すぐ近くでエサを食べる長門が気になって仕方ないティカル。
カゴに貼り付いて一生懸命見つめている。
おやつよこせ
なんだかどこかで見たような
圧も3倍
世界にはあなただけ
ティカルは今月末で生後半年を迎える。
ようやくつやつやした大人の羽が生えそろった。
でもしっぽとか風切羽とかはまだヒナの時のままだけど。
家に来た時のセノーテとほぼ同じ程度まで育ったわけだが、やはりというか、セノーテとはだいぶ違う。
鳥カフェで他のインコたちと共同生活をしていたセノーテは、我が家に来てもマメどもや長門のカゴに興味を示して覗きに行くことが結構あったのだが、ほかの鳥とのつきあいを知らずに成長したティカルは他の鳥には全く無関心。もしかすると生き物だとすら思ってないかもしれない。
かろうじて隣のカゴの長門のことは認識しているようで、長門がカゴの床で遊んでいると時々寄っていって見ていたり、長門におやつをあげると自分も欲しがったりするのだが、積極的にコミュニケーションを取る気はないらしい。とにかく世界にいるのは人間様と自分だけと思っている感がある。重い。
同じように1羽だけ刺し餌で育ったサーラルが、やっぱり鳥同士のコミュニケーションができないので、もうこれは刺し餌で1羽だけ育てる時の宿命みたいなもので、しょうがないのかと思いつつ、でももうちょっと他の鳥の存在にも気づいて欲しいと思う。
頭が悪い競争
自衛隊の音楽のお祭り
自衛隊音楽まつりに行ってきた。
まあ当然当たらないだろうと思いながら、もう様式美で応募したら当たったのだ。
どのぐらい様式美だったかというと、当選メールをいたずらかなにかだと思ったぐらい。
うわあもう一生の幸運使い果たした気がする。
何年ぶりかの武道館。
コロナ前の改装の時から来てなかったからね。
オープニングが終わったところで、パリオリンピックメダリストの自衛官が登場。
この人達、昼夜2回の4日間の公演の間、毎回こうやって出てきて挨拶してるのか……大変だな。
陸自東北方面隊。火と水と緑をフラッグ隊を使って華やかに表現してきた。
そういえば今回、常連の12旅団とか、旅団レベルの音楽隊の出演がないな。出演部隊が全体的に減ってる気がする。
その分、メダリストのトークで時間を使っているのかもしれないけれど。
空自はガンダムで来た。
東北方面隊とかぶるのを避けたのか、こちらは今回フラッグ隊はなし。
でもフォーメーションとかの見せ方は相変わらずうまい。
海外からのゲストバンドは今何かと大変なヨルダン。
なんか編成にバグパイプがいる。
自国の音楽と日本の「さくらさくら」や「砂山」をいくつか演奏した。
「砂山」って海外で有名なのかな。確かアメリカあたりにもこの歌をモチーフにした吹奏楽があったけど。
編成は西欧の楽器なのに音はアラビア風という不思議な演奏。バグパイプが混ざっているからだろうか?
そしてドラムメジャーの人の頭の布の巻き方、他の人と違うなと思ってたら、女性だった。
男性のドラムメジャーと同じように指揮棒をくるくる回したりしてかっこいい。
最後は自衛隊創設70周年を記念して「70」の人文字で終了。
すごい迫力があって面白かった。
海自は相変わらずのゆかりちゃんと軍艦マーチの錨。必ずこの2つを入れないとならないから、他の所みたいに新しいことができなくて大変だよね。
そのマンネリズムが海自らしいと言えばらしいけど。
「ヨルダンの後なのでアラビアンナイトを演奏曲に選びました」みたいな事をコメントで言っていたけど、それはちょっと違うんじゃあないかという気がした。
そしてゆかりちゃんは歌唱力が落ちたと思うのは気のせいだろうか。お腹でなく喉で無理矢理歌ってる感じがした。
米海兵隊。
いつもは海軍も出てたと思ったけど、やっぱり出演数減らしてるのかな。
今回は歌ではなく、正統派のブラバン演奏で攻めてきた。
陸自は「戦争と平和」を表現。戦争部分は儀仗隊と共演でゴジラ。
かっこよかったけど、「ゴジラと戦う自衛隊の強さを表現……」という台詞には、きっとみんな心の中で「いや自衛隊いつもゴジラに負けてるよね?」ってつっこんだと思う。
平和の部分は「地球儀」。「君たちはどう生きるか」の主題歌だって。知らなかった。
そして今年はここでお客様参加企画があった。
「ライラック」「マツケンサンバII」「アイドル」の3曲の中から、演奏する曲を来場者に選んでもらおうというもの。
そして決まったのは……。
……まあ当然と言えば当然だよね……。
ほぼ全世代が知っていて、楽しめる曲ったらこれだけだもの。
予告動画でもやっていた「ボレロ」。
陸海空の各自衛隊員が器材を叩く音で始まる粋な演出。
もうひとつの来場者参加企画。スマホのライトをペンライト代わりに歌に合わせて振るやつ。
自衛太鼓。
締太鼓が全員女性という編成だった。
今年は空自が参加してなかったな。あの華やかなの好きだったんだけど。
フィナーレの前に裏方の演技支援隊が登場。
でも今年は指揮者の通路になるレッドカーペットを敷いてない、と思ったら、三笠宮百合子様の逝去に伴って、国旗入場とレッドカーペットは控えたっぽい。
えー、恒例の片付けのコロコロないのか……あれ見ないと終わった気がしないんだけど……。
そしてレッドカーペットがないので、指揮者も一緒に手を振りながら退場。
最近は東部方面隊の演奏しか聴いていなかったので、いろいろな部隊のを聞くのはやっぱり楽しい。
帰り道に記念撮影に応じていた東京地本のマスコット、トウチくん。
で、昼の公演だったので、終わった後近くの靖国神社に寄ってきた。
同じ事を考えた人は多かったらしくて、16時過ぎているのに拝殿は並ぶぐらい混んでた。
遊就館ではこんな企画展をやっていた。
あーそういえば前に何かで知って、見に行こうと思って忘れてた! しかも明日で終わりだ!
実はこの時点で閉館まで10分、丁度受け付けも終了したのだが、10分で頑張って見るからと無理を言って入らせてもらった。
よし10分でどこまで見れるかな。
昔の食糧とか。
日露戦争の牛肉の缶詰って、業者が石入れて送ってたりしたやつでしょ、知ってる。
うちの祖母は『長門』を見学に行った時、豚の角煮を食べたって言ってたけど、あれは士官用の食事だったのかな……。
かなり駆け足だったけど、小規模だったので展示だけなら10分で見れた。
パネルの説明とかもきちんと読みたかったんだけど、さすがにそれをやっていたら終わらないのであきらめた。
こういう企画は好きなんだけど、あまり見かけないんだよね。またやらないかな。
緑の個性
市ヶ谷、市ヶ谷
市ヶ谷の防衛省の見学に行ってきた。
防衛大臣とか偉い人が入っているA棟。
この前にテレビとかで見る儀仗隊が並ぶ儀仗広場がある。
まず見たのは大本営防空壕。
昭和16年から17年にかけて作られた物で、4年前から公開が始まった。
大本営用にしては規模が小さいのは、まだ太平洋戦争が開戦する前の事で、東京が空襲されるとかそういう事にはならんだろうけどとりあえず作っとけ的な感じで作られたかららしい。
中はこんな感じ。
パッと見広いが、実際にはここに板で仕切りをしてオフィス代わりにしていたそうで、相当手狭だったみたい。
奥に見える出入り口は、地上の建物と直接行き来するための通路。
まだなんとなく日本に余裕があった頃に作られたせいか、すごくきれいで、お金かけて作りました感がある。
地下壕というと、素掘りか簡単にコンクリで固めた程度のものしか知らないからな。
なおこの地下壕の通風口は石灯籠に偽装してあるらしい。
儀仗広場奥の林の中に不自然な感じで置いてあった。これか。
次に市ヶ谷記念館。この大講堂ももう何度か見てる。
行くたびにイスとか展示物のケースとかが増えてってる。
東京裁判に参加した連合国各国の国旗が並べてある。
当時の国旗なので今とデザインが違うのも割とある。
このほかに、三島由紀夫が自決した部屋とか、天皇陛下の休憩所とか、おなじみの部屋も見たけど写真を撮り忘れた。