空に帰る月

 チャンドラ死去。
 ここ1ヶ月ほどとても調子が良く、体重も増えて健康な時とほぼ変わらない状態でご機嫌に過ごしていたのだが、火曜日頃に元気がなくなり、少し食も細くなっていた。
 そして昨夜、寝る前にいつも通り手に乗せて頭を掻いてやったのだが、その時に限っていつまでも手にしがみつき、甘えてもっと掻けとせがんでくる。
 なんだか様子がおかしかったので、寝かせた後しばらくたってから覗いてみたら、カゴの床でうずくまり目をつぶっていた。
 そして、抱き上げた人間様の手の中で息を引き取った。

 手乗りではないということで購入し、確かに手に乗る事も外で遊ぶことも知らないのに、人間とごく当たり前に身近につきあう不思議な鳥だった。
 一時期の危なかった頃に比べるとずいぶんと元気になったので、この様子なら冬を越せるかもしれないと思っていたのだが、やっぱり寄る年波には勝てなかったらしい。
 最後に甘えさせてやれて良かったと思う。


 死ぬ少し前にチャンドラのカゴで拾った羽。
 若い鳥に比べると薄くて華奢な羽になってしまっているが、何とも言えない白と青の微妙な色加減は変わっていなかった。

空に帰る月」への2件のフィードバック

  1. マメ飼いオヤジ

    ついにこの日が来てしまいましたか・・。
    鳥本でマメルリハの寿命が20年とか書かれていますが、サイズ的にみてもこれくらいが最長寿なんでしょうね。R.I.P.

    飼鳥の運命を持って生まれた鳥の寿命を全うさせて送ったので、ロスから立ち直ったら別の飼鳥にまた幸せな生涯を与えてください。
    ロスが多いと深度測定長さんも辛いでしょうから、今度は生涯飼育できるコンゴウや白色オウムとか・・(^O^)

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  2. 深度測定長 投稿作成者

     ありがとうございます。
     順調に体重も増えてきて安心していたんですが、やっぱり寿命には勝てなかったようです。
     ぎりぎりまで元気でご機嫌に過ごせていたのが、せめてもの幸いです。

     マメルリハの寿命が20年というのはあやしいですね。根拠がまるで分かりませんし。
     自称マメルリハの情報サイトでは良く見かけますが、みんな似たような内容なので、コピペ転載を重ねてるだけなんだろうと思います。
     獣医さんも、実質的には10年前後だと思うと言っていました。
     コンゴウや白色オウムだと、私が先に行ってしまいかねないので、今度は鳥の方が飼い主ロスになるじゃないですか(笑)。

    返信

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