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凝視する者たち

 助けて!
 仕事中ずっとこいつらが見てるんです。


 じー。


 じー。

 サーラルはそれでも30分ぐらいすると諦めて止まり木に戻るのだが、長門は半日ぐらいこうやっている事もある。
 なんなの、仕事中は遊べないってもう分かってるはずでしょ。

ばらばらに集まって


 長門の動向が気になってしょうがないフェデフルール。
 人間様に遊んでとおねだりしている長門。
 ひすいとおしゃべりしたいアッサム。
 今の興味はエサだけのひすい。

 ……せっかく集まってるのによくもまあ見事にばらばらだね、お前達。

りんごりんごりんご、り・ん・ご

 長門とセノーテ共通のお気に入り。


 もうなんかおいしそうな予感しかしないこのパッケージ。
 食感はサクサクしていて、人間で言えばスナック菓子風。
 長門は一応他社の乾燥りんごも食べるのだが、セノーテは1回与えたらもうこれしか口にしなくなってしまった。


 サクサクシャクシャク、すごくいい音を立てて食べている。
 ただ、やっぱり口の中の水分を持ってかれるらしくて、後でしきりに水を飲んでいる。


 一方の長門は、最初から水につけて戻す派。
 どうせぐしゃぐしゃにするんだから、どこのメーカーのだって変わらないじゃんと思うのだが、やっぱりこれが一番いいらしい。

薄毛の水浴び

 霧吹きされてびしょ濡れのセノーテ。


 耳の穴見えちゃってる。

 やっぱりこの鳥の羽毛は、マメやホオミドリに比べると防水性能が低いっぽい。
 人間様はほどほどにしたいのだが、霧吹きを止めると自分で水入れに行って無理矢理入って浴びようとするので、しょうがなくて気が済むまで濡らしてやっている。
 ここから乾くのに半日ぐらいかかっている。
 原産地の南米なんて熱帯雨林気候だから雨が多いんだろうに、こんな紙装甲で大丈夫なんだろうか。


 そしてやっぱり撮って欲しくて来ちゃう長門。

遊んでほしい、けど

 カゴの中で人間様の手と遊ぶセノーテ。


 普段は猫みたいにじゃれついてきて、甘噛みしたり手の上に寝転がったり大騒ぎするのに、スマホのカメラが気になって熱中できない。


 しょうがないので隣で撮って欲しがっている人を撮ってみた。

お前は来るな!

 せっかく遊びに行ったのに、お兄ちゃんたちからまるで相手にしてもらえないサーラル。
 お前対鳥スキル低いもんね。


 ひすいもアッサムも、写真がブレブレになるほどの怒りよう。
 なお右下にいるのは単なる野次馬。

 ひすいとアッサムみたいに仲良くなれとは言わないから、せめてお互い無関心程度にはなってくれないかな……。

仲良し発情(オス同士)

 仲良しの2羽は発情するのも一緒。


 オモチャ相手に揃ってすりすり。
 なおバックグラウンドでわーわー言ってるのはセノーテ。


 そして終わると揃って床に降りて何かおしゃべりをしている。

 これ多分、お互い相手をメスに見立てて発情してるんだろうなあ。
 そしてお互い、自分の方がメスに見られている事に全然気付いてないんだろう。

熱い視線

 相変わらず、フェデフルールはセノーテの事が気になって気になって仕方がない。
 そばに来るとすぐ金網に貼り付いてじっと見つめている。


 例えば好きなので遊びたいとか、嫌いなので隙あらばケンカを売ろうというなら分かるのだが、フェデフルールは多分そのどちらでもない。
 ただ一挙手一投足を眺めていたいらしい。


 そしてこんなに熱く見つめているのに、恐らくセノーテからは存在すら認知されていない。
 なんだかちょっと不憫になってきた。

打者セノーテ

 セノーテがオモチャを振り回しては周囲にガンガンぶつけるものだから、何事かと気が気でない長門。


 紐で縛ってある部分をくわえてカゴの天井から片足でぶら下がり、全身を使ってフルスイングしながら金網にぶつけてくる。
 動画を撮ろうとしたらやめてしまったのだが、とりあえずうるさい。

 まだ子供だから、何も考えずとにかく大暴れできて大きな音が出ればいいんだろう。
 これは当分続きそうだな。