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地方版音楽まつりに行ってきた

 ASUSのネットワークアダプタがとにかく使えなくて困っている。
 接続してもすぐ切れるし、すぐネットワークが見つかりませんとか言い出すし、イライラすることこの上ない。
 問い合わせをしながらファームウェアのバージョンアップからデバイスの競合まで、およそ思いつく限りのことはやったのだが、とりあえず何が原因かすらわからない。
 安いならまだ安物だからと思うこともできるが、アダプタの中でも価格も性能もトップクラスのものなので、余計納得がいかない。
 もういい加減返品したくなってきた。
 それはさておき。
 陸自の東部方面音楽まつりに行ってきた。

 例によって会場は撮影禁止なのでプログラムの写真で。
 今年はニコ動でも生中継をしたので、見た人は多かったと思う。
 ちょっと感想を聞いてみたい。
 今回はニコ動中継を意識したのか、割とビジュアル的な演出が強化されていた。
 毎年カラオケレベルで聞きにくかった歌もずいぶんレベルが上がっていて、そこそこ聞けるものになっている。
 ただ、個人的には、死者も出ている御嶽山や三宅島災害派遣の映像を、ラピュタとかの演奏のバックグラウンドで流すのはちょっとどうかという気もしないでもない。
 なお、今年は例の寅さんコントが大幅にパワーアップ。3人の音楽隊員を「手下」にしてドリフ並のギャグを繰り広げ、最後は自衛太鼓や会場設営を行う施設隊の人たちも加わって妖怪ウォッチを踊っていた。
 そういえば、施設隊のリーダーの1曹が割とおじさんな人だったんだけど、ひとりだけ動きがぎこちなかったり間違えたりしていてたのがちょっとほほえましかった。
 今年の10月から会場の渋谷公会堂が改修に入ってしまうので、来年の音楽まつりは別の場所になる。
 ここの音は気に入っているので、一時的にとはいえ聞けなくなるのはちょっと残念。
 とはいえ、3月でオピニオンリーダーも終わりなので、来年行けるかどうかの保証はないんだけど。

日本の防衛演習見てきた

 朝霞駐屯地で日米共同方面隊指揮所演習(YS-67)を見てきた。
 これは日本が他国から侵略された時、米陸軍と協力して具体的にどう動くかをシミュレーションする訓練。朝霞では毎年JXRという大地震に備えた指揮統制のシミュレーション訓練をやっているのだけど、それを大規模にして米陸軍を入れて純軍事的にしたもの。「言ってみれば『大戦略』です」という大変分かりやすい説明が中の人からあった。

 ちゃんと対外向けパンフもある。
 YAMASAKURAというのは、在日米陸軍のシンボルである富士山と、自衛隊のシンボルである桜を組み合わせた作戦名。今年で67回目なので67がついている。
 ものすごい肩書きと階級が並んでいる。ちなみにランザ中将には道ばたで会った。

 そうなんだって。

 中心になるのは朝霞だが、はるばる沖縄の海兵隊やアメリカからもネットワークで参加している。

 今回の想定は、新潟沖の架空の油田の権益確保を狙って某国軍が日本海側から襲来。佐渡島と新潟、長野の一部に上陸したので自衛隊が食い止め、さらに米軍が共同して反撃、本土からたたき出した後佐渡島を奪回するという想定。
 架空の油田とか島嶼奪回とか、いろいろ連想するものがあるかもしれないが、それは多分きっと気のせい。
 で、この後実際にシミュレート訓練をやっている現場を見たのだが、ここは完全に撮影禁止。さらにコンデジからスマホから、カメラ機能のついているガジェットは全てお預かりとなった。
 純粋に軍事的な作戦の訓練なので、機密保持の意味もあって警備の厳しさはJXRの時の比ではない。使用している建物とかテントとかには必ず兵が立哨しているし、いちいち許可証を見せないと絶対入れてくれない。
 中では日米両方の人たちがずらりと並んだパソコンで刻々と変わる情報を追っていたり、あちこちで打ち合わせやレクチャーをしていたり、大画面で今の状況が表示されていたりとかなり面白かった。訓練の邪魔になるので1ヶ所に5分か10分ぐらいしかいられなかったけど、1時間ぐらい見ていたかった感じ。
 ちゃんと弁護士とか司法書士とかもいて、例えば米軍が進出中にそのへんの家を壊しちゃった時の対応とか、拠点用に土地や建物を使わせてもらわないとならない時の書類手続きとか、そんな部分もシミュレーションしていたのがなかなか新鮮だった。ちなみに自衛官には弁護士や司法書士資格を持っている人がいないので、こういう時に参加するのは有資格者の予備自衛官補。もし資格に覚えがあるなら応募してみたら手軽に自衛官になれる(かもしれない)ぞ。
 あと、アメリカ人はドクターペッパーがないと生きていけないらしいというのも分かった。

ベースでまた潜水艦見てきた

 米軍基地で海自の潜水艦と『ジョージ・ワシントン』の見学に行ってきた。
 でも雨だったのと時間が短かったのと、撮影の可、不可が見学を主催した日本側と受け入れたアメリカ側で食い違ってて、結局カメラを持ち歩けなかったのとで、写したのは2枚だけ。
 でもぶっちゃけると、内容的には去年のこれからツリー見物がなくなったぐらいでほぼ変わってないので、もっと撮ったとしても結局アップするのは同じような写真になってたと思う。

 今年見たのは『なるしお』。みんな同じに見えるが(実際3隻とも同型)真ん中の艦。
 なんか『なるしお』はもう3回ぐらい見てる気がする……。

 移動用のバスの中からかろうじて撮ったジョージの飛行甲板エレベータ。
 ジョージは近々『ロナルド・レーガン』と交代してアメリカに帰るので、多分これが見れる最後の機会。
 今回は艦橋から旗降ろし(日没にの時間に全艦艇が海軍旗と国旗を降ろす儀式)を見る事ができたのがかなり珍しかった。こればかりは撮っておきたかった。
 あと、空母の中で道に迷うという体験をリアルでしてしまった。

岐阜で異機種大編隊見てきた

 22日を上げるので力尽きたので、明日アップします。
 半分以上書いたところでアクセスエラーで記事が全部飛んだので、ふて寝します……。
 何とか復活。
 伊勢神宮と岐阜基地は、実は電車で名古屋を経由して2時間ほど。決して遠い距離ではない。
 でも始まるのが8時半からなので、前日は犬山に泊まった。
 なお、岐阜基地は飛行機とかの試験を行う基地なので、普通の基地にはない試験用の機体をたくさん持っている。
 航空祭ではその特徴をを活かして、複数の種類の機体が十数機編隊を組む異機種大編隊が有名。

 で、基地に到着したのは朝8時。
 4年前に行った時は道路にずらりと並んで入場を待ったのだが、ここの道路は交通量が多いので危険ということになったのか、今回は隣接する(というかほとんど基地と一体化している)川崎重工の敷地内に道路を迂回して基地に入るルートが作られていた。
 ここも1回見たいんだよね……。

 まだ飛行機は飛ばないので、地上展示を見ることにする。
 左:F15の昇降舵とかを動かすデモンストレーション。
 右:XC-2のエンジン。モックアップとか実験用とかではなく、実際に機体に取り付けて使える本物だって。

 で、これがそのXC-2。エンジンが小さく見える。

 左:カラフルな試験用ミサイル。
 右:F2。試験機なので普通の機体とは色が違っている。

 お隣の陸自明野駐屯地からはヘリ2種。
 ここで最初のプログラムをやるF15とF2とF4が離陸していったのだが、知人に挨拶に行ったりしていて最初のほうを見損ねた。
 F15とF2が競走し、去年負けたF2が飛行隊長自ら乗り込んでの雪辱を果たしたりしていた。
 アフターバーナーかけまくってすごい勢いでブンブン飛び回っていたようだが、良く考えたら朝8時半からこれって近所迷惑以外のなにものでもないな……。

 左:とりあえずF15。
 右:F4、F15、F2の異機種編隊飛行。
 ところで、岐阜基地の屋台は入間の屋台と比べるとレベルが高い。
 もちろん、お祭り定番の焼きそばとかフランクフルトとかもあるのだが、明らかに入間よりおいしそう。
 ついつい角煮まんじゅうを買って堪能していたら、楽しみにしていたKC767の模擬空中給油展示飛行を見損ねた……。

 おいしかったです。

 8の字旋回するKC767。ボーイング767を改造した輸送機なので、羽田で離着陸してる奴が上空数百メートルをぐるぐる回ってると思えばほぼ合ってる。

 着陸したKC767に代わって飛び立っていくC130。

 T4練習機。何の展示か忘れた。
 ここで飛行展示は2時間ほど一休み。
 今年はブルーインパルスが来ないので、時間に余裕がありまくり。というか何をして過ごしたらいいか分からない。
 しょうがないのでまた会場をうろつくことにする

 今日も良い天気。
 観客数は1万人程度で、入間より遙かに少ないのだが、エプロンが狭いので人口密度は入間と同じぐらいに見える。

 地上展示の皆さん。後ろではタキシング展示のために移動したXC-2が待機。
 この基地の特徴は、地上展示機のほとんどが飛行展示もすること。
 観客のほぼ目の前で離陸準備をしたり、排気がかかるほど近くを(パイロットが手を振りながら)タキシングしてったりするので、この基地の航空祭はなるべく前の方で見たほうが面白いかもしれない。

 ブルーインパルスのかわりにずらりと並んだF15。

 のそのそとタキシング展示を始めたXC-2。
 アナウンスでは「XC-2が飛ぶんです!」と言っていたので飛んでくれるかと思ったら、結局誘導路をひとまわりしただけで戻ってきてしまってがっかりだった。

 そして2時間後、いつもの救難コンビが登場。

 UH60が救助活動しているまわりをU125が飛び回るもうおなじみの風景。
 そして救難展示の後はまた50分の間が空く。
 いくら何でも空きすぎ感があるが、まあどうしようもないのでとりあえずまた地上展示を眺めてうろつくことになる。
 こんなに間を空けるなら、開始時間をもっと遅くしたらご近所の平和のためにもいいんじゃないだろうか。

 データ収集用の無人機。研究用で実際に導入されるものではないらしい。
 戦闘機の胴体下につけておいて空中発射で飛んでいき、用事が済んだら滑走路に自力で降りてくる。
 確かゲーム機のコントローラみたいので操縦できると聞いた記憶がある。

 F2のエンジン。隣にF15とF4のエンジンもあったが、みんな同じにしか見えない。

 なんだか大行列になっていたT4とF15のコックピット見学。見れるだけで乗れるわけではない。
 T4のコックピットは知ってるけどF15は知らないので見たかったが、90分待ちとかどこのディズニーランドだ状態だったのであきらめた。

 さっき飛んでたKC767が降りてきて地上展示機になっている。
 隣がXC-2なのでこの一角だけ巨体感半端ない。


 そしていよいよハイライトの異機種大編隊。
 編隊を組む飛行機が次々と離陸していく。

 異機種大編隊その1。デルタ隊形。

 異機種大編隊その2  V字隊形。
 もう横幅が広すぎてかなり離れてからじゃないと全部入りきらない。

 そして編隊からF2が1機離れて次の大編隊までの場つなぎをする。

 異機種大編隊その3。11機で60の文字を作って飛ぶ60周年記念隊形。
 かなり頑張っている。

 寄ってきたのを見るとかなり細長い。
 真下で見るより少し離れた位置からのほうがきれいに見える感じ。

 で、今度はC1が編隊から離れていくと……。

 アクロバット開始。
 このC1、作られてから40年ほど経っているらしい。護衛艦より長い。物持ち良すぎ。

 普通に空挺降下用の扉を開けて手を振っているが、よく考えるとすごいことやってんなこれ……。

 岐阜基地の上空はセントレア空港からの航路になっているので、時折こんな風に飛行機雲が伸びていっていいアクセントになる。
 この後、全機が次々と着陸をし、航空祭はおしまい。
 そして帰投。
 岐阜基地は大半の展示機が自前なので帰投する機はそれほど多くないが、それでも10機近くが帰っていく。

 タキシングしていくU125をのんびりと眺めていたら……。

 いきなり目の前をF4が通過していった。
 あまり近すぎて写真を撮ったらパイロットのスナップ写真みたいになった。

 悠然と去って行くF4。こうなると撮影に夢中になって肉眼で見なかったことが悔やまれる。

 UH60は空中でぺこりとお辞儀をして帰っていった。

 そしてF4も離陸していく。


 どんどん帰って行く。

 まだ15時半なのに、空はすでに夕暮れの気配。
 そして地上では最後まで帰投を見ようと粘る人々。

 空自とかぶっているのでちょっと居づらそうだった陸自のUH60。
 共同で救難活動とかしてみれば良かったんじゃないか。

 アパッチは離陸後、空中でぐるりんと一回り(自分がプロペラを軸にその場でコマみたいに1回転する)するという芸を見せて帰って行った。

 そして同じく陸自のOH1はいきなり急上昇や急降下のアクロバット飛行。観客の歓声を浴びながらひねりを入れたり突進してみせたりひとしきり暴れて帰っていった。
 警備のために立ってる空自の中の人まで見てた。というか陸自サービス精神満載すぎ。
 地上展示だけで退屈だったのかな。

 で、最後にKC767が離陸して、帰投も終了。
 プログラムが間延びしていたのが残念だったけど、楽しかった。
 ブルーが来なくても独自の工夫でなんとでもなるんだよなあ。
○おまけ

 ……宇宙食の屋台?

三笠で草むしりしてきた

 いろいろあって、戦艦『三笠』の草むしりボランティアに行ってきた。
 艦のまわりの白砂利の所に生える雑草をむしる奴。

 海側から。

 艦首。
 普段は柵があるのでここまで入れない。とりあえず役得ってことで。

 草むしりの後は艦内見学。
 艦橋から艦首方向を見る。

 戦闘時の司令塔。
 実は日本海海戦の時東郷平八郎がここに移らなかった理由のひとつは、身長が152センチしかなかったので白人仕様ののぞき窓(三笠はイギリス製)に届かなかったからだったというのを初めて知った。

 日本海海戦のあらましをカタカタ動く模型で表現。
 これ大好き。

 スタッフエリアにあるので一般では見れない伏見宮博恭王の部屋。東郷平八郎と並んで海軍二大老害だった人。
 皇族なので豪華。
 この季節なので草むしりそのものはどうということはないのだが、観光客の視線の先でやるというのは若干勇気がいる。

武道館で音楽まつり その2

 というわけで2回目の自衛隊音楽まつり。
 今回は頑張って写真を撮ってみたのだが、なにしろコンデジにはかなり厳しい環境なので、全体的にあまりきれいに撮れていない。

 今回はプロジェクションマッピングを使った演出が多用されていた。これは冒頭の音楽まつりと自衛隊の歴史。
 中の人の知人に正面の2階席が一番きれいに見えるからと言われたが、そのへんは政府関係者コネ席なので我々一般人は無理。

 オープニング。儀仗隊と一緒に国旗入場と国歌斉唱。

 まずは第1部。
 左:東北方面音楽隊。
 右:東部方面音楽隊。
 ここでのテーマは「from Japan」なので日本っぽい曲を演奏している。

 左:米海兵隊第3海兵機動展開部隊音楽隊。部隊名が強そう。
 右:在日米陸軍音楽隊。女の人が日本語で「上を向いて歩こう」を歌った。

 第1部フィナーレ。
 米陸軍の「ヘイ・ジュード」に合わせて第1部で演奏した全員が入場、演奏に加わる。

 超楽しそう。

 最終的にはこんなに大勢になった。

 第2部のテーマは「to Asia」。良く分からないけどそういうことらしい。
 これは防大生のファンシードリル。そういえばこれってやっぱり毎回変えてるんだろうか?
 

 フィリピン海兵隊軍楽隊。隊形がユニークだった。
 最後は全員が日本とフィリピンの小さい旗をどこからかぱっと取り出して振りながら退場、大受けしていた。

 そしてここからは3自衛隊の中央音楽隊。これは空自。
 一番女性が多くカラフルで華やかだが、フラッグ担当のぽてっとしたロングスカート姿は微妙と毎回思う。

 最後は大段幕ブルーインパルスが爆音つきで飛んでいく。
 こういう演出がうまいんだよね、空自は。

 次が海自。
まずは「Maritime」のMを人文字で作る。写しきれなかったけど空自もこの後の陸自も同じ事をやっている。
 

 左:定番、歌姫由佳莉ちゃん。
 右:これも定番。錨を描きながら軍艦マーチ。

 最後は陸自が儀仗隊と合同演技。
 空自は女性を使ったり演出に工夫をこらしたりしているし、陸自は儀仗隊を使って演奏に変化をつけられるのが強み。
 それに比べると海自はどうも若干見劣りがするような……というのが正直なところ。
 第3章は「to the World」
 まあそういうことらしい。

 オーストラリア陸軍軍楽隊。
 オーストラリアは砂漠が多い国なんだなというのが一目で分かる。

 そして後ろでノリノリなベーシストとドラマー、キーボード。
 明るいなオーストラリア陸軍!

 陸自の各方面隊トロンボーン奏者による「A Song for Japan」
 東日本大震災の時に作られたトロンボーン奏者のためのチャリティ曲。

 そして再度3自衛隊による演奏。
「陸軍分列行進曲」を演奏しつつ、プロジェクションマッピングと組み合わせて大地を疾走する戦車を表現。
 ちなみにこの曲は観閲式のパレードでおなじみの曲。

 大海原をゆく艦。演奏曲は「海をゆく」

「空の精鋭」の演奏と共に滑走路から離陸する戦闘機。
 これが一番かっこよくて雰囲気も出ていて盛り上がったのだが、写真を大失敗した。

 そこに米軍、フィリピン軍、オーストラリア軍が加わり、レリゴーもとい「Let It Go」を各部隊の女性歌手の歌唱つきで演奏。

 そして第4章は「for Japan」
 みんな大好き自衛太鼓。



 ひとしきり全体演技をした後、各駐屯地や基地ごとにパフォーマンス。
 みんなそれぞれ個性的で面白い。

 そして最後はこれだけの太鼓が鳴り響く。ここまで来ると鳴るというより轟くという感じ。
 というかこれ、知らない人は全員自衛官だっていうのを絶対信じないよな。

 自衛太鼓が終わると赤い絨毯が敷かれてフィナーレ。

 儀仗隊と旗に続いて全演奏者が入場。「Restart」を会場の皆さんもご一緒にのパターンで歌と振り付けつき演奏。
 これも東日本大震災のチャリティソング。

 一生懸命踊る防大生がちょっとかわいい。

 いろいろな皆さん。


 そして儀仗隊を先頭に全員退場。

 最後に指揮者が退場して終了。
 ここまで2時間、休憩なしだが、やっぱりレベルが高いし緩急のバランスが良いので最後までダレずに見ていられる。
 しかしこれを3日間、1日2回ずつこなす皆さんは大変だと思う。
 ただ、これは演奏関係ないけど、前半から中盤にかけて赤ん坊がギャン泣きし続けていて閉口した。
 親が席を離れたくなかったのか、その子は延々その状態で放置されていたのだが、そのうち泣き方が引きつけでも起こすんじゃないかという勢いになってきて、さすがにおいおいという雰囲気が漂い始めたら、親もまずいと思ったか周囲に注意されたか、抱いて出て行った。
 総火演とかでも思うんだけど、なんでこういう場に我慢できない年の子供を連れてくるんだろう?
 というか、これ、終わるのが夜9時なんだけど、赤ん坊をそんな時間までつきあわせるつもりだったのだろうか?
 
○おまけ

 これを見ないと終わった気がしない赤絨毯のコロコロ。

武道館で音楽まつり その1

 自衛隊音楽まつりに行ってきた。
 昨日夜に知人から突然「もらったけど行けないのでどうぞ」という連絡が入った。
 実は14日に行くことになっていたので、同じ物を2日連続で見るというマヌケな事になってしまうのだが、逆に2回も見れるなんていう贅沢は一生に一度だろうと思ったので、ありがたく譲っていただいた次第。
 しかし急だったのでカメラを忘れて写真はなし。
 今年は音楽まつり50回記念ということで、ゲストの海外軍楽隊もいつもの米軍に加え、フィリピン海兵隊軍楽隊、オーストラリア陸軍軍楽隊と3カ国の豪華仕様。
 あと自衛太鼓に沖縄基地のエイサーが加わってた。

 帰りは最寄りの九段下駅が歩道に人があふれかえるぐらい混んでいたので、20分ほど歩いて市ヶ谷駅から電車に乗った。通りすがりに撮った靖国神社(の門)。
 会場で道案内の自衛官に「市ヶ谷駅に出たいんですけど」と聞いたら「すごく遠いですよ」と心配そうに言われたが、どうも自衛官は一般人の体力を過小評価していると思う。

入間を新しく楽しむ

 入間航空祭に行ってきた。
 入間もそろそろ長いし、プログラムも大体同じような感じだしなので、今年は楽な路線で行くことにした。
 というわけで、入場後はカメラ戦士たちの場所取りに背を向け、まずは地上展示へ。

 空自仕様チヌーク。
「なんで陸自と色が違うんですか」って中の人に聞いたら「多分飛行場にいることが多いからだと思います」という答えだったんだけど、それ適当に言ってますね?

 全く展示物ではないが面白かったので撮った空自仕様のクレーン車と消防車。

 左:見物人と比較すると大きさが分かるC1。
 右:C1っていっつもこのへん汚れてるけど、汚れやすいのかな……。

 こうやって見ると別の飛行機みたいなC130。

 貨物室にコンテナ式の医療ユニットを積んでた。
 これひとつで病院の診察室と同じことができるらしい。「詳しくは中に医官の人がいて説明してくれますよ」と言われたけど、ものすごい行列になってたのであきらめた。

 正面顔のマヌケさとそれ以外の角度のかっこよさの落差が壮絶なF2。

 T400。練習機だって。

 U4。連絡機というふんわりした分類の飛行機。

 日本初の国産機YS11。

 丁度上を飛んでた。

 海自のSH60K。中の人がなにやら集まってごじょごじょやってたけど、なんだろう?

 P3C。さすがにP1は来ていなかった。
 このほかにも陸自のヘリとかが置いてあったんだけど、このへんは滑走路に沿った立ち入り禁止区域で、カメラ戦士たちがびっしり陣取っているので良く見えない。
 じゃあ今度は売店をのぞいてみようかな。
 警備犬訓練展示も見たいけど、かなり歩くし。

 というわけでエプロンを離れて売店エリアへ。
 売ってるものはまあ若干グレードの高い縁日メニューといった感じ。あと自衛隊グッズ。
 とりあえず牛カルビ串焼き500円と牛すじカレー500円を勢いで食べたが、まずい。
 でもなんか楽しい。

 そして建物の向こうにちらりと見えるT4の飛行展示。
 やばいなんかもうこれで満足してきた。

 んでまたふらふらとエプロンに戻ったら、丁度飛行展示に備えて離陸するC1がいた。

 ちょっとコンビニ行ってくる×4。

 C1が上空で準備している間、箱を振り回すチヌーク。
 よく見ると「祝空自60周年」と書いてあった。
 他にもいつもの救難展示があったけどブラブラしてて撮るの忘れた。

 で、大好きなC1の展示が始まるので本腰を据えて撮影準備。
 ちなみにこの時点でエプロンはこんな感じ。ぎゅう詰めになって殺気立っているのは前の方の10列ぐらいで、後はむしろピクニック気分でまったりしている。
 去年まであの殺気立ったほうにいたのか……。

 C1来た!
 後列に1機だけU4が混じっている。

 背中に太陽を受けて旋回するC1。
 とにかくでかくてずんぐりしていて重量感があるくせに妙に動きが機敏なので、飛んでいるだけで半端ない迫力がある。

 よし構図も大きさも完璧! と思ったら後ろが切れてた……。

 こんなことする輸送機乗りたくないなあ……。

 そしてやっぱり汚れている。

 ただ1機の異機種U4も頑張っていた。通り過ぎるだけだけど。

 ブルーインパルスと同じ技、コンバットローリングピッチを平然とこなす輸送機。
 多分こういうことをやってるから変態機動とか言われるんだと思う。

 大空を乱舞する輸送機。
 なお、恒例の空挺降下は強風のため中止。
 よく見ると、低速で飛行する時機体が左右にふらついていたので、上空は相当気流が悪かったんだと思う。
 で、この後1時間のお昼ご飯タイムを挟んでブルーインパルス。
 もうこれは並べておけばいいよね。





 なんか楽しかった。ていうか本来こういう楽しみ方をするものなんじゃないか。目からウロコが落ちたぞ。
 来年もこれでいこう。

日本海軍の歴史ツアー

 横須賀の「日米親善ベース歴史ツアー」に母親と妹を連れて行ってきた。
 米軍基地(地元民はベースという)内の歴史的構造物を巡るツアーで、主催は横須賀市。一般公募で150人定員のところ今回は1600人応募があったらしい。
 歴史巡りというと一見優雅だが、実施時間は4時間半、全行程徒歩で休憩は食事時間の60分のみという、実は割とハードなツアーだったりする。

 集合はJR横須賀駅。ヴェルニー公園を通って米軍基地正面に向かう。
 自衛隊記念日なので全艦満艦飾。

 ヴェルニー公園の衛門跡から潜水艦が正面に見える。
 この衛門の近くにはヒマラヤスギが植わっている。
「米軍が進駐記念に植えた物です」というガイドの説明を聞いた妹が「米軍進駐って太平洋戦争とペリーとどっち?」とかこの間の戦争は応仁の乱みたいな事言い出していたが、黒船は開国に来たのであって進駐ではないぞ妹よ。

 なお、ヴェルニー公園は軍事面だけではなくバラや木々の美しさも見どころであることを念のために書いておきます。
 そんなこんなで米軍基地まで来たところで、いきなり雨が降り始めた。
 しかもあっという間に本降りになり、ほとんどツアーが終わるまで降り続いたので、半端なくテンションが下がる。
 なのでここからはあんまり写真もない。

 小栗上野介のドライドック1号。
 大きなドックの真ん中に小さな交通艇がちょこんと鎮座していてかなりおかしかったのだが、ドック内の艦艇は撮影禁止。
 交通艇といえども艦艇には違いないので、謹んで隠させていただきます。

 2号ドッグ。陸側ではなく海とドックを隔てる門の上から撮ったもの。
 普段こんなとこ入れないのでちょっとテンション上がった。

 通りすがりに写した『ブルーリッジ』の尻。
 で、この後信濃ドックを見たのだが、ここでは『フィッツジェラルド』が補修整備の真っ最中。
 イージス駆逐艦がドライドックで足場組みまくってあちこちおっぴろげて補修してる姿なんてそんなの撮ったらダメに決まってるので、写真はなし。
 そして信濃ドックから三笠公園が見えるフードコートでご飯を食べる。沖縄で時々食べてたA&Wがあったのでベーコン&ダブルバーガーセット7ドルを頼んだら、バーガーは普通だったがポテトが日本のLサイズより大量で驚愕した。揚げたての熱々でおいしかったけど。
 一応日本円も使えるのだがおつりはドルでしか出ない。でもクレジットカードが使えた。

 司令部庁舎(旧日本海軍鎮守府艦船部)の玄関ホールには、日本海軍、米海軍を通じた司令官の写真や艦艇のスケッチ、米軍のこまごましたものなどが展示してある。
 ここ見るの初めて。

 これも司令部庁舎(旧日本海軍鎮守府司令部)。
 うーん、雨さえ降らなかったら面白かったかも。
 あと、ガイドの人が、スペックをメインにした説明をするのだが、数字的な事を羅列されても良く分からないので、例えばエピソードをからめるとか今ある何かと比較するとか、そういった切り口から話した方がいいんじゃないかと思った。

山の上で海の創立記念

 横須賀基地の海自創立62周年記念行事に行ってきた。
 空自は陸海自より2年設立が遅かったのを初めて知った。

 今年も会場は田戸台の分庁舎。
 行事では自衛隊の活動に貢献した一般の皆さん(人員募集に協力したとか退職自衛官の再雇用を頑張ったとかそんな感じ)への感謝状贈呈が行われるのだが、田戸台は庁舎が狭いので、該当しない大半の招待者は中で何が行われているかも分からないまま庭で延々立ちんぼのまま待ち続けることになる。
 しかもパーティ料理は仕出しだった。
『はしだて』謹製の料理の時は、海自のメンツにかけた全力料理が出るのでおいしいのだが、仕出し屋にはそんなメンツなどないので素人も分かるレベルで味が落ちる。
 招待者が少ない分、陸自の創立記念行事よりは豪華なのだが……。

 パーティは夕暮れ時。山の上にある田戸台庁舎からは海沿いの町の明かりがきれいに見える。
 ここを宿舎にしていた歴代の鎮守府長官もこの明かりを眺めていたのだろうか……と思ったが、良く考えたらあのへんは田舎な上に最近埋め立てられた場所なので、鎮守府長官の時代はほぼ真っ暗闇なのだった。

 音楽隊の演奏会。
 由佳莉ちゃんに続く2代目ボーカリストの歌唱つき。
 田戸台分庁舎は桜の季節以外は一般公開していないので、この時期、しかもこの時間帯の景色が見られるのはかなり貴重なのだが、とりあえず料理をなんとかして欲しいとは思った。