本年もお世話になりました

 皆様に年越しのご挨拶を申し上げます。
 本年も「文鳥日記」に来ていただきまして、どうもありがとうございました。


 過ごしたいように過ごしている皆さん。


 水槽暮らしのチャンドラは日ごとに元気になってきた。


「かまって」

 今年はサーラルが増えましたが、残念ながらピリカと一緒に年を越すことができませんでした。
 これからも様々な別れや出会いがあると思い舞うが、またよろしくお願いいたします。

熱帯魚な生活

 保温されたガラス水槽の中で熱帯魚のような生活を送るチャンドラ。
 ガラスの透明度が高いから外も見えるし、蓋をしているがどうやら他の鳥どもの声も聞こえるようで良く鳴き交わしているので、それなりに快適な様子。


 ご飯中の尻チャンドラ。
 お腹がちょっと汚れているのは床で居眠りしている事が多いから。

 チャンドラは寝たり起きたりの生活をしている。
 粟穂を少し入れてやったら大喜びで食べていたが、消化されないままフンに出てきてしまったので、その後は禁止して剥きエン麦のみとした。
 ダメ元でピリカの遺品のマズーリのペレットも少し混ぜてみたが、さて口にするかどうか。
 エン麦だとなぜか食べかけのを大量に水入れにつっこむので、飲水量の計測ができなくなっちゃうんだよね……。


「何撮ってるの」

チャンドラ退院

 チャンドラが帰ってきた。
 まだ治ったわけではないのだが、エサは食べているし薬も飲むし、年末年始は先生もお休みなので退院になった次第。
 なので家でも厳重な看護体制。


 ヒーターと温度計を完備した水槽に入れられているチャンドラ。
 もはや飼育環境が熱帯魚と同じ。

お見舞いチャンドラ

 チャンドラの見舞いに行ってきた。
 まだ自分からエサは食べず、流動食を食べさせてもらっている状態らしいが、ものすごく元気になっていた。
 病室がわりのプラケースの中でひっきりなしにさえずっているし、片時もじっとしていないし、指先でケースをコツコツ叩くと、掻いてちょうだいと頭をふくらませて差し出してくる。
 そして、帰ろうとすると何か言いたげな目でこちらをじっと見つめてくる。
 手乗りではないので人間にはそれほど執着しないと思っていたのだが、どうやらそうでもないらしい。
 とりあえず、年末年始の休診前に退院できればいいのだが。
 入院費用がすでに10万突破しているので。

 あと、ちょっと思ったのだが、今後はシード食の鳥も、ある程度ペレットを食べる事を覚えさせておいたほうがいいかもしれないという事。
 今のチャンドラはシードの粒がそのままフンに出てしまう状態なので、先生としては消化のいいペレットを食べさせたいらしいのだが、チャンドラはペレットを知らないため、口をつけない。
 なのでしょうがなくて剥きエン麦を与えていた。
 最近は動物病院もペレット推しで、シードよりも率先して与える風潮になっているので、好き嫌いはともかく、ペレットが食べられるという事を知ってさえいれば、他になければ嫌々食べるという選択肢ができる。


 なお、家ではフェデフルールが寒そうにふくらんでいるのでヒーターを設置したら、反対側まで逃げてこんな顔をしている。
 去年散々ひっついてたヒーターなんだけど。

あったか囓り

 寒さが急に厳しくなったせいか、サーラルのフンがちょっとゆるくなっているので、ヒーターを入れてやることにした。
 まあ初めての冬だからね。




 暖突を天井に置いたら、30分ぐらいはおびえて避けていたが、暖かいと気付くと下に居座るようになった。
 そして一生懸命囓ろうと試みている。
 どうやってもくちばしが届かないよう加工してあるから無理だよ。

ピリカ埋葬

 ピリカを実家の庭に埋めてきた。
 いつの間にやら庭の一角に、実家で死んだ猫2匹やらコザクラやらがまとめて埋まったミニ動物墓地ができていたので、その隅にピリカも仲間入りさせてもらった。
 鳥は死んで時間が経つと目がくぼんでくるため、生きている時とかなり顔つきが変わってきてしまうのだが、ピリカは埋める時まで生きている時と変わらない眠ったままの顔と姿だった。

 ヒメウズラを飼うのは初めてで、ネットの情報もバラバラ、インコや文鳥と全く違う生態にはとにかく振り回されたが、手乗りとしてインコにも劣らない魅力のある鳥だった。
 4年間という短い間しか飼ってやれなかったのが本当に残念だし、かわいそうな事をしたと思う。


 そして実家の猫は見る度に横に成長している。
 大丈夫かこいつ。

眠りの国に去るピリカ

 朝に病院から、ピリカが死んだと連絡があった。
 どちらかといえばチャンドラの方が危ないと思っていたので驚いたが、とりあえず仕事を早く切り上げて引き取りに行った。
 どうやら眠ったまま、苦しむ事もなく息を引き取ったらしいとのことで、定番のうずくまったポーズで、本当に眠っているだけのような穏やかな顔をしていた。
 呼んだら普通に目を開けてむくりと起き出しそう。

 家にいる時は、調子が悪くても、放鳥時間が近づくと頑張ってエサを食べ、出してもらう準備をしていたのだが、入院してそれがなくなったことで、気力が切れてしまったのかもしれない。
 状態が良くなりさえすれば退院できるし、帰ってきたら、寂しかった分思う存分甘えさせてかわいがってやろうと思っていたのだが、結局そのまま逝かせてしまった。


 今日一晩、砂浴び兼おこもり部屋だった容器の中で過ごし、明日実家に埋めてやることになっている。
 主がいない間に大掃除と思ってケースをきれいにしておいたのだが、こういう使い方になってしまった。

 なお、チャンドラとも面会してきたのだが、こちらはずいぶん回復していた。
 病院に連れていった時はうずくまって寝てばかりだったのだが、治療ケースの中でエサ入れの縁に止まってちゃんとこちらを見ていたし、帰ろうと人間様が離れると、一生懸命こっちに寄ってこようとしたりもしていた。
 まだ点滴や栄養剤が欠かせないらしいが、ピリカの分も良くなって欲しい。