「その他生物」カテゴリーアーカイブ

試される大地で試される 1

 10月29、30日に家族旅行で北海道に行ったため、後追いでアップします。

 妹が札幌のコンサートに行くついでに観光しようと母親を誘い、なぜか人間様も誘われたので、小樽と旭川に行ってきた。


 山にはもう雪が積もっている。
 しかも気温は日中でも5度とかそんな感じ。
 まだ10月なのにこれはさすが北海道半端ないと思ったが、どうやら北海道でも近年にない低温だったらしい。


 小樽へ行く途中。冬の……ではなく秋の日本海。


 小樽駅でなぜか海保のうみまるとうーみんに遭遇した。
 後で聞いたら、11月1日の灯台の日にちなんだイベントを駅でやっていたらしい。
 へー、灯台って海保管轄なんだ。知らなかった。

 かつて北海道屈指の港として栄えた小樽だが、倉庫群とか役所の建物群だとか、観光地としては横浜とかなり重なるものが多い。
 まあたどってきた歴史が似ているから仕方ないと言えば仕方ないのだが、やっぱりどうしても横浜と比較してしまうため、いまいち……という感じになる。
 そんな中で、明治時代ににしん漁で財をなした青山家が建てた旧青山別邸、通称にしん御殿がなんか北海道ぽいので行ってみることにした。


 小樽からバスで30分ほど。降りたのはどう見ても漁村のど真ん中。
 ここから5分ほど歩けば着くらしいが、なんだかちょっと不安になる。


 バス停のすぐ近くでおばちゃんが出荷用のシャコをゆがいていた。
 磯の匂いがすごく香ばしい。


 にしん御殿の門。


 邸宅と庭。
 想像していた以上の規模に、これはもしかしてすごい場所に来たのではないかという気がしてくる。

 そして中もすごかった。
 残念ながら撮影禁止なので写真はないが、とことん贅沢にこだわって作られていて、非常に見応えがある。
 なんか、金持ちエピソードとして、材料とか金に糸目をつけず最上級の物を取り寄せてというのがあるが、まさにあれを実際にやっちゃってる感じ。1間1間天井や柱、壁などを、テーマに沿って全く別の材料、しかも最高級の材料を使い、当時有名だった画家や書家に惜しげもなくふすまとか描かせている。総工費が現在の価格で十数億円というのも分かる。
 ただ、やはり場所が場所だからなのか、いい状態で保存できていない物も多く、また、近年日本各地や海外からの観光客が急増した結果、展示物を傷つけられたり盗まれたりといったことも起こっている。それこそ、都会だったら全力で守られているようなものが、こういった場所にあるがゆえに不遇となっているのはかなり残念ではある。


 そしてバス停に戻ったら、まだおばちゃんがシャコをゆがいていた。
 そして後ろでおこぼれ待ちをするカラス。


 北の海をバックにちょっとかわいい感じでこっちを見るカラス。
 というか北海道ってなぜかカラスが多い。

 この後は妹のコンサートの時間もあるので、小樽駅近くを多少ぶらぶらすることにする。
 とりあえずガラス細工が見たかったので、その手のが多くある場所に行くことにした。


 奥さんとか娘とかが遊んでいる最中、お父さんは預かられている。


 なんかヴェネツィアの博物館だか何かに飾ってあった鳥トーテム。かわいい。
 ちなみにここでヴェネチアンガラスをいろいろ売っていたのだが、割と箱根ガラスの森美術館とかぶっていた。
 卸が同じとかなんだろうか。


 スルメ製造器にぶら下がって結構な勢いで回っていた鮭とば。

 にしん御殿が予想以上にすごかったので満足したが、とにかく寒かった。

航空宇宙でご飯3杯

 お台場ビックサイトでやってた航空宇宙展に行ってきた。
 業者向けの航空宇宙関係の商品や技術の展示商談会なんだけど、何日かはパブリックデーとして一般にも公開してくれる。前回開催は2012年で、名古屋だった。
 普段素人が絶対見れない航空宇宙関係の商品や技術を、メーカーの人とかが直接説明してくれるのでもうほんと楽しい。楽しすぎて一休みする間も惜しんで回ってしまうので、終わるとかなり疲れている。


 会場に入るといきなりあるのがノッチボルトとか作ってる企業。H2Aロケットのフェアリングとかに使われてるボルトで、マイクロサイズの爆薬が仕込んであり、分離の時にそれが爆発してきれいに折れるようになっているもの。


 市町村も出展している。これは国分寺市のペンシルロケット推し展示。


 カール・ツァイスから分かれた企業で、コストパフォーマンスがすごくいい製品を作るので、日本の衛星とかにも良く使われているらしい。
 ドッキング用センサーとかジャイロコンパスとか出してた。


 JAXAが開発している超音速旅客機の模型。


 身体の不自由な人用のタラップの昇降機。どこかの空港ではもう導入されてるらしい。
 体験試乗させてもらった。


 EUのアリアンロケット。


 光通信装置。
 衛星との通信は普通無線なのだが、これは指向性の強い光ビームを使っている。
 実用はまだもうちょっと先っぽい。


 NECブース。デブリの監視システムとか、空港の慣性誘導システムとか、ひたすら航空宇宙の技術だけがつめこんである。


 こんなのも展示されている。結束バンド。
 ただの結束バンドではなく、航空機の配線とかを束ねるのに使う物で、耐久性が高いとか材質が特殊とか、いろいろと俺が知ってる結束バンドと違う感じになっている。


 新幹線みたいなヘリだと思ったら、やっぱりすごく速いんだって。


 IHIが展示していたネ20。旧海軍が開発したジェットエンジンでマニア垂涎らしいが、そのへんは詳しくないのでよく分からない。


 ひたすら工業用テープを開発販売している企業のブース。
 テープの世界も奥が深いというのが良く分かった。


 エアバス社のとにかく大きいヘリ。前を歩くお姉さんと比べると巨大さが分かる。
 いや、多分大きさで言えば自衛隊に同サイズかもっと大きなのはあるんだけど、デザインは普通のヘリなのに大きさだけ巨大っていうのがなんか異様。
 ブレードも変な形してるし。というかこのサイズでこんな長さで足りるんだ……。


 一方こっちはちっこい飛行機。
 無人機の実物なのか、装飾用のモデルなのか分からない。


 ちょっと気分を変えて野外展示ブースに行ってみる。
 今回は場所が狭いので、野外はこのF35のモックアップと、あとは空自の救難ヘリ、空港用消防車だけ。


 F35モックアップの尻と車輪。
 尻は普通だけど、車輪の格納部分がぎざぎざなのはなんだろう。ステルスがらみかな?
 ちなみに、これだけ大きいのをどうやって搬入したのか不思議だったので、後で空自の人に聞いてみたら、4つに分解できるらしい。


 一度一般道を走っているところを見たい空自の消防車。


 いつもの救難ヘリ。


 川崎重工。
 ヘリも飾ってあったけど、そんなのよりこっちのほうが気になった。
 不時着水訓練装置。


 何年か前に大阪の中小企業が衛星を作ったことがあったけど、似たような感じで、かなりの各都道府県の工業系の中小企業が、航空宇宙関係への参入のために団体を作ってきているらしい。
 そんなブースが集まった一角があった。
 これはみやび路線で押す京都。


 グンマー。

 他にも10以上の都道府県が出ていた。
 やっぱり元々航空宇宙関係の設備や産業がある所は強くて、ない所は割と手探りな感じが見える。
 素人目にもそれがはっきり分かる。


 羽田空港が近いお台場は航空機が飛べないのでブルーインパルスは来ないが、かわりにブルーインパルスJr.が来ていた。
 気付いた時には展示は終わっていて、記念撮影の時間になっていたけど。
 群がるカメラの前でひたすら笑顔、しかも「すみませーん(こっち見てー)」という声が上がるとちゃんと視線を向けている。
 なんというか、ご苦労様って感じ。


 4年前も見たメインローターとテイルローターを一緒につけちゃったヘリが、ずいぶんと洗練されたスタイルになっていた。
 でもまだ認証待ちらしい。


 新明和はいつもUS-2を飾っている気がするが、そろそろ他にも出したほうがいいのではないだろうか。


 各大学の航空宇宙系の研究が展示してある一角。
 もちろん大学生がやるもので拙いんだけど、がんばれ、って言ってあげたくなる。


 今回は軍事関係がかなり充実してる感じがした。
 これはインドブース。手前から魚雷、ミサイル、ミサイル。


 明らかにどれもこれもブラックボックス化されている空挺関係のシステム。


 なんというか、こう、すごいな……。


 駆逐艦と潜水艦。


 これは日本の企業。
 基盤の上とか小さな部分に接着剤をつけるシステム。カチャカチャジージー動くのがかわいい。


 そしてミサイル。


 明らかに購買層ではない人たちにもちゃんとプレゼンしてくれる企業の人。


 台湾ブース。ここも軍事中心。


 多分ミサイル艇。双胴船でステルス仕様。CIWSとかもついててかなり重武装。
 珍しがって見ていたら、係員のおじさんが一生懸命英語で説明してくれたのだが、半分ぐらいしか理解できなかったすみません。
 でもこの艇をものすごく誇りに思ってることは分かった。


 空自もブースを出していた……が、良く考えてみたら、基本事業者向けの展示会に明らかに一般向けの広報ブースがあるのって変じゃない?


 ミサイルさえもスタイリッシュに展示してみせるロッキード・マーチン。


 ロゴはスバルなのになぜか飾ってあるのはヘリ。
 ちなみにこれは開発中のUH-X。


 ヘリコプター歴史保存会のブース。これはベル47。オスプレイの大先輩。
 他にも昔飛行機に乗るともらえたバッグとかが飾ってあった。


 買い物をするつもりはなかったはずなのに、気付くといろいろ買っていた。
 左のはなぜか売っていた輪島塗のマウスパッド。右上のMRJのロゴはエコバック。保存用と普段使い用に2個買った。


 中もMRJのロゴだったら良かったのに……。

黒い怪獣の映画見てきた

 シン・ゴジラを見てきた。
 うーん、面白いのかつまんないのかいまいち分からない映画だったな。
 中盤までのゴジラ大活躍はすごい。最初、明らかに何も考えていない、本能だけで動いている目をしたゴジラが、見慣れた都市を踏み倒しながらゆっくりと進んでいく姿は、あーあ、あそこが壊された、ここが壊されたという、なんというかパロディめいた面白さも感じながら見ていられる。
 が、攻撃されて激高したゴジラが、レーザーであたりをなぎ払い(銀座和光が壊されるのはお約束)、東京を文字通り業火の海にし始めると事態はシャレでは済まなくなる。どんな兵器も効かず、攻撃されれば死が確実。ゴジラのあまりの無双っぷりに、これもうどうしようもないじゃんと漂う絶望感がものすごい。
 だが、面白いのはここまでで、人類が反撃を画策し始めると、途端に内容はつまらなくなってくる。というのもゴジラが強すぎて歯が立たない存在となってしまったため、人間側にそれを埋めるプラス補正が少しずつかけられていくのだ。
 顕著なのが、ゴジラが突然活動を停止し、その間に何とか反撃の方法を研究しようという展開。物語としては、ゴジラによる被害拡大と競争で対抗策を組み上げていくという方が絶対盛り上がるのだが、それをやると日本がなすすべもなく全滅しかねない(し、見ている側の精神も多分もたない)。そこで、ゴジラには途中でご休憩いただいて、その間に反撃を考えるということになっている。ここで一気にテンポがだれるのだ。

 芝居についても、後半になると同じような場所で説明や解説を繰り返すシーンが多くなり、さらに最近はやりのプロジェクトX的な「地味にがんばる民間人」的要素が加わると、作りは急速に雑になっていく。それでも、前半から中盤にかけてゴジラの出現を丁寧に書いたことで、かろうじて劣化には気付かれないまま終われているが、一歩間違えれば危なかったかもしれない。

 ただ、ギミックや小ネタはとても面白かった。
 自衛隊がゴジラを多摩川河川敷で迎撃するのだが、どうやってあんな大量の10式戦車や砲車を輸送、展開したんだろうとか、いわゆる無人新幹線爆弾とか無人在来線爆弾とか(ネーミングが秀逸)、一体どうやって準備したんだろうとか、JRがそんな風にがんばっている反面いいとこなくひどい目に遭う京浜急行とか、最初は無責任でぐだってるのに、危機が深刻になるにつれて肝が据わってくる政治家とか、そういう部分がものすごく上手い。こういう小ネタを探すのに何度でもリピートしてしまうというのは分かる気がする。


 ゴジラに比べれば、ピリカの目つきもかわいい。
 そういえば、ゴジラに瞬膜がなかったのが気になった。
 唯一むき出しになった目を保護するためにあっても良かったと思う。

宮城で水族館行ってきた

 8月27,28日と松島基地復興記念イベントに行ってきましたが、パソコンを持っていかなかったので後追いでアップします。

 というわけで宮城にやってきた。
 最初は宿が取れずどうなることかと危惧していたが、がんばって探した結果、松島基地まで電車で20分程度の所に予約することができた。
 この際松島観光でもしようかと思ったのだが、早特割引を使って新幹線を取ったので仙台着が14時頃になってしまう。
 土地勘と電車の本数がない所で調子に乗って遠くに行くと身動きできなくなって困るのは何度か経験済みなので、ここは慎重に比較的行きやすい場所で我慢することにした。

 で、行ったのが仙台うみの杜水族館。
 ネットで調べたら仙台でも屈指の人気スポットらしく、いつも混んでいるらしい。ちなみに運営元は八景島シーパラダイスと同じ会社。
 まあでも子連れが多いだろうし、15時過ぎれば混雑も一段落ついているのではと見越して行ったら結果正解だった。
 といっても決してすいていたわけではなかったけど。


 入ると一番最初に見せられるのがホヤの養殖風景。
 展示テーマの一つに地元の漁業資源というのがあるので、それの一環らしい。
 ホヤか……。


 大水槽。
 群れをなして泳ぐイワシがキラキラしてとてもきれい。


 なんかオオカミウオが横たわっていたが、弱っているわけではないと思う。多分。


 さてこの中にカジカが何匹いるでしょう?(答えは知らない)。


 ウロコが美しいシロザケ。


 サメとサバ。
 サメはヨシキリザメで、唯一ここでしか飼育されていない(そして最長飼育記録は8日間。どうやら死ぬ度に新しいのを入れているらしい)とのこと。


 確かアナゴ。


 カキの養殖の様子とそのまわりに集まる魚たちを表した展示。


 なんか砂を掘り返してはもぐもぐしているので、カメラを向けたらガン見された。
 もしかして水槽の外を認識しているのだろうか。


 こいつらは近く水槽の外で何かが動くとさっと貝殻の下に隠れてしまうので、確実に外を認識している。
 ちなみにしばらく動かないでいるとそろそろと出てくる。


 後ろ足がきれいなシャコ。
 後ろ足以外はちょっと気持ち悪い。


 これは深海魚のコーナーにいたコシオリエビ。


 こっち見んな。


 屋外プールでは丁度イルカのショーをやっていた。


 観客に水しぶきをかけるパフォーマンス。
 かけすぎ。


 プールがかなり狭くてイルカたちもちょっとやりにくそうだった。


 最小のペンギン、フェアリーペンギン。
 本当に小さい。


 でも顔はあんまりフェアリーではない。
 かわいいことはかわいいが。


 尻。


 エビに体表をきれいにしてもらってご機嫌なウツボ。


 シードラゴン。

 小桜インコだ!
 かわいい!


 実はこうなっている。
 アフリカの魚とアフリカのインコを組み合わせた展示。
 魚は良く見なかったけど、多分シクリッドとかだと思う。


 貫禄のありすぎるカエル。


 砂の中に隠れるやつ。かわいい。


 黄色いヤドクガエルと青いヤドクガエル。


 水面から目だけ出して獲物を狙っているメガネカイマン。


 実は水中ではこうなっていた。


 カメ。


 2匹のチンアナゴに護衛されているハゼ。


 外のペンギン舎。


 換羽でちょっとつらそうなペンギンが割といた。


 どうやら翼につけた識別票が食い込んでしまったらしく、飼育員さんに取ってもらっていたペンギン。
 とその様子に興味津々の皆さん。


 おっさん。

 最近はやりのこぎれいなテーマ型水族館で、特にこれといって特徴があるわけではないが、そこそこ無難に楽しめる場所だった。
 確かに人気が出るのもうなずける。

灯篭流し

 祖母の新盆なので、灯篭流しに行ってきた。
 場所は三笠公園。そう、あの戦艦『三笠』があるところである。
 調べてみたら昭和21年からやっている伝統行事らしいが、今日まで全く知らなかった。
 うちはいつもは旧盆だし。


 今日はちょっと温和だった実家の鳥。
 寄り添っているのはお気に入りのゴミ拾い用トング。先っぽのぎざぎざが頭を掻くのに最適らしい。
 そんなものを与えた母の感性を疑うが、本人が納得しているならまあそれはそれでいいか。

 灯篭流しは先祖や亡くなった人の供養なので、開催場所である『三笠』の前では、僧侶の読経がスピーカーから流れ、線香の香りが漂い、供養を申し込んだ人が捧げた提灯が列をなしてぶら下がるというただならぬ雰囲気だった。なにこの本気な感じ。
 それに加えて横須賀の踊り団体が盆踊りの発表会をやっているので、妙に明るい盆踊りと読経がミックスされて見事に訳がわからなくなっている。


 供養を申し込んだ人は『三笠』の上から灯篭流しを見ることができる。
 もちろん閉館後なので艦内へは入れないが、それでもなんかテンションが上がってしまうのがマニアの悲しい性。


 灯篭を積んだ漁船が出航すると、港内でフォーメーションを組む。
 そのうちの数隻がまずお供物の灯明を流す。


 そして「灯篭流していいよ」というアバウトな指示がスピーカーから下ると、火をともした灯篭が次々と海面に下ろされていく。
 画像が悪いのはiPhoe5sしか持っていなかったから。


 暗さが増す中、列をなして流れていく灯篭。
 これは三笠公園から。
 流すのは1000~2000個程度の小規模なものだが、流す場所も狭い港内なので、なかなか見応えがあった。


 ちょうど月が出ていた。

花サボテン

数年前に伊豆シャボテン公園で買ってきたサボテンが、ここ2~3年毎年花をつけている。
 置き場所が西日の当たる窓辺で、決して条件がいいわけではないのだが、サボテン的には結構快適らしい。

 派手なんだか地味なんだかよく分からない花。
 かわいいと言えばかわいいかもしれない。


 そういえば、インテリアショップとかで小さいサボテンにドライフラワーをこんな感じで刺して売ってるのをたまに見るけど、あれ、一応実際を模していたのか。

強羅まわりで遊んできた

 今日は強羅。
 前日と打って変わってどんよりした曇り空。しかも肌寒い。
 午後から雨みたいな予報も出ていたので、早め早めに動くことにした。

 まずは今回の主目的の湿性花園。
 まだ花盛りというには少し早いらしいが、本来なら3月頃に咲いてしまうミズバショウが開花調整されてこの時期に咲くらしいのだ。

 それでも良く見るとあちこちでいろいろ咲いている。


 ミズバショウは園内の一角、5メートル四方ぐらいの場所だけ咲いていた。
 雪をかぶせて開花時期を遅らせることでゴールデンウィークに合わせているそうで、あまり大規模にはできないということは分かっていてもちょっとがっかり。
 でもまあ他に見るものいろいろあるからいいか。


 開花後に本気出してるミズバショウ。これがこの時期の本来の姿。
 1枚の葉が50センチぐらいあって、しかも群生しているのでえらい迫力。


 説明板にまでこんなこと書かれる始末。


 もうトンボが出ていた。
 小柄だけどシオカラトンビかな。



 花いろいろ。

 去年の8月に行った時には丈高くアシが茂っていた場所も、今はただの草っ原。

 そういえばなんかケー、ケーとあちこちで鳴き声が聞こえたけど、何の声だったんだろう。
 サギとかかな?

 次は恒例のガラスの森美術館と、ポーラ美術館に向かう。
 まずガラスの森。実は今回はあまりぱっとしない特別展だったので期待してなかったのだが、やっぱり前の展示の使い回しが多かった。


 派手な色彩のベネチアンガラスの中にあって、なんか中国っぽい印象の地味さが目を引く壺。
 でも模様をよく見ると……。


 鳥がびっしり描き込まれていた。すげー。


 ちょこんと乗ってる白鳥だかカモだかがかわいい。


 こんな感じの小鉢ほしい。


 大涌谷はやっぱりまだ蒸気の噴出が激しいな……。

 本当はもう少し長居するつもりだったのだが、敷地いっぱいに観光バス3台分の女子高生(しかも制服じゃなくてジャージとかスエットとか着てる)がウェーイしてたので、早々に逃げ出した。
 星の王子様ミュージアムにもさらに3台、同じ学校のバスがあったのを見たけど、なんだろう、この時期に修学旅行じゃないよな?


 そしてそんな喧噪おかまいなしでエサを食べるカモ。
 でもさすがに居たのはこの1羽だけだった。

 ポーラ美術館では、フランス女性のファッションの歴史の企画展をやっていた。
 まあいわゆる、コルセットやクリノリン、バッスルで窮屈だった時代から、次第に着やすく動きやすい解放されたファッションへというお決まりの流れなんだけど、そこに近代の画家の女性を描いた作品と、当時の化粧道具を併せて展示していて、なかなか面白かった。
 華やかな女性たちの絵画の中に1枚だけ展示されていた、自分でシャツを縫う藤田嗣治の自画像がかなりシュール。


 絵を見た後は美術館裏手の林を散策する。


 野生のシャクヤク。


 沢。
 枯れた木も生態系のひとつとして朽ちるままに残してあり、結構まじめに自然林として整備されている。
 少し奥に入ると美術館の建物は木に隠されてしまい、車の音も聞こえなくなる。
 雨がぱらついてきたこともあって他に誰も人はおらず、鳥の声や草木がカサカサいう音だけが聞こえてくる。
 これはなかなかいい林だった。

 これでかなり満足したので帰ろうかと思ったが、まだ時間が早いので、帰り道すがら強羅公園に行くことにした。

 こっちは噴水広場を中心にツツジとサツキが満開。


 噴水とよく分からない鉢とツツジ。


 ツツジと早雲山の噴煙。



 ボタンもきれいだった。

 このあたりで雨が本降りになって来たので、強羅に降りてケーブルカーで帰った。
 まあ当たり前と言えば当たり前なんだけど、同じ場所でも季節によって全然違うので割と飽きない。
 また夏に来よう。

芦ノ湖まわりで遊んできた

 せっかくの連休なので、ちゃんと遊んだっぽいこともしたいなと思って箱根にやってきた。
 いつも行くのは強羅のほうばっかりなので、今回は芦ノ湖を見てみることにする。
 芦ノ湖なんて多分、小学校の修学旅行以来。

 というわけで、芦ノ湖についたのが11時ぐらい。ちょっと寝坊した。
 天気はとってもいいのだが、風がすごくて湖面がさざめいている。
 でもお土産屋さんのおばちゃんの話によれば、昨日は遊覧船も駒ヶ岳のロープウェーも運休になってしまったので、それよりはだいぶいいとのこと。


 岸辺がここは海かみたいな感じになってた。


 実は今回、おおざっぱに行きたいとこだけ決めておいて、あとは現地でスマホで調べればいいやと思っていたのだが、見事にスマホを忘れてきた。
 なので特に交通を中心に行き当たりばったりになっている。
 とりあえずはまず箱根神社に行くことにした。


 こぢんまりしているが、木々が多くてとても気持ちがいい箱根神社と、併設されている九頭龍神社。
 多分、日差しが強いけど風が冷たくて、空気がさわやかなせいもあるんだと思う。


 芦ノ湖の写真には必ず出てくる水上鳥居。撮影したい人が順番待ちしてた。
 ただ並んでるだけじゃなくて、順繰りに次の番の組が前の組からカメラを受け取って撮ってあげるという、極楽浄土の長いお箸みたいなことになっていたのが微笑ましかった。

 神社にお参りした後は、母親推しの山のホテルのサツキの庭園を予定していたのだが、昼食を食べたハンバーグ屋さんのおばちゃんから箱根恩賜公園をお薦めされたので、そっちに行くことにする。
 距離は箱根神社から湖畔を歩いて30分ぐらい。いい散歩になりそうだ。

 湖畔をてくてく歩いて箱根神社の反対側に来たら、雲一つない空に巨大な富士山が見えてテンションが急上昇する。
 歩いてきて良かった!


 海賊船と赤い鳥居と富士山。
 興奮してこの後しばらく富士山ばかり撮り続ける。

 恩賜公園は、元々明治天皇の時に作られた離宮だったのが、戦後箱根町に下賜されて公園として整備されたもの。
 まあ何度も地震で壊れて管理が大変だったていう裏事情もあったみたいだけど。
 皇室の離宮になるぐらいなので、当然ながら眺めは最高。


 館の跡からの眺望。
 実際に離宮として使われていた時は今より樹木も小さかったはずで、もっとひらけた眺めだったと思う。


 こんな風に遊歩道が整備されている。これは離宮当時からあった道なので、明治天皇とかが散歩したかもしれない。
 しかしこの公園の遊歩道、場所によっては結構な高低差があって、健脚コースとか名前がついていたりするので割と油断できない。


 ツツジと海賊船と富士山。
 山のホテルみたいに花がたくさんあるわけではないが、見事な庭園なんかもあって楽しい。


 なんかすごい松があった。

 実はこの公園、今日が丁度開園70周年だとか。
 だからといって特に何かあったわけではないけれど。

 恩賜公園を出たらまだ2時過ぎだったので、このまま遊覧船に乗って駒ヶ岳まで富士山を見に行くことにした。
 ちなみに今回、箱根登山鉄道(小田急系)のフリーパスを使っているのだが、これだと海賊船はフリーなのに、ノーマルな遊覧船(西武系)は運営会社が違うためフリーにならない。
 海賊船がやたらと混んでいたので、仕方なくお金を払ってノーマルな方に乗ったのだが、このあたりなんとかならいのだろうか。
 なんか小田急と西武が勢力争いをしているとは聞いたことがあるが、それがユーザーに不便を強いていいってことにはならないと思うんだけど。


 まあとりあえず湖上からの風景。


 大混雑のロープウェーに詰め込まれて駒ヶ岳山頂へ。
 午後になって風がなくなったのでかすんできているが、それでもすごいいい景色。
 写真には写っていないが、大島もうっすらと見えた。


 山頂の箱根神社元宮と富士山。


 裾野の方まで雲がまったくない。すごい。

 天気に恵まれたのでとても楽しかった。
 ただ、帰りのバスが大混雑して、バス停で待っていても乗せてもらえないとか、別のバス停に行ったら大行列で20分に1本のバスを2本以上も見送る羽目になるとかで、芦ノ湖を出るだけで2時間ぐらいかかった。
 有数の観光地なんだからこのへんもなんとかする余地はありそうな気はするんだけど、どうなんだろう。

○おまけ

 箱根では町役場の出張所も芦ノ湖の湖上にある。