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背中で迷う

 人間様の手から降りた後、散歩に行くかどうか迷うサーラル。


 どうしようかな……。

 行くと決めるとそのままとことこ離れていくし、行かないと決めると振り返ってまた手に乗ってくる。
 ただ、それが毎回即断即決とは言いがたく、たまに決めるまでに1分以上かかる時もある。
 その間人間様はずっとこうやって床に手を置いて待っていなくてはならないので、ちょっと大変。

自分都合で考える

 人間様の業務終了を察知したサーラル。


「お仕事終わったから遊んでくれるはず!」

 実は、仕事が終わったら遊ぶなどという約束をした覚えは一度もないし、実際出してやるのも人間様が気が向いた時でしかないのだが、サーラルの頭の中ではいつの間にかそういう事になっているらしい。
 自分に都合良く物事を考えるのは、人間もインコも同じなようだ。

かまっての顔

 サーラルの甘ったれた顔。


 ……のはずなんだけど、なんか思ってたのと違うな……。

 足が片方しかないのは、反対側の足で向こう側にある藁のオモチャを掴んでいるため。
 大股開きでふんばっている状態なのだが、そのままうたた寝したりしてるので居心地はいいらしい。

 鳥の居心地がいいって良くわかんないな……。

サーラルの輪っか寝

 サーラル、相変わらずそこで寝てるんだ……。


 窮屈じゃないのかなそれ。

 ここ数ヶ月、サーラルの体重が落ちてきたのでちょっと心配している。
 前は34グラムで、先生からは「35グラムを越えないようにしましょう」と言われていたのが、今は30グラム。最近では「30グラムを切らないようにしましょう」と言われる始末。
 薬はちゃんと飲んでいるのだが、肝臓が悪化してきたのだろうか。
 とにかくたくさん食べさせないと。

お仕事終わった

 人間様の仕事が終わったのでかまってもらう気満々でやってきたサーラル。


 そんなどや! みたいな顔されても。

 最近、サーラルの仕事終わり察知能力が高くなっている気がする。
 前は仕事用ノートパソコンを閉じるとか、マウスのスイッチを切るとか、具体的に何か物を動かしたりしまったりすると初めて終わったと気付いて動き出していたが、最近は、パソコンを切って画面が暗くなった時点で仕事終了と判断して金網に貼り付いてくる。
 どれだけ人間様を観察しているのだろう。
 そのうちSlackに「お疲れ様でした」と入力しただけでかまって催促が始まる日が来るのではないだろうか。

赤い点

 ん? サーラル、そのくちばしどうしたの。


 何やら真っ赤な斑点が。
 内出血?


 いや、エサに混ぜている赤唐辛子かもしれない。
 前にふぶきもくちばしにくっつけてたし……。
 でも爪でこすっても取れないな……。


 半日たったら取れていた。
 やっぱり赤唐辛子だった模様。

 普通の鳥だったら心配しないんだけど、サーラルは肝臓の持病のせいでくちばしが異常になりやすいからな。
 しかし赤唐辛子って意外と取れても跡が残っちゃうものなのね。

肝臓フルスロットル

 またくちばしにシミができてきたサーラル。


 分かりにくいが、くちばしに点々とまだらができている。

 このシミは肝臓の調子が悪いと増えてくる。
 丁度サーラルは換羽中で、羽毛を作るために肝臓が頑張っているのでこうなっているらしい。
 ということは、換羽が終われば元に戻るのだな。

ひみつの寝場所

 どうやらサーラルは毎晩、止まり木に通してある藁の輪っかにはまって寝ているらしい。


 これが藁の輪っか。
 昼寝をする時は普通に止まり木で寝るので、ここは完全に夜限定。

 らしい、というのは、毎朝おやすみカバーを取っている間に素早く出てきてしまい、どうしても現場を押さえられないから。
 そこで、おやすみカバーを取らずにめくって写真を撮ってしまおうと人間様は考えた。


 そーれ!

 完全にはまってた。
 他のマメどもは全員カゴの天井のすみっこを寝床にしているのに、なんでこの鳥だけそんな窮屈な場所がいいんだろう。

最後の藁

 ……これは一両日中に最後のい草を食いちぎって、自分も一緒に落ちるやつだ。


 かろうじて1本だけでつながっている状態。

 い草ロープはそんなに長いのに、どうしてそう無駄な囓り方をするのか。