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本物の訓練見てきた

 朝霞駐屯地の日米共同方面隊指揮所演習(YS-77)を見てきた。
 これは陸自と米陸軍が共同で行う日本が侵略された時の対処演習。指揮所演習なので、実際に部隊が動く訳ではなくて、ネットワーク上の処理だけで作戦とかがシミュレーションされるもの。毎年1回、各方面隊持ち回りでやっていて、確か5年ぐらい前にも1回見ている
 総火演みたいな見せる用の展示ではなくて本当の訓練なので機密性も高く、カメラやスマホは受付の時に預けなくてはならないし(ブリーフィングすら撮影禁止になっていた)、訓練が行われている建物とかはまわりに鉄条網が張り巡らされていて、見学者であることを照明する身分証をぶら下げた上でいちいち検問を通らないと出入りできない。
 あちこちに迷彩服を着た陸自や米軍(たまに海自とか空自とかカナダ軍とかオーストラリア軍とか)がウロウロしているし、駐屯地内の広場には多分100近くカーキ色のテントが作られていて壮観だった。


 受付のこの看板だけ撮影OKだった。
 送迎バスの中からこっそり撮ってSNSに上げてる人もいたけど、そういう事するから縛りが厳しくなっていっちゃうって気付かないんだろうな。

 訓練の内容は、日本海側数ヶ所から侵攻を受けたので、日米が共同で叩き出すというもの。訓練そのものは12/3に侵略の兆候を察知するところから始まっていて、今日あたりは丁度上陸してきた敵部隊とガチで戦闘している所だった。
 当然ながら、こういう場合は戦闘部隊だけ動けばいいという訳ではなくて、後方でも、物資輸送や負傷者救護はもちろん、法的トラブル回避、航空部隊が動くための空域管制の調整、広報、果ては戦死者や捕虜の扱いといったものまで、本当にいろいろな活動をしている。かいつまんで見ただけだが、日本のようにどこにでも人が住んでおり、土地は必ず誰かの物である場所で戦争をするのは本当にややこしいんだなというのが良く分かった。


 非公開だけどパンフレットはある不思議。
 まあ実際は結構見学者がいたからな。


 誰がデザインしているのか、やたらかっこいいエンブレム。

さよならファントムこんにちは代々木

 百里基地航空祭(特別公開)と自衛隊音楽まつりをハシゴしてきましたが、さすがに疲れたらしく頭痛がするので後でアップします。

 復活しました。

 というわけで、百里基地航空祭(特別公開)と自衛隊音楽まつりに行ってきた。
 特別公開というのは、一般公開の前日に近隣住民限定で希望者に公開される事前予行。知人が基地側から招待され、域外の人も同伴可ということで連れていってもらった。
 なお、百里基地の最寄り駅、石岡駅から今回音楽まつりをやる代々木体育館最寄り駅原宿まで、常磐線特急を使えば約2時間。基地祭が14時半終了なので、基地祭名物大混雑をなんとかかわして頑張れば間に合う計算ではある。


 時刻は7時。朝日を浴びるブルーインパルスとF-4ファントム。
 というか寒い。気温は氷点下3度らしい。
 ファントムは実に50年以上に渡って使われてきた機種で、おじいちゃんと呼ばれて親しまれているが、さすがに耐用年数やらなんやらの関係で今年度いっぱいで全機退役が決まっている。
 なので、こういう姿を見られるのはこれが最後。


 偵察機型。カラフルなのは迷彩。


 ファントムを見ていたら、海自のP-1が展示されに厚木から飛んできた。


 百里基地でP-1がブルーインパルスの後ろを通っていくという、割とシュールな風景。
 ついでに、左端に見える山は筑波山。雲一つないのでブルーがスモーク引いたら筑波山からでも見えそう。
 ちなみに、丁度P-1と重なる位置にあるブルーの垂直尾翼に番号がないが、どうやら不具合で代替機を使っているかららしい。



 始まるまで1時間半以上あるので、展示機をぶらぶら見に行ってみる。
 四季のモチーフをペイントしてあるF-2がきれい。



 正面顔シリーズ。ずんぐりしたのがC-2、しゅっとしたのがP-1、まっすぐなのが多用途支援機というふんわりしたカテゴリのU-4。


 基地防衛用の対空砲も展示してた。


 オープニング飛行の準備のためにタキシングに入るファントム。


 次々と離陸していく。


 ついでに茨城空港から特別塗装のスカイマークも離陸。


 オープニング飛行が来るまでの間観覧車(とプログラムには書いてある)でも撮っていよう。
 F-35の方はミサイル積んでたりブルーの方は実機と機体番号をちゃんと合わせていたり、無駄に作りが細かいな……。


 オープニング飛行来た!
 この百里基地でしか見れない、しかも今年が最後のファントムの6機編隊飛行。
 ていうか全機増槽つけてるんだけど、今日は一体どれだけ飛ぶつもりなんだろう。


 そしてファントムが通り過ぎた直後にやってきた別の編隊。
 かなり受けてた。


 遙か上空を飛ぶ民間機の近くを通り過ぎるファントム。


 そして着陸すると出てくるかわいいパラシュート。
 大好きなんだけど、これも今日で見納めかー。


 続いて百里救難隊によるいつもの救難展示。
 災害が増えてるから大変そうだな、彼らも。


 どれだけたくさんの機種を1枚の画面に入れられるか試してみた結果。
 右のF-15が切れたのが悔やまれる。


 ずらりと並んだサメ顔ファントムと、高度を下げて着陸していくH-60の後ろ姿。
 他の基地だとすーっと垂直に降りる事が多いから、こんな風に固定翼機みたいな角度で着陸するのはちょっと珍しい。


 F-15。
 今日はファントム祭りなので、飛んだのはこの1回だけ。


 そしてブルーのパイロットが整備員と一緒に搭乗準備をし始めた。
 この基地祭ではブルーは午前中に飛ぶ。
 観客がブルー目当てとファントム目当てに明確に二分されるので、ブルー目当ての客を早めに帰して混雑の分散を狙っているのではないだろうか、と思うが定かではない。

 ブルーといえば、救難展示の間、1人だけ展示には見向きもせず全然違う方向にカメラを構え続けている多分アラサー女子が近くにいて、何だと思ったらブルーを整備する整備員をひたすら撮り続けているのだった。
 しかも大きなズームレンズで、整備員の一挙手一投足を、執拗に何枚も何枚も。
 なにそれこわい。

 閑話休題。


 準備を終えて手を振りながらタキシングしていくブルー。
 そういえば、プログラムには通称儀式ことウォークダウンがあったが、実際にはそんなものやらずにパイロットたちはさっさと乗って出発してしまったな。
 本番じゃないからかな?
 まああれ退屈なだけなんで、ないならないで全然かまわないというか、むしろありがたいんだけど。


 タキシング中の全機尻。
 誘導路の場所と角度によっては見れないちょっと珍しい構図。


 ……と思ったら、滑走前の最後の点検で3番機に異常が見つかったらしく、今回の展示は5機体制となった。
 5機が離陸した後、とぼとぼと戻ってくる3番機。
 パイロット一番張り切ってたのになあ……気の毒に。

 とはいえ1機足りないだけで、天候には全く問題なかったので、プログラムは6機いないとできない星とかを除いて予定されていたものは全部実施になった。


 整備員に囲まれる3番機の上空を粛々とスモークを吐いて通過していくブルーインパルス。


 しかしやっぱり1機足りないと微妙にバランスが悪い。


 そして地上ではただごとではない感じになっているが大丈夫か。


 太陽光の加減か、スモークの陰影が強調されて絵画みたいな雰囲気になっている。
 入間ではこんな写真撮れたことないな。太陽の高さとか関係するんだろうか?


 筑波山とブルー。


 これまで狙っても撮れなかったタッククロスに初めて成功。


 2番目に好きなやつ。
 ちなみに1番好きなのはコンバットブレイクだが撮り損ねた。


 帰ってきてからもパイロットたちは無造作に退場していった。
 ちなみに3番機のパイロットもさりげなく混じって帰って行った。


 午後はファントムの独壇場。
 模擬スクランブル発進と機動。黄色いのは特別塗装機。
 スクランブル機動では、上の方で写真を撮った対空砲(写真とは別のもの)が上空のファントムを空砲で迎撃し、対するファントムは爆撃とバルカン砲の地上攻撃動作を行うという大変シュールな模擬戦闘が行われた。
 実は対空砲見たかったのだが、距離が離れていていけなかった。残念。


 そしてトリを務めるのはまた偵察型。



 同じ頃、地上では3番機がひっそりドナドナされていっていた。


 パラシュートも撮り納めかな。
 同じシステムは実はF-2にもあるそうだけど。

 これで飛行展示はおしまい。
 後は地上展示をぶらぶら見ながら代々木第一体育館に向かうことにする。


 こちらは今回飛ばなかった展示機。


 機体に描かれている年号は、ファントムがデビューしてから退役までの歳月。
 艦艇だって30年そこそこが寿命というのに、これだけ長く使われているということは、やっぱり名機なんだろうなあ。

 なお、百里は来年は航空観閲式。
 再来年の航空祭では、F-2が代わってやってくるらしい。

 というわけで百里を後にし、今度は代々木へ。
 一緒に行く予定の妹と合流し、会場に入ったのだが、なんだか今回手荷物検査が厳しかった。
 いつもはバッグのメイン部分をを開けてひととおり見せればおしまいなのだが、今回は収納可能な場所は全部開くように言われ、手を入れて中まで探られた。
 百里基地で買った羊羹とかぎんなんとか芋がらとか(地元のおばちゃんが野菜や果物を商品に出店していたのだ)を晒す羽目になって非常に恥ずかしかったのは言うまでもない。


 ちょっと時間が遅かったので2階席。
 楽屋裏?で最後の練習をしている人たちが見える。


 オープニング。
 代々木体育館は会場を挟んで観客席が両側に分かれている。
 正面は赤い貴賓席がある場所なので、基本的に演奏者はそちらに向かって演技をする。ちなみに今回座ったのは反対側。
 一応、こんな風に反対側も向いてやってくれる場合もあるのだが、大体は演奏者の背中を見ることになる。


 人文字「令和」。


 陸自と儀仗隊。


 海自は今回、ベートーヴェンのメドレーをピアノコンチェルトで演奏という変わった演目だった。
 でも最後はいつもの通りの軍艦マーチだったけど。


 在日米陸軍。


 米海兵隊。


 陸海空時と合同演奏。
 楽しそうだ。


 ゲストバンド、ベトナム人民軍総参謀部儀礼団軍楽隊。
 国旗の星を人文字で描き、その名も「ベトナム」という歌を高らかに歌い上げる姿に、何というか確かに共産主義国家だなと納得してしまった。



 こちらもゲストバンド、ドイツ連邦軍参謀軍楽隊。
 ベルリン・フィルとも共演できるレベルの高さらしいが、それ以外にも人文字が非常に巧みだった。
 3枚目で「日本♡」と書いてきたり、退場時には軍の紋章である鷲の姿を描いて羽ばたかせながら去っていったり、さすがベルリン・フィルのお膝元だけのことはある(違う)。
 ちなみに妹がエーベルバッハ少佐と同じ制服だと感動していたが、そこか? そこなのか?


 空自。
 パターンは毎年一緒なのだが、毎回華やかに見せてくる演出力はやっぱりすごい。



 ゲストバンドと陸海空勢揃い。米軍が相手の時とは違って今度はまじめ。
 しかし真ん中の箱ドラムの意味が分からないのだが、何だろうか?


 太鼓。


 フィナーレ。


 指揮者退場。

 背中ばかり見る羽目になった割には、なかなか面白かった。
 しかし、来年もここでやるなら、もうちょっと両面に配慮した構成にしてほしいな。


 退場者の波。
 一応流れてはいるようだが、あの状況だと会場の外は大混雑しているのではないだろうか。


 とりあえずコロコロの儀式を見ながらすくのを待って帰ろう。

中央の音楽聴いてきた

 公募で当たったので、陸自の中央音楽隊定期演奏会に行ってきた。
 各方面隊(いつも行ってる東部方面隊とか)は各方面総監の管轄だが、中央音楽隊は防衛大臣直轄で言ってみれば格が高い。これまで東部方面音楽隊の演奏会しか聞いたことがなかったので、ちょっと楽しみにしていた。


 パンフもそこはかとなく東方音楽隊よりオシャレ感が。


 君が代とスラヴ行進曲しか分からん。

 仕事を抜けられなくて前半は最後の曲しか聴けなかったのだが、東方音楽隊では時々見られる曲によるできのムラがないのはさすがだった。
 というかこれは指揮者の問題なんだけど。
 指揮者といえば、後半のメインとも言える2曲を客演ということで民間の指揮者が振っていた。カラヤンのアシスタントから各地の交響楽団の常任指揮者を務めたというそうそうたる経歴の人で、確かにレベルが違う美しい演奏だった。
 奏者にとっても隊長ばかりでない別の指揮者の指揮を受けることはいい勉強になるんだろうし、こういう経験をさせてもらうところが地方の音楽隊と中央音楽隊の差なんだろうけど、自衛隊の音楽隊が外の指揮者に振ってもらって演奏会というのは、なんだか慣れない立場からするとかなり奇異に見える。

 あと、席が指定席だったんだけど、なんだか天井桟敷みたいな3階席で、舞台がほとんど見えなかったのに閉口した。
 音響がいいホールだったので聞くには不自由しなかったが、周囲を見ると座っている人もまばらだし、寝てるのを見られたくない立場らしい人たちがわざわざ移動してきてるし、もしかするとオーバーブッキングかなにかで慌てて作って押し込んだ席? なんて邪推が働いてしまうような席だった。

恒例の陸自夏祭り

 総火演予行に行ってきましたが、寝落ちするため明日更新します。

 復活しました。
 というわけで、本番前の練習ということで、発射タイミングがずれたり着弾地点が予定とだいぶ違っていたり、そもそも砲が故障したりとなにかとやらかしてくれる総火演予行。
 今年は何が起きるだろうか。


 整備中。


 曇ってはいるが、雲底は丁度一番遠い着弾地点の上あたりでとどまっている。
 晴れると写真映えはするけど死ぬほど暑いので、実際に見るにはむしろこのぐらいの天気のほうが楽でいい。
 なお、今年から、各着弾予定地点に番号や数字が直接表示される(看板ともいう)親切仕様になっていた。
 毎回「3の台を狙います」とかアナウンスされてもどこだかわかんなかったので、これはポイントが高い。


 見たことない車両が出てきたと思ったら、今年制式化されたほやほやの19式装輪155ミリ榴弾砲だった。
 これだけの砲を普通の車から撃てるとか、どんなサスペンション装備してるんだろ。
 砲の付け根部分の色が違うけど、これが駐退機なのかな。
 右の写真とか、前方に写ってるFH70と比べると発射機構がずいぶん複雑。


 そして見せただけで去っていく155ミリ榴弾砲。まあまだ試作機らしいのでしょうがない。
 ところで砲手はそこに乗るんですか。

 今回も写真は適当に撮っているだけで、プログラム的にも飛び飛びなのだが、去年に比べて新しい展開が多かったため、ちょっと真面目にしておけば良かったと後悔している。


 前段。自走して撤収するFH70とすれ違いに会場入りするCH-47チヌーク。
 去年まではチヌーク登場はもっと後だった。



 迫撃砲を牽引したジープが出てくる。これも今年初めて。


 砲弾出てる。


 毎年1台だった87式自走高射砲が今年は3台。
 もっとも手前の1台は撃たずに砲塔をくるくる回しているだけだった。


 戦車壕(これも今年初めて)から砲撃する10式戦車と、その後ろでお片付けの準備をしている高射砲。


 10式と連携しながら会場につっこんでくる16式機動戦闘車。
 通りすがりに気軽に撃っていくので音がすごい。


 そして唐突にチャフを撒いたのでびっくりした。


 でかいので何をやっても迫力がある90式。
 履帯に鉄の泥よけ(というか攻撃よけ)がついてて走行音にカタカタキシキシ金属音がするのが10式との区別ポイント。


 いつもの風景。

 ここで前段終了。
 今回は複数の種類の違う装備が一緒になにかをするパターンが多いので面白い。



 後段に登場した見せるだけ機材。
 はっきり名前を言わなかったんだけど、どうやら電波妨害とか敵の通信の傍受と周波数解析とかの電子戦を行うための装備らしい。


 シナリオは今回も島嶼部に攻めてきた敵を撃退する話。
 この10式は、上陸しようとする敵の船団を狙っている。
 これ以外にも空自のF2による爆撃とか、海自の護衛艦による対艦ミサイル攻撃とかがあるのだが、天気が悪いのでF2は来なかったし、海自に至っては陸に上がれないので、会場に設置された説明用のスクリーンに投影されただけだった。


 攻撃をかいくぐって上陸してくる敵を文字通り水際で食い止めるために、かっこ悪い水陸機動車に乗った人たちが阻止線を形成する。


 水陸機動車が敵に対している間に、AH-1コブラに護衛されたUH-60が偵察隊を降ろすために着陸する。



 続いてチヌークが2機。
 最初のはロープで隊員を直接、次が着陸して車両を降ろしていく。
 この辺になるとめまぐるしくて何が起こってるのか良く分からなくなってくる。


 またチャフ。
 今年は大盤振る舞いだな。


 偵察装甲車と偵察用バイク。
 バイクは今年は飛ばなかった。


 こちらはヘリが来るとき常にこれもくっついてきてるんだけど、ちょっと離れて飛んでいるので写真に入りきらない事が多いかわいそうなOH-6。


 10式と装甲戦闘車(真ん中の砲が細いの。履帯だが戦車ではなく普通科兵器)が一緒に陣を組んで戦闘をする中、兵士を乗せた96式装輪装甲車が走り込んできた。


 続いて90式がわらわらと。


 いつものフィナーレ。

 前に行った富士学校の時と同じでやたら解説しているだけというのが多く、最初は退屈だったが、後半に景気よくいろいろ登場するので面白くなった。
 そういえば、今年は着弾地点が予定と違ったぐらいではっきり分かる大失敗案件はなかったな。
 あと、異機種連携はいい試み。実際にこういう事をやるのかどうか知らないけど、来年もやってほしい。

 そして、今年は夜間演習があったのだ!
 直前まで雨が降ったりやんだりしていたので、半分あきらめながら会場に行ったのだが、雲がそれほど低くないということで決行になった。


 照明弾でよく分かる雲の高さ。
 手前の緑色の明かりはずらりと並んだ戦車や装甲車や迫撃砲。


 照明弾の位置が近いので、さらに車両のシルエットまでもが見えている。

 夜間も少しやり方が変わっていて、暗闇の中での車両機動が加わった。
 前はあらかじめ決められた場所に並んで撃っているだけだったのだが、今回は真っ暗闇の中、暗視スコープだけを頼りに移動してきて所定位置にぴたりと停める技も見せてくれた。

 おまけ。

 なんか会場の照明の上に乗ってた。

恒例の富士に行く

 毎年この時期の風物詩、駐屯地見学と総火演(予行)。
 今年の駐屯地見学は北富士駐屯地。


 ここにいるのは火砲の部隊。
 昭和35年に地元の誘致活動からできた駐屯地であり、山梨県唯一の駐屯地でもあるんだって。

 着いたのが昼だったので、ご飯を食べたり駐屯地の概要について説明を受けたりした後、訓練の見学。
 陸自で唯一、この部隊だけが担う礼砲発射を今回は見た。


 礼砲発射待機中。
 海自の礼砲と違うのは、海外の偉い人がやってくる空港に都度出かけていって撃つこと。
 海自は観音崎に専用の場所があって、そこを艦艇が通過した瞬間に撃つのだが、この部隊はこんな風に空港に待機していて、飛行機のドアが開いて偉い人が姿を見せた瞬間に撃ち始めるんだとか。


 迷彩服に白手袋がシュールだが、実際にやる時は制服着用に白手袋となる。

 実際に撃つとこんな感じ(ちょっと長い)

 撃ち始める場所を間違えたり、ズームとパンを間違えたりしてるのは内緒。


 散らばっているのは撃ち終わった後の空薬きょう。


 普段は、終わった後の接近タイムにはいろいろと隊員の人から話が聞けるのに、この部隊はこうやってじっとしたまま微動だにしない。
 いわゆる儀仗隊と同じようなスタイルなのだろうが、なんというか非常にやりにくい。


 我々が離れて体験乗車などやり始めたら、ようやく姿勢を解いて片付け始めた。


 お疲れ様ー。


 そしてこれに乗ってきた。

 礼砲も発射手順は普通の砲と変わらないらしいが、儀仗の意味もあるためか、ひとつひとつの動作がきれいに儀式化されていて面白かった。

戦車と神様

 陸自富士学校の創立記念行事。
 富士学校とは、主に幹部や曹に対して戦車や火砲の訓練をする学校で、その名の通り富士山のふもとの須走にある。
 何しろ御殿場駅から路線バスだと30分、しかも来るのは1時間に1本程度と交通の便が異常に悪いので、10年近く前、試しにバスツアーを使って来てみたことがあるのだが、今はどうなっているのだろうか。
 というかなんか風が強いし雨がぱらつくしで寒いんですけど。


 とりあえず真っ先に目についたのが、遊具化されている16式機動戦闘車。
 中がエアクッション状の滑り台になっている。当然ながら小さいお友達限定。
 一体どんな発注して作らせたのか気になってしょうがない。


 式典までちょっと時間があったので、ぷらぷらと展示品を見て回る。


 式典会場ではすでに隊員が整列していた。
 式典が終わったらすぐに乗り込んで行進ができるよう、最初から車両が後ろに待機している。
(あと敷地が狭くてここしか置き場所がないというのもある)


 式典でやるのはまあいつものとおりのプログラム。
 学校長の巡閲とか、学校長の訓示とか、来賓祝辞とか来賓紹介とか祝電紹介とか……。


 やっと終わったので、行進に向けて車両に駆け足。



 一斉に乗り込むとエンジンを吹かして順番に行進開始位置に移動していく。


 行進始まるよー。


 なんかシートがかかったまま行進していった何か。
 雨に濡れたらいけないものなのか、見せたらいけないものなのか不明。


 無人機(の尻)!












 後はとりあえず適当に。
 さすが学校なだけあって、戦車回収車とか架橋車とか普段あまり生で見れない物を揃えている。

 で、この次は訓練展示なのだけど……正直あまり面白くなかった。
 前に来た時は(10年近く前だけど)、ちゃんと敵味方に車両が分かれて戦ってくれたのに、今回は味方側が何もいない陣地に撃ち込むまねを(放送の効果音つきで)するだけというのはほとんど。より実態に即したプログラムではあるのかもしれないけど、逆に具体的なイメージが掴みにくくなっている感じだった。


 風が強いから航空パートはなしだろうと思っていたら、ヘリがちゃんと飛んできたのに驚いた。
 やれば出来る子。


 歩兵と機動戦闘車。


 偵察隊。
 いつも思うんだけど、バイクを盾にしてガソリンタンクとかに被弾したら大惨事じゃない?


 バイクに次いで、降下しての偵察隊もやってくる。


 ミサイル(撃つまね)。


 機動戦闘車(本当に撃っている)。


 最後の方になってようやく敵車両が突っ込んできた。


 と思ったら近すぎる位置でいきなり戦車が撃ち合いを始めた。
 なんというかすごい。というか最初からこのノリでやってくれれば。


 最後は味方側増援の10式やら装甲車やらが10台以上乱入してきて、敵車両を取り囲んで終了。


 10分程度そのままでいてから、ゾロゾロと退場を始める車両たち。
 これはこれで圧巻。


 日頃牽引されているFH70も、「自走できるんだ!」と見ていた人たちから驚かれながら帰投。

 この後、ここでは装備品展示が行われるのだが、準備に多少時間がかかるので、歩いて10分ぐらいのところにある富士山東口本宮浅間神社まで散歩に行くことにした。


 いくつもある富士周辺の浅間神社のひとつ。
 やっぱり皆さん同じ事を考えるのか、明らかに富士学校からやってきたっぽい人達が参拝していた。

 
 さて、戻って装備品を見るか。


 ……まさかの展示保存されているM24チャーフィー軽戦車に乗れるサービスを発見。
 これは乗るしかない。


 というわけで30分並んで乗ってきた。
 乗るだけでなく中も見せてくれた。

 なお、隣ではM4シャーマン中戦車や、61式戦車にも乗れていたのだが、さすがに時間がなくて断念した。
 シャーマンに乗ってたらちょっと自慢できたかも。だってシャーマンだよ?



 そして式典会場での装備品展示……は意外と少なかった。
 でもとりあえず架橋車が見れたからいいか。

 ここは公共交通機関が不便なため、バスツアー率とご近所の人率がものすごく高いという割と変わった見物人構成になっている。特にバスツアーは、多分1000人ぐらい来ているのではないかと思う。朝など到着したツアー客が入り口に一気に押し寄せて大混雑になっていた。
 とりあえず今後もバスツアーは増えていく一方だろうし、下手をするとツアー客だけで基地祭のキャパシティを超えるという日もそう遠くないと思うんだけど、どうするんだろう自衛隊側は。

音楽隊と黒服映画

 東部方面音楽隊の定期演奏会に行ってきた。


 恒例の開始前の舞台写真。
 今回はドラムがずいぶん前の方にあるな。


 プログラム。
 今年は前半に隊長が指揮してお堅い系、後半は音楽班長(良く分からないけど副隊長代理みたいなもの?)がエンタメ系と分けてきた。
 正直、全く知らない曲をやられても寝るだけなので、知ってる曲をやってもらえるのはありがたい。
 唐突に吹奏楽コンクールの課題曲が入っているのは、招待している近隣の吹奏楽部の学生が参考にできるようにという配慮かもしれない。

 そして終わった後は「メン・イン・ブラック インターナショナル」を見に行った。
 うーん、ちょっとこれはないな。
 まず、「地球はド派手に裏切られる」とあるからどれだけ派手なのかと楽しみにしてたら、全然派手じゃなかった。むしろレベルとしてはせこい部類に入ると言っていい。
 あと、今作から主役になったエージェントH(クリス・ヘイムズワース)とエージェントM(テッサ・トンプソン)コンビの役割バランスが決定的に悪い。
 前作までのエージェントK(トミー・リー・ジョーンズ)とエージェントJ(ウィル・スミス)の時は、優秀なベテランだが堅物で感情を表に出すのが苦手なKと、お調子者で経験不足故に状況に振り回されがちだが、身体能力と頭は切れるJがうまくお互いを補い合っていた。
 が、今回は、英雄とまで言われる割には無能で人の話を聞かないウザいチャラ男のHがやらかしまくるのを、新人だが出来る女のMが活躍して結果オーライというパターンが頻出する。実はHの変貌には過去の事情があるらしいが、作品中では全くそこには触れられないので、見ていて割とイライラする。
 あと気に入らないのが、HもMも自分に都合のいい状況を作り出すために嘘を平気で使うこと。切り札としての嘘ならありだが、同じような事を何度もやられるとさすがにまたかよとなってくる。まあ、研修生が口先だけの嘘でベテランのパートナーとして現場に出ていっても誰も気付かないような組織だから、スパイが何年も入り込んでいても分からなかったんだろうし、さらに、こんなエージェントが優秀と言われるのなら、KとJの時代に比べてエージェントの質も落ちてるんだろうなとか、そんなことまで考えてしまう。
 とりあえず、金の無駄まではいかないにしろ、全体的に作りが雑で出来具合はかなり微妙。

北宇都宮へリ祭り

 北富士駐屯地の基地祭に行ってきましたが、疲れて寝てしまったため、後刻アップします。

 復活しました。

 北宇都宮駐屯地46周年創立記念行事に行ってきた。
 北宇都宮駐屯地には航空学校があり、ヘリコプターの実習教育が行われている。
 近所にある宇都宮駐屯地と間違えられたり、ヘリコプター基地であるがゆえに航空自衛隊と間違われたりとちょっとかわいそうな立場の駐屯地でもある。


 格納庫には整備中の機がむき出しで置かれてて現場感満載。


 もちろん展示機もある。
 小型ヘリを中心に固定翼機もいくつかあったが、特徴的なのが、民間企業のヘリ見本がかなり多い事。
 隣接してスバルの工場があるので、そこで所有しているのを持ってきているのかもしれない。


 海自の練習機かと思ったけど形が違うな……。


 富士ベルなんとかというヘリ。
 日本企業なのかアメリカ企業なのか、どっちだ。


 おめでたい感じの令和記念塗装。


 米軍ぽい塗装だなと思ったら本当に米陸軍のだった。
 この時はまだないが、後でちゃっかりグッズ販売とかもしてたらしい。


 実はあのセコムもへリを持っていた。


 これはドクターヘリ。獨協大に普段いるらしい。


 とりあえず1枚ぐらい正面顔を撮っておこうかな。


 今日の主役、青くてきれいな練習機TH-480B。
 後ろにも本日登場予定の機体がずらりと控えている。


 式典開始前に一旦全機が一斉に離陸してしまう。
 有名な木更津の一斉離陸に比べるとささやかだが、それでも結構迫力がある。


 そしてデカすぎるので1機だけ一緒に離陸ができず、後から上がってみんなを追いかけていくCH-47チヌーク。


 いってら。


 そうしてヘリが上空でいろいろ準備をしている間に、地上では基地司令の挨拶とか来賓の祝辞とか来賓の紹介とか祝電の紹介とか、まあ恒例の行事が長々と行われる。


 そして長かった式典が終わった頃、チヌークが1機だけ戻ってきて着陸。


 中から出てきたのは航空学生のドリルチームだった(1人風で帽子を飛ばされちゃってる)。
 これは新しいな!


 防大や高等工科学校と違い、専門的に訓練しているわけではないので、はっきり言うとそれほどレベルは高くない。
 でも一生懸命感が微笑ましい。


 そしてドリルが終わった頃、飛んでいったヘリたちが戻ってきた。


 一旦会場をしてUターンをするヘリたち。


 戻ってくるヘリたち。
 ちょっと雲の中から現れたみたいな感じの写真撮れた。


 そして地面すれすれまで降下すると……。


 観客の目の前でまた次々とUターンして去って行く。
 ヘリは小さいけど本当にすぐ近くで旋回するのでかなりの迫力。
 なお、チヌークだけはさすがにこの高度、旋回半径でのUターンは無理があったようで、そのまま直進していった。


 AH-1コブラのアクロバット飛行。
 ほとんど直立状態で飛んでいるので、地上から写しているのに上部が見えている。


 UH-60のアクロバット飛行。
 急上昇からくるっと回って急降下に移る直前。


 負けじと栃木県警もアクロバット飛行。
 ほとんど横倒しになって旋回している。
 多分、自衛隊に見劣りしないよう技術的に互角のパイロットを連れてきたんだろうなあ。


 そしてここからは救難展示。
 いつもの……と言いたいところだが、ここのプログラムはひと味違っていた。
 まず、遭難者の捜索のために偵察隊がヘリで登場する。


 偵察隊が遭難者を発見すると、次に出てくるのは県警ヘリ。
 またひとしきりアクロバットを見せた後で、救助隊員をロープ降下させて去って行く。
(カメラオタクに丁度遮られていて降下が撮れなかった)


 入れ違いに現れたのは自衛隊のUH-1。こちらはホイスト降下すると、地上の県警救助隊員と協力して遭難者を機内に釣り上げていく。


 これで終わりかと思ったら、突然サイレンを鳴らして自衛隊救急車が会場に走り込んできた(後ろにいるのは出待ちしているUH-60)。
 その隣にUH-1が着陸し、乗員が遭難者を移乗させると、再びサイレンを鳴らしながら走り去っていって展示終了。
 ちょっと何この合同作戦面白い!


 次はUH-1と入れ違いに荷物振り回し芸を披露するUH-60。
 一応、救難物資の投下という設定だったが、風が強かったせいか延々振り回しているだけで最後まで落とさなかった。



 かっこいい航空火災用消防車の水芸。


 気付けば奥ではTH-480Bの編隊がホバリングしながら待ち構えていて、消防車が去って行くと同時に一直線に飛び出してきた。


 途中で隊形を変えながら、一気に空へと上がっていく。
 これがこの北宇都宮駐屯地の目玉、教官チームによるTH-480Bの編隊飛行展示「ブルーホーネット」。


 そして演技が始まるまでの間をもたすために、栃木地本の車が自衛隊を宣伝しにきた。
 ……まあいいんだけどね。


 栃木地本が宣伝している間に、会場左手側に去って行ったブルーホーネットは会場を半周し、男体山をバックに正面から姿を現す。



 プログラムはブルーインパルスがやっているような飛行途中での隊形の変更や、同高度でのすれ違い、ソロでの演技など。
 写真だと良く分からないが、結構風が吹いているのに全く動きが乱れない。すごい。


 最後は全機会場正面に整列して搭乗員紹介。
 自分が紹介される番になるとぴょこっと上に行くのがちょっとかわいい。


 そしてそのまま隊形を整えて着陸。


 敬礼する搭乗員。
 なんか普通に迷彩服だが、パイロットの装備は全部ヘリの中に置いてきたため。


 正面から見ると、こんな感じにきれいに着陸していた。

 大型機を大量に保有する同じ航空基地の木更津駐屯地が、物量と質量に物を言わせた迫力狙いなら、こちらは高い技量を持つ教官が多数いる訓練基地という特性を活かしてテクニックで勝負する感じ。栃木県警も頑張っていたし想像以上に面白かった。
 見学場所も、撮影ポジションにこだわらなければ芝生に座っていられるし。

○おまけ

 なぜか後ろからカラスをじっと凝視しているセキレイがいた。
 カラスは全然気付いていない。

艦と山下公園のバラ

 横浜開港祭で護衛艦『ゆうぎり』が一般公開されたので、行ってきた。
 結構横須賀にもいた艦らしいんだけど、乗るのはこれが初めて。
 そういえばこのクラスの艦は全体的にあまり乗った記憶がないな。パンフレットも『やまぎり』しか手元にないし。


 公開場所は大桟橋。
 こうやって見るとほとんど人が来てないように見えるのだが……。


 実はカメラの外では大行列。
 乗るまでに1時間かかった。


 見学コースは上甲板を1週するだけ。でも護衛艦は久しぶりなのでちょっと楽しい。


 甲板から見た『氷川丸』とマリンタワー。
 写真には入っていないが右の方ではドラゴンボートのレース大会をやっていて、ここもなかなか賑やか。
 ところでハーリーとドラゴンボートってどう違うんだろう。


 なんだこれ……と思って乗員の人に聞いたら、艦これの提督向けらしい。
 ちょっと気の利いたジョーク利かせてみる俺みたいにドヤ顔しながら全員同じ事言ってくるオタクの皆さんの相手も大変ですね。


 標準装備、魚雷発射管。


 給油用のパイプ。


 風が強いのでいい感じに自衛隊旗がなびいている。


 岸壁では陸自の装備とかを少し展示していた。
 これは上から見た野外炊事具1号。


 警務隊(自衛隊の中の警察機構)は白バイも持っている。初めて見た!
 でも道路での取り締まりはしないらしい。
 そういえばこの展示だけ、すぐ近くにスーツにイヤホン姿のSPみたいな人が1人ついてたんだけど、なんだったんだろう。

 この他にも災害救難具やトラックもあり、小規模だけどなかなか見応えがあった。
 あと、自衛隊グッズの売店もいくつか出ていた。
「空母いぶきのグッズはありますか」とおじさんから真顔で聞かれて売り子のおばちゃんが困っていたのがちょっと面白かった。


 くじらのせなかから。
 くじらのせなかは大体『ひゅうが』クラスの甲板と同じ高さなんだけど、艦艇は大体ぴったり横並びで停泊するので、『ひゅうが』からだとこんな風にきれいな上から写真は撮れない。

 艦の上にいるより岸壁で展示見ている時間の方が長かった。
 とりあえずまだ日も高いので、メイン会場であるみなとみらいの臨港パークまで歩くことにした。


 海沿いに公園が整備されていて、いろいろ花が咲いている。
 暑かったせいかアジサイが今年は早いな。


 ベイブリッジとちょこまか行き交う船たち。


 実はこれを見たくて臨港パークまで来たのだった。
 水深3000メートルで使える水中作業ロボット。
 潜水艇の弱みは海流などに流されることなので、地面に足をつけて安定的に動けるなら用途はかなりありそうだと思うのだが、あんまり引き合いがなくてイベント用みたいになっちゃってるうらしい。
 営業の問題かな?

 見たかった物を見れて満足したので、シーバスに乗って山下公園まで戻ることにする。
 確かここのバラ園がまだ見れたはず。
 もうなんか効率とかなく行きたい場所に行きたいように行ってるな。


 途中の海保基地にいた『あきつしま』。
 ちっちゃい背負い式砲塔かっこいい。


『ゆうぎり』のそばを通り過ぎたら、公開時間が終わって片付け中の乗員の人たちが手を振ってくれた。
 おつかれさまー。


 完全に逆光なんだけど、海側からの全体像はあまり撮る機会がないので、頑張って撮ってみた。



 山下公園のバラ園。
 開花の時期はほぼ終わりのようで、全体的に散りかけているが、植えてある本数と密度がすごいのでまだこんなに華やか。
 ところで、ジギタリスが結構な割合でバラに混じって植わってたんだけど、何か意味があるんだろうか?


 銅像の頭の上で頭をもこもこにしながらご機嫌にさえずってた雀。

 ここでお腹がすいたので、中華街でお粥を食べて関帝廟にお参りして、買い物をして帰ってきた。
 本当はホテルニューグランドに入りたかったのだが、すごい順番待ちになっていたのであきらめた。


 中華街に来るとついつい寄ってしまう関帝廟。

○おまけ

 岸壁の自衛隊グッズ販売ブースに置いてあった謎のオモチャ。
 なぜガッチャマンなのか、なぜハングルなのか……。

若者の艦のパーティ行ってきた

 海自練習艦隊の『かしま』艦上レセプションパーティに行ってきた。
 練習艦隊とは、防大を卒業した後、幹部候補生学校で実地訓練を受けた幹部候補生を乗せて、海外各地を回りながら訓練の総仕上げをする艦隊のこと。
 今回は5/21に日本を出航し、約5ヶ月かけて太平洋をぐるりと回って帰ってくる予定とのこと。
 で、その出航前の最後の(多分)関係者向けパーティ(兼幹部候補生のおもてなし実習)を今日開いたという次第。


 ヴェルニー公園は今バラまっさかり。
 鼻を近づけるといい香り。
 もうちょっと見ていたかったけど、来たのが結構開始直前だったので、心を残しながら会場に向かう。


 途中、お花に囲まれたちょっとファンシーな感じで今日の会場の『かしま』と『いかづち』を撮ってみた。
 去年までは『かしま』1艦だったのだが、今年は招待客が多いので2艦に広げたらしい。


 いつもの気合い入ったフルーツ盛り。
 なお一番気に入ったのは、左上の方にちょこっと写っている和菓子。一見練り切りのようだが、食感がもちっとしていたのでぎゅうひか何か入っていたのかもしれない。


 おめでたい感じに改造されたスイカ。


 パーティの時間中に日没の自衛隊旗降下、通称旗おろしを迎えるのが恒例。
 なお、以前聞いたところでは、陸や空の自衛隊旗降下は毎日決まった時間で、日没に合わせるのは海自だけらしい。


 米軍基地の光をバックライトに演奏する音楽隊。
 ちなみに演奏していたのは演歌。


 外から見たら電飾がきれいだった。
 他の艦がやっていないので余計輝いて見える。

 自衛隊が注目されるようになってからやたらと行事に議員の来賓が増えてるのだが、今回もご多分に漏れず。
 でも普段あれだけ自衛隊を応援します! と言っている小泉進次郎は代理すらよこしていなかった。
 この人はアピールできない場所には絶対来ないんだよね。

 あと、この手のパーティにはどういうつてを伝って来るのか、毎回必ず勘違いした人がひとりふたり紛れ込むんだけど、今回はなぜかサングラスを絶対にはずさず陸自の迷彩のバッグを持ち歩き、持参したぬいぐるみを写しこんだ料理写真を撮りまくってる謎女性がいて気味が悪かった。
 観光地とか自衛隊イベントとかでもまれにぬいぐるみ写してる人いるけど、あれなんなんだろう?
 インスタに上げるなら余計な物が写り込んでない写真の方が良くない?