ベランダのバラが病気なのではと思うぐらい黒かった。
「黒真珠」という品種で、元々赤黒い花をつけるのだが、それにしてもなんでこんなに黒くなったんだ。
一緒に咲いてた青バラもかなり青が濃く出ていたし、寒い時期のバラは花色が濃くなるのかな?
「シティハンター 史上最香のミッション」と、ステマが噂の「アナと雪の女王2」を見てきた。
「シティハンター 史上最香のミッション」は、シティハンターが好きすぎるフランスの映画監督が、わざわざ北条司に了承を取って作ったという実写リメイク作品。登場人物は全員フランスの俳優が演じており、名前も冴羽僚はニッキー、香はローラ、海坊主はマンモス、冴子はエレーヌとなっているが、日本公開に当たっては、わざわざリョウ、カオリ、ファルコン(さすがにウミボウズではなかった)、サエコと日本名に変えて吹き替えている。
役柄イメージもそこそこ原作に寄せてきており、特に海坊主はあらゆる意味でそのまんま。
内容だが、普通にB級アクションコメディとして面白かった。
完全なオリジナルストーリーだが、さすが原作大好き監督なだけあって、僚と香の微妙な想いのすれちがいとかもうまく組み込んである。日本の実写にありがちな、変に原作にこだわった結果あらゆる意味で残念な感じになってしまうのではなく、そこは割り切って思いきりオリジナルで振りきったのが成功している。
思ったのが、下品なコメディをやらせたらおフランス人の右に出る者はいないなという事。原作だと下品なのは僚だけだが、この映画ではオリジナルキャラクターのジルベールが全編に渡って(本人にとっては気の毒な状況で)あれこれお下品をやらかしてくる。まあお子様にはお勧めできないが、どれだけお下劣になっても明るいのもさすがおフランスと言ってもいいかもしれない。
ただし意外だったのが、あの有名なもっこりが1度も出てこなかったこと。あれだけお下品を炸裂させておきながら、比較的穏便と思われるもっこりは映像的に駄目なのだろうか? おフランス人の基準は良く分からない。
あと、もう一人のオリジナルキャラクター、パンチョがハムスターを死なせたくだりはいただけなかった。パンチョがどれだけ駄目人間か印象づけるためだろうが、意外とおフランス人は無神経なところがあるなと思った。
で、次が渦中の「アナと雪の女王2」。
Twitterのステマ漫画を見る限りでは面白くなりそうな要素が皆無だったので、あまり期待もしないで見たのだが、意外と面白かった。
少なくとも、マレフィセント2よりはいい出来だと思う。
ようやく取り戻した家族の絆を二度と手放したくないというアナの願いに応えるために、自分の中の「自由を求める心と魔法」を封じて今の小さな幸せを守り続けようとするエルサ。でもエルサの背負う「人と違う」という運命は、アナが自覚せずに育ててしまっていた姉への依存に現実をつきつけていく……というのが大まかな話。多分大きなテーマはアナの姉離れ。
前作ではうじうじめそめそしているだけだったエルサが、今回は積極的に、前向きに行動しており、それだけでもずいぶんと高いポイントになっているし、アレンデール王国を出てから自由自在にのびのびと魔法を放つエルサの様は、ラストで彼女が選んだ居場所に説得力を与えている。
今回は「幼児」という立ち位置を与えられているらしいオラフがちとウザいが、それでも意外と重要な伏線を担っていたりするので、まあ成功しているのだろうと思う。反面、残念なのがクリストフ。アナの心の支えにすらなっていないこいつは本当いてもいなくてもいい。
とまあ、思っていたより高評価だった「アナと雪の女王2」だが、これもトイ・ストーリー4と同様、これは子供が見て楽しいのか? という感じではある。
その証拠が、オラフに今回「幼児」の役割を振ったところ。子供が対象だったら、わざわざ子供を象徴するこういう立場の登場人物は絶対に作らないはずなので、やっぱり大人向けにシフトしてしまっているのだと思う。
まあ、ヒットすると次はいろいろと詰め込みたくなるのも分かるんだけどね、そのあたりは妥協しないで、子供が見ても楽しい作品を作ってほしかった。
帰宅後すぐに寝てしまったため、遅れてアップしています。
奈良最終日は東大寺と春日大社を回る予定。
だが、前日の階段と坂道苦行の疲れがまだ残っているらしく、どうも意気が上がらない。
しかもキャッシュカードを忘れてきていたために手持ち現金がそろそろ底をついてきている。
最初は、いざとなったらクレカがあるからなんとかなるだろうと思っていたのだが、地方はキャッシュレス決済に対応していない店も多いし、神社仏閣はそもそも現金しか使えない。
駅からすぐの東大寺と春日大社ならその気になればまた来れるし、無理をしないで適当なところで帰ろう。

道を間違えたのでショートカットしようと境内を通った興福寺。有名なイケメン阿修羅像のある寺。
通り抜けるだけなのも何なので阿修羅像含めてちょっと見てきた。

東金堂。
本尊、薬師如来が補佐役の日光菩薩、月光菩薩及び弁論に長ける維摩居士、知恵の文殊菩薩を両脇に従え、その周囲を武器を構えた十二神将が固め、さらに壇の四隅で四天王がにらみをきかせるという、なかなか迫力のある配置になっている。
見ながら「仏の軍隊」なんて単語がちらっと浮かんできてしまったのはここだけの話。

北円堂。
……もともと行くつもりがなかった所なので、下調べしてないんです。すみません。
阿修羅像ばかりが有名だけど、もともとこれは八部衆という、8人の神様のうちのひとり。
残りの7人の像も阿修羅に劣らずみんな穏やかでかわいらしい顔をしているので、もっと有名になってもいいと思う。

大仏殿。
写真だとこぢんまりしてしまうが、高さは約50メートル、幅約58メートル。目の当たりにすると本当に圧倒的。
出入りしている人と比べるとその大きさが分かると思う。
しかもこれが全部木。これだけの物を作れてしまう日本の木材の豊かさもすさまじい。
本当に全てがでかい。

二月堂からは奈良盆地が一望できる。
夜景もきれいだろうなー。
とりあえず見たい物は見たので、帰ろうかそれとも春日大社に行こうか考えながらふらふらそこらを歩いていく。

大仏殿の後ろの講堂跡と広場。逆光なので色があせてしまったが、黄色と緑と赤のコントラストがとてもきれい。
同じ事を思う人は多いらしく、写生に興じるおじさんおばさんがいっぱいいいた。

やや警戒気味にこちらを眺めるボス牡鹿。かなりのイケメン。
このあたりは東大寺の裏側で訪れる人も少ないことから、角切断の憂き目をまぬがれたと思われる。

やがて、立ち上がると座っていた牝鹿を追い払い、地面の匂いを嗅ぎ始めた。
どうやら発情を確かめているらしい。

イケメンもどこかに消え去るフレーメン顔。
一方のメスはかなり迷惑そうだった。
もう正倉院と鹿で満足したので、これで帰ろうかな。
でもまだ昼前だからもうちょっとぶらぶらしよう。

東大寺はところどころに、無縁仏の墓標だかかなにかの記念碑だかがまとめられている場所がある。
こういうのも、由来を調べたらそれなりの歴史がありそう。

この鹿も角が立派。
身体の大きさはさっきの牡鹿に負けるけど。


東大寺から出て少しの所に、いやに立派な門構えの建物があると思ったら知事公舎だった。
さすが奈良は違うな。



池のほとりで何やら一生懸命ほじくったり、木の枝を拾っては落としたりしていたカラス。
何をやっているんだろうと見ていたら、そのうち気付かれて文句を言われたので退散した。
本人は秘密のつもりだったらしい。
そして、帰ろうとしていたはずなのに、なぜか気付いたらいつの間にかバスに乗って春日大社に来てしまった。
あれ? なんで?

朱塗りにいい感じに日が当たっている門。
大量の中国人観光客とそうでもない西欧人観光客に、七五三まで加わって結構な賑わい。

左側が舞殿。ここからでも参拝できるが、実はこの舞殿、本殿からかなり低い位置に建っている上に位置的に斜め、しかも本殿側の御簾が低めに下ろしてあるので、ここからだと本殿が良く見えない。
でも別途500円を払えば本殿敷地内に入り、正面からお参りできるという、実に良くできた金儲けシステムになっている。
まあ、じゃあ500円払いましょうか。

小さな末社とイチョウ。
奈良に来てから今日まででまた紅葉が進んだ印象。

藤波之屋という、真っ暗な回廊に釣り灯籠がたくさん灯してある場所。
うん、まあいろいろ見たし、今度こそ帰ろうかな。

こうやって道路側を眺めている鹿は大抵人間が何かくれるのを待っている。
良く訓練された鹿は、人が接近すると物欲しげに見つめるのだが、「ないよ」と両手を広げるとすぐにさっと目をそらして了解の意を伝えてくる。
最終日は適当になったけど、面白かった。
今度は絶対に三輪山に登りたい。
奈良2日目はちょっと遠出の三輪山。

三輪山をご神体とする大神神社。
三輪山信仰は記紀以前に遡ると思われる古い古い信仰。一体どんなものなのか一度行きたかったのだ。
が……。

なんということでしょう。
大嘗祭当日祭を行うため入山不可。
そういえば、大嘗祭って皇居だけじゃなくて、全国の神社でも一斉にやるのね。
まあある意味一生に一度できるかできないかの経験ではあるかな……。


まあ山には入れなかったけど、その分珍しいものが見れた。
何の儀式かわからないけど平安装束で拝殿に向かう神主さんたち。
外にも、写真には撮らなかったが、朝いちには神楽をやっていた。

三輪駅からだと二ノ鳥居の所に出るのだが、一の鳥居が超巨大でどうしても撮りたかったので、わざわざ1キロ以上歩いて撮ってきた。

三輪駅の野良猫、その1。メスでお腹が大きかった。
人恋しげにニャーニャー鳴いているくせに、近寄ると逃げる行動原理が読めない猫。

三輪駅の野良猫、その2。顔が大きいので多分オス。
駅のベンチに居座っていて、隣に座っても逃げないがリュックを落としたら逃げたこれも行動原理が読めない猫。
次の目的地は長谷寺。
三輪から電車で20分ほどの所にある山寺で、創建はもちろん奈良時代。
初瀬という場所にあることから、当初は初瀬寺などと言われていたのが長谷になったっぽい。
ちなみに、サイトには徒歩15分と書いてあるが、実は近鉄の長谷寺駅と長谷寺は両者谷を挟んで反対側の山腹にあるため、上り下りを考慮すると絶対に15分ではつかない。

途中立ち寄った與喜天満神社。
山中にあるため、参道が100段以上の階段だった。
大変だった。

しかし長谷寺が一望できる眺めは素晴らしい。
中央にあるのが山門。右上の大きな建物が金堂。
そう、山の中腹に貼り付くように建っているこの寺は、道がすべて階段か急坂なのだ。
與喜天満神社で使い果たした脚力にさらにダメージが重なってライフがゼロになりそう。

でも一方で、五重塔を同じ目線から見るみたいな珍しい体験もできたりする。



そして紅葉がここでもきれい。
個人的にはまっさかりよりも、こんな風に色づき始めたグラデーションの時の方が好き。
そんなわけで、風景と階段を堪能したので(もちろんお参りもちゃんとした)駅に戻ることにしたのだが、谷を越えるためにまた坂と階段を下がって上がってという苦行を経ないと駅にはつけないのだった。
もうライフがマイナスになりそう。
ただ、この時点でまだ15時なので、もう1カ所、橿原神宮に最後に行くことにする。
これも長谷寺から電車で30分ぐらいなのね。

橿原神宮の門。
橿原神宮は、神武天皇が開いた橿原宮の跡地(と言われる場所)に明治になって作られた神宮。なので歴史的な位置づけとしては多分ちょっと劣る。
そもそも神武天皇は伝説上の存在なのだけど。多分、当時の豪族の中心的存在の誰かがここに拠点を置いたのが実際なんだろう。

橿原神宮の境内。後ろに見えるのは畝傍山。
そういえば、初瀬は蝕雷で沈没したし、畝傍はフランスからの回航中に消息を絶ってますね。

めちゃくちゃ広い拝殿。
土地を購入した明治政府の力がすごかったのか。
単になにもなくて安い予算で広い土地を買えたのか。


キジバト。
カメラを向けたら逃げるかどうかちょっと迷ったようだったが、何を思ったのか逆にこっちに近づいてきた。

境内では菊花展をやっていた。そういえば丁度季節だね。
これは一文字という、皇室のご紋になっている菊。



そして神宮の隣の池には小さなカモがいっぱい泳いでいる。
人を全然怖がらずすぐ近くまで近づいてくる。

猫もいた。クリーム色で毛艶も良くてきれい。
獲物には不自由しなさそう。

とにかく数が多いので、見ていて飽きない。
眺めていたら近所のおじさんがやってきて餌をやり始めたので、一斉にそちらに向かっていった。

100羽ぐらい集まってきているが、何しろ小さいのでそれほど迫力はない。
ちなみにやっているのはかっぱえびせんだった。

そしておこぼれがほしくておじさんの足元をハトがうろうろしている。

そして猫までやってきた。
岸に近づくカモを狙うのかと思ったら、おじさんからかっぱえびせんをもらってカリカリ食べている。
それでいいんだ……。
そんなこんなでとにかく面白いので、おじさんがエサをやり終わるまで眺めてしまった。
最後に猫を撮ろうとしたら、こいつも何かくれると思ったのか寄ってきた。

ごめんよ、長谷寺で買った草餅しか持ってないんだ。
求めているのはそういうのじゃないよね。

そろそろ日も暮れてきたし、帰ろうか。
二ノ鳥居側から一の鳥居とその向こうの山を撮ってみた。
帰りは駅の階段すら苦痛だったことを、ここに報告します。
突然だが奈良に来ている。
実は11月に京都と奈良の自衛隊の基地や駐屯地を回る研修をする予定だったのだが、災害派遣がかさんだために中止になってしまった。
もともとついでに観光地を見るつもりでいたので、この際自分で奈良旅行をしてしまおうと思った次第。
奈良なんて小学生の頃家族旅行で東大寺に行ったっきりだな。
この辺の歴史は割と学期の最初の頃にやるから、むしろ京都より覚えていることは多いのだが。

というわけで、とりあえずは無難な法隆寺にやってきた。
着いたのは朝9時半頃。平日なのであまり人もいないだろうと思いきや、10時を過ぎたあたりから小中学生の遠足や修学旅行とおぼしき団体が陸続とやってきて、あっというまにあたりが制服や黄色い帽子に埋め尽くされてしまった。
まあでもみんな行儀が良いし、ガイドさんの説明をさりげなく立ち聞きして楽しんだりとかできたから面白かったけど。

秋に咲く十月桜と紅葉のコラボ。
急に寒くなったので結構あちこち赤や黄色になっていた。

日本最古の門。
日本最初の寺だから当然といえば当然だが、法隆寺にはこういう「日本最古」が無造作にあちこち転がっている。

聖徳太子の供養のために建てられた夢殿。
たまたま秘仏の救世観音を公開していて見ることができた。

ここは法隆寺ではなく、聖徳太子のお母さんに由来する中宮寺。
もともとは違う場所にあり、1度絶えたがその後今の場所に再建されたらしい。
本堂は水の上にある珍しい形だが、行った時は掃除中で水が抜かれていた。
ちなみに、ここの本尊も教科書でよく見る頬に片手を当てた菩薩半跏増。
ううむ……なんだろう。思ったより感動はなかったな。
なんというか……僧侶の姿が全くなくて、受付とか案内とか整備とか、いるのがボランティアのおじさんおばさんばっかりなのですよ。
一応、聖徳宗という宗派の現役の総本山ではあるのだが、生活臭のない観光地を見ているみたいな感じに見えちゃったのかもしれない。
それでも結構ぐるぐる回って次の目的地、唐招提寺に行こうとしたのだが、地図を見たら歩いて10分ほどの所に藤ノ木古墳があったので足を伸ばすことにする。
ここは盗掘を全く受けず、豪華な副葬品がそのまま、しかも人骨とセットで見つかったという希有な古墳なのだ。
せっかく来たんだからひとつぐらいは有名な古墳も見ておきたい。

斑鳩っぽい雰囲気の写真。
斑鳩という地名は、一説によれば鳥のイカルが多いかららしい。

そして藤ノ木古墳。
えぇ……。
いや、作られた当初は確かにこんな感じだったのだろうけど……なんか思ってたのと違う……。
そして、中に入ることはできないが、出入り口のガラス窓から中がのぞけるという。
人が近づくと自動で中に照明がつくとのことなのだが、なんと照明が故障中で見えるのはほぼ暗闇。ひたすら見てると遠くに微妙に常夜灯みたいな小さな明かりがあるっぽいぐらいしかわからない。
「ガラスに顔を近づけて目をこらし、闇に目を慣らしてご覧ください」とか書いてあるが、そんな10メートル先の闇を見通すとか超人的な能力はないので、カメラのF値に頼ることにする。
行け、G9X!
もっとも、副葬品とかは全部近くの資料館に移されてるんだけどね。
そこを見てから、改めて唐招提寺に向かうことにする。

法隆寺から唐招提寺まではバスで40分ほど。
途中の道路を歩いていたセキレイ。

唐招提寺の駐車場のあたりにボンネットバスが停まっていたが、なんだろうか。

唐招提寺。これも教科書で有名な鑑真座像があるお寺。
普段は公開されてないけれど。

数々の伽藍からはずれた奥のほうに、ひっそりと鑑真の墓(御廟)がある。

墓。
あの鑑真がここに葬られているわけですよ。
教科書でしか知らなかった鑑真とここで向き合ってるわけですよ。
なんかすごい。

そんな感動にひたりながら墓の周りを回ると、墓を囲むように作られた池にはカルガモがいっぱいいいた。


御廟を出て境内をぶらぶらしていたら、すぐ近くまでやってきた鳥。
調べたらマヒワのメスみたいだけど、あまり人を怖がらないのか、カメラを向けても結構な時間ちょろちょろしていた。

なんかの建物。
実はここも僧侶の姿を全く見かけない。
律宗という宗派の総本山ということなのだが、観光向けの運営は外部やボランティアに任せて、お坊さんたちは本業である修行に集中しているということなのかな。
そんなわけで、法隆寺と違って感慨にふけりながら唐招提寺を後にしたのだが、この時点でまだ15時過ぎ。
もうちょっと法隆寺の近所の寺とか神社とか回れば良かったと思いつつ、奈良国立博物館で正倉院展が今日までだったのを思い出した。
ネットで混雑状況をチェックすると、行列はなし、快適にご覧いただけますということなので、行ってみよう。

そして現地で、入場料1,100円がなんとご即位記念で無料ということが判明する。
しかも確かに並んでいない!
これはもしや超ラッキーな可能性?
……結論から言うと、上野の「正倉院の世界展」より若干ましという程度だった。
まあ、辛抱強く待っていればそのうち前が空いて最前列で見れるので、そういう意味ではそれほど悪くなかった。
しかし奈良、想像以上にボリュームがある。
名所と名所の距離がそれほど離れていないので回るのは割と簡単だが、何しろ数が尋常ではない。
多分これ、きちんと見ようと思ったら1週間ぐらいいる覚悟でないと駄目だわ。
また「正倉院の世界展」(後期)に行ってきた。
だって、後期限定展示の白瑠璃椀と紺夾纈絁几褥見たかったんだもの。

今回はついでにこれも見てきた。
うん、まあハプスブルクって感じ。
図録を買う予定はなかったんだけど、好きな絵が絵はがきになっていなかったので結局買ってしまった。
今回は18時頃に入ったのだが、入場規制はしていなかった。
まあ激混みは相変わらずだったけど。
白瑠璃椀は写真と全然印象が違った。
ガラスならではの透明感とか微妙な色とか、1500年前の物とはとても思えない。
恐らく、当時のガラスがそのまま保存されている世界でも唯一の例だと言うけど、そういう背景を抜きにしても単純に美術品として美しい。
紺夾纈絁几褥とはこれ。
これを風呂敷にしたグッズを売っていたんだけど、思わず買ってしまった。
上野の「正倉院の世界」展へ行ってきましたが、うっかり書きながら寝落ちしてしまったので後出しアップします。
というわけで、まずは前座で国立科学博物館の「ミイラ」展。

生々しいんだか生々しくないんだか分からないメインビジュアル。
ちなみに写真撮影は全面禁止。まあ当然ではあるのだが。
興味がある人はナショナルジオグラフィックとかで写真特集してるから、検索してみて。
当然ながらというか、ミイラは移動や保管に大変気を遣う遺物なので、例えばツタンカーメンとかアイスマンとかロザリアちゃんとかの超有名どころはレプリカや画像での展示となっているが、世界各地のミイラ文化(自然ミイラもあるが)を大枠から紹介するのはいい催しだと思う。
ところで、展示物が展示物なのであまり宣伝もしてないようだから、多分すいているだろろうと思って安心してたら激混みだった。
みんな死体好きだな!
ミイラを堪能した後、国立博物館へ向かう。
途中、何やら明かりのイベントをやっていたらしく、いろいろ光っていた。
ところが18時ちょっと前のこの時点で、「正倉院の世界」展は入場規制をしており10分待ち。
10分なら待てないこともないが、そういう状況なら入ったとしてもすし詰め状態だろうし別の展示を見ながらすくのを待とう。
というわけで、これまで見る機会のなかった法隆寺宝物館に行くことにした。

ここは特に禁止されてる展示以外は写真OK。
仏様の後ろからそっと顔を出してるお坊さんがお茶目。
多分、これを寄進したお坊さんの姿とかなんだろう。


伎楽面。ここは土日しか公開してない。
伎楽とは台詞のない舞踊喜劇のようなもので、宗教儀式の時に民衆に向けて演じられたものだそうな。
左のは忘れたけど、多分嫌がる妓汝に言いよって力士に懲らしめられる崑崙という野蛮な外国人奴隷。
右のは酔胡従といって、酔っ払った王様に振り回される従者の面。
地味だけどなかなか面白かった。
さて、正倉院の方はといえば、帰る人の流れの方が多くなっていて、入場規制も解けている。
そろそろ行ってもよさそうだな。




当然ながら会場内は撮影禁止だが、別途撮影可能なコピー品を置いてあるスペースがある。
かの有名な五弦の琵琶と、螺鈿紫檀阮咸(らでんしたんのげんかん)。オウムがかわい……くないなあんまり。
当然ながら宝物もすごいが、正倉院の宝物管理のしくみを垣間見ることができたのも面白かった。
ここでは収蔵品から剥がれ落ちたり、劣化の上分解した果てのゴミみたいなものでさえも、宝物の一部として厳重に管理分類している。
将来の修復の可能性や、研究のためとのことだが、その徹底ぶりはほんとすごい。
すごいといえば、五弦の琵琶すごかった。完全になめてた。
表面はまあふーんという感じだが、裏面と側面の鼈甲の感じや螺鈿装飾、貝の輝きが作る立体感まで計算した花弁の表現とかもういつまでも見ていたい感じ。
実は現在見られる物は、経年劣化で分解し、装飾なんかも剥がれ落ちていたのを明治時代に修復したものだそうだけど、昔の人ほんとすごい。
そういえば、噂の白瑠璃椀がなかったけど、これは後期の展示かな?
人がいっぱいで展示品に近寄れない事が多いし、ディテールが見えにくい事も多かったので、近距離用の双眼鏡とかあってもいいと思った。
実際、片目用の使ってる人結構いた。
土浦全国花火競技会に家族と泊まりがけで行っていたため、まとめてアップします。
というわけで、昨年は花火ガラで観客が火傷して序盤で中止になってしまった土浦花火大会。
今年も何というかぐだぐだな感じに終始したのだった。
今回、撮影にはデジカメではなく、花火写真に定評のあるGoogleのPoxel 3aを使ってみた。
感想としては、最終的に物をいうのは撮影タイミングと構図というごく当たり前の結論に行き着いたが、逆に言えば、この2つさえなんとかできれば素人でもそこそこの花火写真が撮れてしまうわけで、テクノロジーの底上げ力恐ろしすぎる。

とりあえず試し撮りの夕焼け。
似たようなグレーの階調の中で、雲の立体感もそこそこ潰れず表現できている。
以下花火。







ここまで夜景モード。
スマホの小さな画面では気付かなかったが、PCの大きな画面で見てみるとなんだか異様に立体感が強調されている。
この強調され具合、どこかで見たことあると思ったら、ハッブル望遠鏡が撮影した星雲の写真だった。
夜景モードは早い話が長時間露光&合成なのだが、環境によってはシャッターを押してから露光が開始されるまでに長い時で1秒程度の間が開くため、シャッターを押し損ねたかと思って動かしてしまって失敗するパターンが割とあった。
地味にこれがイラつくので、途中から普通の撮影モードで写すことにする。








ここで今度困ったのは煙。
どうやっても煙が花火に写り込んでしまうのだ。しかも肝心の花火を隠す勢いで明瞭に。イオンモールの仕掛け花火なんて、煙が写りすぎてロケット打ち上げたみたいになっている。
多分、撮影したのが桟敷席で、丁度花火の光を反射する煙を間近で捉える位置になっていたからだと思う。遠くからだと煙の明るさも落ちるので、このような羽目にはならないと思われる。
あと、通常モードだと拡大した時にやっぱり夜景モードよりピントが甘く画像も粗い。
うーん、これはどちらで撮影するか、悩みどころだな。
花火大会の方は、花火ガラが観客の方に落ちて中断→再開→花火の一部が開かないまま落ちて安全確認のため中断→危険地帯にいる客を移動させるため中断延長→再開→危険地帯の客がどかないためスターマイン中止→単発打ち上げのみ再開→時間切れでいきなりフィナーレ、という次第だった。
少なくとも、対岸から見ている限りでは、去年のように風に流されて想定外のところに花火がぶっとんでいったという感じではなかったのだが(破片の落下地域はプログラムに記載されている打ち上げ範囲内におさまっているように見えた)、まあ、第三者に真相が分かる事は永久にないのだろう。
しかし2年続けてトラブルとか、来年以降はどうするんだろうか?
「マレフィセント2」を見てきた。
結論から言うと、世の父ちゃんと息子は日頃から母ちゃんの不満にはちゃんと耳を傾けるようにという話。
全体的にいろいろ詰め込みすぎて作りが荒くなり、結構ツッコミどころも多いのだが、際だっていたのが悪役令嬢ならぬ悪役王妃のイングリス。演じたミシェル・ファイファーの徹底した役作りのおかげで、周囲に対していろいろと鬱屈した物を抱えた挙げ句の悪への暴走という、ある意味共感しやすい人物像に仕上がっている。
アンジョリーナ・ジョリーも悪くはなかったけど、何というか、自分の中でどう演じるべきか定まってないまま演じてる、みたいな感じがあって、ちょっと違和感があった。
序盤の晩餐で、挑発を続けるイングリス王妃と次第にイラついていくマレフィセント、そしてなすすべもなく巻き込まれていく国王と王子の図はなかなか面白かった。多分一番の見所はここでいいと思う。
あと、エル・ファニングがうまくなってた。
「トイ・ストーリー4」を見てきた。
とりあえず、野良おもちゃを極めたボー・ピープのできる女感が半端ない。
野良おもちゃたちのリーダーとして的確な指示を飛ばし、巧みな交渉術で相手の協力を引き出し、カウボーイ人形のウッディと同レベルかそれ以上のアクションもこなす。それでいて女らしい上品さも忘れない。基本的に迷うタイプのウッディと比較すると、その潔さが際立っている。昨今乱立している男と並んで活躍する女性キャラの中では成功している方だと思う。
作品そのものについては、もう安定のという枕詞がつくぐらいの出来の良さ。
なのだが、前作でおもちゃたちの立ち位置が子供視点から大人視点に変わっており、今回もそれに沿った、ありていに言えば大人に対してお涙ちょうだいが成立するラストシーンとなっていて、そのあたりにどうしても違和感を感じる。
これまで、持ち主のいないおもちゃは基本的に悲惨な立場であるとして描かれてきた。
それが急に、ボー・ピープをして、今作では「自由なおもちゃは素晴らしい、1人の持ち主に縛られることはない」と言い始める。
だが、「誰かのもの」になることを拒否する彼らは、自分たちのおもちゃとしての存在意義をどう維持し続けるのだろうか。
そもそも、この映画を見た子供たちが、おもちゃにとって自分のそばにいることが最上の幸福ではないと「知る」事は、果たしていいことなのだろうか。
そういう意味では、制作側は決してやらせてはいけない事をやらせたような気がしないでもない。
あと、単純に、持ち主がいないということは、誰からも大事にされないという基本的な事から目をそらしている感がある。
壊れても直してもらえない(現にボー・ピープは折れた腕をテープでぐるぐる巻きにしてかろうじてくっつけている)、誰からも大事にされず、無責任に扱われ、壊れても誰からも振り返ってもらえない。それが本当に幸福なのだろうか。
1人の物になっていたって、不要になればよそにやられたり捨てられたりするのは同じということなのかもしれないが、考えれば考えるほど首をかしげてしまう。