ティカル」カテゴリーアーカイブ

謎のぽぽちゃん

 カメラを向けると金網に貼り付いてくるので、同じ写真しか撮れないティカル。


「かまって」

 コミュニケーションする相手が人間だけだからか、ティカルは結構多彩な人まねをする。
 このあたり、成長期を同じコミドリと過ごして、鳥の鳴き声を基本的な言語として学習したセノーテとは違っている。
 その中でも、お気に入りっぽくて良く口にする定番の言葉はいくつかある。その中の一つが「アレクサ」。人間様がECHO Dotに命じるのを聞いていて覚えてしまったものだが、発音しやすいらしくて何かというと「アレクサ」と言う。
 そして恐ろしい事に、ECHO Dotの側も、自分の名前と認識した単語の聞き取り機能を学習、最適化させているらしく、いつしかティカルが「アレクサ」と言うと青く反応し、ついには何やら返答し出すようになった。
 なので最近はECHO Dotを使わないようにしている。これ以上双方が学習を重ねて会話が成立するようになると大変なので。

 それからもう一つ良く口にするのが「ぽぽちゃん!」という呼びかけ。
 ただ、我が家にはぽぽちゃんなどという名前の存在はいない。多分、何か別の言葉を誤って覚えて、そのまま定着してしまったのだろうが、いつもものすごく確信に満ちて「ぽぽちゃん!」と呼びかけてくるので、つい返事をしないといけない気になってしまう。
 

コミドリ流空中格闘技

 ティカルは時々火がついたようにオモチャを相手に大立ち回りを始める事がある。
 床でぴょんぴょん跳ねたり転がったりしながら格闘している事が多いのだが、天井からぶら下がって暴れている事も割とある。
 

 片足でぶら下がってブンブン振り回したり。


 わざと不安定な姿勢で囓ってみたり。


 でも何をやっていても、人間様の視線に気付くと即オモチャを放り投げてこっちに来てしまう。

 いちいち来ないでよろしい。
 人間様は自然体のお前が撮りたいんだよ。

おそとの風景

 いつもは閉めている窓のレースカーテンを開けっぱなしにしていたら、外の景色が物珍しかったのかティカルが金網に貼り付いて一生懸命眺め始めた。


 カメラ向けたら目線がこっちになっちゃったけど。
 そういえばお前、外の風景ほとんど見たことないもんね。
 暖かくなったらケージでお散歩に行く練習しようか。

 そして時々飛ぶ鳥が横切るとびくっとしている。
 コミドリってほんと臆病だよね……。

楽しいスマホ

 iPhoneの画面をのぞいてくるティカル。


 隠し撮りされているとは夢にも思うまい。

 ティカルも長門と同じく、スマホを恐がらない。
 ただ、ティカルの中ではスマホは囓って楽しいオモチャに分類されてしまっているようで、見るとすぐ囓りに来る。
 それはまあいいのだが(いや良くないけど)、困るのが、ティカルが画面を足や舌で触ると、タッチパネルが反応してしまうこと。
 最初は偶然だったのだが、そのうち触ると画面が動くというのを理解したらしく、これもオモチャ感覚で積極的に触りにいく気配が感じられる。
 ぜひスマホメーカーには、人間のタッチにだけ反応するスマホを開発していただきたい。

世界にはあなただけ

 ティカルは今月末で生後半年を迎える。


 ようやくつやつやした大人の羽が生えそろった。
 でもしっぽとか風切羽とかはまだヒナの時のままだけど。

 家に来た時のセノーテとほぼ同じ程度まで育ったわけだが、やはりというか、セノーテとはだいぶ違う。
 鳥カフェで他のインコたちと共同生活をしていたセノーテは、我が家に来てもマメどもや長門のカゴに興味を示して覗きに行くことが結構あったのだが、ほかの鳥とのつきあいを知らずに成長したティカルは他の鳥には全く無関心。もしかすると生き物だとすら思ってないかもしれない。
 かろうじて隣のカゴの長門のことは認識しているようで、長門がカゴの床で遊んでいると時々寄っていって見ていたり、長門におやつをあげると自分も欲しがったりするのだが、積極的にコミュニケーションを取る気はないらしい。とにかく世界にいるのは人間様と自分だけと思っている感がある。重い。
 同じように1羽だけ刺し餌で育ったサーラルが、やっぱり鳥同士のコミュニケーションができないので、もうこれは刺し餌で1羽だけ育てる時の宿命みたいなもので、しょうがないのかと思いつつ、でももうちょっと他の鳥の存在にも気づいて欲しいと思う。

緑の個性

 ようやくヒナ換羽が終わったらしいティカルとセノーテの背中比較。


 ティカル。


 セノーテ。

 ティカルがスマホを見ると囓りたくてすぐ寄ってきてしまうのでなかなか背中が撮れないのだが、セノーテが全身きれいな緑色なのに対して、ティカルは翼部分の色が濃く、体もところどころ色むらがある。
 同じように見えて、意外と差があるものなんだなあ。

私の色

 ヒナ換羽も佳境に入っているティカル。
 当初生えていた濃い色の羽はずいぶん抜けて、セノーテと同じ普通の羽色になってしまった。


 お腹の方は完全に色が抜けてしまった。
 背中も8割がた明るい緑に代わっているが、翼や頭にまだ若干元の色が残っている。
 なお写真だと分かりにくいが、全身つのつの状態。

 まあ変わった色だから買ったわけじゃないけど、なんとなくちょっとだけ残念な気分になるのも確か。

大人に変換中

 カメラが恐いけど人間様から離れたくないティカル。
 

 ぎゅっと握りしめてくるので爪が痛い。
 そして口に刺し餌をくっつけている。

 ティカルは生まれてからそろそろ4ヶ月ほどになり、ヒナ換羽が始まったらしい。
 毎日結構な量の羽が落ちているし、触ると筆毛がつのつのしている。
 この鳥は見ての通り、普通のコミドリより若干黒っぽい上に、羽の1枚1枚に濃淡があって鱗模様みたいになっているちょっと不思議な色合いで、大人になったらどういう感じになるのかと思っていたのだが、場所によって生えてくる羽が普通のコミドリの色だったり、濃い色のままだったりと、何やら変なまだらになってきた。
 何回か換羽を繰り返せば統一されてくるんだろうか?
 そして、ヒナ換羽が始まっているのに、まだ1日1回刺し餌を食べている。
 もう完全にペレットを食べられるので終了してもいいのかもしれないが、やるとなんだかんだで喜んで結構な量を食べるので、やめ時が分からない。
 とりあえず、残っている分は使い切っちゃおうかな。

行ってはいけない場所

 カゴの外に出ることを覚えてから、ティカルは人間様の頭や肩に来たがるので少々困っている。
 マメや文鳥のような小型の鳥ならともかく、コミドリみたいな破壊力の塊を、目の行き届かない肩や頭に乗せるのは危険だと考えているのだが、当然ながらティカルはそんな事お構いなく、隙あらば飛んできたり腕からよじのぼってきたりする。
 何度強制退去させても繰り返すので、よっぽど居心地がいい場所認定しているらしい。


 またも登ってこようとするので、スマホでブロック。


 しまった、興味を持たれた。