「ローマ法王の休日」を見てきた。
法王ではなく、「ローマ枢機卿の休日」だなこれは。
予告やサイトだと、選ばれたはいいが内気なゆえにプレッシャーに押しつぶされてしまった新法王が、市井の人々との触れあいで自分が進むべき道を次第に見出して……という風に見える。
まあそれは間違ってないんだけど、そこから導かれる良くある展開を想像していると完全に意表をつかれる。というか、「えっそこで終わり?」的に呆気に取られる。
実際、エンドタイトルが始まっても、観客全員ポカーンとしてたし。
何というか、映画としては悪くないとは思う。
コンクラーベでローマ法王という嫌な役目を大人しくて謙虚な主人公メルヴィルに押しつけ、お気楽に過ごす枢機卿たちと、自分が法王にふさわしいのかひとりまじめに孤独に悩み続けるメルヴィルの対比、「神に選ばれた」と言いつつ、結局は人間同士のエゴと自己都合の押し付け合いでしかない法王選出と、なまじ誠実であるがゆえにそれに石を投げつけることになってしまうメルヴィルという展開は、エスプリが効いていて面白い。
ただ、ラストに余韻がなさすぎることもあって、カトリック信者でないと、この映画の意味は分からないし、何がショッキングなのかも理解できないと思う。
あと、実際には全然違う物語(むしろラストは重い)なのに、「ローマの休日」にイメージを重ねてくる宣伝の仕方があざとすぎて、かなり印象が悪くなっているのがもったいない。
意図してやっているなら悪質だし、分かってなかったのなら宣伝担当は相当頭が悪いと思う。
というかこの監督、いちばん撮りたかったのは枢機卿のバレーボール大会じゃないかと思うんだ。
ところで、枢機卿ってなんで全員、でかい宝石つけたキンキラの指輪してるの?
「その他生物」カテゴリーアーカイブ
鳥の目
実家に行ったら、鳥の様子がなんかおかしい。
常に頭を傾けて右目だけで物を見ている。

なので怒りかたもこんな変な格好に。
神経の病気に、常に頭を傾けたままになる症状があるというのを前に聞いたことがあったので、それかと思ってしばらく見ていたのだが、別に行動は普通。というか、床の敷き紙をむしったり鈴で遊んだりする時は、全く首を傾けるそぶりはない。
ということは、左目が見えていないのだろうか?
そういえば、前に顔のアップの写真を撮ったら、瞳孔の部分が光を反射して白っぽく写っていたことがある。
もしかしたら白内障にでもなっているのかと思い、一応家族にも話をしておいたのだが、やっぱりそうだったのかもしれない。
ブロッサム、通称ちびころより年上だからねえ、この鳥は。
他にも、エサを食べた後えずいていたり、便秘気味だったりといろいろありそうなので、病院に連れて行くよう言っておいた。

それにしても猫はなぜわざわざ人の前に来ては人に背を向けて座るのか。
というかその毛並み、ちゃんと風呂に入ってるのかお前は?
今話題の風呂映画である
「テルマエ・ロマエ」を見てきた。
前半は正直、コミックの劣化再現番組でしかない。阿部寛の全力演技のおかげで笑える物にはなっているけど、これならコミック読んでいたほうがいい。
むしろ、コミックが全然関係なくなる後半のほうが面白いと思った。
やたらと作り込んでる前半にくらべて、後半は明らかに製作側が息切れしており、基本的な矛盾のチェックすら充分にされていないほど何もかもがおざなりになっているのだが、何というか、映画としてはむしろ後半のほうがまっとうな感じ。
あと、これ、阿部寛と上戸彩は完全にミスキャストだと思う。全然反対の意味で。
阿部寛は演技はいいと思う。良くここまでルシウスを再現したなという感じ。
ただ唯一、「阿部寛」なのが致命的。古代ローマではそれほどでもないんだけど、現代日本に来ると「古代ローマ人のふりをする日本人」でしかなくなってしまっている。
「テルマエ・ロマエ」の面白さは、そもそも世界が違う人間であるルシウスの、現代日本での壮絶な「異質感」にあるのだが、阿部寛の場合、いくらこの「異質感」を出そうとしても、もともとが日本人であるため、結局周囲になじんでしまう。感覚として「異世界人であること」が伝わってこない。
まあこれは日本人役者を使う限りどうしようもないんだけどね。
上戸彩はこれは完全にいらない子ですな。キャラクターとしての腰が定まっていない上に演技もなんかひとりだけおかしい。正直無理矢理感が強く、彼女が出てくるといろいろぶち壊しになって困る。
無理して女を使ってストーリーをひっぱろうとしないほうが良い。
もともと見るほうもこの作品に女っ気なんか期待していないんだから。
映画館は満員で、ネット予約していなければ入れないところだった。
他の人の会話を小耳に挟んだ限りでは、原作を読んでいないほうが面白く感じるっぽい。
でもニューラライザーはほしい
「メン・イン・ブラック3」を見てきた。

横須賀での飲み会のついでに。
映画館の座席の勾配が緩すぎて、前の席のおっさんの頭が常に視界に入ってる状態だったけど。
うーん、今回はちょっと微妙な感じ? いや、最低限のツボはちゃんと押さえてるし、面白いには面白いんだけど……それ以上のものがないというか。
タイムトラベルとJの過去にまつわる話にこだわったせいで、中途半端になっている感じ。
そもそも「黒人が高級な服を着高級車に乗っていると即盗んだと疑われる」ような時代に黒人のJを飛ばすことに、無理があるんじゃないかと思った。
当時同様の差別を演出していたら物語が成り立たなくなるので、製作側はそのへんについてはほぼ完全に無視することで対応しているのだが、結果としてやってることは“現代のKとJ”と全く変わらなくなってしまい、別にタイムトラベル持ってくる必要ないんじゃないか? という感じになってしまう。
Jの過去にしても、やりたかったというのは分かるのだが、やりたいあまりに無理矢理押し込んだ感が強くて、感動より状況の不自然さがどうしても目につく羽目になってるし。
でも、KとJを始めキャラクターたちはいい味出していたし、中でもグリフィンの存在感は良かった。何より全てがお約束の安心感は半端ない。
ちなみに多分そうだろうと思っていたら、やっぱりレディー・ガガも異星人だった。
空の環
iPhoneだって金環食撮れるよ!
さて日食が来週月曜に迫ってきた。
我が家は丁度金環食帯に入っているので、やっぱり見るだけじゃなくて撮影もしたい。
でも日食観測に使える色の濃いフィルタはとても高い。
どうしたもんかと思っていたら、こんな商品を見つけた。

iPhone4/4S専用太陽観測キット。
ヨドバシドットコムで購入。最高の遮光率のフィルタを組み込んだ5倍レンズと専用ケース、ミニ三脚と保管用ポーチまでついて4,980円。
しかし、iPhoneはもはや何でもありだな……。

セットするとこんな感じ。
かなりしっかりした作りだが、三脚はやっぱり少々小さすぎて、むやみに上に向けるとひっくりかえりそう。
実際に使う時には普通の三脚につけよう。

前からはこう。
なかなかのバズーカっぷり。
実際にはどこまで撮れるか分からないけど。
ところで、別途買った日食サングラスがどうも報道されているところの粗悪品のようなんだが、どうしたらいいものか。
というか、当日天気があやしいんだけど。
今年の海の研究所
今日は日本海洋開発機構(JAMSTEC)の一般公開日。
9時頃、最寄り駅の追浜から現地へ行く無料バス乗り場についたら、数百人が並んでいてびっくりした。
去年はこんなじゃなかったよな……。

体験航海をやっていた『かいよう』。
乗りたかったんだけど抽選にはずれた。


でも隣で『なつしま』の一般公開をやっていた。

整備棟で公開していた『しんかい6500』のお尻。
オタっぽい人たちが何人もこの場所から写真を撮っていたので、今頃似たような写真が山のようにウェブに出回っていると思う。

お隣の埠頭では自動車運搬船が丁度荷下ろしをしていた。

米軍基地も見える。
多分これはジョージがいつもいる場所のさらに沖側、信濃ドックのあたりじゃないかな。自信ないけど。

意味もなく本部棟の入り口。
いや、いろいろと実験棟やら何やら見てるんだけど、夢中になりすぎてことごとく写真撮るの忘れたんだよね。


『しんかい6500』がいた整備棟のさらに奥の棟では、海の生物を展示していた。
左:10センチ以上ある巨大ヤドカリ。
右:タカアシガニ。展示台ぎりぎりの大きさなので、油断すると脚とかひっかけて折りそうで恐い。

実物はもっと内臓部分が濃いピンク色できれいだったエビ。

ゴエモンコシオリエビ。深海の熱水噴出口(チムニー)に集団でうようよしているエビ(リンクの写真は違うエビだけど)。今回これが見たかった。
……でも集団でうようようしていないと普通だな……。

なんかカサゴ。顔が可愛いんで撮ってみた。

サメ一家。
寝ているのがお父さん、縦になっているのがお母さん。隔離ケースの中のが子供たちだって。
今回は人がいっぱいすぎてラボツアーにひとつも行けなかったけど、まあ割と楽しかった。
完全勝利
しいたけ作るよ
先週の土曜日にシイタケ栽培セットを買ってみた。
栽培と言っても、日陰に置いてビニールをかぶせて1日1回霧吹き吹くだけなんだけど。
で、1週間後。

なんかとんでもないことが起こっているように見えるのは、気のせいだろうか。

とりあえず間引きしてみた。
塩バター炒めにしたら大変おいしゅうございました。
次はシイタケづくしにしてみよう。
白いカメラ
NIKON1のV1、ダブルズームキットを買った。

白にしたのは価格comで黒より5000円ぐらい安かったから。
でもこの時が底値だったらしくて、買った翌日見たら一気に1万円値上がりしていた。
印象としては、とにかくマニュアルがわかりにくいということ。
冊子の「簡単スタートガイド」と「使用説明書」のふたつがあるのはまあ良くある仕様だが、今回はさらに詳細な設定等をしたい場合、CD-ROMのマニュアルを参照しなくてはならない。
しかも、この設定の方法がどのマニュアルに書いてあるのかというのが分からないので、いちいち冊子版の使用説明書見て、なければCD-ROMのマニュアル見てということの繰り返しになる。
複数のマニュアルの媒体が違うってこれほんとイライラする。
全部冊子かCD-ROMにまとめてほしい。
で、例によって鳥どもで試し撮り。
画質が悪いのはカメラのせいではなくて、そもそも無茶な設定をしているから。




NIKON1のシリーズは焦点距離が普通の一眼デジカメの2.7倍だそうで、要するに、同じ焦点距離のズームレンズなら2.7倍でっかく撮れるということらしい。
つまり、今持っているTAMRONのB008も、V1につければ2.7倍でっかく撮れるレンズに変身ということ(なのか?)。
多分、というか絶対に、そんなの航空祭ぐらいでしか必要ないと思うけど、一体どんなことになるのか、ちょっと楽しみ。


