もっちりっ子

 我が家にオレンジと緑の餅が増えた。


 もっちり。

 ヒムネキキョウインコのヒナ。ピリカと同じ店で購入。
 4月生まれですでに独り餌にはなっているが、まだしっぽは短いし頭もぽさぽさ。
 ブロッサム、通称ちびころの子供時代に似ている。
 土曜日に見つけて日、月とものすごく悩んで、月曜の夜に買ってきた。


 全身はこんな感じ。羽切りされているので風切羽がまだない。
 ヒムネキキョウにしては色がサイケすぎる気がするが、本当にヒムネでいいのかなこれ。
 ブロッサム、通称ちびころの時も、キキョウインコと言われて買ったら違ってたし。

 ぽやぽやの差し餌ヒナの頃からお店で店員さんが育てたそうだが、キキョウインコの例に漏れず、独り餌になる頃には人の手を恐がるように……。
 家に来てからもエサを食べる時以外はほとんど動かず、人間様を監視している。
 多分ここで下手な事をするとそれこそ絶対なつかなくなるので、今はたまに声をかけるぐらいでじっと我慢。

 でもエサはもりもり食べているし(食べるのが非常に遅いが)、気付けばぴちぴち小声でさえずったりもし始めているので、なんとなく慣れてきてはいいるっぽい。


 そして早くも隣が気になって仕方がない長門。
 それはブロッサム、通称ちびころじゃないよ。

デカ足細足

 文鳥って足デカいな、と時々思う。


 クッションの上から人間様を見上げる五十鈴。

 インコのがっしりした足を見慣れていると、文鳥の足は細い割にひょろ長く、何かの拍子にポッキリいってしまいそうでいつも不安になる。

アメリカンな重量級ゴジラ見てきた

「ゴジラ キングオブモンスター」を見てきた。
 なんでアメリカ版ゴジラはあんな重量感あふれるデザインなのかな。絶対あれ筋肉じゃなくて贅肉だよね。

「無秩序に増殖して地球をむしばむ人類を減らすために、自然が生み出した怪獣を少しずつコントロールしながら目覚めさせて人類を適正数まで殺処分しようとしたら、よりによって最初に怪獣の統率者であるキングギドラを起こしちゃったので、他の怪獣達も一気に目覚めて人類マッハで滅亡の危機」という、文字にすると身も蓋もない話。
 とりあえず、芹沢博士は今回も頑張っていた。

 いろいろ突っ込みどころはあるが、最大の問題は、怪獣達が大きすぎて戦ってると画面に入りきらないことだと思う。シン・ゴジラも現代の建築物と比較して見劣りしないようにかなり大型化しているとのことだったが、こっちでは山とか滝とかの自然物の中でポーズを取る時の壮大さや、人間をことさら小さく無力に見せることを狙ったためか、どの怪獣もめちゃくちゃ大きい。
 そのせいで、戦いというと、総じて怪獣の巨大な顔面が大写しになりながら何やらどったんばったんしているだけになってしまっている。確かに、人間のすぐそばで大質量が大暴れしている恐怖は良く伝わってくるのだが、伝えたいところはそこではないような気がするし、映像はきれいで迫力があるのにかなりもったいない。
 折角それぞれ得意技を持っているんだし、今時恐竜だって知恵を使った生存闘争をしていたと推測されているのだから、もうちょっと洗練された攻防を見せてくれても良かったと思う。
 余談だが、ラスト近くで、キングギドラに向かって泳ぐゴジラと隊列を組む米艦隊と戦闘機隊の絵面はちょっと胸熱だった。

 あと、放射能まわりの設定が完全に設定倒れに終わっている。まあ放射線の被害なんてリアルにやったら洒落にならないので、そのあたりは分かっててごまかしているのかもしれないが、設定を作ったならきちんと影響の描写はすべきと思う。やらないならそもそもそんな設定を作ってはいけない。

勇気が足りない

 人間様のところに来たいいずも。


 と後ろで暗がりに溶け込むカラ。

 いずもは飛ぶのが下手なのか臆病で思いきりが悪いのか、少し離れた場所から人間様の手や肩に飛んでくることができない。
 五十鈴が平気で人間様の手にとまっては遊んでいるのをうらやましそうな顔で眺めているし、呼ぶと今にも飛び立とうとするような仕草を何度も見せるのだが、結局飛び立てないままうろうろしている。
 特に目が悪そうなそぶりもないので、単純に臆病なのだと思うが、そこは別に臆病になるところではないような気もする。

またチャンドラ危機一髪

 またチャンドラがちょっと危なかった。
 先週は30度を越す気温が続いたのでヒーターを切っていたのだが、ここ数日で急に気温が下がったため、年寄りのチャンドラはうまく体温調節ができなかったらしい。朝起こした時は元気だったのに、気付いたらまた低体温症で麻痺して床に転がっていた。
 今度こそ駄目かと思ったが、ヒーターをつけて温めたらまた元気になってエサをもりもり食べている。


「もう平気だからヒマワリちょうだい」

 うーん、これまで熱中症を心配して温度調節をしていたけど、もうとりあえず体温と同じぐらいまでは温めておいたほうがいいのかな。

艦と山下公園のバラ

 横浜開港祭で護衛艦『ゆうぎり』が一般公開されたので、行ってきた。
 結構横須賀にもいた艦らしいんだけど、乗るのはこれが初めて。
 そういえばこのクラスの艦は全体的にあまり乗った記憶がないな。パンフレットも『やまぎり』しか手元にないし。


 公開場所は大桟橋。
 こうやって見るとほとんど人が来てないように見えるのだが……。


 実はカメラの外では大行列。
 乗るまでに1時間かかった。


 見学コースは上甲板を1週するだけ。でも護衛艦は久しぶりなのでちょっと楽しい。


 甲板から見た『氷川丸』とマリンタワー。
 写真には入っていないが右の方ではドラゴンボートのレース大会をやっていて、ここもなかなか賑やか。
 ところでハーリーとドラゴンボートってどう違うんだろう。


 なんだこれ……と思って乗員の人に聞いたら、艦これの提督向けらしい。
 ちょっと気の利いたジョーク利かせてみる俺みたいにドヤ顔しながら全員同じ事言ってくるオタクの皆さんの相手も大変ですね。


 標準装備、魚雷発射管。


 給油用のパイプ。


 風が強いのでいい感じに自衛隊旗がなびいている。


 岸壁では陸自の装備とかを少し展示していた。
 これは上から見た野外炊事具1号。


 警務隊(自衛隊の中の警察機構)は白バイも持っている。初めて見た!
 でも道路での取り締まりはしないらしい。
 そういえばこの展示だけ、すぐ近くにスーツにイヤホン姿のSPみたいな人が1人ついてたんだけど、なんだったんだろう。

 この他にも災害救難具やトラックもあり、小規模だけどなかなか見応えがあった。
 あと、自衛隊グッズの売店もいくつか出ていた。
「空母いぶきのグッズはありますか」とおじさんから真顔で聞かれて売り子のおばちゃんが困っていたのがちょっと面白かった。


 くじらのせなかから。
 くじらのせなかは大体『ひゅうが』クラスの甲板と同じ高さなんだけど、艦艇は大体ぴったり横並びで停泊するので、『ひゅうが』からだとこんな風にきれいな上から写真は撮れない。

 艦の上にいるより岸壁で展示見ている時間の方が長かった。
 とりあえずまだ日も高いので、メイン会場であるみなとみらいの臨港パークまで歩くことにした。


 海沿いに公園が整備されていて、いろいろ花が咲いている。
 暑かったせいかアジサイが今年は早いな。


 ベイブリッジとちょこまか行き交う船たち。


 実はこれを見たくて臨港パークまで来たのだった。
 水深3000メートルで使える水中作業ロボット。
 潜水艇の弱みは海流などに流されることなので、地面に足をつけて安定的に動けるなら用途はかなりありそうだと思うのだが、あんまり引き合いがなくてイベント用みたいになっちゃってるうらしい。
 営業の問題かな?

 見たかった物を見れて満足したので、シーバスに乗って山下公園まで戻ることにする。
 確かここのバラ園がまだ見れたはず。
 もうなんか効率とかなく行きたい場所に行きたいように行ってるな。


 途中の海保基地にいた『あきつしま』。
 ちっちゃい背負い式砲塔かっこいい。


『ゆうぎり』のそばを通り過ぎたら、公開時間が終わって片付け中の乗員の人たちが手を振ってくれた。
 おつかれさまー。


 完全に逆光なんだけど、海側からの全体像はあまり撮る機会がないので、頑張って撮ってみた。



 山下公園のバラ園。
 開花の時期はほぼ終わりのようで、全体的に散りかけているが、植えてある本数と密度がすごいのでまだこんなに華やか。
 ところで、ジギタリスが結構な割合でバラに混じって植わってたんだけど、何か意味があるんだろうか?


 銅像の頭の上で頭をもこもこにしながらご機嫌にさえずってた雀。

 ここでお腹がすいたので、中華街でお粥を食べて関帝廟にお参りして、買い物をして帰ってきた。
 本当はホテルニューグランドに入りたかったのだが、すごい順番待ちになっていたのであきらめた。


 中華街に来るとついつい寄ってしまう関帝廟。

○おまけ

 岸壁の自衛隊グッズ販売ブースに置いてあった謎のオモチャ。
 なぜガッチャマンなのか、なぜハングルなのか……。

夜の襲撃

 人間様は数年来、ベランダにやってくる鳩との戦いを続けている。
 1組の鳩夫婦が、しつこく我が家のベランダに住み着こうとし続けているのだ。
 鳩が執念深いというのは本当で、一旦この場所に居着こうと決めたらとことん執着する。鳩は別に嫌いではないが、どんな病気を媒介するか分からない生物に壁1枚隔てて居座られるのは、我が家の鳥どもにとって危険すぎる。
 というわけで、人間様も鳩が来る気配を感じる度に脅かして追い払い、鳩よけのテグスを張ったり止まりづらくなるトゲトゲグッズを置いたり、思いつく限りの手段で居着かせまいとしているのだが、奴らはそれらをことごとくくぐり抜けてまたいつの間にかやってくるのだ。1度などエアコンの室外機の下に卵まで産んでいたのを、危うく追い出した事もあった。
 もうこれはどちらかの寿命が尽きるまで持久戦しかないのかとここ1年ばかりは考えていたのだが、気付いたら呆気なく戦いは終わっていた模様。

 5月の連休に2泊3日で和歌山に遊びに行っていたのだが、留守中に鳩夫婦がベランダをねぐらにしていたらしい。
 らしい、というのは、そんな事などつゆ知らぬ人間様が深夜に帰宅し、植木鉢に水をやろうとベランダに続く掃き出し窓を開けた瞬間、ものすごい羽音と共に一目散に逃げ去っていく2羽の鳩が見えたからだ。
 たった3日人の気配が消えただけでもうねぐら認定して入り込んでくるその根性もすごいが、闇の中、完全に油断して眠っている所を不意打ちされた恐怖はそれよりもっとすごかったらしい。あれほどしつこかった鳩夫婦が、その日以来今日に至るまで姿を見せていない。
 全くそのつもりはなかったけど(というか存在にも気付いてなかったけど)これは完璧なまでに夜襲が決まったということでいいのだろうか。
 いつまで効果が続くかは分からないけど。
 鳩って都合の悪い事は都合良く忘れるし。


 関係ないけどなんとなく長門。

停止ピリカ

 ピリカを外に出して遊ばせながら人間様はゲームをしていたのだが、気付けば構ってもらえないのが不満なようで、じっと止まったまま動かなくなっていた。


 ぶれているのは手ブレで、ピリカ本人はぴくりともしていない。
 しばらく眺めていたら動き出したけど、何を考えていたんだろう?