猫永眠

 猫が息を引き取ったと実家から連絡があった。
 もう手の施しようがないので、家に連れ帰って最期を看取ったらしい。
 そういえば、2週間ほど前に、猫が便秘なのにケロリとしていると母が心配していたのだが、実はFIPからくる排泄感覚の麻痺だったらしい。医者ですら気付かなかったらしいので、本当にたちの悪い病気にぶつかってしまったと思う。
 まあ、これがこの猫の寿命だったと思うしかないのだが、少なくともこれから十年は一緒にいると思っていたものがこんなにあっけなく途切れてしまうというのは、結構切ない。

猫がヤバい

 突然、実家の妹から、猫が危篤という連絡が来た。
 猫伝染性腹膜炎(FIP)という、普段はほぼ害のないウィルス(コロナウィルス)が突然変異で劇症化する病気らしい。未知の部分が多い病気で効果的な治療方法はなく、致死率はほぼ100%と言って良いため、まず助からない模様。
 3歳程度までの若い時に発症することが多いとのことで、年齢的には2歳の猫はドンピシャリだが、一方で想定される原因はストレスらしい。知る限りでは相当やりたい放題やっていたようだが、一体どんなストレスがあったというのか。全く猫は分からない。
 まあ血統書付きなので一般的な猫より弱い可能性が高いのは確実にあるが。皮膚病にもかかりやすかったようだし。

 コロナウィルスは猫同士の接触により感染するということなので、恐らくショップにいる時か、あるいは親猫から感染したのだと思う。劇症化するかどうかは本当に運次第らしいが(発症率は1-5%程度とのこと)、まだ生まれて2年、これから長い時間があったはずなのに、かわいそうでならない。

ミイラ見て琵琶見て

 上野の「正倉院の世界」展へ行ってきましたが、うっかり書きながら寝落ちしてしまったので後出しアップします。

 というわけで、まずは前座で国立科学博物館の「ミイラ」展。


 生々しいんだか生々しくないんだか分からないメインビジュアル。
 ちなみに写真撮影は全面禁止。まあ当然ではあるのだが。
 興味がある人はナショナルジオグラフィックとかで写真特集してるから、検索してみて。

 当然ながらというか、ミイラは移動や保管に大変気を遣う遺物なので、例えばツタンカーメンとかアイスマンとかロザリアちゃんとかの超有名どころはレプリカや画像での展示となっているが、世界各地のミイラ文化(自然ミイラもあるが)を大枠から紹介するのはいい催しだと思う。

 ところで、展示物が展示物なのであまり宣伝もしてないようだから、多分すいているだろろうと思って安心してたら激混みだった。
 みんな死体好きだな!

 ミイラを堪能した後、国立博物館へ向かう。
 途中、何やら明かりのイベントをやっていたらしく、いろいろ光っていた。


 博物館の建物を利用したプロジェクトマッピング。



 噴水やらランタンやら。きれい。


 博物館も普段と違うライトアップをしている。

 ところが18時ちょっと前のこの時点で、「正倉院の世界」展は入場規制をしており10分待ち。
 10分なら待てないこともないが、そういう状況なら入ったとしてもすし詰め状態だろうし別の展示を見ながらすくのを待とう。

 というわけで、これまで見る機会のなかった法隆寺宝物館に行くことにした。


 ここは特に禁止されてる展示以外は写真OK。
 仏様の後ろからそっと顔を出してるお坊さんがお茶目。
 多分、これを寄進したお坊さんの姿とかなんだろう。


 1600年も前だと、仏像の様式もずいぶん違うな……。


 Wink。


 伎楽面。ここは土日しか公開してない。
 伎楽とは台詞のない舞踊喜劇のようなもので、宗教儀式の時に民衆に向けて演じられたものだそうな。
 左のは忘れたけど、多分嫌がる妓汝に言いよって力士に懲らしめられる崑崙という野蛮な外国人奴隷。
 右のは酔胡従といって、酔っ払った王様に振り回される従者の面。

 地味だけどなかなか面白かった。
 さて、正倉院の方はといえば、帰る人の流れの方が多くなっていて、入場規制も解けている。
 そろそろ行ってもよさそうだな。



 当然ながら会場内は撮影禁止だが、別途撮影可能なコピー品を置いてあるスペースがある。
 かの有名な五弦の琵琶と、螺鈿紫檀阮咸(らでんしたんのげんかん)。オウムがかわい……くないなあんまり。

 当然ながら宝物もすごいが、正倉院の宝物管理のしくみを垣間見ることができたのも面白かった。
 ここでは収蔵品から剥がれ落ちたり、劣化の上分解した果てのゴミみたいなものでさえも、宝物の一部として厳重に管理分類している。
 将来の修復の可能性や、研究のためとのことだが、その徹底ぶりはほんとすごい。
 すごいといえば、五弦の琵琶すごかった。完全になめてた。
 表面はまあふーんという感じだが、裏面と側面の鼈甲の感じや螺鈿装飾、貝の輝きが作る立体感まで計算した花弁の表現とかもういつまでも見ていたい感じ。
 実は現在見られる物は、経年劣化で分解し、装飾なんかも剥がれ落ちていたのを明治時代に修復したものだそうだけど、昔の人ほんとすごい。
 そういえば、噂の白瑠璃椀がなかったけど、これは後期の展示かな?

 人がいっぱいで展示品に近寄れない事が多いし、ディテールが見えにくい事も多かったので、近距離用の双眼鏡とかあってもいいと思った。
 実際、片目用の使ってる人結構いた。

水浴びの動機

 床でチャンドラのカゴの掃除を始めると、なぜか水浴びがしたくなるフェデフルール。


「掃除が始まったから水浴びしようっと」


 降ってくる水しぶきに迷惑そうなチャンドラ。

 さすがに毎回ではなく2回に1回ぐらいだが、一体何がトリガーになっているのか全く不明。
 ヒムネって変な鳥だな……。

逆効果

 アッサムのカゴの滑り止めに敷いてある段ボールとふきんを熱心に囓るヴェガ。


 これやってる間は毛引きもヒステリーも起こさないからいいんだけど……。


 滑り止めじゃなくてむしろ滑り増加装置になってる。

ぐだぐだ花火大会

 土浦全国花火競技会に家族と泊まりがけで行っていたため、まとめてアップします。

 というわけで、昨年は花火ガラで観客が火傷して序盤で中止になってしまった土浦花火大会。
 今年も何というかぐだぐだな感じに終始したのだった。

 今回、撮影にはデジカメではなく、花火写真に定評のあるGoogleのPoxel 3aを使ってみた。
 感想としては、最終的に物をいうのは撮影タイミングと構図というごく当たり前の結論に行き着いたが、逆に言えば、この2つさえなんとかできれば素人でもそこそこの花火写真が撮れてしまうわけで、テクノロジーの底上げ力恐ろしすぎる。


 とりあえず試し撮りの夕焼け。
 似たようなグレーの階調の中で、雲の立体感もそこそこ潰れず表現できている。
 以下花火。




 ここまで夜景モード。
 スマホの小さな画面では気付かなかったが、PCの大きな画面で見てみるとなんだか異様に立体感が強調されている。
 この強調され具合、どこかで見たことあると思ったら、ハッブル望遠鏡が撮影した星雲の写真だった。

 夜景モードは早い話が長時間露光&合成なのだが、環境によってはシャッターを押してから露光が開始されるまでに長い時で1秒程度の間が開くため、シャッターを押し損ねたかと思って動かしてしまって失敗するパターンが割とあった。
 地味にこれがイラつくので、途中から普通の撮影モードで写すことにする。






 ここで今度困ったのは煙。
 どうやっても煙が花火に写り込んでしまうのだ。しかも肝心の花火を隠す勢いで明瞭に。イオンモールの仕掛け花火なんて、煙が写りすぎてロケット打ち上げたみたいになっている。
 多分、撮影したのが桟敷席で、丁度花火の光を反射する煙を間近で捉える位置になっていたからだと思う。遠くからだと煙の明るさも落ちるので、このような羽目にはならないと思われる。
 あと、通常モードだと拡大した時にやっぱり夜景モードよりピントが甘く画像も粗い。
 うーん、これはどちらで撮影するか、悩みどころだな。

 花火大会の方は、花火ガラが観客の方に落ちて中断→再開→花火の一部が開かないまま落ちて安全確認のため中断→危険地帯にいる客を移動させるため中断延長→再開→危険地帯の客がどかないためスターマイン中止→単発打ち上げのみ再開→時間切れでいきなりフィナーレ、という次第だった。
 少なくとも、対岸から見ている限りでは、去年のように風に流されて想定外のところに花火がぶっとんでいったという感じではなかったのだが(破片の落下地域はプログラムに記載されている打ち上げ範囲内におさまっているように見えた)、まあ、第三者に真相が分かる事は永久にないのだろう。
 しかし2年続けてトラブルとか、来年以降はどうするんだろうか?

薄羽文鳥


 いずも、羽はみ出してる。

 文鳥羽インコに比べて羽が薄くて軽いので、換羽でなくても翼の内側にはこんな風に赤ハゲっぽいところがある。
 見ているとなんだか不安になってくるが、翼を畳むと身体に密着する部分だし、文鳥的には問題ないのかもしれない。
 でも飛ぶ時にここから体温を奪われそうなんだけど。

ふわふわふかふか

 フェデフルールのふかふか羽。


 黄色いのが多分尻のあたりの羽で、赤いのがお腹のあたり。

 ブロッサム、通称ちびころにも負けていない。
 クサインコは総じてこういう保温性能が高い羽なのかな。
 そんな寒い場所に住んでいるとも思えないんだけど。