実はふぶきはまだ病院通いをしている。
体調は完全に元通りなのだが、血液検査で白血球の値が異常値のままなのだ。
どうやら炎症が慢性化している気配があるらしい。
まあ月に1度、サーラルと一緒に行って様子を見て薬をもらってくるだけなので、気楽といえば気楽なのだが、血液検査を1回するたびに2万円が吹っ飛ぶので、早い所全回復してほしい。
床でゴソゴソ何かを囓る長門が気になって仕方ないセノーテ。
これでセノーテは長門に興味を持ってしまったらしい。
カゴから出すとすぐに長門のカゴに行こうとする。幸いにと言うか、これまで自分より大きな鳥を見たことがなかった長門は、セノーテが来るとさっさと離れた所に逃げていってしまうので、今のところは衝突は起こっていないが、何しろ殺傷能力が高い鳥同士だから何があるか分からないし、さらには長門のカゴの上にカゴを置いているひすいが、こちらは例によって闘志満々で寄っていく。
なんでマメルリハってそうなんだろう……。
なので、セノーテが行こうとする度に、手でブロックしたりお気に入りの囓り枝に乗せたりして阻んでいるのだが、それが気に入らないセノーテは意地になって噛んでくる。
折角噛まない鳥を買ったのに、このままだと噛み癖がついてしまいそうで困っている。
どうもセノーテはちょっと馴れすぎてしまった模様。
ショップでは遠くからこっちを眺めているような子だったのに、今や何かというと構ってほしくて一生懸命人間様の注意を引こうと話しかけてくるインコになってしまった。
もちろん人間様にも仕事とかゲームとかいろいろ都合はあるわけで、そういう時は相手にしなければそのうち諦めてひとり遊びや羽繕いを始めるのだが、お手洗いとかちょっと何かつまもうとかで人間様が立ち上がると、また遊んでムーブが再開されてしまう。
そんなになるほどベタベタさせてやった記憶はないんだけどな。
カゴの近くを通る度に、ちょっと頭を掻いてやったりしていたのがいけなかったんだろうか?
セノーテをカメラに慣らしておこうと思う。
気付いている人も多いと思うが、我が家の鳥どもの写真は、カゴの外からズームで撮影した物が多い。
これはマメどもやフェデフルールがカメラを警戒するので、あまり近寄れないからなのだ。
サーラルとかヒナの頃から割と撮っていたのに、大人になったらやっぱりカメラが好きではない鳥になってしまったので、種類や個体の性質にもよるのかもしれないが、なるべくならセノーテには早い内からカメラが恐くないと認識しておいてもらいたい。
というわけで、そばによって撮影会をする事にした。

初めて間近で見るカメラを警戒して、奥に引っ込んでしまったセノーテ。

一方、こちらはいそいそと寄ってきた隣の長門。
なんでお前はそこまでカメラが好きなのか、それも良く分からないよ……。

恐がるセノーテを尻目に、一生懸命撮って欲しいアピールをする長門。

たくさん撮ってもらえて満足げな長門。
(実はこれ以外に何枚も撮っている)

……そして、そんな風に楽しそうな長門が気になってとうとう出てきたセノーテ。
うん、絶対こうなると思ったんだ。
他の鳥がかまってもらっていると、絶対に「自分も」となるのがインコの性だから。
あとは写される事そのものに慣らしていこうかな。