総火演(予行)を見てきたよ

 朝の富士山。


 うん、やな感じに雨の予感。

 午前中に総火演(予行)、夜からは夜間があるのだが、台風20号の影響で御殿場も雨予報になっている。
 基本的に総火演は風雨程度ならそのまま決行するが、台風に伴う大雨となると話は変わってくる。例えば見学者が帰れなくなったり、途中で災害に巻き込まれたりする可能性を鑑みて中止ということもありうるのだ。
 まあ昼は大丈夫だろうが、夜はどうなるかわからない。


 会場ではせっせと整地中。


 雨が降るけど水をまく。


 今日もP900を使用。
 大涌谷の噴気孔みたいになっているが、目標を説明するために撃ち込まれた発煙弾。
 距離約3キロ。


 まずは前段の主要装備動作紹介。これはFH70の発射作業。
 射手の手元まで見える。写っちゃいけないものまで写るのではないかとドキドキする(このあたりは多分大丈夫なはず)。


 空中で炸裂する砲弾と、その衝撃波で泡立つ地面。
 直接地面に着弾しなくても地上にあるものを破壊するのは可能というのがよくわかる。


 チヌークから出てきた小火器部隊。


 87式対戦車誘導弾。
 砲口から砲弾を装填し、発車直前まで支えているのだが、踏み台にしているカゴがどうしても気になる。


 ちょこんと頭を下げて発射。


 狙撃兵。後ろにいるのは観測手。
 偽装が完璧すぎてまさかのピントが合わない。


 機動戦闘車登場。
 去年は走り回るだけだったが今年は撃つ気満々。


 撃った。


 砲塔を真後ろに向け、全力で逃げながら最後っ屁をする図。
 上の写真と車体の向きが逆になっている。


 恒例の戦車。
 しかし今回は10式と90式だけで、74式が登場しなかった。
 まあ、すでに主力は10式になっているし、戦車戦力そのものが削減に向かう方向の中で、旧世代もいいとこの74式の出る幕はもうないのかもしれない。
 ちょっとさびしいけど。


 空挺降下をやろうとしばらく雲の中をうろうろしていたけど、あきらめて去っていったチヌーク。
 これも3キロぐらい距離があったかもしれない。



 休憩時間中、後段の戦闘展示に備えて出てきた皆さん。
 シナリオはいつもと同じ島嶼奪回だが、今回は新編成の水陸機動団による強行上陸と、彼我のネットワーク妨害戦の要素が加わっていたのが新しかった。


 距離測定作業(多分)。


 ボートで上陸した水陸機動団が上陸に使ったボートを隠すという設定で、ボートを持って草陰から出てきたと思ったらまたすぐに去っていった皆さん。
 ビジュアルがシュールすぎる。


 そしてお互いに支援しあいながら前進を開始する。


 かっこ悪い水陸両用車来た。


 少しでもかっこよくしたくて兵士と一緒に撮ってみるのだが、どうしてもかっこよくならない。
 ちなみに画面が荒れたように見えるのは、この時土砂降りになっているから。


 UH-60とチヌークの着陸も水しぶきで大変なことになっている。


 走る兵士。


 2台がタッククロスみたいに猛スピードですれ違いながら1台が砲撃をする……のだが、シャッタータイミングを完全に間違えてただすれ値合うだけの写真になってしまった。
 この後も機動戦闘車は会場中を縦横無尽に走り回り撃ちまくっていた。
 多分今回の主役は間違いなくこれ。


 ギャリッ!(擬音)


 やっぱりそろっていない10式の一斉砲撃。


 そして出番が終わると10式と90式はどんどん道を上がって退場してしまった。
 どうやら効果拡張(フィナーレ)には参加しないらしい。


 そして戦車以外の車両でフィナーレ。
 ヘリの航過もややタイミングが遅れたため、かなりしょぼい感じになった。

 機動戦闘車の大活躍のおかげで派手な印象だったが、プログラム全体として見ると予算減ってる感がする展示だった。
 政治家とか一般人向けを圧迫するぐらいいっぱいチケット持ってってばらまいてるんだから、その分もっと予算増やしてやればいいのに。
 特権だけほしがってないでさ。

 その後、雨が強くなって夜間は中止になった。
 まあこれはしょうがないな。

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