カラー延長戦

 サーラルの足は、結局出てしまった骨を切り詰めて、さらに2週間カラーになった。
 何というか、救急病院がヤブってほんと救いがないと思うのだが。
 そういえばここ、前に飼い主から訴訟起こされたとかいう話を聞いたな。
 他に近所に急患を受けてくれる病院がないからここにしているが、看護師さんがヒナ換羽を知らなかったりほんと不安しかない。


 サーラル、カゴに入るから手に乗って。


 乗って!

骨出しあんよ

 サーラルはまだカラーが取れない。


 いろいろ頑張った結果、カラーをここまで変形させるのに成功した(サーラルが)。
 これで肩のあたり以外はどこでもくちばしが届くよ。

 かさぶたが2-3日前に取れて、特に腫れたりもしていなかったので、病院に連絡して土曜日にカラーをはずす予定を今日に前倒ししてもらった。
 ところが、病院で調べたら、どうも骨の先が露出してしまっているっぽいので、やっぱり土曜日に専門医に確認してからとなった。
 なにそれ、そういうのって骨が出ないように手術するものじゃないの?
 もし骨が出てたら、出てる部分をまた切除とかになるの?
 ヒナ換羽も始まってるし、もうカラーさせたくないんだけど?
 っていうかそうなったら治療費また払うの?


 この鳥は他のマメと違ってカメラを怖がらない。
 逆に興味津々で囓りたがるので、それもそれで困るのだが。
 なお、変形カラーを見た看護師さんが笑ってしまっていたのはここだけの話。

下くちばしの完成

 チャンドラの下くちばしの余分な部分が、無事に割れ落ちて元通りの長さになっていた。


 くちばしの隙間がなくなって普通の噛み合わせになっている。


 拡大。

 とりあえず、エサが食べにくそうで気になっていたので(実際には平気で食べているのだが)良かった。

フェデフルールのお勧め

 そろそろフェデフルールも我が家に来て1年になるが、不動の大好きオモチャがこれ。


 気に入りすぎて最近は上に乗って寝ている。

 度々写真にも写り込んでいるのでもうおなじみではあるが、BIRD KABOBという海外ブランドのオモチャ。
 麻か何かで乾燥させたユッカという木をつないだもの。適度な柔らかさとサクサクする歯ごたえが楽しいようで、しょっちゅう削っている。
 ちなみにユッカって何だと調べたら、別名青年の木ともいう良く見る観葉植物らしい。
 1個1000円近くするので、あっと言う間に囓り尽くすことが確実な長門やマメどもにはとてもやれないが、フェデフルールなら3ヶ月はもつので、なんとかコスパ的には許容範囲に入る。
 1個1個はずして放鳥時の転がしオモチャにしたりもできるので、セキセイインコあたりにもいいかもしれない。
 そういえば、これを扱うショップで、狂ったように遊びまくるセキセイインコの動画を見せてもらったのを思い出した。

カラーな生活

 サーラルはまだエリザベスカラーをつけている。
 1週間ぐらいではずせると思っていたのだが、足の傷が完全にかさぶたになるまでつけていないとならないそうで、自由の身になるのは来週の土曜日の予定。
 今の段階で、サーラルはカラーをつけたまま普通に足にくちばしが届いてしまっているのだが、特に傷をいじっている様子もないので見て見ぬ振りをしている。


 カメラを向けるといっちょまえに威嚇してくる。


 でも頭を掻いてもらうのと大人しくなる。
 自分で掻けないのでチャンスを逃したくないらしい。

のびるくちばし

 インコのくちばしは人間の爪と同じで延々のびていくのだが、何かを囓ることで個人の好みの長さ(と鋭さ)に調整している。
 特に下くちばしについては、上くちばしの裏側にあるヤスリ状の部分にこすりつけることで削っている。
(インコがくつろいでいる時にくちばしをもぞもぞ動かしながらギョリギョリ音をさせているのがこれ)
 ところが、チャンドラはどうやらこのしくみがうまく働かないらしく、段々と下くちばしが伸びていって、気づけばかみ合わせに隙間ができてしまっている。


 隙間ってる。

 そしてそのうち、余分な部分にひびが入り、最終的にはぽろりと落ちて元の長さに戻っている。
 とりあえずはエサが食べられなくて困るとかいうことはないようだが、なんでチャンドラだけこんななんだろう?
 不思議。

老いてゆく道

 我が家の文鳥どもも気づけば6歳。



 ひたすらカメラから目をそらしていないふりをする五十鈴と、何も考えていないいずも。

 文鳥の寿命は8-10年とのことなので、そろそろどちらも老境にさしかかろうかという頃合いである。
 もっとも、人間同様鳥も老い方に個体差があるようで、いずもは脚がガサガサしてきたり、換羽の時だけできていたくちばしの変な突起が年中無休で見られるようになったりと、老鳥の兆候が出てきたが、五十鈴の方は全く変化がない。
 前の文鳥は癌で4歳で死んでしまったから、老いた文鳥を飼う経験はまだしたことがないのだが、これからどうなっていくのだろう。
 願わくば元気なままで老いていってもらいたい。

薬のジレンマ


「お薬いやー!」

 現在、サーラルは朝晩抗生物質と鎮痛剤を飲んでいる。
 量は1回に1滴。動かないように頭を押さえて小さなシリンジで直接投与するのだが、やはりというか、サーラルはこれが大嫌いで、薬の時間になると、なんとか飲まされまいと身体をよじって大暴れする。
 でも、噛みつこうと開けた口にすかさず薬を流し込むと、次の瞬間大人しくなり、そのまま黙ってもにょもにょと飲み込んでいる。

 聞き分けがいいのか諦めが早いのか、ちょっと良く分からない。

乾燥肌疑惑

 アッサムの毛引きが微妙な感じで続いている。


 分かりにくいけど、首のあたりが薄くなっている。

 最初にその兆候を発見してからひたすらかわいがってやったら一旦はおさまったのだが、昨日あたりからまた首のあたりをいじるようになった。
 しかし、いじりかたが前の時と違う。
 前は興奮した時に発作的にやってしまう感じだったのだが、今度はとにかく気になっている感じ。かまってほしくて金網に貼り付いてきながらも、かまってもらうよりも首を気にしていたりする。
 何か参考になる情報はないかとネットで調べてみたら、マメルリハのブリーダーをやっている人が気になる事を書いていた。
 それは、乾燥ということ。
 マメルリハの原産地はエクアドル・ペルーといった赤道直下の熱帯雨林気候。つまり湿度が高い地域になる。
 なので、湿度が低いといわゆる乾燥肌になり、毛引きが始まるのではないか、という話。
 もちろん個人の見解なので鵜呑みにはできないが、言われてみれば、ここ数日、エアコンの除湿を1日中いれるようになってから再発した気がしないでもない。
 ついでに言えば、同じく南米にルーツを持つ長門も、同時期に、毛引きというほどではないが、脇腹のあたりの羽をさかんにいじるようになった。
 去年は普通にオフィスで働いていたので、エアコンをつけるのは平日夜間と土日ぐらいだったのだが、今年は在宅勤務の影響で使用時間が長くなっている。これで湿度が低い時間が増えていることが、一旦毛引きという形で自分の羽や皮膚を気にする癖がついてしまった長門(長門も7-8年前に毛引きだった)やアッサムにとっては刺激になってしまっているのかもしれない。
 試しに、エアコンを止めて窓を開けて湿度を高くしたら、アッサムの首いじりがなんとなく落ち着いた気がする。

 ……これからの季節に高湿度必須とか、地獄を見る予感しないのだが。
 加湿器っていくらぐらいするんだろう……。

ジャージな羽毛

 長門の尻はいつももふもふ。


 触りたくなっちゃう。

 ふくらんでいる時と細くなった時の体型の差が激しい鳥は、大抵柔らかくてふさふさした羽毛を持つのだが、恐かったり興奮したりすると厚みがいつもの半分ぐらいになってしまう長門もその類に入る。
 野生種の生息地は南米のアマゾンだそうで、熱帯雨林でなんでそんなふっくらした羽毛が必要なのかと思うが、床を転がり回って遊んで頭や翼にフンをつけて平気な顔をしているのを見ると、ちっとやそっとの汚れや汚染が身体本体に影響が出ないようにというのはあるかな……などと考えたりもする。
 ジャージ着てるから汚してもいいみたいな。