浜松で雷鳥を見てきたよ

 というわけで、米空軍のアクロバットチーム『サンダーバーズ』がやってくる浜松基地の『エア・フェスタ浜松』に行って来たのだが、大変な目にあった。
 まず、始まりは前日にタムロンのズームレンズを床に落としてしまったことから。その時にテストをしたらなんともなかったのだが、会場へ持って行く間にダメージが拡大したのか、ズームをめいっぱい回すとピントが合わなくなる上に、オートフォーカス設定だとシャッターがおりなくなってしまった。
 こういう時に限ってサブカメラのコンパクトデジカメも持ってきていないので、このまま騙し騙し使うことにする。
 そんなわけで、ピンぼけの写真が今回多くなっています。
 しかも、前日は晴れ、翌日も晴れのくせに、今日だけ天気予報は雨。しかもサンダーバーズがフライトをする時間にピンポイントで大雨予想。
 なんかもう、最初から実に駄目っぽい感じで始まった。

 いつもならブルーインパルスがいる場所にサンダーバーズがとまっている。
 ブルーインパルスはアクロバット専用機だが、これはF-16で実戦にも転用可能なんだとか。
 ちなみに、この時点では天気は曇り。しかもたまに薄日が出たりなんかしている。

 
 展示されている場所から直接滑走路に移動するT-4。
 今回陣取った場所は展示場のすぐ隣のかぶりつきなので、生暖かくてガソリン臭い排気がまともに吹き付けられる。

 T-4の展示飛行。
 時間をかければピントの合った写真が撮れるのだが、スピード勝負で撮影するとこんなになってしまう。

 タッチ&ゴー。
 今回出たのは4機だが、他の機体が全部グレーなのに4番機だけカラフルな青に塗装されている。

 ひとしきり飛んで着陸すると、展示機になりに戻ってくる。

 ボーイング767を元に作られた巨大な早期警戒機E-767。
 くっついているUFOみたいなのがレーダー。

 続いてタキシングしてきたのはいつもの救難トリオ。U-125Aを先頭にUHー60J、V-107。
 またあれか、と思ったが、今日の離陸はひと味違っていた。


 上左:まずヘリコンビがその場で離陸。
 上右:U-125Aが滑走開始するとそれを猛追。
 下:U-125Aの離陸に合わせて急上昇。上空で一斉に左右に分かれて旋回。
 この離陸でいきなり観客のテンションが上がる。

 全く構造が違う機体なのに、きれいに角度を合わせている。

 並んで飛行するヘリコンビの至近を華麗に抜けていくU-125A

 2機揃ってお辞儀した後、横滑りして旋回に移る。
 これもぴたりと息を合わせている、

 U-125Aが着陸。 

 だが展示を続けるヘリコンビ。
 横に飛んでます。

 左:その後くるりと一回転。
 右:続いてV-107も横飛びと一回転を披露。

 そして救難トリオの展示が終わるとE-767が登場。
 いきなり急旋回。

 タッチ&ゴーすれすれの低空飛行。ジャンボ機の機体でやるとものすごい迫力。
 滑走路はサンダーバーズのさらに後ろなのに、サンダーバーズが小さく見える。

 左:また急旋回。
 右:しかもこんな低空なので。ものすごいシュールな写真が撮れる。

 左:普通に通過。
 右:旋回の途中、速度を落として通過。

 8の字旋回、そこまでやるか。

 そして今度は本当にタッチ&ゴー。

 散々トンデモ飛行を見せつけてようやく着陸。

 その間にサンダーバーズの準備が始まっていた。
 まだ雨は降っていない。

 牽引車にドナドナされていく予備機の7番機。

 これはパイロットを目指す人がいちばん最初に乗る練習機。T-7。浜松にしかない。
 飛んでいる感じがどこかで見たような……と思ったら、ゼロ戦か何かの映像フィルムと似ているんだった。
 同じプロペラ機だからかな。

 そして小松基地から飛んできたF-15。
 アフターバーナー全開で縦横無尽に機動しまくり。

 こっちはF-2。
 F-15より細身で華奢な感じの国産機。
 F-15をブレードソードとすると、日本刀みたいな印象。
 このあたりでとうとう雨が降り出した。

 左:また出て行くT-4。今度は6機。ブルーインパルスを意識したのかな?
 右:みんなが手を振るのでパイロットもサービス旺盛。
 そしてまた生暖かい排気を吹き付けられる。

 水しぶきを上げながら離陸。
 こんなの初めて見た。

 でも雨のせいか、編隊飛行をちょこちょことやっただけで降りてきてしまった。

 そして次がいよいよサンダーバーズなのだが……雨がいよいよ本降りになり、みんなもうすでにあきらめムード。
 整備員も作業を中断したまま、翼の下で雨宿り。
 と、そこで、「サンダーバーズは天候が回復したらやるから少しお待ちください」というアナウンスが入り、観客の間からどよめきが起こる。
 待つよ、いくらでも待つよ!

 そして宣言どおり、雨が小降りになってきたところでパイロットが搭乗開始。

 雨をついて次々とタキシングしていく機体。手前で見送るのは整備長。

 サンダーバーズを送り出して戻ってきた整備員の皆さん。

 そして離陸!
 ……だが、雨に当たって本格的にレンズがへたれたらしく、どうやってもピンぼけになるようになった。
 なのでここからはピンぼけ写真しかありません。


 雨をついて展示を続けるサンダーバーズ。
 だが一時おさまってきた雨がまたひどくなり始めた。

 とうとう、本来は2機が背面同士で飛ぶという技(カリプソ)ができなくなったらしく、普通の編隊飛行に切り替わる。
 そしてこれを機にサンダーバーズは上空待機に入ってしまった。
 まあとりあえず飛んでもらえたし、いいかなと下ではまたもやあきらめムードになっていたが、サンダーバーズチームのほうはそうでもなかったらしい。
「ヘイ! 俺たちは世界最高のチームなんだ、たかが雨程度でやめるようなヘタレだと日本人に思われるのは我慢できないぜ!」と思ったのかどうかは知らないが、この状況でもできるだけのものはやると隊長が侠気あふれる決断をし、展示を再開したのだった。

 で、いきなりさっきあきらめたカリプソから始めるあたりが負けず嫌いとうか何というか……。


 ひどくなるばかりの雨の中、水平技のみではあったが展示を続けるサンダーバーズ。


 そして着陸、もといた場所に戻ると、最後にスモークを一斉に吹かして終了。
 観客からの拍手がいつまでも続いた。
 我々のためにがんばってくれてありがとう。
 で、サンダーバーズが終わったところで航空祭自体もここで中断となった。
 水に落ちたんですかレベルのびしょ濡れになってデパートで着替えを調達する羽目になったり、バス乗り場が混みまくって路線バス乗り場まで1時間ほど歩いたり、大変なことになっていたが、気付いてみたら全然不満じゃなくて、むしろ満足。
 まあ、中断になった時点でめぼしい展示はほぼ終わっていたとからということもあるんだけど、多分、サンダーバーズが無理を押してでも展示を見せるために飛んでくれたというのが、大きな理由なんじゃないかと思う。
 ところで、浜松の航空祭って、なぜか「風呂に入ってなようなにおいのするおっさん」や「何日も洗濯してない服なんじゃないかと思うようなにおいをただよわせたおっさん」に遭遇する確率が妙に高いような気がするんですが、なぜでしょう?

浜松で雷鳥を見てきたよ」への2件のフィードバック

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    深度測定長さま。
    航空祭とっても楽しそうですね!!!!ヘリの頑張りツボでした
    いやぁ~100%思ってるかと・・・・「へい!俺達・・・・・・」
    雨でずぶぬれになったとか・・・風邪引かないよう気をつけて下さいね!!!
    今週は観艦式週間です・・・今日とか横須賀入港ラッシュ?でした
    イージス艦入港あと直ぐに潜水艦入港とかしてましたよ

    返信
  2. 深度測定長

    AGENT: Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.1.3) Gecko/20090824 Firefox/3.5.3 GTB6
     実は楽しかったのか楽しくなかったのかよく分からないんですが(笑)。とりあえず、いろんな意味でめったにできない経験ではありました。
     そういえば、観艦式では『そうりゅう』が見られるんですよね。楽しみにしてます。

    返信

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