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急階段2連続チャレンジしてきた

 昨日とは打って変わっていい天気。
 でも明日はまた雨だそうなので、一番歩きかつ天気が悪いとちょっと無理な所に行くことにした。


 ザ・大門坂。
 ここから熊野那智大社を目指すのだ。
 まあ熊野に来たからには、ちょこっとは熊野古道を歩きたいからね。


 こうやってみるとどうってことない感じだが、実際には石の階段が延々と続いていく。
 この階段が胸突き八丁というほどではないが、割と勾配があり、しかも敷いてある石は自然石に近く不規則な凹凸がある。スカートとヒールは絶対やめたほうがいい。というか、平安女性のコスプレで大門坂を上がるとかあるけど、ぶっちゃけよっぽど脚力と根性がないとあれ無理だと思う。
 しかも階段はここだけではない。熊野大社は山の上にあるので、むしろ大門坂が終わってからが本番なのだ。
 よみがえる長谷寺の悪夢……。


 やっと着いた……。
 でも実はこのすぐ下までバス路線が通っているので、無理して急な階段を上る必要はほとんどなかったりする。
 次に来る時はそれを使おう。

 しかし、標高が高いだけあって、景色はいいし風は爽やかだし、本当に気持ちがいい。
 もうこのまま動きたくないが、ここには他にも見るものがある。


 熊野大社のすぐ隣の青岸渡寺。
 神と仏が明治の廃仏毀釈をくぐり抜け、今も隣同士で共に過ごしている。


 三重塔と那智の滝。
 三重塔は実は那智の滝を一望できる展望台だったりする。いや中には観音様も一応まつられてはいるんだけども。


 そして那智の滝までの道も平坦ではない。道路やらこんな階段階段やらを、今度は下っていくのである。
 なんか恒例の膝がやられそうな予感がしてきた。


 やっとついた那智の滝。
 苦労した甲斐のある壮観な眺めだが、昨日の雨のおかげで今日の水量はいつもの5倍らしい。
 ぬう、いつもはこの1/5なのか……。
 水量だけなら、中禅寺湖から直接ダウンする華厳の滝の方がありそうな気もする。


 奥の遙拝台まで上がるとさらに迫力。
 霧状の水しぶきがひっきりなしにかかってきて、ちょっと長時間いると全身しっとりしてくる。

 しかしやっぱり滝はいいよね。
 30分ぐらい堪能してしまった。

 朝9時前に大門坂を上り始め、那智の滝を堪能し終ったのが12時頃。
 まだまだ時間はたっぷりあるので、次はバスに1時間ほど乗って熊野速玉大社と神倉神社にGO。
 神倉神社には500段の階段があるから、ますます膝が心配だけど。


 ……の前に那智駅で寄り道して、近くの補陀洛山寺へ。
 この補陀洛渡海船がちょっと見たかったのだ。

 補陀洛とはサンスクリット語で浄土を表す言葉で、平安時代から江戸時代にかけて、この寺の住職は60歳になると、わずかな食料と共にこの密閉した小舟に乗って「補陀洛」を目指す旅に出る(出させられる)風習があった。
 もちろん、その先に待っているのは死しかない。
 記録にあるだけで、20名以上の住職がこれで命を落としている。
 信仰心の暴走は悲劇しか招かないというのは、どの宗教も同じ。

 予定では速玉大社に行くつもりだったのだが、バス停では神倉神社の方が先だったので、急遽そっちからにした。
 神倉神社は速玉大社の摂社で、ゴトビキ岩という大岩の御神体と、そこに至るまでの500段ほどの階段が有名。


 でも多分これがあれば大丈夫なはず(折りたたみストック)!
 さあ大門坂に続いて長距離階段第二ラウンド開始だ!


 全然大丈夫じゃなかった。
 いやこれ石垣だよね? 階段じゃないよね?。
 これを上れというのか……。


 でもここであきらめるのも癪なので、頑張った。頑張って上りきった。
 これが上がりきったご褒美の風景。
 熊野の町が一望できる。こりゃすごいわ。
 昔の人にとっては、まさしく天からの眺めだったんだろうなあ。


 お社の後ろの大岩がゴトビキ岩。
 なんか神々しい写真撮れた。
 

 そして困難は上がるよりむしろ降りる方にある。。
 大きさも段の高さも不規則な石の並びから、安定した足場を見極めて行かなくてはならないのだ。
 昔城攻めしてた人たちは、こんな気分を味わっていたのか。

 案の定、膝をやられて最後は片足だけでしか下りられなくなった。
 恐ろしいことに、この階段を2月の夜、数十人の男たちがたいまつを掲げて駆け下りるという神事があるらしい。
 慣れているとはいえ、良く無事に降りてこられるな……。


 最後は熊野速玉大社。
 神倉神社から国道をてくてく歩いて20分ぐらい。
 今日初めて楽な道のりたどったような気がする。

 とまあ、予定していたのはここで終了なのだが、まだ15時なのでもう1ヶ所ぐらい行けそう。
 そういえば、熊野速玉大社の近くに、国の特別天然記念物の浮島という場所があった。
 帰り道がてらにぶらぶら寄れそうなので、行ってみよう。


 これが浮島。
 一見何の変哲もない水辺の林だが、その名の通り、池に浮かんだ泥炭層の上に植物が生えた、文字通り浮いている島。
 昔は池が数倍ぐらいあったため、風の吹くままあっちへ行ったりこっちへ行ったり、台風の時とか岸辺にある家に体当たりして壊したりしていたらしい。
 戦後の宅地造成で動く余地もないほど池が埋め立てられたため一部が座礁、今では雨が降って水量が増えると島の位置も上がる、みたいな上下運動しかできなくなっているとか。
 泥炭層は植物が腐らない環境、つまり高山や北海道のような極寒の地でしか普通できない。
 この温暖な紀伊半島で、なんでここにだけ島になるほど泥炭層ができたのか、今でも謎らしい。


 島の中はこんな感じ。
 設置された遊歩道の上で跳ねると、重さが伝わってちょっと離れた所から泡がぶくぶく出てきたり、震動が伝わって波ができたり、確かにここは土じゃなくて泥炭なんだと納得する。

 勢いに任せてあちこち行きまくってしまった。
 歩数計を見たら20キロも歩いていたのだが、明日膝は大丈夫だろうか。

熊野で本宮参りをする……はずだった

 連休になったので熊野詣でをすることにした。
 大阪からのアクセスが割と良かった高野山と違って、熊野は大阪からも名古屋からもかなり行きづらい。
 いろいろと調べてみたら、南紀白浜空港から本宮大社に出ている直通バスを使うのが一番短時間で行けそうだったので、そのコースを選択することにした。


 そして関西国際空港に到着しました。
 
 南紀白浜空港が荒天で、1時間半もかけて2回も着陸やり直しをしたが降りられず、結局ここに連れてこられたのだった。
 航空会社が白浜駅までのバスを用意してくれたが、空港に着いた時点で10時半を回っており(本来は8:25に南紀白浜空港着の予定だった)、バスの出発が11:30過ぎ。さらに関西空港から白浜駅まで2時間弱かかるため、どう考えてももう今日はどこへも行けない。
 まあ空港に降りられなかったことでもわかるとおり、結構な風雨で、どこに行っても過酷な経験をするだけではあるので、それほどがっかりはしなかったけど。
 むしろ、本来乗る予定のなかった白浜駅からホテルのある紀伊勝浦駅まで、1時間半のきのくに線普通列車の旅を満喫してしまった。
 

 全く来る予定のなかった白浜駅。
 

 同じく串本駅。
 最南端は沖縄と思われがちだが、実は沖縄は「最西端」で、南端はここになるらしい。

 ここは有名な橋杭岩がある。
 荒天で白波打ち寄せる橋杭岩という、あまり見れないものを見るチャンスでもあるので、降りるかどうか相当迷ったのだが、結局安楽を求める心に負けたのだった。
 でも、線路と現地の位置関係から、もしかすると電車からも見えるかもしれないと狙っていたら……。
 

 見えた!
 ここから見ても結構な迫力だな……。
 白波は打ち寄せてないけど。ここ湾だから波がないのか。
 
 そんな感じで、なんだかそれはそれで楽しんだのだった。
 
○おまけ

 せっかくなので、関西国際空港で前からほしかったそらやんのぬいぐるみを買った。
 

 白浜駅にいたパンダ特急。
 目が光ってる。

花鳥に鳥獣一気見してきた

 会社を半休して、日本藝大美術館の渡辺省亭展と、国立博物館の鳥獣戯画展に行ってきた。
 正直言うと、鳥獣戯画はそこまで熱烈に見たいというものでもないのだが、今回は人数制限の時間ごと完全予約制なので、まあ一度は見ておいてもいいかなと思った次第。
 渡辺省亭は、明治から大正にかけての花鳥画を中心に描いた日本画家で、迎賓館赤坂離宮の七宝額を任された程の実力者だが、後期は画壇を離れて市井に下った事もあって、日本ではほとんど埋もれてしまってる。
 が、出品作がパリ万博で最優秀作品に選ばれるなど、欧米では近代日本画にその人ありと言われる程の人らしい。
 エドガー・ドガに即興で鳥の絵を描いて贈呈したら、ドガがその速さと素晴らしさに感動して一生大事にしていたなんて話もあるそうな。


 例によって絵は写せないので、ポスター。
 何というか、単純に写実的とか色使いが華やかとかいうのでなく、分かりやすく絵を美しく見せるための工夫をすごくしているなという感じ。
 分かりやすすぎてちょっとあざとさを感じる向きもあるかもしれない。
 でもとりあえず、花は美しいし鳥や動物はもふもふでかわいいし美人画は美人なので満足。


 トートバッグになってた桜の花びらをくわえるスズメの図。
 速攻買った。

 さて、次は鳥獣戯画だ。
 時間通りに行けば待たずに見られるなんて、時間指定制ってほんといいな。
 その日の気分でぱっと行けないデメリットはあるけど、こういう人気展はずっとこうやってほしい。


 と思ったら並んでるやんけ……。

 どうも中で滞留してしまい、後の時間の人が入れない状態っぽい。
 まあ今回、全4巻のうち最も有名な甲巻こそ動く歩道で強制的に運ばれていくが、乙丙丁巻は好きなように見られるので、そこで止まっちゃうのはあるだろう。
 あと、妹がTwitterをサーチした情報では(並んでる間暇なので在宅勤務中の妹に実況してた)、グッズ売り場がすごい混んでいるらしい。


 まあ看板でも撮りながら待つか。
 これなら渡辺省亭をもう1周ぐらいしてくれば良かったなあ……。

 とはいえ、少しずつ列は動いていたので、30分ほど待ったら中に入れた。

 感想としては、甲巻より乙丙丁巻の方が面白いと思った。
 一番完成度が高いのは甲巻なのだが、それ以外の巻の方が、雰囲気を伝える力というか描写の力量というか、そういうのは上な気がする。


 あまりにシュールすぎてつい買ってしまったミッフィーとのコラボのポーチ。
 すみっコぐらしとのコラボもあったけど、シュールさではこっちの方が勝った。

久々に蘭の祭り見てきた

 東京ドームシティでやっている「世界らん展2021」に行ってきた。
 洋蘭は好きで、昔は毎年行っていたし、何種類か育てたりもしていたのだが、やっぱり素人が6畳の日差しの悪いアパートで扱えるようなもんじゃなく、結局全部枯らして諦めて、いつしからん展にも行かなくなってしまっていた。
 たまたま去年、同じ東京ドームでやっていたテーブルウェアフェスティバルに行ったら、その後案内のハガキが来たので、すごい久々に足を向けてみる気になったのだった。


 去年までは会場が東京ドームだったのだが、今年はコロナの影響か規模を大幅に縮小して、ドームの隣のプリズムホールになっていた。
 なお今年のテーマはエビネ推し。


 展示内容は、全国の栽培者が出品するコンテストと物販、若干のアレンジメント。
 これは良く食虫植物と間違えられるパフィオペディラム。割と好き。


 2メートルぐらいありそう……。


 これは日本の富貴蘭。花より葉を楽しむ方向に発達した。
 日本人て斑入りとかほんと好きよね。


 すごいテカテカしてる……。


 こんな胡蝶蘭もらったら惚れる。


 あっこれ昔持ってた種類だ。
 ちゃんと育てるとこんなきれいに咲くんだなあ……。


 エビネ。なお左のは世界にも数株しかない種類で、お値段100万円。
 日本の蘭は、花と鉢を合わせて楽しむのがお作法らしい。


 パフィオペディラムがずらり。
 パフィオは割と緑とか茶色のしましまとか、それは花としてどうなのかと思う色合いの花が多い。
 それがいいんだけど。


 かわいい。


 これ、蘭なのか……。


 これも日本で古くから栽培されているセッコク。


 これはシュンラン。やっぱ斑入りが珍重される。
「令和」って名前だった。


 假屋崎省吾のサイン会やってた……んだけど、テレビで見るのとなんか違う……。
 もう夕方で人も少なくなっていたせいか、すごい暇そうだった。
 暇すぎたのか、売店のレジで商品を自ら袋詰めしてくれたりしてた。


 今年の推しのエビネ。
 実は日本の蘭てあまり興味がなかったんだけど、こうやって見ると結構きれいだな。


 アレンジメントも今年は2点だけ。

 本当に小規模になっていたけど、このぐらいの方が、だだっぴろくて天井の高いドームより展示の管理はしやすいんじゃないかという気もする。
 久しぶりの蘭楽しかった。


 そしてもう蘭はやらないつもりだったのに……。


 しかも花がなんかすごい(帰ってから気付いた)。

伊豆で灯台とか崖とか花とか

 伊豆2日目。
 妹が城ヶ崎灯台に行きたいと言うので行くことにした。
 が、城ヶ崎だけでは時間が余りそうなので、ついでにすぐ近くにあるニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデンと、人間様の希望で蓮着寺にも立ち寄る事にする。
 ニューヨークランプミュージアムはティファニーのアンティークランプコレクションを展示しているらしい。
 ティファニーがランプを作ってるなんて正直知らなかった。


 城ヶ崎灯台へは、崖沿いの山道を歩いていく。
 崖沿いじゃない山道ルートもあるのだが、崖沿いの方が面白い。


 途中にある「大穴」という場所。
 地面が深くえぐられて海が入りこみ、その上の地面が崩落して穴が空いたため、地面の下に波が打ち寄せている。
 かなり深いので、覗いているとお腹がヒュッとする。


 灯台。


 岬とその先の大島。
 海には、浦賀水道を通って太平洋に出て行く船が何隻も見えている。


 灯台の先にある吊り橋。
 ぱっと見どうってことなさそうだが、渡り始めると下が海で、大穴以上にお腹がヒュッとする。
 高い所ならオフィスだって高層ビルだし、この吊り橋の高さはそれよりよっぽど低いのだが、ガラスで完全に外界と仕切られていて、落ちないというのが暗黙で保証されている場所と、足場と空間の仕切りがワイヤーだけで、誰かが間違ってぶつかってでもきたらそのまままっさかさまになる所では、こうも違うものかと思う。


 橋の怖さと海と崖を堪能したところで、次はミュージアムへ。
「&フラワーガーデン」と冠するだけあって、すごい見事な花の庭園。


 ランプシェードコレクションもなかなか楽しい。
 昼ご飯もおいしかったし、もしかするとここ、かなりの当たり施設かもしれない。
 難点は、犬連れ可なので、花壇に犬がおしっこやフンをしていることかな。
 たまに片付けない飼い主がいるし。


 海と島と花。


 ちょっとインスタ映えっぽく撮ってみた。


 最後に蓮着寺。
 鎌倉幕府から伊豆に流された日蓮が開祖というお寺。
 真ん中へんの低い岩が、日蓮が置き去りにされたという俎岩。
 あまり大きなお寺ではないけど、ここも海岸沿いに散策路があって、海とか島を眺めることができる。

 昨日とは打って変わって快晴、風があるので1日中くっきりとした風景を楽しめた。
 大島をはじめとする伊豆諸島は勿論、帰りの電車の中からは房総半島まで見えた。
 ただ、暑くて日焼けしたけど。

 

伊豆で動物にまみれてきた

 3月13、14日と伊豆に家族旅行に行ったため、まとめてアップします。

 伊豆にある妹の会社の保養所が取れたので、家族で旅行に行ってきた。
 初日は母親がホワイトタイガーの子供を見たがる伊豆アニマルキングダムへ。


 ウォーキングサファリの動物たちは大雨でびしょ濡れ。
 なぜかものすごくこちらをガン見してくるムフロン(メス)。
 このサファリ、あちこちに動物用の野菜を売っていて、自由に買って与える事ができるので、動物は客を見るとおやつを期待するのだということが後で判明する。


 雨なので屋根のある場所にエサを置いてもらっている。


 そしてエサや野菜のおやつだけでなく、その辺の雑草も適当にむしって食べている。
 飼い慣らされ感があるのか野性味があるのか良く分からない。


 雑草の食べかすをくちばしにくっつけて、つぶらな瞳でこっちを見るダチョウ。
 くちばしがピンクなのはまだ若いのかな。


 肉食獣はサファリではなく、別の囲いで飼われている。
 高貴さすら漂う凜々しいチーターの立ち姿。


 ライオン。
 姉妹なのか良く同じポーズをしていた。
 すごい足だな……。


 野菜をやると喜んで顔を出してくるが、ついでに触ろうとするとすかさず引っ込むキリン。
 絶対に触らせない意気が満々。


 サイに触るイベント。飼育員さんが撒いたエサを食べている間に頭に触ることができる。かわいい。
 皮膚は思った程固くなかった。


 普段は人間と触れあったり乗せたりしているらしいのだが、コロナで触れあいが禁止になったため、普通に展示動物になっているポニー。


 動物にさわれる「わくわく触れあい広場」。雨宿り場所を取り合っているカピバラとマーラ。
 ここもやっぱりコロナのため触れあい禁止なのだが、ここの動物は全く人間を怖がらないので、間近まで近づいて愛でることが可能。


 ワラビーの親子。
 落ちている桜の花を食べている様子をしゃがんで眺めていたら、寄ってきて触れんばかりに匂いを嗅いできたのでドキドキした。


 カピバラは、良く聞いていると「チチチチチ」とか「クルルルル」とか小さな声で鳴いている。


 キリンと観覧車。


 ホワイトタイガーのご飯の時間。
 左のレストランの屋上から飼育員さんが肉を投げ、それを拾うためにホワイトタイガーが右往左往する。
 手前の2匹が子供、奥がお母さん。


 食事後のお母さん。


 食事後の子供。
 ごめん寝してる……。

 人間様たちもお腹がすいてきたので、ここで昼ご飯。
 そして午後からもう1回ウォーキングサファリを一回りする事にする。


 キリンとサイ。




 別のキリンにカメラを向けたら、おやつ野菜をくれると思ったらしくてロックオンされた。
 しょうがないので買ってあげた。


 なんかイチャコラしてた。


 良く太ったスズメ(展示ではない)。


 ワラビーとウサギ。もふもふ。


 ……の写真を撮る人間様のすぐ横に座っていたマーラ。
 脚ほっそ!


 地面に降りて雨宿りしていたミミズク。


 ホワイトタイガーへの餌やりイベント。
 鉄の棒の先につけた生肉を食べさせるのだが、棒を持っている人間を早く寄越せと言わんばかりにものすごくガン見してくる。
 かと思うと、こんな風にちょっといらないそぶりをして牽制してみたりする。
 やっぱ猫だわこいつら。


 じゃれる子供たちと、すぐ近くまでやってきてこっちを見ていたお母さん。
 目がばっちり合っている。



 ライオンたちは並んで誰もいない通路の奥をひたすらじっと見つめていた。
 何度通りかかっても見ているのだが、一体何がいるんだろうか……。


 雨がやんだので外に止まっていたミミズク。


 意外と毛がふわふわしていた水牛。
 そういえばテレビだと泥水に転がってる映像しか見ないからな。


 飼育員さんが車を離れた隙に、餌やりトラックに群がって勝手に食べ始めているリャマとかダチョウとか。

 実はそれほど期待もせずに行ったのだが、想像以上に面白かった。
 雨で人が少なかったせいか、動物たちが人間に飽きておらず、いろいろと自分から(主におやつ欲しさに)アピールをしてくる。
 あと、ひとつの広いフィールドに複数の種類の動物がいるので、異種同士のかけひきとか距離感とかも見ていて飽きない。
 交通の便が悪いのが難点だが、また行きたい。

桜が咲いた

 我が家の桜がもう咲いた。


 どういうこと……。

 去年、青山フラワーマーケットで買ったポット苗。結局ポットのまま1年過ごしてしまった。
「サクランボ」というざっくりした名札がついていて、確かに花の後で食べられそうな感じの実がついたのだが、落ちたか鳥に食べられたか、いつの間にか消えていた。
 外来種で花も実も楽しめる桜は数種類あるらしいが、開花時期はむしろソメイヨシノより遅いとの事なので、なんでこんな時期に咲き出したのか分からない。

 今年こそは実を食べられるといいけど。

今なんどきだ?

 最近、一部のマメどものブームはこれ。


 蕎麦の実。

 結構大きくて殻が固く、また、先端や角が尖っていてくわえにくいので、中身に到達できるかできないかで食う食わないがまっぷたつに分かれている。
 殻を上手に剥けるひすいとふぶき、アッサム、カラは大好きで、エサに混ぜるとこればっかり最初に食べるぐらいなのだが、上手に剥けないヴェガとサーラルはほとんど手をつけない。そういう意味では相手を選ぶ食べ物かもしれない。
(食事制限中のチャンドラは対象外)
 なお、長門とフェデフルールにもやってみたら、やっぱり長門は良く食べるが、くちばしがマメより小さいフェデフルールは、くわえてはカゴの外に飛ばすだけだった。

 そして、そんなフェデフルールが床に散らかした蕎麦の実を、人間様が踏んで痛い思いをする事故が発生することになる。

上野でいろいろ行ってきた

 上野の森美術館の「KING&QUEEN展」に行ってきた。


 エリザベス女王に木の影で目線が入ってしまった。

 テューダー朝から現代までのイギリスの王と女王の肖像画を集めた展覧会。
 1時間ぐらいでさくっと見られる規模だが、歴史の教科書で見る絵も何枚かあって面白かった。
 個人的には、エリザベス女王の夫君のフィリップ殿下が若い頃めちゃくちゃイケメンだったのがちょっと衝撃だった。

 この後、母親、妹と合流して国立博物館の「桃山展(後期)」に行く予定なのだが、待ち合わせに時間があるので、上野寛永寺をぶらぶらする。


 輪王院。


 寛永寺。

 そして二人と合流した後、母親がパンダを見たがっていたので上野動物園へ。
 そろそろシャンシャンが帰っちゃうしね。


 ちょっと戦隊っぽい配置のシロフクロウ。


 ワシ。


 めちゃくちゃでかいハゲタカ。


 ハヤブサ。


 スパッツもといヘビクイワシ。


 なんか一生懸命木の葉を水に浸して巣に運んでいた。
 よく知ってる鳥なんだけど名前を忘れた。


 スバールバルライチョウ。日本のライチョウではない。
 手前のが妙に人なつこくて、近づいてきては一生懸命話しかけてくる。
 対する奥のはひとけのないところに行きたくてひたすら壁際をウロウロしていた。


 かわいいけど足すごいな。


 日本のライチョウ。
 そろそろエサの時間なので、飼育員さんが出てくる奥の扉から離れようとしない。


 ルリカケス。きれい。

 気付いたら鳥しか撮ってないけどまあいいや。


 そしてようやくこの屏風に会えた。

 まだGoTo見直しの報道が知られる前だったので、上野はずいぶんと賑わっていた。
 これまで以上にコロナの感染者が多くなっているようだし、またしばらく出歩くのは控えよう。

日光で結構と言ってきた その3

 日光3日目。
 実は前の晩はあの日光金谷ホテルに泊まったのだが……。


 GoToトラベル利用しました。

 結論から言うと、このホテルが持つ「歴史」を楽しめる人以外はお勧めしない感じ。
 従業員のスタンスとして、サービスを提供することがホスピタリティではなく、「私達が考える金谷ホテルの格式」を守るためのただの義務になっている感があるので、ネームバリューに応じたサービスを期待するとがっかりする。
 たまに、すごい客の身になっていろいろやってくれる人もいるのだが、大体は教育された通りの事をこなすだけに終始している。
 昔とは違って、設備にしろサービスにしろ、もっと上のホテルはいくらでもあるので、快適さを求めるならそっちでいい。
 それを顕著に感じたのが、朝食にホットミルクを希望したところ、あっつあつのがジュース用の小さなコップに入って出てきた時だった。
 こんなので出されたら、客が熱くて持てないし飲めないだろう、熱いのを冷たいジュース用のコップに入れたら割れるかもしれない、そのあたりの配慮も考えもなく、ただテンプレ通りに決まった形で提供する事しか考えていないホテルなのだなと思った。

 まあとりあえず、いろんな意味でいい経験をしたと考える事にして、今日は明智平と華厳の滝を見に行く事にした。
 いろは坂(登り)の途中にあり、展望が最高だという明智平、当初12日に行く予定だったのだが、その日に限って展望台までのロープウェイが点検休止していたのだ。
 ルートは登り限定なので、湯元から降りてくる時には行かれない。渋滞を避けて朝早く出ればバスで30分ぐらいなので、華厳の滝を含めても午後いちには帰ってこれるはず。さらに言えば、移動に使っているのがフリーパスなので、何回バスに乗り降りしようが関係ない。
 というわけで、頑張った。


 これが噂のロープウェイ。
 展望台まで3分。


 しかし丁度団体とかち合ってしまい、1時間ほど待つ羽目になった。
 そういえば、今日はそこら中で中国語を聞くのだが、渡航制限て緩和されたんだっけ?

 なお、日光なのになぜ明智平なのかというと、天海僧正が実は生き延びた明智光秀という伝説に由来するらしい。


 そしてこれが明智平からの眺め。
 中禅寺湖、華厳の滝、白雲の滝(右側の斜めの滝。近づくことはできない)、男体山(右の切れてる山)が一望できる。
 まわりの落葉しているのは全部広葉樹なので、紅葉の時期とかものすごい景色になるんだろうな。
 そりゃ混雑するわ。


 華厳の滝と白雲の滝。
 ここまで水の落ちる音が聞こえてくる。


 反対側は関東平野。
 霞んでなければ海まで見えるのかも。

 いつまでも見ていたかったが、割と次々観光客が来るので、そうそう場所を占有しているわけにもいかない。
 渋々華厳の滝に向かう事にした。


 華厳の滝。
 これも勝道上人が発見したらしい。
 男体山の溶岩が湯川をせき止めたのが中禅寺湖と華厳の滝の始まりだそうだけど、真ん中あたりで色が変わっているのが元々地面だったところなのかな。


 滝の横にはタモリでおなじみ柱状節理。


 華厳の滝の反対側にある涅槃の滝。
 河ではなく、伏流水が岩の中から直接吹き出してこんな滝になっている。

 華厳の滝なんた写真や映像で嫌というほど見てるし、別に無理に見に行かなくてもいいやと思っていたのだが、やっぱり実際に見るとすごい。
 華厳の滝なめてた。

 これで行こうと思っていた場所は全部おわり。
 余裕があったらレベルの候補はもうちょっとあるけど、道路が渋滞する前にお土産屋をぶらぶらしながら帰ろう。


 東武日光駅前にある小さな杉並木。

 面白かった。
 国立公園なためか、標高と気候の厳しさのせいか、あまり開拓されず自然の荒々しさが大部分手つかずのまま残っていて、そこが他のリゾート地と違っている。
 今度は湯元と中禅寺湖でゆっくり遊びたいなあ。