おさまりがいい

 ……なんだかものすごくジャストフィットしてるね。


「…………」

 どうもフェデフルールは自分の長いしっぽを持て余しているようで、金網を伝い歩きすればしっぽを引っかけて滑り落ち、天井を移動しようとすれば身体の動きにしっぽがついていかず振り回され、なにかとじたばたしている。
 そんなしっぽなものだから、最近段々すり切れてちぎれてきた。
 まあ短い方が動きやすければ短くしてもいいけど、もうちょっと自分の体型を自覚した方がいいよ。

換羽崩れ

 チャンドラがまた発作を起こした。
 気温が高いから低体温もないし、換羽が始まったので体調もいいんだろうと思っていたら、どうやら換羽自体で調子を崩してしまったらしい。
 難儀な鳥だねお前は。

 
 どうも最初に脚が麻痺し、それにびっくりして暴れて動悸息切れで動けなくなるらしい。
 例によってしばらく抱いて脚が動くようになってからカゴに戻した。
 一応おとなしく抱かれてはいるんだけど、手乗りじゃないからストレスになる可能性もあるしね。
 ちなみに、腰のあたりの青がまだらになっているのは、なぜかここだけ羽を囓る癖がチャンドラにはあるから。
 どうも本人は手入れのつもりらしく、毛引きというほどむしるわけでもないので放置している。

 この後1時間ぐらい眠ったら元に戻り、ついでにお腹がすいたらしくてもりもりエサを食べていた。

 しかし、なんで体力に余裕がないのに換羽するんだろうね。
 鳥にとって状態のいい羽毛は生きるための生命線だから、多少の無理はしょうがないのか。

恒例の陸自夏祭り

 総火演予行に行ってきましたが、寝落ちするため明日更新します。

 復活しました。
 というわけで、本番前の練習ということで、発射タイミングがずれたり着弾地点が予定とだいぶ違っていたり、そもそも砲が故障したりとなにかとやらかしてくれる総火演予行。
 今年は何が起きるだろうか。


 整備中。


 曇ってはいるが、雲底は丁度一番遠い着弾地点の上あたりでとどまっている。
 晴れると写真映えはするけど死ぬほど暑いので、実際に見るにはむしろこのぐらいの天気のほうが楽でいい。
 なお、今年から、各着弾予定地点に番号や数字が直接表示される(看板ともいう)親切仕様になっていた。
 毎回「3の台を狙います」とかアナウンスされてもどこだかわかんなかったので、これはポイントが高い。


 見たことない車両が出てきたと思ったら、今年制式化されたほやほやの19式装輪155ミリ榴弾砲だった。
 これだけの砲を普通の車から撃てるとか、どんなサスペンション装備してるんだろ。
 砲の付け根部分の色が違うけど、これが駐退機なのかな。
 右の写真とか、前方に写ってるFH70と比べると発射機構がずいぶん複雑。


 そして見せただけで去っていく155ミリ榴弾砲。まあまだ試作機らしいのでしょうがない。
 ところで砲手はそこに乗るんですか。

 今回も写真は適当に撮っているだけで、プログラム的にも飛び飛びなのだが、去年に比べて新しい展開が多かったため、ちょっと真面目にしておけば良かったと後悔している。


 前段。自走して撤収するFH70とすれ違いに会場入りするCH-47チヌーク。
 去年まではチヌーク登場はもっと後だった。



 迫撃砲を牽引したジープが出てくる。これも今年初めて。


 砲弾出てる。


 毎年1台だった87式自走高射砲が今年は3台。
 もっとも手前の1台は撃たずに砲塔をくるくる回しているだけだった。


 戦車壕(これも今年初めて)から砲撃する10式戦車と、その後ろでお片付けの準備をしている高射砲。


 10式と連携しながら会場につっこんでくる16式機動戦闘車。
 通りすがりに気軽に撃っていくので音がすごい。


 そして唐突にチャフを撒いたのでびっくりした。


 でかいので何をやっても迫力がある90式。
 履帯に鉄の泥よけ(というか攻撃よけ)がついてて走行音にカタカタキシキシ金属音がするのが10式との区別ポイント。


 いつもの風景。

 ここで前段終了。
 今回は複数の種類の違う装備が一緒になにかをするパターンが多いので面白い。



 後段に登場した見せるだけ機材。
 はっきり名前を言わなかったんだけど、どうやら電波妨害とか敵の通信の傍受と周波数解析とかの電子戦を行うための装備らしい。


 シナリオは今回も島嶼部に攻めてきた敵を撃退する話。
 この10式は、上陸しようとする敵の船団を狙っている。
 これ以外にも空自のF2による爆撃とか、海自の護衛艦による対艦ミサイル攻撃とかがあるのだが、天気が悪いのでF2は来なかったし、海自に至っては陸に上がれないので、会場に設置された説明用のスクリーンに投影されただけだった。


 攻撃をかいくぐって上陸してくる敵を文字通り水際で食い止めるために、かっこ悪い水陸機動車に乗った人たちが阻止線を形成する。


 水陸機動車が敵に対している間に、AH-1コブラに護衛されたUH-60が偵察隊を降ろすために着陸する。



 続いてチヌークが2機。
 最初のはロープで隊員を直接、次が着陸して車両を降ろしていく。
 この辺になるとめまぐるしくて何が起こってるのか良く分からなくなってくる。


 またチャフ。
 今年は大盤振る舞いだな。


 偵察装甲車と偵察用バイク。
 バイクは今年は飛ばなかった。


 こちらはヘリが来るとき常にこれもくっついてきてるんだけど、ちょっと離れて飛んでいるので写真に入りきらない事が多いかわいそうなOH-6。


 10式と装甲戦闘車(真ん中の砲が細いの。履帯だが戦車ではなく普通科兵器)が一緒に陣を組んで戦闘をする中、兵士を乗せた96式装輪装甲車が走り込んできた。


 続いて90式がわらわらと。


 いつものフィナーレ。

 前に行った富士学校の時と同じでやたら解説しているだけというのが多く、最初は退屈だったが、後半に景気よくいろいろ登場するので面白くなった。
 そういえば、今年は着弾地点が予定と違ったぐらいではっきり分かる大失敗案件はなかったな。
 あと、異機種連携はいい試み。実際にこういう事をやるのかどうか知らないけど、来年もやってほしい。

 そして、今年は夜間演習があったのだ!
 直前まで雨が降ったりやんだりしていたので、半分あきらめながら会場に行ったのだが、雲がそれほど低くないということで決行になった。


 照明弾でよく分かる雲の高さ。
 手前の緑色の明かりはずらりと並んだ戦車や装甲車や迫撃砲。


 照明弾の位置が近いので、さらに車両のシルエットまでもが見えている。

 夜間も少しやり方が変わっていて、暗闇の中での車両機動が加わった。
 前はあらかじめ決められた場所に並んで撃っているだけだったのだが、今回は真っ暗闇の中、暗視スコープだけを頼りに移動してきて所定位置にぴたりと停める技も見せてくれた。

 おまけ。

 なんか会場の照明の上に乗ってた。

恒例の富士に行く

 毎年この時期の風物詩、駐屯地見学と総火演(予行)。
 今年の駐屯地見学は北富士駐屯地。


 ここにいるのは火砲の部隊。
 昭和35年に地元の誘致活動からできた駐屯地であり、山梨県唯一の駐屯地でもあるんだって。

 着いたのが昼だったので、ご飯を食べたり駐屯地の概要について説明を受けたりした後、訓練の見学。
 陸自で唯一、この部隊だけが担う礼砲発射を今回は見た。


 礼砲発射待機中。
 海自の礼砲と違うのは、海外の偉い人がやってくる空港に都度出かけていって撃つこと。
 海自は観音崎に専用の場所があって、そこを艦艇が通過した瞬間に撃つのだが、この部隊はこんな風に空港に待機していて、飛行機のドアが開いて偉い人が姿を見せた瞬間に撃ち始めるんだとか。


 迷彩服に白手袋がシュールだが、実際にやる時は制服着用に白手袋となる。

 実際に撃つとこんな感じ(ちょっと長い)

 撃ち始める場所を間違えたり、ズームとパンを間違えたりしてるのは内緒。


 散らばっているのは撃ち終わった後の空薬きょう。


 普段は、終わった後の接近タイムにはいろいろと隊員の人から話が聞けるのに、この部隊はこうやってじっとしたまま微動だにしない。
 いわゆる儀仗隊と同じようなスタイルなのだろうが、なんというか非常にやりにくい。


 我々が離れて体験乗車などやり始めたら、ようやく姿勢を解いて片付け始めた。


 お疲れ様ー。


 そしてこれに乗ってきた。

 礼砲も発射手順は普通の砲と変わらないらしいが、儀仗の意味もあるためか、ひとつひとつの動作がきれいに儀式化されていて面白かった。

力は正義


 こら、引っ張るんじゃない!

 ヴェガのカゴの上にはアッサムのカゴをのせているのだが、緩衝材代わりに敷いている段ボールとふきんをヴェガがオモチャ認定して囓るようになった。
 まあそれでストレス解消になるなら別にいいのだが、ミニサイズのくせにやたらと馬力があるのがマメルリハなので、ヴェガが夢中でふきんと段ボールを囓りながら引っ張ったり押したりしているうちに、上にあるアッサムのカゴの位置が段々ずれていってしまう。
 1度など、後ろの壁によりかかるようにしてようやく落ちるのをまぬがれている状態になっていた事があった。
 さすがに、物事には限度というものがあるので、あまり派手にやりすぎている時は注意することにしたのだが、当然ながら鳥なので分かってくれない。
 一体どうしたらいいものか。

男と男と女となにか

 人目もかまわずいちゃつく文鳥(オス同士)にいらついて威嚇するふぶき(メス)と、そんな頭上の騒ぎ全てにイラッときているフェデフルール(性別不明)。


「…………」

 なんかこう、いろいろと触らない方がいい世界を内包している気がする。

あの子の声で

 地味にものまねが上手なカラ。


 相変わらず羽はぼろっちい。
 もうこういうインコでしょうがないのかな。

 フェデフルールの声がさかんに聞こえてくるので、ご機嫌だなと思って見ると全然口が動いていないということが何度かあって、一体何が起こっているのか不思議だったが、ふと、カラがフェデフルールの声で一生懸命鳴いているのに気付いた。
 そういえば最近、フェデフルールとヴェガを馴らすのに気を取られて、お前の相手がおざなりになってたね。
 ごめんよ。

くつろぎの危ない場所

ピリカを外に出して遊ばせながら床に座ってケースの掃除をしていたら、いつの間にか気持ちよさそうにスカートに埋もれていた。


「♪~」

 危ないなあもう。
 普段ぴっぴぴっぴ言ってるくせに、こういう時は無言になるから。

米ほしい

 そのすごい何か言いたそうな顔して見るのやめてくれる。

 ヴェガは青米を手から食べるようになった。
 文鳥のエサに入れている青米をつまんで差し出してみたら、しばらくじっとにらみつけていたので、ああこれは指を噛まれるなーと覚悟したのだが、噛みつくこともなくちゃんと米だけピンポイントで取っていったので感心した。
 そしてその後はまた人間様がそばに行くと張り付いて何かを待つようになった。

 お前は物欲につられすぎる。