ふぶきに産卵させないために、サーラルを差し向けた。
感染症で具合が悪い間は行かせないようにしていたんだけれど、もういいよね。
人間様の思惑など何も知らないサーラル。
止められないので大喜びでふぶきの所に行って見事に怒らせている。
ちょっと可哀想だけれど、自分を脅かす存在があると思うと卵を持たないからね。
上野の森美術館の「恐竜図鑑」を見に行ってきた。
パレオアートと呼ばれる、芸術としての恐竜の復元図の変遷を見る展覧会。
19世紀初めに発見された巨大な骨が、古代の爬虫類の化石と推定されてイグアノドンと名付けられてから、いろいろな学者や芸術家が、当時最先端の科学考証と想像力を駆使して、それらが生きていた時の姿や生態を描き出そうとした。
当時の恐竜のムック本みたいなものの1ページ。
恐竜じゃなくて古代魚だけど、この角度はなかなか珍しいな……。
こういう叙情的なの好き。
複製画が欲しかったけど、いまいち印刷が微妙だったので断念した。
並んで歩きながら襲う機会をうかがうティラノと、それを牽制するティタノサウルス。
日本で発見されたタンバティタニスという恐竜らしい。
そばをうろついてるちっちゃいのかわいい。
この実に気持ち悪い足の復元図のはがきが欲しかったのだが、リサとガスパールのコラボグッズしかなかった。
なぜこの絵とコラボした……。
ネットを見ていたら、箱根の湿性花園で今日までヤマアジサイのミニ企画展をやっているということなので、行ってきた。
最近は機会があると日光にいっちゃうから、箱根は久しぶりだな。
いつもなら行くなら一泊して温泉でも、となるけど、乳ガンの放射線治療の関係で温泉はドクターストップが出ているから日帰りでいいや。
というわけで、朝5時半起きして頑張ってきた。
ルート検索によれば、小田原から出ている直行バスを使った方が早く着けるようだったのだが、箱根と言えば渋滞の名所なので電車の確実性を選択した。
頑張って早起きしたお陰で、登山鉄道は最後尾(途中でスイッチバックして前後が変わるので、最終的には先頭)に座れた。
このへんではアジサイはまだ色づき始めて間もない感じ。
あと、全体的に白いアジサイが増えた気がする。
登山電車とバスを乗り継いで、湿性花園には9時半前に着。
早速ヤマアジサイが咲き誇っている。
小田原のあたりは気温30度とかいう話だったけれど、ここは標高が高いのと薄曇りなのとでそれほど暑い感じはしない。
もっとも湿気が強いので、それなりに汗はかくけれど。
とりあえず企画展は後にして、まずは定番ルートを回ろうかな。
入口近くで見事に花が咲いていたんだけど、名前を忘れてしまった。
ニッコウキスゲがもう咲いていた。
あれって夏の花だったんだ? 秋だと思ってた。
こうやって撮ると一見人がいないようだが、実はあっちにもこっちにも、いまだかつて見たことないぐらい人がいる。
もっとも今まで日曜日に来たことなかったからな。
花菖蒲だかカキツバタだかがあちこちに咲いている。
もうほぼ終わりっぽいけれど、他に花がなくて一面の緑の中にこの色なので目につきやすい。
なんかちっちゃくてずんぐりしたトンボがあちこちにいる。
青くてきれい。
写真だと白っぽくなっちゃったけど、淡い青色がきれいだった花。
池の中で身構えるアメリカザリガニ。
あちこちの水場では鯉も平気で泳いでいるし、外来生物ほったらかしなのか。
植物生態系の保護には気を遣っても、水中生態系の保護にはあんまり頓着してないのかな……。
お待ちかねアジサイ展。
会場は2部屋程度の東屋という小さい企画展だが、数十種のヤマアジサイが集めてあって、かなり見応えがある。
朝の水やり直後で花の元気がいいというのもあるのかもしれない。
一口にヤマアジサイといってもいろいろ。
まあ大体はどれも似たような形と色なのだが、こうやって並ぶとやっぱり結構個性的。
うん、来て良かった。楽しい。
つい勢いで鉢植えのアジサイが欲しくなったけど、ここで買ったら1日中持ち歩くことになるので我慢した。
まだお昼にはちょっと早いけど、近くの人気レストランに行きたいので早めに行動しようかなと出口から出て駐車場に続く木立を歩いていたら、特にこれといってなにもないような所にカメラを向けている人達がいた。
好奇心に駆られて近づいてみると「キジがいますよ」とのこと。
え?
ほんとだ、キジだ!
しかもオス。
教えてくれた人が「こんなに近くで見れるのは珍しい」と言っていたけど、それほど人を恐がっている様子はない。
首を上げたり下げたりしながら、こっちを伺っている。
きれいだなあ。どこもかしこもきれい。
でも後頭部のアホ毛が気になる。
と、向きを変えて歩き始めた。
そっちは道の方向だけど、もしかして横断するのか?
横断した!
チャンス! と思ったけど、案外歩くのが速くてむしろブレた。
野生のキジをこんなにじっくり見たのは初めてかも。
つい興奮して写真を撮りまくってしまった。
教えてくれた人ありがとう。
この後、楽しみにしていた人気レストランがちょっと微妙な感じの味付けで若干がっかりしたりしながらも、まあとりあえずは満足して湿性花園を後にしたのだった。
次は多分バラが盛りの強羅公園に向かう。
実はガラスの森美術館もこの時期アジサイが咲いているのだけど、あそこはもう最近ではめかし込んで通路だろうがどこだろうが平気で居座って映え写真を撮りまくる中国人に席巻されているので、よっぽど見たい企画展でもない限りは行かないことにしている。
強羅公園に到着。
……実際はかなり素敵にバラが満開なのだが、なぜか写真にすると野性味豊富な感じになってしまう。
なぜだろう。
と首を傾げつつアジサイを撮る。
やっぱりここも白いアジサイに変わっていた。
個人的には色味がある方が好きなんだけど、流行なのかな?
強羅公園でもアジサイ展をやっている。
こっちは園芸品種のセイヨウアジサイが中心。さすがに華やか。
でも花の状態は湿性花園の方が良かった。
何だろう、気温の差かな?(湿性花園の方が標高が高い)
道端に咲いていたクリスマスローズ……? こんなの初めて見た。
最初からこんな色なのか、アジサイと同じく咲き終わってこういう色に変色したのか……。
早雲山はすっかり静か。
なんか前に比べて人工物が目立つようになっている気がする。
この他に吹きガラスのクラフト体験したりいろいろ買い物したり、ひとしきり遊んでこっちも満足して出てきた。
まだ14時なので、もう1ヶ所ぐらいどこかに行けそうだなあと考えて、以前運休していて乗れなかったケーブルカーに乗ろうと考えたのだが……。
始発の強羅駅ではなく途中駅で乗ろうとしたらめちゃくちゃ混雑していたので、乗る気をなくしてしまった。
他に行きたい場所もなかったので、また登山電車に乗って箱根湯本に降り、ぶらぶら買い物をして帰ってきたのだった。
確か芦ノ湖の山のホテルも季節に応じた花の名所なんだけれど、あっちの方は本当にバスしかないので、休日はなかなか行きにくいんだよなー。
相当な遠回りになるけれど桃源台の方から回ってみようかしら。
東部方面隊音楽隊の定期演奏会(真面目な方)に行ってきた。
いつもの開演前の舞台。
実は2日ほど前に隊員の1人がオレオレ詐欺の出し子容疑で逮捕されていたらしい。
さすがにパンフレットは訂正が間に合わなくて、演奏者として名前が出たままになっていたが、確かに1人少ないパートがあった。
音楽隊なんて音大出ていてもなかなか入れない狭き門で、入ったらほぼ一生演奏家として安泰だし、地方出張も多いから手当もつくし、ただで良い先生に師事させてもらえるしですごく環境として恵まれてるんだろうに、なんでそんなことに手を染めちゃうんだろう……もったいない。
今回は、サミット参加国をテーマにした内容だった。
煌めきの朝→日本
時の踊り→イタリア
アヴェ・マリア→シューベルトだけど作詞者がイギリス人だからイギリス
魔法使いの弟子→ドイツ
ディズニー→アメリカ
ノートルダムの鐘→フランスと、カナダにも同名の寺院があるからカナダ
ということらしい。なんか微妙なのもあるが大丈夫か。
イギリスとか吹奏楽なら結構あるだろうに。
今年の3月から隊長が新しい人に替わっていて、今回初めて聞く演奏だったけど、割と高音域をきれいにまとめてくる感じの人だった。
一方で低音域はちょっとボリューム調整に失敗している感じがあって、ガチャガチャして耳に優しくない。
それから、これはどういう訳だか分からないんだけど、曲が終わった後で拍手するタイミングがいまいち分からない。曲の終わりが明確でないというわけではないのだが、演奏が終わった後1-2秒間、え、もう拍手していいの? いいの? みたいな微妙な雰囲気が漂った後で拍手が起こるという、謎の間が発生していた。
あと、エレクトリカルパレードは曲としてきちんと聞くと、メドレーとしてすごく完成度が高いのねこれ。
この季節だが、ふぶきにヒーターを入れてやった。
抗生物質の副作用なのかなんなのか、病院から帰った後から1日ほど、エサは食べるのにフンが出ない状態が続いたので、とりあえずあっためたてみようと考えた次第。
この金網つき暖突にもずいぶんお世話になってるな。
カゴの上に置いて即暖房開始できるから、とっさの時に使い勝手が良い。
暑ければ熱の来ない所に移動するだろうと思っていたのだが、今のところはずっとこの下でぬくぬくしている。
そのお陰かフンもちゃんと出るようになった。
そして、薬水も人間様が見ていない所で、少しずつだがこっそり飲んでいるらしい。
なぜ隠れて飲むのか分からないが、まあ不思議ちゃんだからな……。
ふぶきの血液検査に行ってきた。
結果、心配していた肝臓障害ではなかったが、白血球数が大幅に増えていて、感染症にかかっている可能性が高いとのこと。
とりあえず抗生物質を投与して、様子を見ることになった。
我が家にはマメルリハが5羽もいるのに、ふぶきだけ一体何の感染症なのだと思うが、血液検査ではそこまでは分からないらしい。
あと、ちょっと心配なのが、光に対する瞳孔の反応が少しにぶくて、もしかすると感染症が神経か脳に影響して視力が落ちているのかもしれないらしい。
しれない、というのは、この鳥は先生が反応を見ようと目の前で指をひらひらさせても、頭をなでても羽を触っても一切無反応なまま、黙ってとまっているだけなので、実際どうなのかが分からないのだ。
それだけ人間に対して何かされるかもという警戒心がないということで、良く馴れていていい手乗りなのだろうが、恥ずかしいのでもうちょっと先生に協力してあげてほしい。
時々エサ入れのまわりをくちばしで探るような動きをしているから、何らかの異常があるのだとは思うけれど。
とりあえず、エサはもりもり食べているので、まあ大丈夫なのかなと思う。
ただ、薬水がまずいのか、飲もうとしないんだよね……。
カゴごしに近い感じでくつろいでいる2羽。
アッサムの毛引きは地味に進んでいて、こうやっていると分からないが、喉のあたりはもう赤肌が見えちゃっている。
羽繕いのついでに抜いているので、なかなか止められない。
ひすいを外に出すとアッサムも必ず出たがるので、アッサムに目薬を刺す時は、まずひすいを出してアッサムを外に誘い、しばらく一緒に遊ばせてから、おもむろにひすいだけカゴに戻してアッサムを掴んで目薬決行! としている。
アッサムだけ無理にカゴから出すと、嫌がって噛んだり手からのすり抜けを図ったりの大暴れになるのだが、ひすいにつられて自分から出てきた時には、なんとなく大人しく目薬を刺させているのがちょっと面白い。