あえて困難な選択


 サトウキビを頭上に振りかざして何やらフラフラしている長門。
 何をやってるんだろうか。


 ……よく見ると、囓って作った小さなでっぱり部分で頭を掻いていたらしい。

 でも、頭を掻くならもっとやりやすい方法あるよね?
 なんでわざわざ大変な方選ぶの?

柔らかい友だち

 水浴び霧吹きの後、水よけ代わりにかぶせてあるタオルの端っこを引っ張り込んで、それに寄り添ってくつろぐひすいを最近見かけるようになった。


 あんよのお手入れ。

 何だろう、何か柔らかい物とくっつきたいのかな?
 そういえばこの鳥は手に乗せるとそのままひっついてくるし。

アクロバティック観察中

 長門は頭が悪いが、さすがに姿形が似ていても、フェデフルールがブロッサム、通称ちびころではないと分かるらしい。
 今のところすがすがしいまでの無関心っぷりを通している。
 一方で、フェデフルールは長門が気になってしょうがないらしく、何かというと寄っていっては眺めながらじたばたしている。


 じたばた。


 じたばた。


 じたばた。

 ……少しは落ち着け。

多分アレをくれるはず

 長門&ヴェガ。


 ちょっとアイドル写真ぽくなった。
 どこがアイドルなのかよく分からないけど。

 手への恐怖心を何とかしようと、ヴェガに何度か手からヒマワリをやったら「この人が近づいてくる時はおいしいものが食べられる」と認識したらしい。
 こんな風に金網に張り付いて物欲しそうな目で見つめてくるようになった。
 手を怖がるのは相変わらずだが、前は吹っ飛んで逃げていたのが最近は噛みついてくるようになったので、なにがしかの心境の変化はあるらしい。

腐っても元手乗り

 警戒心が強いくせに人一倍好奇心も強いフェデフルール。
 見慣れない物が出てくると、怖がりながらもへっぴり腰で見にやってくる。


 ほったらかされた長門のオモチャのキャットボールが気になってしょうがないフェデフルール。
 何、お前も欲しいの?

 今や完全に荒鳥回帰してしまってはいても、こういうところは人間に育てられた鳥なんだなあと思う。
 根っからの荒鳥ならそもそも好奇心より逃げるのが先行するからね。

フェデフルール色変化

 ヒナ換羽によるフェデフルールの背中の変化。


 左:買った時。
 右:今。

 前面のオレンジ色が背中から肩にまで回っていたのが、ほぼ緑に変わっている。
 おかげで前から見ると赤い腹掛けをしているみたいになってしまった。
 ネットで調べたところではこの色合いはオパーリンらしい。他の鳥の写真を見てもこれでほぼ色は確定のようだが、もうちょっと背中まわりがサイケでもいいのになあと内心思っていたりする。

ちょっとだけの生え替わり

 チャンドラ、 微妙に口元あたりが換羽してる?


「そう?」

 たまに体調が悪くなるらしくてしょんぼりしている事があるものの、良く食べて良く遊ぶチャンドラ。
 でも他のマメたちには来ている換羽が来ないので、やっぱり新陳代謝が衰えているらしい。
 これはヒマワリとかあげすぎると太るやつだな。

暇つぶし巣ごもり

 出待ちの間巣ごもりしているピリカ。


 男の隠れ家的な?

 ピリカは退屈したり何かアピールしたいことがあったりすると、すぐこうやって敷き藁を掘って巣を作る。
 しばらくこもると満足して踏み荒らしてしまうのだが、掘った後でくちばしで周囲の藁を整えたりするような仕草も見せるから、ヒメウズラにとって巣を作るのは繁殖期だけではなく、ごく日常の事なのかもしれない。

大人への衣替え

 アホ毛。

 ヒナ換羽が本格化しているフェデフルールは日ごとにサイケな抜け毛を振りまいている。
 基本的な色合いは変わらなそうだが、オレンジ色だった背中が段々緑色になってきている。
 このへんの感じが気に入っていたのにちょっと残念。

許されぬ装い

 人間様が新しい服を着ると、鳥どもが決まっておびえる。
 家でのくつろぎ着にしようと思って買ってきたワンピースを鳥どもの前で着たらこの反応。


 おびえてカゴの中を大暴れしたあげく、進退窮まって必死でいないふりをするフェデフルール。



 性格に応じたビビり度合いを見せるマメども。


 ただ細くなるしかないいずも……。

 なんなの? お前たちなんなの!?