秋の山を見る旅

 10/5、6と、新穂高ロープウェイの「星空鑑賞便」に参加するツアーに行ってきたので、後追いでアップします。

 2日目。
 このツアーの大きな特徴が、夜だけでなく翌日の午前中にも、もう1回同じ新穂高ロープウェイで上まで行くというもの。
 夜は本当に真っ暗闇で何も見えないので、ああ星きれいだねで終わってしまうが、翌日昼間に改めて上ってみる事で、実は風景はこうなっていたのかということが確認できる。
 実は夜だけ上がるツアーというのは他にも結構あるんだけど、まさにこの「2回上がる」というのが決め手で、このツアーにしたのだ。


 まずはバスでロープウェイ乗り場へ。
 あー、昨日がこの天気だったらなー……。


 昨夜の展望台からの景色は、実はこんな風になっていた。
 山すごい。


 手前が西穂高とか。この向こう側が上高地。
 奥は中岳とか槍とか。
 2000メートルを越えていても、まだ紅葉は色づくか色づかないかという程度。


 昨日の夜は分からなかったが、ロープウェイ駅周辺はこんな風に遊歩道が整備されている。あちこちにビューポイントがあるし、一周しても15分程度なので、手軽に散策できる。
 ちなみにここは穂高連峰や焼岳への登山口にもなっていて、歩いていると突然「この先は登山装備じゃないと危ないからね、ほんとに危ないからね」みたいな立て看が出てくるのでちょっとびびる。


 さあ下ろう。
 ……めちゃくちゃ垂直っぽい所を降りていくので、下見るとお腹がヒュッとする。


 本当に天気が良くて、遠くまで景色が見渡せる。
 ……昨日がこの天気だったらなー。

 楽しかった。
 50分ほどの滞在だったけど、のんびり何か食べるとかしなければ、十分ゆっくり歩き回る事ができた。

 で、昼からはどこへ行くのかというと、上高地。
 ……なんか、このあたりのツアーって、どれもこれも上高地か飛騨高山(たまに白川郷)が行程に組み込んであるんですよね。まあ超有名観光地だからしょうがないけど。
 6月に行った時に、また来たいとは思ったけど、まさか4ヶ月後に来ることになるとは思わなかったよ。


 とりあえず、6月の時と同じ田代橋からまず撮るか。


 ここでの自由行動時間は2時間半ほど。
 大正池で降りて河童橋まで歩く人が多かったが、それは6月にやったので、とりあえず6月に泊まった上高地温泉ホテルでカレーを食べる事にした。
 ロープウェイで大体予想が付いていたけど、こっちも全然紅葉していない。


 でもあちこちにキノコがたくさん生えていて、秋だなあと思う。


 上高地に2羽だけ棲んでいるというハシブトガラス。
 観光客の弁当をかすめ取ったりとか、結構乱暴狼藉やり放題らしい。

 腹ごしらえも済んだので、梓川沿いに河童橋までてくてく歩いていく。
 左岸(帝国ホテル側)だとずっと山を見ながら歩けるので気持ちがいい。


 でもやっぱり6月に来た時とは緑の濃さが違うな。
 色あせてきている感じ。

 そんな風にして河童橋まで来たが、まだだいぶ時間があるので、岳沢湿原までちょっと足を伸ばしてみる。
 川に立ち枯れた木がたくさんあったあたり。あそこなら30分もあれば往復できるので、その後買い食いやお土産の時間も確保できる。


 草紅葉という程ではないけど、この辺は間違いなく秋の装いが来ていた。


 ちょっと絵はがきっぽく撮れた。


 そして湿地の水たまりにカエルがいた。
 なんだろう、アズマヒキガエルかな? でもヒキガエルにしては可愛らしい顔をしているようにも見えるんだよね。
 ヤマアカガエル?

 天気もいいし気温も湿度も適度に低いしで、快適に歩けた。
 もうちょっと季節が進んでいたら、紅葉がきれいだったと思うんだけど、でもその頃には観光客で大混雑するんだろうな。
 今だってうじゃうじゃ人がいるのに、もっと多くなるとか耐えられない。

○おまけ
 ホテルの玄関先の池で、コイでも飼うみたいにしてチョウザメが飼われていた。

秋の星空を見る旅

 10/5、6と、新穂高ロープウェイの「星空鑑賞便」に参加するツアーに行ってきたので、後追いでアップします。

 新穂高ロープウェイは、岐阜県の新穂高温泉を出発する1、第2の2本の路線で構成されるロープウェイで、乗ると標高2156メートルの場所から、穂高連峰を一望できる。
 このロープウェイが、春と秋の月のない夜に行う特別運行が「星空鑑賞便」で、その名の通り、2156メートルの第2ロープウェイの発着場屋上から、全天遮る物のない星空を眺めようというもの。
 1度行ってみたかったのだが、このロープウェイ、また例によって、車のない個人が到達するのがなかなか困難な場所にある。
 バス路線もあるにはあるが、始発が飛騨高山からと、もうそこから関東人にはハードルが高い。そして何より、バスは夜には運行しない。従って、参加するには第1ロープウェイに隣接するホテルに泊まるというのが唯一の選択肢になるのだが、ここがまたそこそこ良いお値段がする。
 まあそんなわけで、いろいろ調べて無理だろうという事になっていたのだが、最近、なすどとか上高地とかの経験から、そういう風に行くのが困難な場所には、大抵どこかしらのツアー会社がツアーを組んでいることが多いというのに気付いた。
 で、調べてみたらやっぱりツアーがあったので、参加してきた次第。

 ところがこのツアー、旅行会社あるあるで、変な所に立ち寄りさせられる。
 まず、最終目的地は長野経由岐阜県なのにも関わらず、わざわざ山中湖に寄った。
 なんとかいう富士山が一望できるという公園なのだが、ちょっとした広場程度の所に草花が植えてあり、いくつかのお土産屋や地元の農家の青果販売が行われているだけ。
 さらにこの場所、駐車場に泊まっているのは全部外国人向けツアーのバスで、日本なのに日本語が全く聞こえないという(売店の店員も片言の英語で対応している)ものすごい事になっている。どうやら、外国人向けの近辺のツアーでは鉄板の富士山ビュースポットらしいのだが、なぜここに立ち寄る必要があるのかが全く理解できない。
 しかも滞在時間は20分だし。


 そして曇っていて富士山なんてまるで見えない。
 まあもともとこの日の天気予報は曇りとか雨とかしか出なかったしね。
 これは夜の星空も駄目な予感しかしないぞ。

 で、次に連れてこられたのがブドウ食べ放題。


 これを食う。

 数知れずぶら下がるブドウを自由に採って食べられるのだが、採れるのは1房単位で食べ放題の制限時間は30分(お手洗いや買い物に行きたい場合も含む)、食べきれなかったとしても圃場からの持ち出し禁止という代物で、みんななんとか自分が採った分だけでも完食すべく、ブドウ棚の下で1房のブドウを無言でひたすら食べ続けるというシュールな光景が繰り広げられた。
 まあブドウはおいしかったけど。

 と、謎の立ち寄りを重ねた上でようやくホテルに到着。早めの夕食の後でロープウェイに乗った。
 が、やっぱり天気予報の通りでというか、上空には雲が広がっていて星は全く見えない。


 雲海が下の新穂高温泉街の光で照らされて発光している。
 これはこれで珍しい風景っぽいが、今日見たいのはそれじゃない。


 時々下の発着場から、ロープウェイが出て行ったり入ってきたりする。
 これもこれでライトアップみたいできれいだが、今日見たいのはそれじゃない。

 そんなこんなで時間が過ぎ、もう売店で買い物でもしてようかなという気分になってきた時、突如雲が切れ始めた。
 そして見えたのは無数の星。


 わあ!


 星空はどんどん広がっていく。
 さすがに全天一面にというわけにはいかないが、それでも天頂あたりはほとんど雲がなくなった。


 天の川も出現した。
 雲と混じっちゃって良く分からない感じになってるけども。


 これは天頂付近。
 空を横切る天の川がはっきりと見える。

 これは全部iPhoneのナイトモードで撮っている。
 今回、実はα6000に新しく買ったシグマの広角レンズを付け、三脚まで持ち込んだのだが、いちいちセッティングするよりiPhoneを手すりとかに接触させて動かないようにしてナイトモードで撮る方が手軽で楽だった。
 明かりがないので落とすと二度と見つからないというリスクはあったけど。

 そんなこんなでしばらく星を楽しんでいたが、帰る時間が近づいたら、また元通りの曇りになってしまった。
 でも、絶対に無理だとあきらめていたので、見れて嬉しかった。
 次は全天を覆うぐらいの星空を見たい。

大人に変換中

 カメラが恐いけど人間様から離れたくないティカル。
 

 ぎゅっと握りしめてくるので爪が痛い。
 そして口に刺し餌をくっつけている。

 ティカルは生まれてからそろそろ4ヶ月ほどになり、ヒナ換羽が始まったらしい。
 毎日結構な量の羽が落ちているし、触ると筆毛がつのつのしている。
 この鳥は見ての通り、普通のコミドリより若干黒っぽい上に、羽の1枚1枚に濃淡があって鱗模様みたいになっているちょっと不思議な色合いで、大人になったらどういう感じになるのかと思っていたのだが、場所によって生えてくる羽が普通のコミドリの色だったり、濃い色のままだったりと、何やら変なまだらになってきた。
 何回か換羽を繰り返せば統一されてくるんだろうか?
 そして、ヒナ換羽が始まっているのに、まだ1日1回刺し餌を食べている。
 もう完全にペレットを食べられるので終了してもいいのかもしれないが、やるとなんだかんだで喜んで結構な量を食べるので、やめ時が分からない。
 とりあえず、残っている分は使い切っちゃおうかな。

長い道のり

 
 ふかふか復活。

 実はここに至るまでに2ヶ月ほどかかっている。
 新しいバードテントには、2週間ほどで恐る恐る触るようになっていたのだが、その後止まり木を取り替えたのが悪かった。
 サイズが縮小してしまったテントにも寄りかかれるよう、長い止まり木にしてやったら、恐がってとまらなくなってしまったのだ。
 元々長門は床やオモチャにつかまって過ごす事も多い鳥で、しかもカゴには2本止まり木が入れてあるため、1本ぐらいとまらなくても日常生活には全く支障はない。なので、換えてやった止まり木はボイコットし、バードテントもついでに無視して1ヶ月以上過ごしていたのだった。
 が、さすがに慣れてきたのか、やっぱり生活パターンに違和感があるのか、少しずつ触ったりとまったりし始め、ようやくここまで達成した。
 ほんと頑固な鳥だね、この子は。

眠り猫

 実家の猫は暇なのかものぐさなのか、よく寝ている。
 しかも寝相が常になんだか変。


 すごいひらべったい……。


 その足はどこから出ているのか……。


 やっとまともな寝相になった。


 そしてとっても気持ちよさそう。

 女の子なのにねえ。

難しい女


 ホモォのポーズ(違)。

 発情期に入ったせいか、ふぶきは落ち着きがない。
 こんなポーズをしながら一生懸命人間様を呼んでくる。
 そのくせ、警戒心も強くなっているので、外で遊びたいのかと手を出すと噛んでくる。
 まあ、元気ならそれでいいけど、もうちょっと何がしたいのか人間様にも分かりやすく伝えてほしい。

演奏会(定期)

 東部方面音楽隊の定期演奏会に行ってきた。


 今回は上野の東京文化会館。
 休日で交通の便もいいからか満員御礼。
 最近は音楽まつりだけじゃなく、この手のものも抽選倍率上がってるんだろうな。


 プログラムは日本縛りだった。

 なお、第2部の「吹奏楽と打楽器のための幻想協奏曲」は、現役の3曹が作ったもの。実は音楽隊には演奏だけでなく、作曲編曲までこなす人も割といる。
 自衛隊らしいというか、奇をてらったところのない正統派だけど、いろいろと技を盛り込んできていて面白かった。
 ぶっちゃけ、下にある作曲家の委託作品よりレベルが高かったんじゃないかと思う。

黒船で横浜クルーズ

 久里浜金谷フェリーの「黒船で行く横浜港特別クルーズ」に行ってきた。
 なんでも黒船来航170周年企画で、フェリーの1隻『しらはま丸』を黒船仕様に塗装して運行しているのだが、それに乗って久里浜-横浜港を往復する特別クルーズ。
 母親は横須賀市の広報紙で見つけてきて行きたいといいだし、つきあう事になった妹が誘ってきた次第。


 停泊中の普通仕様のフェリー、『かなや丸』。
 これが出港すると『しはらま丸』がやってくる。


 来た。

 それほど大々的に宣伝をしていたわけでもない感じだが、500人の定員は満員。
 ただ、『しらはま丸』のスペックを見ると、実際に乗船可能なのは680名なので、船内は座席も含めてかなり余裕があり、結構贅沢なクルーズだった。


 そして出港を撮り忘れたのでいきなり浦賀水道から。
 平日に比べて数は少ないが、それでもいろいろな船が通り過ぎていく。これを見ているだけでも楽しい。


 コンテナ船を追い越す。すごい積んでる……と思ったら、この後ブリッジが隠れそうなぐらい積みまくっている船がいくつも出てきた。


 第二海堡かな。


 猿島と米軍基地(クレーンが見えるあたり)と富士山。


 第一海堡かな。


 住友造船所と富士山。


 自動車運搬船と富士山。


 帆船『みらいへ』とすれ違った。
 前に写真で見た時には白かったはず……と思ったら、どうやら橋下徹が大阪市長だった時に事業廃止の憂き目に遭って、持ち主が変わったらしい。


『みらいへ』と富士山。


 後部デッキに行ってみたら、こんな解放感ある風景が広がっていた。
 もっとも吹きっさらしで直射日光と風が大変だったので、早々に退散したけども。


 実は横須賀を通り過ぎる時、米軍や海自の艦艇が撮れないかものすごく頑張っていたのだった。
 実は横須賀基地は浦賀水道航路からは見えにくい角度になっている上に、海上が霞んでいてなかなかうまくいかなかったのだが、タムロンの18-300mmを駆使してなんとか成功した。
 真ん中のあたりが米軍の駆逐艦、四角いのは消磁所で、かまぼこ形屋根の体育館っぽい建物の所にあるのはなんだろう、潜水艦救難艦かな……。


 浦賀水道を過ぎると、点々と沖留めしている貨物船が見えてくる。


 これは木更津の工業地帯。


 こっちはみなとみらい。


 オイルタンカーのすぐそばを通り過ぎる。


 製鉄所と沖留めする貨物船。


 ベイブリッジ。


 くぐりまーす。


 ベイブリッジをくぐるともう横浜港。
 ノースドッグに停泊する米軍艦艇。


 手前の青いのが海洋調査船『シーベンチャー』、次の2隻が音響測定艦『インペッカブル』、同じく『エフェクティブ』、奥が高速輸送艦『グアム』。


 音響測定艦は双胴型。海自の『ひびき』も同じ。


 これは米海軍のじゃないみたいだけど、委託を受けてるとかなのかな?


 横浜側は『氷川丸』。


 大岡川のあたりで回頭して来た道を戻る。


 海保の『さがみ』。


 大桟橋には『にっぽん丸』が来ていた。
 うーん、今見ると小さい船だなあ。だから横浜港に入れるんだけど。


 またベイブリッジをくぐって帰り道。
 行きに追い越した貨物船が入港していた。


 タグに押されて接岸中。
 祝日なのにお仕事ご苦労様です。


 自動車運搬船。イルカかわいい。


 引きにすると自動車運搬船以外もいくつも航路を通っている。


 お正月に鉄腕DASHで特集していた旧海軍の海中聴音所。意外と小さい。


 観音埼灯台。


 帰港。
 お疲れ様でした。

 うん、船見物を堪能してしまった。
 実は横須賀から横浜までなら、護衛艦の体験クルーズで何度か往復している。
 なので、航海自体はそこまで珍しい物ではないが、見られる船はその時々で全然違うので、何度行っても飽きない。
 あと久里浜金谷フェリーも10年ぶりぐらいだったのだが、その間に豪華かつ快適になっていて驚いた。


 ペリーは170年後に日本人の間で自分がこんなかわいいキャラクターにされる事を知っていたら、どういう反応をしただろうか。

行ってはいけない場所

 カゴの外に出ることを覚えてから、ティカルは人間様の頭や肩に来たがるので少々困っている。
 マメや文鳥のような小型の鳥ならともかく、コミドリみたいな破壊力の塊を、目の行き届かない肩や頭に乗せるのは危険だと考えているのだが、当然ながらティカルはそんな事お構いなく、隙あらば飛んできたり腕からよじのぼってきたりする。
 何度強制退去させても繰り返すので、よっぽど居心地がいい場所認定しているらしい。


 またも登ってこようとするので、スマホでブロック。


 しまった、興味を持たれた。

足復活

 気付けばフェデフルールの足がずいぶん良くなってきていた。
 ぴょこぴょこびっこを引きながらではあるが、両足を使って床を歩いている。たまにくちばしで体を支えたりはしているものの、特に移動に不自由する様子は見られない。
 止まり木にもちゃんととまれている。


 こっちに背中を向けていたのだが、スマホを見て向きを変えた。
 そんな動作もできるようになってたんだ。

 止まり木から下に降りるのも、数日前は文字通り翼を使って強引に飛び降りていたのだが、今日は足とくちばしで金網を伝って降りてこれている。
 もうしばらく様子を見て、エサと水も止まり木から食べれるようにしてみようかな。