帰るのイヤ!

 外が楽しいので、フェデフルールのカゴの上から動きたくない長門。


「ガブ!」


「ガブ!」

 もう寝る時間なので入れようと手を出すと、この通り。
 腹が立ったので無視して他の鳥の世話をしたり遊んだりしていたら、段々淋しくなってきたらしくてこんな顔で眺めている。


 たまに甘え鳴きなんかもし始めた。

 でもやっぱり入る気はないので、引き続き放置したまま過ごすことしばし。
 フェデフルールの水を替えようとカゴの入口に手をかけたら、まるで最初からそのつもりだったかのようにカゴの上から降りて手に乗ってきた。

 全くもう。

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