っ飛んで逃げ回っている。




 これは少したって落ち着いてきてから撮っている。

 当然ながら水浴びどころではない。
 まあ、そのうち慣れるとは思うが、当分取扱注意だな。

同衾を禁ずる

 完全にいずもの巣にご一緒させてもらえなくなった五十鈴。



 入りたくて巣の前でうろうろしているのだが、いずもが隙なく頑張っていて威嚇する。
 いずもも年を取って気難しくなったのだろうか。

 こうなるといずものカゴに行ってもつまらないらしくて、最近はすぐに自分のカゴに帰りたがるようになった。
 それもそれで訳が分からない。

ティッシュの楽しみ

 カゴの中での独り遊びができなくて、ずっと人間様が構ってくれるのを待っていたサーラル。
 最近ようやくティッシュの魅力に気付いたらしい。


 くちばしが変形してしまったので、左にある藁オモチャは噛むことしかできなくなったが、ねじって固くしたティッシュなら手軽に食いちぎったりむしったりできる。

 やっぱりティッシュははずれがないな。
 散らかる事にさえ目をつぶれば、オモチャとしてほんと優秀。

独り相撲

 相変わらずフェデフルールのカゴの上に良く行くサーラル。
 来る度にふぶきは迎え撃ちに行くのだが、サーラルの方は最近、ふぶきに興味をなくしてきたらしい。


 まん丸になって威嚇するふぶきに目も向けないサーラル。


 ちら(目が合った)。


 目を逸らして何か言いたそうに人間様を見ている。

 ふぶきも怒るだけ無駄だから、やめたら?

朝活しようぜ

 サーラルの朝のお散歩。


 病院でくちばしをトリミングしてもらった。
 先の方が変色しているのが肝臓が悪い印。

 サーラルはなるべく運動させた方がいいとお医者さんに言われているので、毎朝在宅勤務を始める前に少しカゴの外に出してやっている。
 本当は飛び回らせたいのだが、まあインコという生物は大体そういう時には飛ばないで、ひたすら床を歩いて遊ぶほうに夢中になる。
 しかも数分たつともう飽きて、カゴに戻ると言わんばかりに手に乗ってきてしまうので、今のところ思惑通りの運動量が確保できたためしがない。

 

何もしない贅沢

 換羽でちょっとぼろっちくなっているカラ。


 カメラを向けると警戒してきょときょとするので、ピントが一向に定まらない。

 カゴの中ではとにかくこっちを見てアピールが激しいカラだが、カゴの外に出ると一転大人しくなる。
 どうも人間様と空間を共有できさえすれば満足らしく、他のマメどものようにおやつよこせとか頭を掻けとか要求することもなく、人間様の手や膝の上でちまちまとあちこちを触ってみたり、ちゅぴ! ちゅぴ! とご機嫌鳴きをしたりしながら、何をするでもなく静かに過ごしている。
 まだ若いのにそんな年寄りじみた過ごし方でいいのか、と思わないでもないが、まあ本人が満足ならいいか。
 願わくば、カゴの中でももうちょっと大人しく過ごしていてくれればいいのに。

僕のそばにいていいのはあいつだけなんだ

 サーラルを肩に乗せたまま、ひすいとアッサムを床で遊ばせていたら、自分も入れてほしくなったサーラルが降りてきた。


「お兄ちゃんたちだ……」


 床に置いてみた。
 ひすいはサーラルを気にしているが、アッサムはカメラが恐くてそれどころではない。


 3羽とも大人しくしているので、このまま仲良くするかな……とちょっと期待したのだが、少ししたらひすいがサーラルを追い払っていた。
 どうやらアッサム以外の存在はひすいの心にはないらしい。

 でもそれほど厳しい追い払い方はしていなかったので、もしかすると時間をかければ近くにいるのを許すぐらいにはなるかも?

帰るのイヤ!

 外が楽しいので、フェデフルールのカゴの上から動きたくない長門。


「ガブ!」


「ガブ!」

 もう寝る時間なので入れようと手を出すと、この通り。
 腹が立ったので無視して他の鳥の世話をしたり遊んだりしていたら、段々淋しくなってきたらしくてこんな顔で眺めている。


 たまに甘え鳴きなんかもし始めた。

 でもやっぱり入る気はないので、引き続き放置したまま過ごすことしばし。
 フェデフルールの水を替えようとカゴの入口に手をかけたら、まるで最初からそのつもりだったかのようにカゴの上から降りて手に乗ってきた。

 全くもう。

ヒモかぶり

 ……隠れてるの?


 さっきから黙ったままずっとこんな格好をしている。

 このヒモは後ろに見えるバードカバブ(のなれの果て)のものだが、フェデフルールは本体に負けず劣らずヒモも気に入っていて、暇があると囓ったり引っ張ったりして遊んでいる。
 身体や脚に絡まると危ないので様子を見ているが、フェデフルールが意外と器用なのか、ヒモの繊維が固くて絡まりにくいのか、今のところそういう事はなく済んでいる。