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久々に蘭の祭り見てきた

 東京ドームシティでやっている「世界らん展2021」に行ってきた。
 洋蘭は好きで、昔は毎年行っていたし、何種類か育てたりもしていたのだが、やっぱり素人が6畳の日差しの悪いアパートで扱えるようなもんじゃなく、結局全部枯らして諦めて、いつしからん展にも行かなくなってしまっていた。
 たまたま去年、同じ東京ドームでやっていたテーブルウェアフェスティバルに行ったら、その後案内のハガキが来たので、すごい久々に足を向けてみる気になったのだった。


 去年までは会場が東京ドームだったのだが、今年はコロナの影響か規模を大幅に縮小して、ドームの隣のプリズムホールになっていた。
 なお今年のテーマはエビネ推し。


 展示内容は、全国の栽培者が出品するコンテストと物販、若干のアレンジメント。
 これは良く食虫植物と間違えられるパフィオペディラム。割と好き。


 2メートルぐらいありそう……。


 これは日本の富貴蘭。花より葉を楽しむ方向に発達した。
 日本人て斑入りとかほんと好きよね。


 すごいテカテカしてる……。


 こんな胡蝶蘭もらったら惚れる。


 あっこれ昔持ってた種類だ。
 ちゃんと育てるとこんなきれいに咲くんだなあ……。


 エビネ。なお左のは世界にも数株しかない種類で、お値段100万円。
 日本の蘭は、花と鉢を合わせて楽しむのがお作法らしい。


 パフィオペディラムがずらり。
 パフィオは割と緑とか茶色のしましまとか、それは花としてどうなのかと思う色合いの花が多い。
 それがいいんだけど。


 かわいい。


 これ、蘭なのか……。


 これも日本で古くから栽培されているセッコク。


 これはシュンラン。やっぱ斑入りが珍重される。
「令和」って名前だった。


 假屋崎省吾のサイン会やってた……んだけど、テレビで見るのとなんか違う……。
 もう夕方で人も少なくなっていたせいか、すごい暇そうだった。
 暇すぎたのか、売店のレジで商品を自ら袋詰めしてくれたりしてた。


 今年の推しのエビネ。
 実は日本の蘭てあまり興味がなかったんだけど、こうやって見ると結構きれいだな。


 アレンジメントも今年は2点だけ。

 本当に小規模になっていたけど、このぐらいの方が、だだっぴろくて天井の高いドームより展示の管理はしやすいんじゃないかという気もする。
 久しぶりの蘭楽しかった。


 そしてもう蘭はやらないつもりだったのに……。


 しかも花がなんかすごい(帰ってから気付いた)。

伊豆で灯台とか崖とか花とか

 伊豆2日目。
 妹が城ヶ崎灯台に行きたいと言うので行くことにした。
 が、城ヶ崎だけでは時間が余りそうなので、ついでにすぐ近くにあるニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデンと、人間様の希望で蓮着寺にも立ち寄る事にする。
 ニューヨークランプミュージアムはティファニーのアンティークランプコレクションを展示しているらしい。
 ティファニーがランプを作ってるなんて正直知らなかった。


 城ヶ崎灯台へは、崖沿いの山道を歩いていく。
 崖沿いじゃない山道ルートもあるのだが、崖沿いの方が面白い。


 途中にある「大穴」という場所。
 地面が深くえぐられて海が入りこみ、その上の地面が崩落して穴が空いたため、地面の下に波が打ち寄せている。
 かなり深いので、覗いているとお腹がヒュッとする。


 灯台。


 岬とその先の大島。
 海には、浦賀水道を通って太平洋に出て行く船が何隻も見えている。


 灯台の先にある吊り橋。
 ぱっと見どうってことなさそうだが、渡り始めると下が海で、大穴以上にお腹がヒュッとする。
 高い所ならオフィスだって高層ビルだし、この吊り橋の高さはそれよりよっぽど低いのだが、ガラスで完全に外界と仕切られていて、落ちないというのが暗黙で保証されている場所と、足場と空間の仕切りがワイヤーだけで、誰かが間違ってぶつかってでもきたらそのまままっさかさまになる所では、こうも違うものかと思う。


 橋の怖さと海と崖を堪能したところで、次はミュージアムへ。
「&フラワーガーデン」と冠するだけあって、すごい見事な花の庭園。


 ランプシェードコレクションもなかなか楽しい。
 昼ご飯もおいしかったし、もしかするとここ、かなりの当たり施設かもしれない。
 難点は、犬連れ可なので、花壇に犬がおしっこやフンをしていることかな。
 たまに片付けない飼い主がいるし。


 海と島と花。


 ちょっとインスタ映えっぽく撮ってみた。


 最後に蓮着寺。
 鎌倉幕府から伊豆に流された日蓮が開祖というお寺。
 真ん中へんの低い岩が、日蓮が置き去りにされたという俎岩。
 あまり大きなお寺ではないけど、ここも海岸沿いに散策路があって、海とか島を眺めることができる。

 昨日とは打って変わって快晴、風があるので1日中くっきりとした風景を楽しめた。
 大島をはじめとする伊豆諸島は勿論、帰りの電車の中からは房総半島まで見えた。
 ただ、暑くて日焼けしたけど。

 

伊豆で動物にまみれてきた

 3月13、14日と伊豆に家族旅行に行ったため、まとめてアップします。

 伊豆にある妹の会社の保養所が取れたので、家族で旅行に行ってきた。
 初日は母親がホワイトタイガーの子供を見たがる伊豆アニマルキングダムへ。


 ウォーキングサファリの動物たちは大雨でびしょ濡れ。
 なぜかものすごくこちらをガン見してくるムフロン(メス)。
 このサファリ、あちこちに動物用の野菜を売っていて、自由に買って与える事ができるので、動物は客を見るとおやつを期待するのだということが後で判明する。


 雨なので屋根のある場所にエサを置いてもらっている。


 そしてエサや野菜のおやつだけでなく、その辺の雑草も適当にむしって食べている。
 飼い慣らされ感があるのか野性味があるのか良く分からない。


 雑草の食べかすをくちばしにくっつけて、つぶらな瞳でこっちを見るダチョウ。
 くちばしがピンクなのはまだ若いのかな。


 肉食獣はサファリではなく、別の囲いで飼われている。
 高貴さすら漂う凜々しいチーターの立ち姿。


 ライオン。
 姉妹なのか良く同じポーズをしていた。
 すごい足だな……。


 野菜をやると喜んで顔を出してくるが、ついでに触ろうとするとすかさず引っ込むキリン。
 絶対に触らせない意気が満々。


 サイに触るイベント。飼育員さんが撒いたエサを食べている間に頭に触ることができる。かわいい。
 皮膚は思った程固くなかった。


 普段は人間と触れあったり乗せたりしているらしいのだが、コロナで触れあいが禁止になったため、普通に展示動物になっているポニー。


 動物にさわれる「わくわく触れあい広場」。雨宿り場所を取り合っているカピバラとマーラ。
 ここもやっぱりコロナのため触れあい禁止なのだが、ここの動物は全く人間を怖がらないので、間近まで近づいて愛でることが可能。


 ワラビーの親子。
 落ちている桜の花を食べている様子をしゃがんで眺めていたら、寄ってきて触れんばかりに匂いを嗅いできたのでドキドキした。


 カピバラは、良く聞いていると「チチチチチ」とか「クルルルル」とか小さな声で鳴いている。


 キリンと観覧車。


 ホワイトタイガーのご飯の時間。
 左のレストランの屋上から飼育員さんが肉を投げ、それを拾うためにホワイトタイガーが右往左往する。
 手前の2匹が子供、奥がお母さん。


 食事後のお母さん。


 食事後の子供。
 ごめん寝してる……。

 人間様たちもお腹がすいてきたので、ここで昼ご飯。
 そして午後からもう1回ウォーキングサファリを一回りする事にする。


 キリンとサイ。




 別のキリンにカメラを向けたら、おやつ野菜をくれると思ったらしくてロックオンされた。
 しょうがないので買ってあげた。


 なんかイチャコラしてた。


 良く太ったスズメ(展示ではない)。


 ワラビーとウサギ。もふもふ。


 ……の写真を撮る人間様のすぐ横に座っていたマーラ。
 脚ほっそ!


 地面に降りて雨宿りしていたミミズク。


 ホワイトタイガーへの餌やりイベント。
 鉄の棒の先につけた生肉を食べさせるのだが、棒を持っている人間を早く寄越せと言わんばかりにものすごくガン見してくる。
 かと思うと、こんな風にちょっといらないそぶりをして牽制してみたりする。
 やっぱ猫だわこいつら。


 じゃれる子供たちと、すぐ近くまでやってきてこっちを見ていたお母さん。
 目がばっちり合っている。



 ライオンたちは並んで誰もいない通路の奥をひたすらじっと見つめていた。
 何度通りかかっても見ているのだが、一体何がいるんだろうか……。


 雨がやんだので外に止まっていたミミズク。


 意外と毛がふわふわしていた水牛。
 そういえばテレビだと泥水に転がってる映像しか見ないからな。


 飼育員さんが車を離れた隙に、餌やりトラックに群がって勝手に食べ始めているリャマとかダチョウとか。

 実はそれほど期待もせずに行ったのだが、想像以上に面白かった。
 雨で人が少なかったせいか、動物たちが人間に飽きておらず、いろいろと自分から(主におやつ欲しさに)アピールをしてくる。
 あと、ひとつの広いフィールドに複数の種類の動物がいるので、異種同士のかけひきとか距離感とかも見ていて飽きない。
 交通の便が悪いのが難点だが、また行きたい。

桜が咲いた

 我が家の桜がもう咲いた。


 どういうこと……。

 去年、青山フラワーマーケットで買ったポット苗。結局ポットのまま1年過ごしてしまった。
「サクランボ」というざっくりした名札がついていて、確かに花の後で食べられそうな感じの実がついたのだが、落ちたか鳥に食べられたか、いつの間にか消えていた。
 外来種で花も実も楽しめる桜は数種類あるらしいが、開花時期はむしろソメイヨシノより遅いとの事なので、なんでこんな時期に咲き出したのか分からない。

 今年こそは実を食べられるといいけど。

今なんどきだ?

 最近、一部のマメどものブームはこれ。


 蕎麦の実。

 結構大きくて殻が固く、また、先端や角が尖っていてくわえにくいので、中身に到達できるかできないかで食う食わないがまっぷたつに分かれている。
 殻を上手に剥けるひすいとふぶき、アッサム、カラは大好きで、エサに混ぜるとこればっかり最初に食べるぐらいなのだが、上手に剥けないヴェガとサーラルはほとんど手をつけない。そういう意味では相手を選ぶ食べ物かもしれない。
(食事制限中のチャンドラは対象外)
 なお、長門とフェデフルールにもやってみたら、やっぱり長門は良く食べるが、くちばしがマメより小さいフェデフルールは、くわえてはカゴの外に飛ばすだけだった。

 そして、そんなフェデフルールが床に散らかした蕎麦の実を、人間様が踏んで痛い思いをする事故が発生することになる。

上野でいろいろ行ってきた

 上野の森美術館の「KING&QUEEN展」に行ってきた。


 エリザベス女王に木の影で目線が入ってしまった。

 テューダー朝から現代までのイギリスの王と女王の肖像画を集めた展覧会。
 1時間ぐらいでさくっと見られる規模だが、歴史の教科書で見る絵も何枚かあって面白かった。
 個人的には、エリザベス女王の夫君のフィリップ殿下が若い頃めちゃくちゃイケメンだったのがちょっと衝撃だった。

 この後、母親、妹と合流して国立博物館の「桃山展(後期)」に行く予定なのだが、待ち合わせに時間があるので、上野寛永寺をぶらぶらする。


 輪王院。


 寛永寺。

 そして二人と合流した後、母親がパンダを見たがっていたので上野動物園へ。
 そろそろシャンシャンが帰っちゃうしね。


 ちょっと戦隊っぽい配置のシロフクロウ。


 ワシ。


 めちゃくちゃでかいハゲタカ。


 ハヤブサ。


 スパッツもといヘビクイワシ。


 なんか一生懸命木の葉を水に浸して巣に運んでいた。
 よく知ってる鳥なんだけど名前を忘れた。


 スバールバルライチョウ。日本のライチョウではない。
 手前のが妙に人なつこくて、近づいてきては一生懸命話しかけてくる。
 対する奥のはひとけのないところに行きたくてひたすら壁際をウロウロしていた。


 かわいいけど足すごいな。


 日本のライチョウ。
 そろそろエサの時間なので、飼育員さんが出てくる奥の扉から離れようとしない。


 ルリカケス。きれい。

 気付いたら鳥しか撮ってないけどまあいいや。


 そしてようやくこの屏風に会えた。

 まだGoTo見直しの報道が知られる前だったので、上野はずいぶんと賑わっていた。
 これまで以上にコロナの感染者が多くなっているようだし、またしばらく出歩くのは控えよう。

日光で結構と言ってきた その3

 日光3日目。
 実は前の晩はあの日光金谷ホテルに泊まったのだが……。


 GoToトラベル利用しました。

 結論から言うと、このホテルが持つ「歴史」を楽しめる人以外はお勧めしない感じ。
 従業員のスタンスとして、サービスを提供することがホスピタリティではなく、「私達が考える金谷ホテルの格式」を守るためのただの義務になっている感があるので、ネームバリューに応じたサービスを期待するとがっかりする。
 たまに、すごい客の身になっていろいろやってくれる人もいるのだが、大体は教育された通りの事をこなすだけに終始している。
 昔とは違って、設備にしろサービスにしろ、もっと上のホテルはいくらでもあるので、快適さを求めるならそっちでいい。
 それを顕著に感じたのが、朝食にホットミルクを希望したところ、あっつあつのがジュース用の小さなコップに入って出てきた時だった。
 こんなので出されたら、客が熱くて持てないし飲めないだろう、熱いのを冷たいジュース用のコップに入れたら割れるかもしれない、そのあたりの配慮も考えもなく、ただテンプレ通りに決まった形で提供する事しか考えていないホテルなのだなと思った。

 まあとりあえず、いろんな意味でいい経験をしたと考える事にして、今日は明智平と華厳の滝を見に行く事にした。
 いろは坂(登り)の途中にあり、展望が最高だという明智平、当初12日に行く予定だったのだが、その日に限って展望台までのロープウェイが点検休止していたのだ。
 ルートは登り限定なので、湯元から降りてくる時には行かれない。渋滞を避けて朝早く出ればバスで30分ぐらいなので、華厳の滝を含めても午後いちには帰ってこれるはず。さらに言えば、移動に使っているのがフリーパスなので、何回バスに乗り降りしようが関係ない。
 というわけで、頑張った。


 これが噂のロープウェイ。
 展望台まで3分。


 しかし丁度団体とかち合ってしまい、1時間ほど待つ羽目になった。
 そういえば、今日はそこら中で中国語を聞くのだが、渡航制限て緩和されたんだっけ?

 なお、日光なのになぜ明智平なのかというと、天海僧正が実は生き延びた明智光秀という伝説に由来するらしい。


 そしてこれが明智平からの眺め。
 中禅寺湖、華厳の滝、白雲の滝(右側の斜めの滝。近づくことはできない)、男体山(右の切れてる山)が一望できる。
 まわりの落葉しているのは全部広葉樹なので、紅葉の時期とかものすごい景色になるんだろうな。
 そりゃ混雑するわ。


 華厳の滝と白雲の滝。
 ここまで水の落ちる音が聞こえてくる。


 反対側は関東平野。
 霞んでなければ海まで見えるのかも。

 いつまでも見ていたかったが、割と次々観光客が来るので、そうそう場所を占有しているわけにもいかない。
 渋々華厳の滝に向かう事にした。


 華厳の滝。
 これも勝道上人が発見したらしい。
 男体山の溶岩が湯川をせき止めたのが中禅寺湖と華厳の滝の始まりだそうだけど、真ん中あたりで色が変わっているのが元々地面だったところなのかな。


 滝の横にはタモリでおなじみ柱状節理。


 華厳の滝の反対側にある涅槃の滝。
 河ではなく、伏流水が岩の中から直接吹き出してこんな滝になっている。

 華厳の滝なんた写真や映像で嫌というほど見てるし、別に無理に見に行かなくてもいいやと思っていたのだが、やっぱり実際に見るとすごい。
 華厳の滝なめてた。

 これで行こうと思っていた場所は全部おわり。
 余裕があったらレベルの候補はもうちょっとあるけど、道路が渋滞する前にお土産屋をぶらぶらしながら帰ろう。


 東武日光駅前にある小さな杉並木。

 面白かった。
 国立公園なためか、標高と気候の厳しさのせいか、あまり開拓されず自然の荒々しさが大部分手つかずのまま残っていて、そこが他のリゾート地と違っている。
 今度は湯元と中禅寺湖でゆっくり遊びたいなあ。

日光で結構と言ってきた その2

 日光2日目。
 湯元から湯ノ湖湖畔を歩き、湯滝経由で戦場ヶ原まで出るのが今日の計画。
 と書くと結構なトレッキングに見えるが、実際は2時間半程度で、スニーカーでも歩けてしまう楽々行程なのだ。


 朝、散歩してたら出会ったふかふかの猫。
 草むらで何やらぱしぱし捕ろうとしていたのを邪魔されて不機嫌。


 そして朝っぱらから堂々と町中に出没する鹿。なんだお前。
 近所のお店のおばちゃんによれば「ほとんど毎朝来るよ」とのことで、子鹿の時から人を見慣れた野生を忘れ気味の個体らしい。


 平気で人んちの敷地に入り込んでくる。
 そしてこのへんは猫が多い。


 猫、鹿、猫。


 しばらく鹿と猫を愛でた後、もう1回源泉に来てみた。
 残念ながらコガモは1羽しか見つからず、しかも即行逃げられた。

 散歩の後は、いよいよ湯ノ湖湖畔歩きに出発。


 湯気が立っているのは、湖のこのあたりだけ温泉が湧いているから。
 何か魚がいるかなと思って覗いてみたら、巨大なコイがうじゃうじゃしていたので後悔した。


 雲一つない天気。
 歩いていると暑くなってくる。


 羽繕いをするシジュウカラ?


 カモが多いのは知っていたが、カワウまでいるとは思わなかった。
 どこから来たんだろう。


 水浴び中。


 鳥を愛でつつ湯滝の上に到着。丁度ここから滝が流れ落ちている。
 なんだ太古の原生林みたいな写真が撮れた。


 横から見ると、結構斜めに流れている湯滝だが……。


 正面から見るとこう。
 斜めに流れてくるため遠近感が強調されて迫力がある。


 しばらく湯滝を眺めた後、いよいよ戦場ヶ原に続く森に足を踏み入れる。
 戦場ヶ原は去年の台風で道が壊れ、一部迂回路が設定されている……のだが、なんだかツキノワグマが出るとかで、所々熊よけのベルが設置してある。
 なにそれ恐い。


 とりあえず用心しながら歩いていたのだが、木立の向こうに何かの気配がした。
 目を向けると不自然な茶色の塊がある。
 茶色いからツキノワグマではないが……なんだろう。
 最大ズームで撮影後、さらに拡大してみたのだが……。


 うわぁぁぁ! 見られてる!?
 切り株だよね? 切り株が光の加減でこう見えてるだけだよね? そうだと言って!

 とりあえず、距離が10メートル以上離れていたので、そのまま立ち去った。


 男体山。
 ピーカンだったのに、雲があちこちに出てきた。


 そして林を抜けると突然広がる草原。
 ここが戦場ヶ原で最も美しい所らしい。


 しかも人が誰もいない。
 戦場ヶ原独り占め。
 感じるのは風と太陽だけ。聞こえるのは草が風でさらさらと鳴る音だけ、鳥の声すらない静かな静かな風景。
 3時間ぐらいここにいたい……と思ったら、15分後に修学旅行の小学生の団体が現れた。
 良かった立ち去るきっかけができて。

 そしてこの後、道路に出てバスに乗り、二荒山神社中宮祠に向かう。
 途中で竜頭の滝に立ち寄った。


 あ、あれ? こんなしょぼかったかな?
 湯滝が想像以上に迫力あったからかな?
 まあいいか……。


 二荒山神社中宮祠。ここから男体山に登山ができるが、残念ながら10月末で閉山しているので、今は入り口までしか行けない。


 本殿。


 登山口。

 ちなみに祢々切丸は興味がないので見なかった。

 そしてもう1ヶ所立ち寄りたかったのが中禅寺、通称立木観音。
 やっぱり勝道上人が開いたお寺で、立木をそのまま彫った観音像がある。
 中禅寺湖の名前はここに由来する由緒ある寺なのだ。

 
 中宮祠からバスで5分、その後歩いて15分。
 途中でカケスを見た。


 ところで、歩いていたら空自のP-3とU-125Aが中禅寺湖上空を通過していったのだが、なんだったんだろう。
 2機とも離陸上昇から旋回して巡航に移っていったけど、どこから離陸したのかな。


 というわけで中禅寺。
 変な角度になっているのは、正面から撮ると逆行で太陽がまともに入ってしまうため。

 ここは立木観音と不動明王が本尊になる。
 そしてまた階段をのぼらされてへろへろになったのはここだけの話。


 中禅寺を出て中禅寺湖バスターミナルにつくと、ふんわりとした雲が男体山にかかっていた。
 ちょっとかわいい。

 そういえば華厳の滝を忘れていた。

日光で結構と言ってきた その1

 11月12日から日光旅行をしていますが、12日がPCをネットワークにつなげない環境だったため、2日分をまとめてアップします。

 というわけで、日光にやってきた。
 多分小学校の修学旅行以来だと思うが、もう記憶もおぼろげで、竜頭の滝と湯元ぐらいしか覚えていない。
 どうもいつも激混みしているイメージがあって、これまであまり行く気にもならなかったのだが、コロナだし紅葉は終わってるだろうしで、少しはましかなと思った次第。


 日光には朝10時前に到着。
 神橋。渡れるのだがお金がかかるので無視した。
 終わってるかと思いきや、紅葉が結構残っている。


 まず来たのが輪王寺。理由は東照宮より近かったから。
 その歴史は1200年以上。東照宮より遙かに古い。
 もともと日光は勝道上人というお坊さんが開いた宗教都市だったのだ。


 護摩堂。木造っぽいが実は鉄筋コンクリート製。
 護摩行で火を盛大に焚くので、消防法上こうなったらしい。
 ……あれ? 比叡山も護摩行するけど、あっちは建物古いままだよね?


 そして紅葉が見事な庭園。

 なお、写真が建物だけなのは、中が撮影禁止のため。
 寺男のガイドさんがいろいろ説明してくれるのはありがたいんだけど、隙あらばお守りとか念珠とか売りつけようとするのはどうなのか。


 続いて隣にある東照宮。
 皆さんおなじみの陽明門。
 平日だからすいているだろうと思いきや、かなり人がいる。
 あと、修学旅行の小中学生が多分10校じゃ済まないぐらい来ていた。
 そうだよね、みんな我慢してたんだし、来たいよね……。


 日の光を反射して非常に贅沢な感じになっている陽明門。
 太陽が比較的低い位置にないとこうならないので、見たければ朝がおすすめ。


 陽明門だけに注目しがちだが、実は左右の塀もものすごく凝った作りになっている。
 動物モチーフが多いので、眺めていて楽しい。


 なんか2対1でケンカしてた。


 楽しそうなおじいちゃんたち。


 陽明門が日暮しの門と言われるのがよくわかる。
 ひとつひとつディテールを見ているといつまでも飽きない。
 いつまでもこれだけ見ているわけにもいかないので、ある程度で妥協したけど。


 そして家康の墓所。ここにリアル家康が葬られている。
 実はここに至るまでに階段を200段昇らされ、へとへとになっているのは秘密。
 御神体でもあるので、今まで1度も調査がされたことはないらしい。


 眠り猫の裏側の雀。


 3ヶ所目は、東照宮の隣にある二荒山神社。
 ここも東照宮より遙かに古く、御神体は男体山そのもの。
 ここではお参りするだけだが、中禅寺湖にある中宮祠からは実際に男体山に登ることができる。


 本殿(裏側)。
 ちなみにここには太郎丸という大太刀があるらしいが、太郎太刀とは関係ない模様。
 あと、中宮祠には祢々切丸があるんだってさ。


 最後は輪王寺大猷院(だいゆういん)。三代将軍家光の墓所。
 おじいちゃんを尊敬しまくっていて、死後もお仕えしたいと望んで東照宮の隣に葬られたとのこと。
 なお、位置的には輪王寺と東照宮を隔てて反対側になるので、こんな訪問順になっている。


 よくわかんないけど、雰囲気のいい庵があった。
 家光に死後もお仕えしたいと望んだ家来が住んだらしい。


 墓所への道。
 また階段か……。


 家光の墓への門。墓そのものは非公開。
 ここだけ様式が唐風なんだよね。

 とまあここまで昼も食べずに回ってしまったわけだが、時間を見ると15時。
 今日は湯元温泉に泊まる予定なので、そろそろバスで向かうことにする。
 いろは坂と中禅寺湖を越えてさらに先なので。


 バスの中から見る戦場ヶ原。

 湯元温泉に到着したのが16時半ぐらい。
 2000メートル級の山に囲まれているのであたりはすでに薄暗く、店もほぼ閉店しているのだが、ちょっとあたりをうろついてみることにする。


 鹿がいた。
 餌付けされてるとかではなく、山からに出てきた完全な野生の鹿。


 気付けばあちこでエサをあさっている。
 完全な野生なので、10メートル以上離れているというのに警戒心満々。


 でもかわいい。


 鹿をなだめながらぶらぶらしていたら、湯元の源泉に出た。
 小屋は各旅館に割り当てられた源泉だが、割とあちこちから普通にお湯が沸き出しているので、人目とぬかるみを気にしなければ足湯も手湯もし放題。
 ただし、非常に熱い。


 そしてここでは野生のコガモの群れがエサをあさっていた。
 こいつらも完全野生なので、人間を見ると躊躇なく逃げていく。


 尻を向けて一目散に泳ぎ去って行くカモたち。
 まあいいんだけどさ。


 夕暮れの源泉。
 山がうっすら白いのは、前の日に雪が降ったから。

 湯元はすでに真冬並みの気温と聞いていたが、確かに寒くて、日陰には雪が溶け残っていた。
 でも夜空が素晴らしかった。
 これだけ寒ければ変質者もいないだろうと夜中に外まで見に出て行ったのだが、天の川なんて久しぶりに見た。

動物と安土桃山パラダイス

 山種美術館と国立博物館に行ってきた。


 山種美術館はこれ。
 アニマルパラダイスの名の通り、ひたすら動物の日本画ばかりを集めた展覧会。
 メインはこの猫だが、他にも犬とかアヒルとかフクロウとか鶴とかウサギとか牛とか馬とか猿とかカエルとか、ふわふわもふもふにあふれていてかなり見応えがある。
 個人的には川合玉堂の猫が良かった。

 動物を堪能した後は、安土桃山を堪能しに行く。


 いかにもメインビジュアルという感じの唐獅子屏風だが、実はこれが展示されるのは11/3の後期から。なので今行っても見られない。
 展覧会には景表法なんて適用されないだろうけど、実際には展示されていない物をさも展示しているかのようにアピールするのは(注釈がものすごく小さい事も含めて)、ぶっちゃけ結構悪質だと思う。
 そろそろこういうやり方は改めた方がいい。

 内容は、うん、安土桃山だった。
 このあたりは日本史でも有名な時代だし、出てくる名前も知っている物が多いので楽に見られる。
 家康と秀吉の書簡が並べてあったんだけど、家康の方が字が下手なのがちょっと笑った。
 あと、秀吉の方は、妻のおねに息子のひろい(秀頼)が生まれた報告をしているらしいんだけど、もうひたすらひろいひろい言ってて親馬鹿感が炸裂してるのも面白かった。