還暦ネービー

 海自横須賀基地開隊60周年記念式典に行ってきた。
 海上自衛隊ができたのは1952年。当時は海上警備隊といった。
 厳密に言うと、これは「保安庁」という、国内の治安維持を目的とした臨時的な組織の1部で、正式な発足ではないのだが、海自ではこの年を海自が生まれた年としている。
 まあ自衛隊全体がそうなんだけど。

 輸送艦『くにさき』がいた。
 珍しーい。これ呉の艦なんだよね。
 艦首のラインがなんだかかっこいい。というか微妙に傾いてない?

 と思ったら米軍基地側には海洋観測艦『すま』がいた。
 これも呉の艦。しかも情報収集艦だから一般人は近付くことすらできない。
 

 中では『くにさき』に重機を積んでいた。
 ここまで手前のトラックで運んできてもらい、後は自走で艦内に入っていく。
 まわりの人と比べると結構な大きさの重機のはずなんだけど、なんだか小さく見える。

 重機の後はもうカーフェリー状態。
 良く見たらロープを滑り止め代わりにしていた。
 ロープってこういう使い方もできるんだ……。
 いつまでも見ていたかったのだが、そのうち全然本題じゃない部分で夢中になっている自分に気付いたので、式典会場に向かった。

 会場はこんな感じ。まだ始まる前なので閑散としている。
 壇上には国会議員とか市会議員とか歴代の横須賀基地総監とか米軍基地司令官とかが座る。
 いくら土曜とはいえ、国会議員はこの時期にこんな所に来ていていいのか? と率直なところそう思った。
 今回は60周年で特別なので、式典の後にジャーナリスト手島龍一の講演があった。
 東アジアの軍事情勢と、それに対するアメリカの姿勢についての話だったのだが、内容そのものは興味深かったのに途中で寝てしまったのはなぜだろう。

 お昼は例によって祝賀会。
 その後、希望者は艦艇見学に釣れてってくれた。

 今回見学したのは『あすか』と『ありあけ』。
『あすか』は甲板だけだが、『ありあけ』は艦橋まで見せてくれた。

 艦橋。
 いつもはここまでの逆光にはならないのに、どうしたんだろう?

 窓から甲板を見下ろしたら、CIWS(対空バルカン砲)がとっても邪魔だった。

 そうそう、基地内には音響観測艦の『ひびき』もいた。右奥は『くにさき』。
『すま』と組んでなんかやってるのかな?

 良く見たら半ケツだった『くにさき』。
 いつもは横須賀にいない艦が見れたのがちょっとした収穫だったかも。
○おまけ

 60周年だけあって豪華な記念品。
 オリジナル樽酒(中身は「のんのこ」とかいう焼酎)、記念メダル、『いせ』『ひゅうが』そろいぶみ3Dカード。

 そしてまた升酒の升。
 今回もちゃんと中の酒を飲み干してもらってきた。というか、酒が入ってたののほうが木のいい香りがするんだよね。

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