フェデフルールは時々、勝手に何かにびっくりしている。

突然、派手にバサバサ音を立てながら、しっぽ全開で金網に飛びついてきた。
多分カゴの外で自分が落とした羽がそよぎでもしたんじゃないかな。
例えば、窓の外をカラスやハトが飛んでいったり、何か虫が壁にいたりすると、見える範囲の鳥ども全員がびくっとするので、フェデフルールだけしか騒いでいないということは、この鳥だけしか恐いと感じない何かであることはとりあえず疑いがない。
人間様にかまって欲しくて様子を伺うピリカ。
4月から始まった在宅勤務も早4ヶ月を過ぎようとしている。
この間、ずっと鳥と同じ部屋で仕事をしているのだが、どうも最近の鳥ども、特にピリカは、人間様が常に同じ部屋にいるのが当然だという考えに至ってしまったらしい。
テレビ会議のために別室に移動すると、数分もしないうちに戻ってきてと雄叫びを上げて呼び始めるので、人間様は常にヒメウズラの呼び鳴きをバックグラウンドに発言する羽目になっている。
(ヘッドフォンマイクのノイズキャンセル機能では、鳥の声はキャンセルできない)
会議が終わる度に、ちょっと叱ろうと思いながら部屋に戻るのだが、人間様の顔を見るなり安心したようにチッチッチッチと甘えた声で迎えてくるピリカを見ると、結局何も言えないままケースの外に出して遊んでやったりしてしまう。
サーラルは相変わらずふぶきの所に行ってケンカを売りたがる。
最初はいちいち連れ戻していたのだが、見ていると威嚇しあっているだけでどつきあいまではやっていなそうだし、段々面倒くさくなってきたので放っておくことにした。
遠くに座って2羽の様子を眺めていると、勢い込んで騒いでいたサーラルが、段々こちらをちらちら伺うようになり、やがて、人間様が来てくれないと悟ると、一方的にケンカをやめて飛んで帰ってきてしまうようになった。
どうやら、人間様が後から来ると思っていたから強気で攻めていたらしい。
人間様が座ったまま動こうとしないので逃げ戻るサーラルと、全く相手にされていないのに隣で大暴れしているカラ。
お盆にはちょっと早いが、墓参りに行ったついでに実家で猫と遊んできた。
なお県内移動で、今日以前の2週間3密行動はとっていない(どころか遊びにすら行っていない)ので基本大丈夫なはず。
もう何というか、ひたすら遊んでいる。
人間が相手をしてやれば無限にドタバタやっているし、相手をしないと自分からアタックしてくる。
前の猫のように途中でバテてしまうような事もなく、エサも倍食べるらしい。おかげでお腹がぽんぽこりん。
やっぱり前の猫は弱かったがゆえの短命だったのかもしれない。

人間様のそばに寝転んで、遠回しに遊んで欲しいと言ってくる猫。
しかりブリティッシュショートヘアってなんでこう後ろ足を伸ばしてべったり寝るんだろう。